富山市の土地価格相場と購入ガイド|エリア別比較・選び方

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/29

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富山市の土地購入ガイド

富山市で土地を購入したいと考えても、「価格の相場はいくらか」「どのエリアが人気なのか」「災害リスクや将来性は大丈夫か」と迷うことが多いでしょう。地元の情報が少なく、どのエリアを選べばよいか判断に困る方も少なくありません。

この記事では、富山市の土地価格相場、エリア別の特徴、土地選びのチェックポイント、購入時の注意点を、富山県の公式地価情報や不動産取引データを元に解説します。

初めて富山市で土地を購入する方でも、価格感と選び方の基準を把握し、適切なエリアを選べるようになります。

この記事のポイント

  • 富山市の土地価格相場は坪単価約11.2万円(SUUMO掲載物件平均)、公示地価ベースでは7万0214円/㎡(2024年)
  • 富山市の基準地価は前年比+1.16%上昇。富山県全体は下落傾向だが、富山市は上昇している
  • 富山駅周辺は都市開発が進み利便性が高く人気。桜町エリアは616,000円/㎡と県内最高値
  • 藤木小学校エリア、今泉西部、秋吉など子育て世帯向けの分譲地も人気が高い

富山市の土地価格相場

(1) 公示地価・基準地価の目安

富山市の土地価格は、公示地価・基準地価を参考にすることで大まかな相場が分かります。2024年のデータをもとに解説します。

富山市の地価(2024年):

指標 価格 前年比
基準地価(平均) 7万0214円/㎡ +1.16%
住宅地 約6万円/㎡前後 上昇傾向
商業地(桜町1丁目) 61万6000円/㎡ 県内最高値

(出典: 土地代データ「富山市の土地価格相場」

富山市は、富山県全体の基準地価が-0.18%下落している中で、+1.16%上昇しています。県内では富山市と舟橋村のみが上昇傾向です。

(参考: 富山県「令和6年地価公示の概要」

(2) 坪単価・㎡単価の計算方法

土地価格は「坪単価」または「㎡単価」で表示されます。計算方法を理解しておくことで、物件比較が容易になります。

単位変換の計算式:

  • 坪単価 = ㎡単価 × 3.3(1坪 ≒ 3.3㎡)
  • ㎡単価 = 坪単価 ÷ 3.3

:

  • 基準地価7万0214円/㎡ → 坪単価は約23.2万円
  • SUUMO掲載物件の坪単価11.2万円 → ㎡単価は約3.4万円

SUUMO掲載物件は郊外の広い土地が多く、㎡単価が公示地価よりも低くなる傾向があります。

(3) 地価の推移と動向

2024年の富山市の地価動向を見ると、富山駅周辺の住宅地で上昇率が高くなっています。

地価上昇エリアの例:

  • 奥田本町: 前年比+4.91%(県内住宅地トップ)
  • 富山駅周辺: 都市開発により利便性が向上し、住宅需要が高まっている

一方で、郊外エリアは横ばいまたは微減の傾向です。交通利便性や生活施設へのアクセスが地価を左右します。

エリア別の特徴と人気エリア

(1) 富山駅周辺エリア(利便性・価格高め)

富山駅周辺は、北陸新幹線の開業以降、都市開発が進み、商業施設・公共施設が集積しています。利便性が高い反面、土地価格も県内で最も高い水準です。

富山駅周辺の特徴:

  • 商業地(桜町1丁目): 616,000円/㎡(県内最高値)
  • 交通: 北陸新幹線、JR高山本線、富山地方鉄道が利用可能
  • 生活施設: 商業施設、病院、学校が徒歩圏内
  • 価格帯: 高め(利便性重視の方向け)

(2) 人気住宅地(藤木小学校、今泉西部、秋吉等)

子育て世帯向けの分譲地として、藤木小学校エリア、今泉西部、秋吉などが人気です。学校・公園・商業施設が近く、住環境が整っています。

人気住宅地の特徴:

  • 藤木小学校エリア: 教育環境が良く、子育て世帯に人気
  • 今泉西部・秋吉: 新興住宅地として開発が進む
  • 土地面積: 100〜200㎡台の物件が中心
  • 価格帯: 中程度(バランス重視の方向け)

(参考: アットホーム「富山市の土地探し」

(3) 郊外エリア(広い土地・価格控えめ)

富山市の郊外エリアは、200㎡以上の広い土地が多く、価格も控えめです。車移動が中心の生活になりますが、ゆったりとした住環境を求める方に適しています。

郊外エリアの特徴:

  • 土地面積: 200㎡以上の広い物件が豊富
  • 価格帯: 低め(コスト重視の方向け)
  • 交通: 車移動が中心
  • 生活施設: ロードサイド型の商業施設が多い

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土地選びのチェックポイント

(1) 用途地域・接道義務の確認

土地を購入する際は、用途地域と接道義務を確認してください。これらは建物の種類や規模に影響します。

用途地域:

  • 住居系: 第一種低層住居専用地域、第二種住居地域など
  • 商業系: 近隣商業地域、商業地域
  • 工業系: 準工業地域、工業地域

用途地域により、建築できる建物の種類・高さ・容積率が制限されます。都市計画図で確認してください。

接道義務:

  • 建物を建てる土地は、4m以上の道路に2m以上接する必要がある
  • 接道義務を満たさない土地は、建築確認が下りない

(参考: 建築基準法第43条)

(2) 交通利便性・生活施設へのアクセス

交通利便性と生活施設へのアクセスは、日常生活の利便性に直結します。

チェック項目:

  • 最寄り駅までの距離・所要時間
  • スーパー・コンビニへの徒歩圏内
  • 病院・学校・公園の距離
  • 駐車場の確保(富山市では車が必須)

富山市では車移動が中心のため、駐車場の確保が重要です。土地面積が十分あるか確認してください。

(3) 災害リスク・ハザードマップの確認

富山市の一部地域では、河川氾濫や土砂災害のリスクがあります。購入前に富山市のハザードマップで確認してください。

確認項目:

  • 洪水浸水想定区域
  • 土砂災害警戒区域
  • 過去の災害履歴

(参考: 富山市防災マップ

富山市の土地購入時の注意点

(1) 相場価格と実際の取引価格の違い

公示地価・基準地価は標準的な土地の指標価格であり、実際の取引価格とは異なります。

取引価格を左右する要因:

  • 接道状況: 道路の幅、接道の長さ
  • 形状: 正方形・長方形は利用しやすく高価格
  • 日当たり: 南向き・角地は高価格
  • 用途地域: 住居専用地域は住環境が良く高価格

公示地価はあくまで目安として参照し、実際の物件を複数比較して相場を把握してください。

(2) 土地の形状・日当たり・道路付けの重要性

土地の形状・日当たり・道路付けは、建物の設計や住環境に大きく影響します。

チェック項目:

  • 形状: 正方形・長方形が理想。不整形地は建築制限がある
  • 日当たり: 南向き・南東向きが人気
  • 道路付け: 南側道路・東側道路が日当たりが良い
  • 高低差: 平坦な土地が理想。高低差がある場合は造成費用が必要

(3) 専門家への相談の推奨

土地購入は、法的制限・災害リスク・将来性など、専門知識が必要です。契約前に以下の専門家への相談を推奨します。

  • 宅地建物取引士: 物件情報の確認、相場の妥当性
  • 建築士: 建築制限、建物の配置計画
  • 土地家屋調査士: 境界の確認、登記手続き

まとめ:富山市で土地を購入するために

富山市の土地価格相場は、坪単価約11.2万円(SUUMO掲載物件平均)、公示地価ベースでは7万0214円/㎡(2024年)です。富山市の基準地価は前年比+1.16%上昇しており、特に富山駅周辺の上昇率が高くなっています。

富山駅周辺は利便性が高く人気ですが、価格も高めです。藤木小学校エリア、今泉西部、秋吉など子育て世帯向けの分譲地も人気があります。郊外エリアは広い土地が手頃な価格で購入できます。

土地選びの際は、用途地域・接道義務、交通利便性、災害リスクを確認し、不動産会社や専門家に相談しながら進めることで、失敗のリスクを抑えられます。

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よくある質問

Q1富山市の土地価格の相場はいくらか?

A1坪単価約11.2万円(SUUMO掲載物件平均)、公示地価ベースでは7万0214円/㎡(2024年)です。ただし、立地・形状・用途地域により大きく変動します。富山駅周辺の商業地(桜町1丁目)は616,000円/㎡と県内最高値です。郊外エリアは公示地価よりも低い価格で購入できる場合があります。

Q2富山市で人気のエリアはどこか?

A2富山駅周辺は都市開発が進み、交通・商業施設の利便性が高く人気です。子育て世帯向けには、藤木小学校エリア、今泉西部、秋吉などの新興住宅地が人気です。これらのエリアは学校・公園・商業施設が近く、住環境が整っています。

Q3公示地価と実際の取引価格の違いは何か?

A3公示地価は標準的な土地の指標価格で、毎年1月1日時点の評価です。実際の取引価格は、接道状況・形状・日当たり・用途地域などの個別要因で変動します。公示地価はあくまで目安として参照し、複数の物件を比較して実際の相場を把握してください。

Q4富山市の地価は上昇傾向か下落傾向か?

A42024年の富山市の基準地価は前年比+1.16%上昇しています。富山県全体は-0.18%下落しており、県内では富山市と舟橋村のみが上昇傾向です。特に富山駅周辺の住宅地で上昇率が高く、奥田本町は前年比+4.91%と県内住宅地トップの上昇率です。

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