イオン銀行住宅ローンが選ばれる理由
住宅ローンを選ぶ際、「金利の低さ」「返済期間中の負担軽減」「充実した保障」は誰もが重視するポイントです。イオン銀行の住宅ローンは、これらの条件を満たしつつ、イオンでの買い物が毎日5%OFFという独自の特典で注目を集めています。
オリコン顧客満足度調査では、「対面銀行部門」「住宅ローン付帯サービス部門」で6年連続第1位(2019-2024年)を獲得。利用者から高い評価を得ています。
この記事では、イオン銀行住宅ローンの金利、審査基準、メリット・デメリットを詳しく解説します。
この記事のポイント
- 変動金利0.78%~、10年固定1.83%~の低金利(2025年11月時点)
- イオンセレクトクラブで買い物が毎日5%OFF(返済期間中ずっと)
- 全疾病団信が上乗せ金利0%で無料付帯(他行では有料が多い)
- 保証料0円、繰上返済手数料0円で諸費用を削減可能
- 審査は年収100万円以上、勤続6ヶ月以上で他行より緩め
イオン銀行住宅ローンの基礎知識
イオン銀行住宅ローンの特徴
イオン銀行住宅ローンの主な特徴は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変動金利 | 0.78%~(2025年11月時点) |
| 固定金利 | 10年固定1.83%~ |
| 全疾病団信 | 上乗せ金利0%で無料付帯 |
| 保証料 | 0円 |
| 事務手数料 | 定額型110,000円 または 定率型2.2% |
| 繰上返済手数料 | 0円(一部・全額とも) |
| 借入可能額 | 物件価格の105%まで(諸費用に充当可能) |
| 審査条件 | 年収100万円以上、勤続6ヶ月以上 |
| 申込方法 | Web申込・店舗相談(365日・全国110ヶ所以上) |
(出典: イオン銀行)
Web申込なら約10分で完了し、最短即日で事前審査結果が分かります。
イオンセレクトクラブとは
イオン銀行住宅ローン契約者は、イオンセレクトクラブに自動加入します。返済期間中、以下の特典が受けられます。
- イオンでの買い物が毎日5%OFF(対象店舗:イオン、イオンスタイル、マックスバリュ等)
- WAON POINTが通常の2倍
買い物特典の実質的なメリット額
月3万円の買い物をする場合、年間で以下の節約効果があります。
- 月3万円 × 5% = 1,500円/月
- 1,500円 × 12ヶ月 = 18,000円/年
- 35年返済なら総額 63万円の節約
イオンでの買い物頻度が高い方にとって、大きなメリットです。
団体信用生命保険の保障内容
住宅ローン返済中に死亡・高度障害になった場合、残債が免除される団体信用生命保険(団信)が付帯します。イオン銀行では、全疾病団信が上乗せ金利0%で無料付帯されます。
全疾病団信とは
病気やケガで就業不能になった場合に保障される団信です。他行では金利0.1~0.3%の上乗せが必要なケースが多く、イオン銀行の無料付帯は大きなメリットです。
オプションで追加可能な保障
金利を上乗せすることで、以下の保障も付帯できます。
- がん保障付団信: 金利+0.1%
- 8疾病保障付団信: 金利+0.3%
(出典: イオン銀行)
金利と手数料の詳細
変動金利と固定金利の比較
イオン銀行住宅ローンの金利タイプは以下の通りです(2025年11月時点)。
| 金利タイプ | 金利 | 特徴 |
|---|---|---|
| 変動金利 | 0.78%~ | 市場金利に応じて変動。短期プライムレートに連動 |
| 3年固定 | 1.53%~ | 3年間金利固定。固定期間終了後は変動金利または再固定 |
| 5年固定 | 1.68%~ | 5年間金利固定 |
| 10年固定 | 1.83%~ | 10年間金利固定 |
(出典: イオン銀行)
注意点
- イオン銀行は20年・30年固定金利の取り扱いがありません。長期固定を希望する場合は、住宅金融支援機構のフラット35等の他の選択肢を検討してください。
- 金利は審査結果により決定されます。最新情報はイオン銀行公式サイトで確認してください。
保証料・事務手数料の仕組み
イオン銀行住宅ローンでは、保証料が0円です。事務手数料は以下の2タイプから選択できます。
定額型
- 110,000円(借入金額に関わらず一律)
- 借入金額が大きい場合に有利
定率型
- 借入金額の2.2%
- 3,000万円なら66万円、4,000万円なら88万円
- 借入金額が小さい場合に有利
繰上返済手数料
一部繰上返済・全額繰上返済ともに手数料0円です。
他行との金利比較
イオン銀行と主要銀行の変動金利を比較します(2025年11月時点)。
| 銀行 | 変動金利 | 事務手数料 | 保証料 |
|---|---|---|---|
| イオン銀行 | 0.78%~ | 定額型110,000円 または 定率型2.2% | 0円 |
| 三菱UFJ銀行 | 0.345%~ | 2.2% | 0円(保証会社利用の場合) |
| auじぶん銀行 | 0.219%~ | 2.2% | 0円 |
| 住信SBIネット銀行 | 0.298%~ | 2.2% | 0円 |
(出典: 各銀行公式サイト、2025年11月時点)
比較のポイント
- ネット銀行(auじぶん銀行、住信SBIネット銀行)は最優遇金利が低い
- イオン銀行はネット銀行より金利がやや高めだが、買い物特典・対面相談・全疾病団信無料付帯が魅力
- 定額型手数料を選べば、高額借入時の諸費用を抑えられる
審査基準と必要書類
審査の流れと期間
イオン銀行住宅ローンの審査は、以下の流れで進みます。
- 事前審査: Web申込から約3~7日で結果通知
- 本審査: 必要書類提出後、約1~2週間で結果通知
- 契約手続き: 店舗またはオンラインで契約
- 融資実行: 契約後、約1~2週間で融資実行
最短即日で事前審査結果が分かるため、急ぎの方にも対応しやすい仕組みです。
年収・勤続年数の条件
イオン銀行住宅ローンの審査条件は以下の通りです。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 年収 | 給与所得者: 前年度年収100万円以上 |
| 勤続年数 | 給与所得者: 6ヶ月以上 |
| 返済比率 | 最大45%(年収に対する年間返済額の割合) |
| 年齢 | 借入時20歳以上71歳未満、完済時80歳未満 |
(出典: モゲチェック)
他行との比較
- メガバンク: 年収200~400万円以上、勤続1~3年以上が一般的
- イオン銀行: 年収100万円以上、勤続6ヶ月以上で審査が通りやすい
返済比率と借入可能額
返済比率とは、年収に対する年間返済額の割合です。イオン銀行は最大45%まで認められます。
借入可能額の目安
年収300万円、返済比率45%の場合
- 年間返済額: 300万円 × 45% = 135万円
- 月間返済額: 135万円 ÷ 12ヶ月 = 11.25万円
- 借入可能額(35年、金利0.78%): 約3,500万円
また、イオン銀行は物件価格の105%まで借り入れ可能で、諸費用に充当できます。
メリット・デメリットの徹底比較
イオン銀行住宅ローンの5つのメリット
1. 低金利と全疾病団信の無料付帯
変動金利0.78%~と低金利で、全疾病団信が上乗せ金利0%で付帯します。他行では金利0.1~0.3%の上乗せが必要なケースが多く、長期的なコスト削減につながります。
2. イオンでの買い物が毎日5%OFF
イオンセレクトクラブ会員は、返済期間中ずっとイオンでの買い物が5%OFFです。月3万円の買い物なら年間18,000円、35年で63万円の節約効果があります。
3. 保証料・繰上返済手数料が0円
保証料0円、繰上返済手数料0円で諸費用を削減できます。定額型手数料を選べば、高額借入時の諸費用をさらに抑えられます。
4. 対面相談が充実
365日・全国110ヶ所以上のイオン銀行店舗で対面相談が可能です。Web申込が不安な方も安心して利用できます。
5. 審査が通りやすい
年収100万円以上、勤続6ヶ月以上、返済比率45%で、他行より審査が緩めです。収入が不安定な方や、勤続年数が短い方にも選択肢が広がります。
注意すべき3つのデメリット
1. 定率型事務手数料が高額
定率型手数料は借入金額の2.2%で、3,000万円なら66万円、4,000万円なら88万円と高額です。定額型手数料(110,000円)を選ぶことで削減可能ですが、金利が若干上がる場合があります。
2. 長期固定金利がない
イオン銀行は10年固定までの取り扱いで、20年・30年固定金利がありません。長期固定を希望する場合は、住宅金融支援機構のフラット35等の他の選択肢を検討してください。
3. イオン店舗が近くにない場合のメリット減少
イオンでの買い物特典は、イオン店舗が近くにない方にはメリットが薄いです。買い物頻度が低い場合、他のネット銀行(auじぶん銀行、住信SBIネット銀行等)の方が金利面で有利な場合があります。
向いている人・向いていない人
向いている人
- イオンでの買い物頻度が高い
- 全疾病団信を無料で付帯したい
- 対面相談を希望する
- 年収・勤続年数が審査基準に近い
向いていない人
- イオン店舗が近くにない
- 長期固定金利を希望する
- 最低金利を追求したい(ネット銀行の方が有利)
まとめ:イオン銀行住宅ローンの選び方
イオン銀行住宅ローンは、変動金利0.78%~と低金利で、イオンでの買い物が毎日5%OFF、全疾病団信が上乗せ金利0%で無料付帯という特徴があります。保証料・繰上返済手数料が0円で、審査も年収100万円以上、勤続6ヶ月以上と通りやすい条件です。
オリコン顧客満足度調査で6年連続第1位を獲得しており、利用者から高い評価を得ています。
一方で、定率型事務手数料が高額(2.2%)、長期固定金利がない(10年固定まで)、イオン店舗が近くにない場合のメリット減少といったデメリットもあります。
住宅ローンは金額が大きく、人生の重要な判断です。イオン銀行の特徴を理解した上で、他の選択肢(メガバンク、ネット銀行、フラット35等)と比較し、ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーに相談しながら、最適な住宅ローンを選びましょう。最新情報はイオン銀行公式サイトで確認してください。
