マンション住所の正しい書き方|部屋番号の表記ルールと注意点

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/22

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マンション住所の正しい書き方とは

マンションに住んでいると、郵便物の宛名書きや公的書類の記入で「住所をどう書けばいいのか」と迷うことがあります。特に部屋番号の表記方法やマンション名の省略の可否など、細かいルールが分からず不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、マンション住所の正しい書き方、部屋番号の表記ルール、用途別の注意点を、中央区の公式情報や自治体のガイドを元に解説します。

初めて公的書類を作成する方でも、正確な住所を迷わず書けるようになります。

この記事のポイント

  • マンション住所は住民票の記載を基本とし、省略せずに書く
  • 番地は「○丁目△番□号」と漢字で記載するのが正式(ハイフン表記は避ける)
  • 部屋番号は「号」でも「号室」でも可だが、公的書類では「号室」が丁寧
  • 用途により表記方法が異なるため、公的書類・郵便物・オンライン登録で使い分ける

マンション住所の基本構成

(1) 住民票の記載が基本

マンション住所を正式に書く際は、住民票の記載内容を基本とします。住民票には、都道府県名・市区町村名・番地・マンション名(方書)・部屋番号が記載されています。

羽曳野市の公式説明によると、マンション名は「方書(かたがき)」として住民票に記載される場合があります。この記載通りに書くことで、公的書類や契約書が正確に受理されます。

(2) 都道府県・市区町村・番地の書き方

番地の正式な表記は「○丁目△番□号」と漢字で記載します。例えば、以下のようになります。

  • 正式表記: 東京都中央区築地一丁目1番1号
  • ハイフン表記: 東京都中央区築地1-1-1(非公式)

中央区の公式情報によると、丁目は漢数字、番・号は算用数字で書くのが一般的です。履歴書や婚姻届などの公的書類では、ハイフン表記ではなく漢字表記を使用してください。

(3) マンション名・部屋番号の書き方

マンション名は省略せずに正式名称を記載します。部屋番号は「201号」でも「201号室」でも構いませんが、公的書類では「号室」の方が丁寧な印象を与えます。

正式な住所の例:

東京都中央区築地一丁目1番1号 ○○マンション201号室

部屋番号の正しい表記方法

(1) 「号」と「号室」の違い

部屋番号は「201号」と「201号室」のどちらでも正しいですが、用途によって使い分けることが推奨されます。

用途 推奨表記 理由
公的書類(履歴書・婚姻届) 201号室 丁寧で正式な印象
郵便物の宛名 201号 簡潔で読みやすい
銀行口座・クレジットカード 201号室 正式な表記が好ましい

(2) ハイフンの使い方

部屋番号でハイフンを使う場合、以下のような表記が見られます。

  • ○○マンション2-01(2階01号室)
  • ○○マンション201(201号室)

ただし、公的書類では「201号室」のように明確に記載する方が誤解を防げます。

(3) 階数の記載方法

階数を明示する必要はありませんが、郵便配達の利便性を考えて記載する場合もあります。例えば、以下のように書くことができます。

  • ○○マンション2階201号室
  • ○○マンション201号室(2階)

ただし、住民票に記載されていない階数表記は、公的書類では不要です。

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用途別の書き方のポイント

(1) 公的書類(履歴書・婚姻届等)の書き方

履歴書や婚姻届などの公的書類では、住民票の記載通りに正式な住所を書く必要があります。

書き方のルール:

  • 都道府県名から省略せずに書く
  • 番地は「○丁目△番□号」と漢字表記
  • マンション名は正式名称で記載
  • 部屋番号は「号室」を使用

ふりがなの付け方:

  • 市区町村名までふりがなを付ける
  • マンション名にもふりがなを付ける
  • 番地・部屋番号にはふりがな不要

(参考: タウンワーク「履歴書の住所欄の正しい書き方」

(2) 郵便物の宛名書き

郵便物では、郵便番号を記載すれば、住所の一部を省略しても配達されることがあります。ただし、誤配防止のため、マンション名と部屋番号は省略しないことを推奨します。

郵便物の住所例:

〒104-0045
東京都中央区築地1-1-1
○○マンション201号

(3) クレジットカード・銀行口座の住所登録

オンライン登録では、入力欄の制限によりハイフン表記が推奨される場合があります。ただし、正式な書類では住民票の記載通りに入力してください。

オンライン登録の注意点:

  • 入力欄に合わせて「1-1-1」のようなハイフン表記も可
  • マンション名・部屋番号は必ず入力
  • 登録後、住所が正しく反映されているか確認

よくある間違いと注意点

(1) マンション名の省略

公的書類や契約書では、マンション名を省略すると受理されない場合があります。郵便物でも、同じ番地に複数のマンションがある場合、誤配の原因になります。

正しい例:

東京都中央区築地一丁目1番1号 ○○マンション201号室

間違った例:

東京都中央区築地1-1-1 201号室  ← マンション名が省略されている

(2) 番地のハイフン表記

履歴書や婚姻届などの公的書類では、番地を「1-1-1」のようなハイフン表記で書くと、正式な住所として認められない場合があります。

正式な表記:

  • 東京都中央区築地一丁目1番1号

非公式な表記:

  • 東京都中央区築地1-1-1

中央区の公式情報によると、住居表示では「丁目・番・号」の形式が基本です。

(3) ふりがなの付け方

住所のふりがなは、市区町村名までふるのが一般的です。番地や部屋番号にはふりがなを付けません。

ふりがなの例:

とうきょうとちゅうおうくつきじ
東京都中央区築地一丁目1番1号 ○○マンション201号室

マンション名にもふりがなを付ける場合があります。詳しくは各書類の記入例を確認してください。

まとめ:住所を正確に書くために

マンション住所の正しい書き方は、住民票の記載を基本とし、都道府県名・市区町村名・番地・マンション名・部屋番号を省略せずに記載することです。

公的書類では、番地を「○丁目△番□号」と漢字表記し、部屋番号は「号室」を使用するのが丁寧です。用途により表記方法が異なる場合は、それぞれの基準を確認してください。

不明な点がある場合は、住所地の市区町村窓口に確認することで、正確な住所を確認できます。正しい住所を把握しておくことで、公的書類の作成や郵便物の受け取りがスムーズになります。

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よくある質問

Q1マンション名は省略してもよいか?

A1公的書類や契約書では省略できません。郵便物では省略可能な場合もありますが、同じ番地に複数のマンションがある場合は誤配の原因になるため、省略しないことを推奨します。住民票の記載通りに書くのが基本です。

Q2番地をハイフンで書いてもよいか?

A2正式には「○丁目△番□号」と漢字で記載します。履歴書や婚姻届などの公的書類では「1-1-1」のようなハイフン表記は避けるべきです。郵便物やオンライン登録では、入力欄の制限によりハイフン表記が許容される場合もあります。

Q3部屋番号は「号」と「号室」どちらが正しいか?

A3どちらも正しいですが、履歴書や公的書類では「号室」の方が丁寧で適切です。郵便物の宛名では「号」でも問題ありません。用途に応じて使い分けることが推奨されます。

Q4住民票にマンション名が記載されていない場合はどうするか?

A4転入届の際に「方書(かたがき)」としてマンション名を追記できる場合があります。詳しくは住所地の市区町村窓口に確認してください。住民票に記載されている場合は、その記載通りに書くことが基本です。

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