不動産情報サイトの活用法:ホームズなど主要ポータルサイトの特徴と使い分け

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/3

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なぜ不動産情報サイトの活用が物件探しの成功を左右するのか

不動産の購入や賃貸を検討する際、「どのサイトで物件を探せばよいか」「ホームズ(LIFULL HOME'S)の評判はどうか」と疑問に思う方は少なくありません。

この記事では、不動産情報サイトの活用法、主要ポータルサイト(LIFULL HOME'S・SUUMO・アットホーム)の特徴比較、効果的な使い方を解説します。

初めて不動産情報サイトを利用する方でも、目的に合ったサイトを選び、効率的に物件を探せるようになります。

この記事のポイント

  • 不動産ポータルサイトは、SUUMO・LIFULL HOME'S・アットホームの3大サイトを併用することで物件情報を網羅できる
  • LIFULL HOME'Sは2024年5月時点で約468万件の賃貸物件を掲載し、日本最大級の物件数を誇る
  • 匿名査定機能を使えば、個人情報を提供せずに不動産の概算価格を確認できる
  • おとり物件(すでに契約済みの物件)の見極めと、営業電話対策が重要
  • 物件選びでは写真の多さが判断材料となるため、掲載写真数の多い物件を優先的にチェックする

主要不動産ポータルサイトの特徴と比較:SUUMO・LIFULL HOME'S・アットホーム

(1) LIFULL HOME'S:日本最大級の物件数と提携不動産会社4,500社以上

LIFULL HOME'Sは、東証プライム上場のLIFULL社が運営する不動産・住宅情報サイトです。

主な特徴

  • 物件数:2024年5月時点で約468万件の賃貸物件を掲載(日本最大級)
  • 提携不動産会社:4,500社以上
  • アプリ:累計750万ダウンロード(2024年4月時点)
  • 強み:匿名査定機能、訪問査定率ランキング4年連続1位の実績

(出典: LIFULL HOME'S、2024年)

(2) SUUMO:リクルート運営、高い認知度と充実した検索機能

SUUMOは、株式会社リクルートが運営する不動産・住宅情報サイトです。

主な特徴

  • 認知度:日本国内で最も高い認知度を持つ不動産ポータルサイト
  • 検索機能:豊富な検索条件、エリア・沿線検索が充実
  • 強み:テレビCMなどで高い知名度、ユーザー数が多い

(3) アットホーム:不動産会社向けレインズと連携した信頼性

アットホームは、不動産会社間の物件情報共有システム(レインズ)と連携した信頼性の高いポータルサイトです。

主な特徴

  • 信頼性:不動産会社向けのネットワークを活用
  • 掲載物件:全国の不動産会社が登録する物件情報
  • 強み:業界団体との連携により、信頼性が高い

(4) 3大サイトの使い分け:掲載物件数・検索機能・エリア強みで比較

3大サイトの使い分けは以下の通りです:

サイト名 物件数 認知度 強み
LIFULL HOME'S 約468万件(賃貸) 高い 匿名査定、物件数最大級
SUUMO 非公開(推定300万件以上) 最も高い 認知度、検索機能
アットホーム 非公開 中程度 信頼性、業界連携

使い分けの目安

  • 物件数重視:LIFULL HOME'S
  • 認知度・使いやすさ重視:SUUMO
  • 信頼性重視:アットホーム

LIFULL HOME'S(ホームズ)の機能と強み:日本最大級468万件の物件掲載

(1) 検索機能の特徴(条件絞り込み、物件数の即時表示、新着通知)

LIFULL HOME'Sの検索機能は、以下の特徴があります:

検索機能

  • 条件絞り込み:エリア、価格、間取り、駅徒歩分数、築年数等で絞り込み
  • 物件数の即時表示:条件を選ぶたびに、該当物件数が即座に表示される
  • 新着通知:希望条件に合った新着物件がメールで通知される

便利な機能

  • お気に入り保存(気になる物件をリスト化)
  • 比較機能(複数物件を並べて比較)
  • エリア相場表示(選択エリアの賃貸・売買相場を確認)

(2) 匿名査定機能(個人情報不要で概算価格を確認)

LIFULL HOME'Sの匿名査定機能は、氏名・住所等の個人情報を提供せずに、不動産の概算価格を確認できるサービスです。

匿名査定のメリット

  • 営業電話・メールを受けずに査定額を確認できる
  • 複数の査定結果を比較できる
  • 売却を検討する初期段階で気軽に利用できる

注意点

  • 匿名査定は概算価格であり、実際の査定額とは異なる場合がある
  • より正確な査定を希望する場合は、訪問査定を依頼する

(出典: HOME4U「LIFUL HOME'S一括査定の評判」、2024年)

(3) 訪問査定率ランキング4年連続1位の実績

LIFULL HOME'Sは、訪問査定率ランキングで4年連続1位の実績を持ちます。これは、LIFULL HOME'Sを通じて査定依頼した場合、不動産会社が実際に訪問査定を行う確率が高いことを意味します。

訪問査定のメリット

  • 物件の状態を実際に確認した上で、正確な査定額を提示
  • 売却時のアドバイス、市場動向の説明を受けられる
  • 複数社に依頼することで、査定額を比較できる

(4) 2024年の最新機能:ChatGPT統合による生成AI活用

2024年、LIFULL HOME'SはChatGPTを統合し、生成AIを活用した物件検索機能を強化しました。

生成AI活用のメリット

  • 自然言語で物件検索が可能(「駅近で3LDK、ペット可の物件」等)
  • 物件情報の要約、比較レポートの自動生成
  • ユーザーの検索履歴に基づくパーソナライズされた提案

(出典: AIM Group「Lifull Home's adds third-party data to ChatGPT plug-in」、2024年)

不動産ポータルサイトを効果的に使う5つの方法:検索・比較・問い合わせのコツ

(1) 複数サイトの併用で物件情報を網羅する

不動産ポータルサイトは、SUUMO・LIFULL HOME'S・アットホームの3大サイトを併用することで、より多くの物件情報をカバーできます。

併用のメリット

  • 同じ物件でも、掲載サイトにより情報が異なる場合がある
  • 各サイトの独占物件を見逃さない
  • 価格相場を把握しやすい

(2) 検索条件の優先順位を決める(エリア・予算・間取り)

検索条件の優先順位を決めることで、効率的に物件を絞り込めます。

優先順位の決め方

  1. エリア:通勤・通学の利便性、生活環境を重視
  2. 予算:無理のない範囲で上限を設定
  3. 間取り:家族構成、ライフスタイルに合わせて選択
  4. その他:駅徒歩分数、築年数、設備(駐車場、ペット可等)

(3) 写真の多さで物件情報の充実度を判断する

物件選びでは、写真の多さが重要な判断材料となります。

写真の多さが重要な理由

  • 物件の状態を詳しく確認できる(間取り、設備、日当たり等)
  • 写真が少ない物件は、情報提供に消極的な可能性がある
  • 内覧前に物件の雰囲気を把握できる

(出典: 不動産会社のミカタ「不動産会社が押さえておきたいポータルサイト厳選8社」、2024年)

(4) お気に入り保存・新着通知を活用する

気になる物件はお気に入り保存し、新着通知を設定することで、効率的に物件を追跡できます。

活用方法

  • お気に入り保存:複数の物件を比較検討
  • 新着通知:希望条件に合った新着物件を見逃さない
  • 定期的にチェック:物件情報は随時更新されるため、週1-2回確認

(5) 気になる物件は早めに問い合わせて確認する

気になる物件は、早めに問い合わせて「まだ契約可能か」を確認してください。

早めの問い合わせが重要な理由

  • 人気物件は数日で契約されることがある
  • おとり物件(すでに契約済みの物件)を見極められる
  • 内覧日程を早めに調整できる

不動産ポータルサイト利用時の注意点:おとり物件・営業電話・情報更新のズレ

(1) おとり物件の見極め方(すでに契約済みの物件に注意)

おとり物件とは、すでに契約済み・成約済みなのに、集客目的で掲載され続ける物件のことです。宅地建物取引業法で禁止されています。

おとり物件の特徴

  • 好条件すぎる物件(相場より大幅に安い、駅近で広い等)
  • 掲載期間が長い物件(数か月間掲載され続けている)
  • 写真が少ない、情報が不明瞭

対策

  • 気になる物件は早めに問い合わせて「まだ契約可能か」を確認
  • 不動産会社に直接確認する
  • 複数のポータルサイトで同じ物件を比較(掲載状況が異なる場合は注意)

(2) 資料請求後の営業電話・メール対策(連絡方法の事前指定)

資料請求後、提携不動産会社からの営業電話やメールが続くケースがあります。

対策

  • 資料請求時に「連絡はメールのみ希望」と明記
  • 問い合わせフォームで連絡方法を指定
  • 電話番号の記載を避ける(メールアドレスのみ提供)
  • 不要な連絡は「配信停止」を依頼

(3) 掲載物件情報の更新タイミングのズレ(不動産会社に直接確認)

掲載物件情報は不動産会社が提供しており、更新タイミングにズレが生じる可能性があります。

注意点

  • ポータルサイトの情報は、不動産会社の更新タイミングに依存
  • 最新情報は不動産会社に直接問い合わせて確認
  • 内覧前に「まだ契約可能か」を確認

まとめ:目的別の不動産ポータルサイトの使い分け

不動産ポータルサイトは、SUUMO・LIFULL HOME'S・アットホームの3大サイトを併用することで、物件情報を網羅できます。

LIFULL HOME'Sは2024年5月時点で約468万件の賃貸物件を掲載し、日本最大級の物件数を誇ります。匿名査定機能や訪問査定率ランキング4年連続1位の実績があり、売却検討者にも適しています。

物件選びでは、複数サイトの併用、検索条件の優先順位設定、写真の多さでの判断、早めの問い合わせが重要です。おとり物件の見極めと営業電話対策も忘れずに行いましょう。

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よくある質問

Q1LIFULL HOME'Sとは何ですか?

A1LIFULL HOME'Sは、東証プライム上場のLIFULL社が運営する日本最大級の不動産・住宅情報サイトです。2024年5月時点で約468万件の賃貸物件を掲載し、4,500社以上の不動産会社と提携しています。匿名査定機能、訪問査定率ランキング4年連続1位の実績があり、2024年にはChatGPT統合による生成AI活用も強化しました。アプリは累計750万ダウンロード(2024年4月時点)されており、多くのユーザーに利用されています。

Q2LIFULL HOME'SとSUUMOはどちらが良いですか?

A2物件数ではLIFULL HOME'Sが約468万件と日本最大級、認知度ではSUUMOが最も高い傾向です。LIFULL HOME'Sは匿名査定機能や訪問査定率の高さが強み、SUUMOは豊富な検索条件と高い認知度が強みです。どちらか一方を選ぶのではなく、両サイトを併用することで、より多くの物件情報をカバーできるため、併用を推奨します。同じ物件でも掲載サイトにより情報が異なる場合があるためです。

Q3おとり物件はどう見極めればいいですか?

A3おとり物件は、好条件すぎる物件(相場より大幅に安い、駅近で広い等)、掲載期間が長い物件(数か月間掲載され続けている)、写真が少ない・情報が不明瞭な物件に注意が必要です。気になる物件は早めに問い合わせて「まだ契約可能か」を確認し、複数のポータルサイトで同じ物件を比較してください。おとり物件は宅地建物取引業法で禁止されており、発覚した場合は監督官庁に通報できます。

Q4資料請求後の営業電話を減らすにはどうすればいいですか?

A4資料請求時に「連絡はメールのみ希望」と明記する、問い合わせフォームで連絡方法を指定する、電話番号の記載を避ける(メールアドレスのみ提供)等の対策が有効です。不要な連絡が続く場合は、不動産会社に「配信停止」を依頼してください。一部のポータルサイトでは、資料請求時に連絡方法を選択できる機能がありますので、活用することを推奨します。

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Room Match編集部

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