土地探しアプリおすすめ5選!特徴と選び方を徹底比較

公開日: 2025/11/11

土地探しアプリとは?一般的な不動産アプリとの違い

土地購入を検討する際、「どのアプリを使えば効率的に探せるのか」と迷う方は少なくありません。

土地探しアプリとは、地図検索機能、土地条件フィルター(面積・地目・用途地域)、相場表示、周辺環境情報など、土地探しに特化した機能を持つアプリのことです。一般的な不動産アプリよりも、土地固有の情報が充実している点が特徴です。

この記事では、国土交通省や各アプリ提供会社の公式情報を元に、おすすめの土地探しアプリと選び方を詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 土地探しアプリは、地図検索・土地条件フィルター・相場表示・ハザードマップ連携など、土地探しに特化した機能を持つ
  • アプリ選びのポイントは、掲載物件数・横断検索機能・ハザードマップ連携・相場表示機能
  • おすすめアプリは、ランディ(土地特化)、ニフティ不動産(横断検索)、SUUMO(大手ポータル)、LIFULL HOME'S(ハザードマップ連携)、空き家・空き地バンク(地方移住)
  • 複数のアプリを併用し、国土交通省の公的データも活用することで、より効率的に土地を探せる
  • 地方の土地探しには空き地バンクも有効で、自治体の移住支援制度を活用できる

土地探しアプリ選びのポイント(掲載数・横断検索・ハザードマップ)

土地探しアプリを選ぶ際、以下のポイントを確認しましょう。

掲載物件数と非公開物件の有無

掲載物件数が多いほど、希望条件に合う土地が見つかる可能性が高まります。

ニフティ不動産は、SUUMO・LIFULL HOME'S・at home等の8つの大手ポータルサイトを横断検索でき、約1,400万件の物件情報を網羅しています。

また、ランディは、大手ポータルサイトに掲載されない**非公開物件約20%**を含む点が特徴です。ただし、地元不動産会社のみが保有する物件もあるため、アプリと並行して不動産会社に直接問い合わせることも重要です。

横断検索機能(複数ポータルの一括検索)

複数のポータルサイト(SUUMO・LIFULL HOME'S等)を1つのアプリで検索できる横断検索機能は、効率的な土地探しに不可欠です。

ニフティ不動産では、8つの大手ポータルを一括検索できるため、重複物件を排除しながら広範囲に探せます。

ハザードマップ連携と周辺環境情報

土地購入時には、洪水・土砂災害・地震等の災害リスクを確認することが重要です。

LIFULL HOME'Sは、国土地理院の重ねるハザードマップと連携しており、物件ページから直接災害リスクを確認できます。また、周辺環境情報(学校・病院・スーパー等)も充実しています。

相場表示機能と公的データの活用

土地の相場を把握するため、相場表示機能があるアプリを選びましょう。

より正確には、国土交通省の不動産情報ライブラリで547万件の実取引データ、公示地価を無料で確認できます。アプリと併用することで、適正価格を見極められます。

土地条件フィルター(用途地域・地目)

用途地域(住居地域・商業地域等)や地目(宅地・農地等)でフィルタリングできるアプリを選ぶと、効率的に探せます。

特に、用途地域により建ぺい率・容積率が異なるため、希望する建物が建てられるかを確認することが重要です。

おすすめ土地探しアプリ5選(特徴と使い分け)

以下の5つのアプリを、特徴と使い分けで紹介します。

ランディ(土地探し特化・注文住宅向け)

ランディは、注文住宅向けの土地探しに特化したアプリです。

特徴:

  • 建てたい家の広さから逆算検索: 希望する家の広さを入力すると、必要な土地面積を自動計算
  • 非公開物件約20%を含む: 大手ポータルに掲載されない物件も検索可能
  • 重複排除機能: 同じ物件が複数のサイトに掲載されている場合、自動で重複を排除

向いている人: 注文住宅を建てたい人、非公開物件を探したい人

ニフティ不動産(横断検索・掲載数最大級)

ニフティ不動産は、8つの大手ポータルサイト(SUUMO・LIFULL HOME'S・at home等)を横断検索できるアプリです。

特徴:

  • 掲載物件数約1,400万件: 業界最大級の掲載数
  • 8つのポータルを一括検索: SUUMO、LIFULL HOME'S、at home、Yahoo!不動産、オウチーノ、HOME4U、ピタットハウス、スマイティ
  • 重複物件の排除: 同じ物件が複数サイトに掲載されていても、1つにまとめて表示

向いている人: 幅広く物件を探したい人、複数サイトを比較したい人

SUUMO(大手ポータル・詳細フィルター)

SUUMOは、大手不動産ポータルの安定性と、詳細なフィルター機能が特徴です。

特徴:

  • 大手ポータルの安定性: 物件情報の更新頻度が高い
  • 詳細フィルター機能: 面積・価格・用途地域・駅からの距離等で細かく絞り込み
  • 地図検索機能: 地図上で物件を視覚的に確認

向いている人: 大手ポータルで安心して探したい人、詳細条件で絞り込みたい人

LIFULL HOME'S(ハザードマップ連携・周辺環境充実)

LIFULL HOME'Sは、ハザードマップ連携と周辺環境情報が充実しているアプリです。

特徴:

  • ハザードマップ連携: 洪水・土砂災害リスクを物件ページから直接確認
  • 周辺環境情報: 学校・病院・スーパー・公園等の施設情報が充実
  • 地図検索機能: エリアを指定して土地を探せる

向いている人: 災害リスクを重視する人、周辺環境を詳しく知りたい人

空き家・空き地バンク(地方移住・格安土地)

全国版空き家・空き地バンクは、地方自治体が運営する空き家・空き地の情報提供サイトです。LIFULL・at homeが全国版を運営しています。

特徴:

  • 地方自治体の物件情報: 移住促進・地域活性化を目的とした物件
  • 移住支援制度の掲載: 自治体の補助金・支援制度も確認可能
  • 格安土地が多い: 都市部より安価な土地が多い

向いている人: 地方移住を検討している人、格安土地を探している人

おすすめアプリの比較表

アプリ名 掲載物件数 横断検索 非公開物件 ハザードマップ 向いている人
ランディ 非公開 × ○(約20%) × 注文住宅・非公開物件
ニフティ不動産 約1,400万件 ○(8サイト) × × 幅広く探したい人
SUUMO 多数 × × × 大手で安心・詳細絞込
LIFULL HOME'S 多数 × × 災害リスク・周辺環境
空き地バンク 自治体により異なる × × × 地方移住・格安土地

土地探しアプリの効果的な使い方(複数併用・相場確認)

土地探しアプリを効果的に使うためのポイントを紹介します。

複数のアプリを併用する

1つのアプリだけでなく、複数のアプリを併用することで、非公開物件や地域差をカバーできます。

例えば、以下のように使い分けると効率的です:

  • ニフティ不動産: 横断検索で広範囲に探す
  • ランディ: 非公開物件を探す
  • LIFULL HOME'S: ハザードマップで安全性を確認
  • 空き地バンク: 地方の格安土地を探す

国土交通省の不動産情報ライブラリで相場を確認

アプリで気になる土地を見つけたら、国土交通省の不動産情報ライブラリで相場を確認しましょう。

547万件の実取引データ、公示地価を無料で確認でき、適正価格を見極められます。

ハザードマップで安全性を確認

土地購入前に、国土地理院の重ねるハザードマップで洪水・土砂災害・地震等のリスクを必ず確認しましょう。

災害リスクが高い土地は、保険料が高くなる可能性や、将来的な資産価値の低下リスクがあります。

用途地域・地目を必ずチェック

用途地域(住居地域・商業地域等)により、建ぺい率・容積率が異なります。希望する建物が建てられるか、事前に確認しましょう。

また、地目が「農地」の場合、農地転用手続きが必要になるため、注意が必要です。

地方の土地探しには空き地バンクも活用

地方移住を検討している場合、空き地バンクを活用することで、格安土地を見つけられる可能性があります。

自治体の移住支援制度(補助金・リフォーム支援等)も併せて確認しましょう。

まとめ:自分に合った土地探しアプリの選び方

土地探しアプリは、掲載物件数・横断検索機能・ハザードマップ連携等で選びましょう。都市部で注文住宅を建てるならランディ・ニフティ不動産・SUUMO、災害リスクを重視するならLIFULL HOME'S、地方移住を検討するなら空き地バンクが適しています。

複数のアプリを併用し、国土交通省の公的データ(不動産情報ライブラリ・ハザードマップ)も活用することで、より効率的に土地を探せます。

アプリで気になる土地を見つけたら、地元の不動産会社に直接問い合わせることも忘れずに。非公開物件や地域特有の情報を得られる可能性があります。

信頼できる不動産会社や専門家に相談しながら、理想の土地を見つけましょう。

よくある質問

Q1土地探しアプリで非公開物件は見つかりますか?

A1一部のアプリ(ランディ等)は非公開物件約20%を含みます。ただし、地元不動産会社のみが保有する物件もあるため、アプリと並行して不動産会社に直接問い合わせることが重要です。ニフティ不動産やSUUMOで広範囲に探しつつ、ランディで非公開物件を探す併用が効率的です。

Q2複数のアプリを同時に使ったほうがいいですか?

A2はい。ニフティ不動産で横断検索し、ランディで非公開物件を探し、LIFULL HOME'Sでハザードマップを確認するなど、複数アプリの併用が効率的です。1つのアプリだけでは、地域差や非公開物件を見逃す可能性があります。アプリごとに強みが異なるため、目的に応じて使い分けましょう。

Q3土地の相場はアプリで確認できますか?

A3一部のアプリで相場表示機能がありますが、より正確には国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で547万件の実取引データ、公示地価を無料で確認できます。アプリで気になる土地を見つけたら、不動産情報ライブラリで周辺の取引事例を確認し、適正価格を見極めることをおすすめします。

Q4地方の土地探しに向いているアプリはありますか?

A4空き家・空き地バンク(LIFULL・at home運営)がおすすめです。地方自治体の物件情報、移住支援制度を掲載しており、格安土地を探す選択肢として有効です。自治体の補助金やリフォーム支援制度も確認できるため、地方移住を検討している人には特に向いています。

Q5ハザードマップはどのアプリで確認できますか?

A5LIFULL HOME'Sが国土地理院のハザードマップと連携しており、物件ページから直接災害リスクを確認できます。また、国土地理院の「重ねるハザードマップ」を直接利用することで、洪水・土砂災害・地震等のリスクを詳細に確認可能です。土地購入前には必ずハザードマップで安全性を確認しましょう。