SUUMO(スーモ)で土地を探す方法|検索のコツと注意点を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/26

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SUUMOで土地を探すメリットとは

注文住宅を建てるために土地を探している方にとって、「どこで土地を探せばいいのか」「どんな条件で検索すればいいのか」は重要な疑問です。

この記事では、日本最大級の不動産ポータルサイト「SUUMO(スーモ)」を使った土地検索の方法、効果的な検索条件の設定、土地購入にかかる費用、土地選びの注意点を、信頼できる情報源を元に解説します。

SUUMOを活用して、希望に合った土地を効率的に見つけるための実践的なノウハウを身につけることができます。

この記事のポイント

  • SUUMOでは全国10万5千件以上の土地物件が掲載されており、地域・価格・面積など多様な条件で検索可能
  • 土地購入にかかる諸費用は土地代金の5~10%程度で、2,000万円の土地なら100~200万円を見込む必要がある
  • 土地探しは3ヶ月~1年程度が一般的で、Must条件とWant条件を整理して優先順位をつけることが重要
  • 価格が安い土地は地盤改良工事やインフラ引き込み工事など追加費用がかかる可能性があり、総費用で判断すべき
  • 土地探しと同時またはそれより先に施工会社を探しておくと、土地契約後にスムーズに住宅建築に移れる

(1) SUUMOの特徴と掲載物件数

SUUMO(スーモ)は、株式会社リクルートが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトです。

SUUMO公式サイトによると、全国で10万5千件以上の土地物件が掲載されています。

SUUMOの特徴:

項目 内容
掲載物件数 10万5千件以上(全国)
検索条件 地域、沿線、価格、面積、用途地域など
対応エリア 全国(都市部から地方都市まで幅広くカバー)
追加機能 地図検索、周辺環境情報、お気に入り登録

SUUMOは物件数が多く、検索機能も充実しているため、土地探しの第一歩として利用する人が多いサイトです。

(2) 他の土地検索サイトとの比較

SUUMO以外にも、土地検索サイトは複数あります。それぞれの特徴を比較しましょう。

サイト名 特徴 掲載物件数
SUUMO 最大手、検索機能が充実 10万5千件以上
HOME'S 詳細な物件情報、周辺環境データが豊富 約10万件
at home 地域密着型、地元不動産会社の物件が多い 約7万件
不動産ジャパン 不動産流通推進センター運営、公的性格が強い 約3万件

複数のサイトを併用することで、より多くの物件情報にアクセスできます。SUUMOで検索した後、HOME'Sやat homeでも同じエリアを確認すると、見落としていた物件を見つけられることがあります。

SUUMOでの土地検索の基本操作

SUUMOでの土地検索の基本操作を詳しく解説します。

(1) エリアから検索する方法

SUUMOのトップページから、都道府県→市区町村の順にエリアを選択して検索できます。

手順:

  1. SUUMOトップページにアクセス
  2. 「土地」をクリック
  3. 都道府県を選択(例:東京都)
  4. 市区町村を選択(例:世田谷区)
  5. 検索ボタンをクリック

エリア検索は、住みたい地域が明確に決まっている場合に最適です。

(2) 沿線・駅から検索する方法

通勤・通学の利便性を重視する場合は、沿線・駅から検索する方法が便利です。

手順:

  1. SUUMOトップページから「沿線・駅から探す」を選択
  2. 路線を選択(例:JR山手線)
  3. 駅を選択(例:新宿駅)
  4. 駅からの徒歩時間を設定(例:徒歩15分以内)
  5. 検索ボタンをクリック

駅徒歩時間は、1分=80mで計算されます。徒歩15分以内に設定すると、駅から約1.2km圏内の物件が表示されます。

(3) 地図から検索する方法

SUUMOの地図検索機能を使うと、視覚的に物件の位置を確認しながら探すことができます。

手順:

  1. 検索結果ページで「地図で見る」をクリック
  2. 地図上に物件がピンで表示される
  3. ピンをクリックすると物件の詳細が表示される
  4. 地図を拡大・縮小して周辺環境を確認

地図検索は、周辺環境(スーパー、学校、病院等)の位置関係を把握するのに便利です。

効果的な検索条件の設定方法

希望に合った土地を効率的に見つけるために、検索条件を適切に設定しましょう。

(1) 価格帯・面積の設定

予算と必要な面積を明確にすることが、土地探しの第一歩です。

価格帯の設定:

  • 予算の目安: 注文住宅の総予算のうち、土地代は3割~5割が一般的
  • 諸費用の考慮: 土地代金の5~10%を諸費用として見込む
  • 住宅ローンの借入額: 年収の5~7倍程度が借入可能額の目安

面積の設定:

家族構成 推奨面積 備考
1~2人 100㎡~150㎡ コンパクトな住宅に適している
3~4人 150㎡~200㎡ 一般的なファミリー向け
5人以上 200㎡以上 庭や駐車場も含めて余裕を持てる

ただし、地域により建ぺい率・容積率が異なるため、希望する建物の大きさから逆算して必要な土地面積を算出することも重要です。

(2) 用途地域・建築条件の確認

土地には「用途地域」や「建築条件」があり、建てられる建物の種類や規模が制限されます。

用途地域の種類:

  • 第一種低層住居専用地域: 閑静な住宅街、高さ制限が厳しい
  • 第二種低層住居専用地域: 小規模な店舗も建築可能
  • 準工業地域: 工場や商業施設が混在、騒音リスクあり

建築条件の有無:

  • 建築条件付き土地: 特定のハウスメーカーや工務店で建築することが条件
  • 建築条件なし土地: 自由に施工会社を選べる

建築条件付き土地は、自分の希望する施工会社を選べない点に注意が必要です。

(3) Must条件とWant条件の整理

SUUMO記事によると、土地探しで重要なのは**Must条件(絶対に譲れない条件)Want条件(あれば嬉しい条件)**を分けて整理することです。

Must条件の例:

  • 予算上限
  • 通勤・通学時間
  • 最低限必要な面積
  • 用途地域

Want条件の例:

  • 南向きの土地
  • 角地
  • 周辺の静けさ
  • 近くに公園がある

Must条件を満たす土地の中から、Want条件が多く満たされる土地を選ぶことで、効率的に希望に合った土地を見つけられます。

土地購入にかかる費用の全体像

土地購入時には、土地代金以外にも多くの諸費用が発生します。

(1) 土地代金以外の諸費用の内訳

HOME4Uによると、土地購入にかかる諸費用は土地代金の**5~10%**が相場です。

諸費用の内訳:

項目 金額目安 内容
仲介手数料 土地代金×3%+6万円+消費税 不動産会社への報酬(上限)
印紙税 1万円~3万円 売買契約書に貼る印紙
登記費用 5万円~15万円 登録免許税+司法書士報酬
不動産取得税 固定資産税評価額×3% 取得後3~6ヶ月後に納税通知
住宅ローン関連費用 30万円~80万円 事務手数料、保証料、火災保険等

(2) 費用シミュレーションと相場

例:2,000万円の土地を購入する場合

項目 計算式 金額
土地代金 - 2,000万円
仲介手数料 (2,000万円×3%+6万円)×1.1 72.6万円
印紙税 - 1万円
登記費用 - 10万円
不動産取得税 - 30万円
住宅ローン関連費用 - 50万円
諸費用合計 - 約164万円
総額 - 約2,164万円

この例では、諸費用が土地代金の約8%となります。

(3) 地盤改良や解体費用などの追加費用

土地の状況によっては、以下の追加費用が発生する可能性があります。

追加費用の例:

項目 金額目安 発生条件
地盤改良工事 50万円~100万円 軟弱地盤の場合
古家解体費用 80万円~150万円 古い建物がある場合
上下水道引き込み工事 30万円~100万円 インフラ未整備の場合
造成工事 50万円~200万円 傾斜地や不整地の場合

価格が安い土地は、これらの追加費用が発生する可能性が高いため、安さだけで判断せず、総費用で比較することが重要です。

土地探しと土地選びの注意点

土地探しと土地選びで失敗しないためのポイントを解説します。

(1) 価格だけで判断しないこと

ナカジツのコラムによると、「価格が安い土地」には理由があります。

安い土地の注意点:

  • 地盤が弱い: 地盤改良工事が必要(50万円~100万円)
  • インフラ未整備: 上下水道の引き込み工事が必要(30万円~100万円)
  • 傾斜地・不整地: 造成工事が必要(50万円~200万円)
  • 古家付き: 解体費用が必要(80万円~150万円)
  • 騒音・日当たり: 生活環境に問題がある

これらの追加費用を含めた総費用で比較し、本当にお得なのかを見極めることが重要です。

(2) 現地確認で確かめるべきポイント

SUUMOで気になる土地を見つけたら、必ず現地を訪れて確認しましょう。

現地確認のチェックリスト:

  • 日当たり: 朝・昼・夕方の日当たりを確認
  • 騒音: 周辺の交通量、工場・商業施設の有無
  • 風通し: 周辺の建物による風の通りにくさ
  • 周辺環境: スーパー、病院、学校、公園の距離
  • 災害リスク: ハザードマップで浸水・土砂災害リスクを確認
  • 道路状況: 前面道路の幅員、交通量、駐車のしやすさ

物件概要には載っていない情報を、現地で実際に確かめることが、後悔しない土地選びの鍵です。

(3) 施工会社との並行検討の重要性

ナカジツのコラムによると、土地探しと同時、もしくは土地探しより先に施工会社を探しておくことが重要です。

理由:

  • 施工会社によって得意とする土地の形状・広さが異なる
  • 建築プランを先に決めることで、必要な土地の広さが明確になる
  • 土地契約後にすぐに設計に入れるため、スケジュールがスムーズ

施工会社に土地を見てもらい、「この土地でどんな家が建てられるか」を相談することで、土地選びの精度が上がります。

まとめ:SUUMOを活用した土地探しの進め方

SUUMOでは全国10万5千件以上の土地物件が掲載されており、地域・価格・面積など多様な条件で検索可能です。土地購入にかかる諸費用は土地代金の5~10%程度で、2,000万円の土地なら100~200万円を見込む必要があります。

土地探しは3ヶ月~1年程度が一般的で、Must条件とWant条件を整理して優先順位をつけることが重要です。価格が安い土地は地盤改良工事やインフラ引き込み工事など追加費用がかかる可能性があるため、総費用で判断しましょう。

土地探しと並行して施工会社を探しておくと、土地契約後にスムーズに住宅建築に移れます。詳細は宅地建物取引士や信頼できる不動産会社にご相談ください。

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よくある質問

Q1SUUMOではどのくらいの土地物件が探せる?

A1SUUMOでは全国10万5千件以上の土地物件が掲載されています。地域、沿線、価格、面積、用途地域など多様な条件で検索できるため、希望に合った土地を効率的に探すことが可能です。エリア検索、沿線・駅検索、地図検索など、複数の検索方法を組み合わせることで、より多くの物件情報にアクセスできます。

Q2土地購入にかかる諸費用はどのくらい?

A2土地購入にかかる諸費用は土地代金の5~10%程度が相場です。例えば2,000万円の土地なら100~200万円程度を見込む必要があります。主な内訳は、仲介手数料(土地代金×3%+6万円+消費税が上限)、印紙税、登記費用、不動産取得税、住宅ローン関連費用などです。さらに、地盤改良工事や古家解体費用など、土地の状況により追加費用が発生する可能性があります。

Q3土地探しにはどのくらいの期間がかかる?

A3土地探しには一般的に3ヶ月~1年程度の期間がかかります。希望条件や市場の状況により異なりますが、複数の情報源(SUUMO、HOME'S、at home等)を活用し、早めに動き始めることが重要です。Must条件(絶対に譲れない条件)とWant条件(あれば嬉しい条件)を整理して優先順位をつけることで、効率的に希望に合った土地を見つけられます。

Q4価格が安い土地は本当にお得なの?

A4価格が安い土地は必ずしもお得とは限りません。地盤改良工事(50万円~100万円)、上下水道の引き込み工事(30万円~100万円)、古家解体費用(80万円~150万円)など、追加費用が発生する可能性があります。安さだけでなく、これらの追加費用を含めた総費用で判断することが重要です。現地確認で地盤・日当たり・騒音などを必ずチェックしましょう。

Q5土地購入後にかかる税金は?

A5土地購入後には不動産取得税が課されます。税率は軽減税率3%が適用されるケースが多く、固定資産税評価額(時価の7割程度が目安)に基づいて計算されます。納税通知は取得後3~6ヶ月後に届くため、納税時期を見越した資金準備が必要です。詳細は総務省の公式サイトまたは税理士にご確認ください。

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Room Match編集部

Room Matchは、不動産の購入・売却・賃貸に関する実践的な情報を提供するメディアです。住宅ローン、物件選び、不動産会社の選び方など、実務担当者に役立つ情報を分かりやすく解説しています。

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