品川区の中古マンション相場|価格・築年数別の目安と狙い目エリア

品川区の中古マンション相場|平均価格と単価の目安

品川区は山手線の内側から東京湾岸エリアまで広がる、交通利便性と多様な住環境を併せ持つ区だ。品川駅・大崎駅周辺の再開発、武蔵小山・戸越銀座の下町商店街、天王洲・八潮の湾岸エリアと、場所によって街の性格が大きく異なる。

品川区の中古マンションの相場感は以下の通り。

  • 平均価格: 約1億3,876万円
  • 平米単価: 約128万円/m2
  • 坪単価: 約655万円/坪
  • 平均専有面積: 約70m2
  • 価格トレンド: 上昇傾向(約71%上昇)

平均価格が1億円を大きく超えているのは、品川駅周辺のタワーマンションや大崎・五反田エリアの高額物件が平均を押し上げている影響がある。実際に流通している物件の価格帯には幅があり、エリアと築年数の選び方で予算に合った物件を見つけることは十分可能だ。

築年数別の価格差|築古なら半額以下

品川区の中古マンションは、築年数による価格差が非常に大きい。

  • 築10年以内: 約1億3,160万円
  • 築30年以上: 約6,556万円

築10年以内と築30年以上では約6,600万円の差があり、築古物件はほぼ半額の水準だ。

築10年以内の物件が1億3,000万円を超える背景には、近年の再開発エリアで供給されたタワーマンションや大規模レジデンスの存在がある。大崎ウィズタワーや品川シーサイドのタワーマンション群など、築浅の大型物件は新築時からプレミアム価格で、中古に回っても高値を維持している。

一方、築30年以上で6,556万円という水準は、品川区の立地を考えればコストパフォーマンスが良い。特に目黒線沿線の不動前・武蔵小山や、大井町線沿線の中延・荏原町周辺には、管理状態の良い中規模マンションが多く残っている。築古であっても駅近で管理体制がしっかりした物件は、リノベーション前提の購入層から根強い人気がある。

エリア別の特徴と価格傾向

品川区は南北に細長い形状で、エリアによって街の性格と価格帯が大きく異なる。

品川・北品川エリア(北東部)

JR品川駅は東海道新幹線の停車駅で、リニア中央新幹線の始発駅にもなる予定だ。高輪ゲートウェイ駅の開業に伴う大規模再開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」が進行中で、エリアの価値は今後さらに高まることが見込まれている。北品川方面は旧東海道の宿場町の雰囲気が残り、品川駅周辺の喧騒とは一線を画す落ち着いた環境。マンション価格は区内最高水準で推移している。

大崎・五反田エリア(北西部)

大崎駅周辺は2000年代以降の再開発でオフィスとタワーマンションが立ち並ぶエリアに変貌した。山手線・りんかい線・湘南新宿ラインが利用でき、通勤利便性は抜群。五反田は飲食店が多い繁華街だが、池田山・島津山といった城南五山の高級住宅地も含まれる。タワーマンションの供給が多く、平均価格を押し上げる要因のひとつだ。

目黒・不動前・武蔵小山エリア(西部)

東急目黒線沿線のこのエリアは、住宅地としての評価が高い。武蔵小山は全長800mの商店街「パルム」で知られ、再開発でタワーマンションも建設された。不動前は閑静な住宅街で、目黒駅にも徒歩圏。中古マンションの需要が安定しており、築古でも値崩れしにくい傾向がある。

大井町・西大井エリア(南西部)

JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線が利用できる大井町駅は、品川区の行政の中心。阪急大井町ガーデンやイトーヨーカドーなど商業施設が充実し、生活利便性が高い。マンション価格は品川駅周辺ほどではないが堅調で、ファミリー層に人気がある。西大井は湘南新宿ラインの停車駅で、横浜方面への通勤にも便利。

戸越・中延・荏原エリア(中央部)

戸越銀座商店街で有名な下町エリア。都営浅草線の戸越駅、東急大井町線の中延駅・荏原町駅周辺は、品川区の中では比較的手頃な価格帯の物件が見つかりやすい。商店街が生活に密着しており、日常の買い物に困らない環境。築年数の経ったマンションも多いが、リノベーション済み物件の流通も増えている。

八潮・東品川エリア(湾岸部)

天王洲アイルや品川シーサイド駅周辺は、りんかい線沿線の湾岸エリア。大規模マンションが多く建設されており、ゆとりのある住環境が特徴。運河沿いのボードウォークや公園が整備され、開放的な雰囲気がある。都心の密集地とは異なる住み心地を求める層に支持されている。

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周辺区との比較|品川区の立ち位置

品川区の平米単価128万円は、港区・渋谷区・千代田区には及ばないが、目黒区と同等かやや下回る水準にある。大田区や江東区と比べると明確に高い。

品川区の強みは交通アクセスの多様さだ。山手線・京浜東北線・東海道新幹線・りんかい線・東急目黒線・東急大井町線・都営浅草線と、区内に複数の路線が走っており、通勤先を選ばない柔軟さがある。リニア中央新幹線の開通が実現すれば、品川駅周辺の価値はさらに上昇すると見込まれている。

目黒区と接する武蔵小山・不動前エリアでは、同じような立地でも品川区側のほうが若干手頃になるケースがある。ブランドにこだわらず実質的な住環境を重視するなら、品川区側は狙い目だ。

品川区で中古マンションを買うなら|狙い目の条件

品川区の中古マンション市場は約71%の上昇を記録しており、今後も再開発効果で底堅い推移が見込まれる。エリアと築年数の選び方で、予算に応じた物件を見つけることができる。

予算を抑えたい場合は、築30年以上の物件が6,556万円と手が届きやすい水準にある。戸越・中延・荏原エリアは区内では比較的手頃で、リノベーション済みの物件も出回っている。商店街が充実しており、生活の利便性も申し分ない。

資産性を重視する場合は、品川駅・大崎駅の徒歩圏が有望だ。リニア中央新幹線と高輪ゲートウェイの再開発という2つの大きなプロジェクトが控えており、長期的な価値向上が期待できる。武蔵小山駅周辺も再開発効果で注目度が高い。

生活環境を重視する場合は、大井町・西大井エリアが堅実な選択肢だ。商業施設と住宅街のバランスが取れており、ファミリー層の実需に支えられた安定した市場がある。

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よくある質問

品川区の中古マンションの相場はどのくらいですか?
品川区の中古マンションは平均約1億3,876万円、平米単価約128万円が目安です。ただし築30年以上の物件は約6,556万円と半額以下の水準で、エリアと築年数の選び方で価格帯には大きな幅があります。
品川区で中古マンションが安いエリアはどこですか?
戸越・中延・荏原エリアは品川区の中では比較的手頃な価格帯の物件が見つかりやすいエリアです。戸越銀座商店街など生活利便性も高く、リノベーション済みの物件も増えています。八潮・東品川の湾岸エリアも駅前のタワーマンション以外では手頃な物件がある場合があります。
品川区の中古マンションは今後も値上がりしますか?
品川区は過去に約71%の価格上昇を記録しており、リニア中央新幹線の開通や高輪ゲートウェイ駅周辺の大規模再開発が控えていることから、特に品川駅周辺は今後も底堅い価格推移が見込まれています。ただし経済環境の変化には注意が必要です。
品川区と目黒区、マンションを買うならどちらがおすすめですか?
品川区と目黒区は隣接しており、武蔵小山・不動前エリアでは同じような住環境で品川区側がやや手頃になるケースがあります。品川区は交通路線の多様さと再開発による将来性が強みで、ブランドより実質的な住環境を重視する場合は品川区が狙い目です。

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