和光市で土地を探すなら|相場とエリア選びのポイント
「和光市で土地を購入したいけれど、どのエリアがいいのか」「土地価格の相場はどれくらいか」と悩んでいる方は少なくありません。
この記事では、和光市の土地価格相場、エリア別の特性、購入時の注意点を、公式データを元に解説します。和光市は池袋まで最短13分のアクセスで、過去5年間で住宅地価格が+12%上昇しているエリアです。
初めて土地を購入する方でも、エリア選び・価格帯・リスクを正確に把握できるようになります。
この記事のポイント
- 和光市は池袋まで最短13分のアクセスで、東武東上線・東京メトロ有楽町線・副都心線の3路線が利用可能
- 2024年の基準地価は91.7906万円/坪(前年比+3.86%)で、過去5年間で住宅地価格が+12%上昇
- エリアにより価格差があり、和光市駅周辺は106.399万円/坪、白子エリアは98.5万円/坪
- 基準地価と実際の取引価格には乖離があるため、最新の市場データと複数査定の確認が必要
なぜ和光市の土地が注目されるのか
和光市は埼玉県南部に位置し、都心へのアクセスの良さと手頃な価格帯が魅力です。
池袋まで最短13分のアクセス(3路線利用可能)
和光市は、以下の3路線が利用できます。
- 東武東上線:和光市駅から池袋駅まで約20分
- 東京メトロ有楽町線:和光市駅から池袋駅まで最短13分
- 東京メトロ副都心線:和光市駅から渋谷駅・新宿三丁目駅へ直通
池袋・渋谷・新宿への通勤・通学に便利で、都心への利便性を保ちながら、東京23区に比べて価格が手頃な点が魅力です。
過去5年間で住宅地価格が+12%上昇
和光市の住宅地価格は、過去5年間(2018-2023年)で+12%上昇しています。2024年の基準地価は前年比+3.86%上昇しており、継続的な上昇傾向が見られます。
都心へのアクセスの良さから、今後も緩やかな上昇が見込まれています。
和光市の土地市場概要
和光市の土地市場を理解するためには、基準地価・公示地価と実際の取引価格の違い、過去の推移を把握することが重要です。
基準地価と公示地価の推移
土地価格には「基準地価」「公示地価」と「実際の取引価格」の違いがあります。
基準地価は、都道府県が毎年公表する標準地の7月1日時点の価格で、土地取引の指標となります。
公示地価は、国土交通省が毎年公表する標準地の1月1日時点の価格です。
和光市の土地価格相場データによると、2024年の基準地価は平均27.7666万円/m²(91.7906万円/坪)で、前年比+3.86%上昇しています。
実際の取引価格は、個別の土地取引で成立した価格です。2024年Q1の実際の取引価格は前年比-33.53%と大幅下落しており、基準地価と乖離がある点に注意が必要です。
住宅地・商業地別の価格(2024年)
和光市の土地価格は、用途により異なります。
| 用途 | 平均価格(坪単価) | 前年比 |
|---|---|---|
| 住宅地 | 83.3057万円/坪(25.2万円/m²) | +3.92% |
| 商業地 | 134.2148万円/坪(40.6万円/m²) | +3.57% |
住宅地・商業地ともに前年比で上昇しており、過去1年間で住宅地+3.2%、商業地+3.5%の上昇が見られます。
販売中の土地物件数(39~65件)
SUUMOには和光市の土地が39件、和光市駅周辺には65件掲載されています。ニフティ不動産には約57件掲載されており、選択肢が豊富です。
エリア別の特性と相場
和光市はエリアによって価格帯・特性が異なります。駅からの距離、周辺環境により価格差があります。
和光市駅周辺(高価格帯:106.399万円/坪)
和光市駅周辺は、和光市内で最も価格が高いエリアです。駅周辺の公示地価データによると、2024年の公示地価は平均32.1857万円/m²(106.399万円/坪)で、前年比+3.83%上昇しています。
メリット:
- 東武東上線・東京メトロ有楽町線・副都心線の3路線利用可能
- 商業施設・医療機関・公共施設へのアクセスが良好
- 過去5年間で+12%の価格上昇
デメリット:
- 土地価格が高い
- まとまった面積の土地が少ない
白子エリア(全体平均より28.1%高い)
白子エリアは、和光市内で高価格帯のエリアです。白子の土地価格データによると、3年平均で98.5万円/坪と、和光市全体の平均(76.9万円/坪)より28.1%高い価格帯です。
メリット:
- 住宅地として落ち着いた環境
- 公園・学校が近い
デメリット:
- 価格が高め
- 駅から遠い土地もある
その他のエリア(手頃な価格帯)
和光市駅周辺・白子エリア以外は、比較的手頃な価格帯のエリアです。市全体の平均基準地価は91.7906万円/坪です。
メリット:
- 土地価格が手頃
- まとまった面積の土地が見つかりやすい
デメリット:
- 駅から遠い土地が多い
- 商業施設へのアクセスがやや不便
土地選びのポイント
和光市で土地を選ぶ際には、面積、用途地域、駅からの距離を確認することが重要です。
面積別の平均価格(100㎡未満2,956万円、100-200㎡ 3,925万円)
ニフティ不動産のデータによると、和光市の土地は面積により価格帯が異なります。
| 面積 | 平均価格 |
|---|---|
| 100㎡未満 | 2,956万円 |
| 100-200㎡ | 3,925万円 |
土地面積の中央値は101m²で、3,000万円~4,000万円が一般的な価格帯です。
用途地域による建築制限の確認
土地には「用途地域」が定められており、建築できる建物の種類・高さ・規模が制限されます。和光市の用途地域は、和光市役所または和光市公式サイトで確認できます。
主な用途地域:
- 第一種低層住居専用地域: 低層住宅専用(高さ10m以下)
- 第一種中高層住居専用地域: 中高層住宅可能
- 準工業地域: 住宅・工場の混在が可能
用途地域により建築制限が異なるため、事前に確認することが重要です。
駅からの距離と価格のバランス
駅からの距離は、土地価格に大きく影響します。和光市駅周辺は106.399万円/坪、市全体は91.7906万円/坪と約16%の価格差があります。
駅徒歩10分以内:
- 価格は高いが、通勤・通学に便利
- 資産価値が維持されやすい
駅徒歩15分以上:
- 価格が手頃
- 車での移動が前提になる場合が多い
ライフスタイル・予算に応じて、駅からの距離と価格のバランスを検討しましょう。
購入時の注意点とリスク
和光市で土地を購入する際には、基準地価と実際の取引価格の乖離、エリアによる価格差、諸費用に注意が必要です。
基準地価と実際の取引価格の乖離(-33.53%)
前述のとおり、基準地価と実際の取引価格には乖離があります。基準地価は前年比+3.86%上昇していますが、2024年Q1の実際の取引価格は前年比-33.53%と大幅下落しています。
注意点:
- 基準地価はあくまで「目安」であり、個別物件の価格は変動する
- 最新の市場データを確認する
- 複数の不動産会社で査定を依頼する
また、SUUMOの土地価格平均(118.7万円/坪)と基準地価(91.7906万円/坪)に約30%の差があり、情報源により価格が異なる点にも注意が必要です。
エリアによる価格差(白子エリアは全体平均より28.1%高い)
エリアによる価格差が大きいため、エリア選定が重要です。白子エリアは全体平均より28.1%高く、和光市駅周辺は全体平均より約16%高い価格帯です。
検討すべき点:
- 通勤・通学の利便性
- 商業施設・医療機関へのアクセス
- 将来の資産価値
エリアごとの特性を理解し、ライフスタイルに合ったエリアを選びましょう。
土地購入時の諸費用(仲介手数料・登記費用等)
土地購入時には、土地代金以外に諸費用がかかります。
| 項目 | 内容 | 目安額 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 物件価格の3%+6万円+消費税 | 土地3,000万円の場合:約106万円 |
| 登記費用 | 所有権移転登記・抵当権設定登記 | 10-30万円 |
| 不動産取得税 | 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり) | 20-50万円 |
| 測量費用 | 土地の境界確定(必要な場合) | 30-80万円 |
諸費用は土地価格の5-10%程度が目安です。事前に正確な金額を把握しておきましょう。
まとめ:和光市での土地購入のポイント
和光市の土地は、池袋まで最短13分のアクセスで、過去5年間で住宅地価格が+12%上昇しています。2024年の基準地価は91.7906万円/坪(前年比+3.86%)です。
エリアにより価格差があり、和光市駅周辺は106.399万円/坪、白子エリアは98.5万円/坪、その他のエリアは手頃な価格帯です。面積別では、100㎡未満で2,956万円、100-200㎡で3,925万円が目安です。
土地購入時には、基準地価と実際の取引価格の乖離、エリア選定、諸費用に注意し、複数の不動産会社で査定を依頼することが重要です。
信頼できる不動産会社や宅地建物取引士に相談しながら、ライフスタイルに合った土地を選びましょう。
