不動産の相談先と解決方法:状況別の専門家選び

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/3

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不動産の悩みを抱えている方へ:適切な相談先の選び方

不動産の売買や賃貸、相続、税金など、不動産に関する悩みを抱えている方は少なくありません。「どこに相談すればいいのか」「無料と有料、どちらを選ぶべきか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、不動産の相談先の種類、状況別の専門家の選び方、無料相談窓口の活用法を、全国宅地建物取引業協会連合会不動産適正取引推進機構の情報を元に解説します。

適切な専門家に相談することで、トラブルを早期解決し、不利益を最小限に抑えることができます。

この記事のポイント

  • 不動産の相談先は状況により異なる(売買トラブルは宅建士・弁護士、税金は税理士)
  • 都道府県宅建協会、不動産適正取引推進機構などの無料相談窓口が充実
  • まず無料相談で方向性を確認し、必要に応じて有料の専門家へ切り替えるのが効率的
  • 2025年問題により相続不動産・空き家の相談が急増中(空き家率13.8%、約900万戸)

相談内容の整理:状況別の専門家マップ

不動産の相談は内容により適切な専門家が異なります。まず自分の状況を整理しましょう。

(1) 売買契約トラブル → 宅建士・弁護士

不動産の売買契約でトラブルが発生した場合、まずは都道府県宅建協会の無料相談窓口に連絡しましょう。宅建士(宅地建物取引士)や弁護士が対応し、契約内容の確認や解決策を提案してくれます。

法的トラブル(契約不履行、損害賠償請求等)に発展する場合は、弁護士への相談が必要です。

(2) 賃貸トラブル(家賃滞納・退去等) → 弁護士・消費生活センター

賃貸契約のトラブル(家賃滞納、原状回復費用の高額請求、退去トラブル等)は、消費生活センターや弁護士へ相談しましょう。

消費生活センターでは、契約トラブル全般に対応しており、無料で相談できます。

(3) 相続不動産 → 税理士・弁護士・宅建士

相続した不動産の扱いは、複数の専門家への相談が必要です。

相談内容 専門家
相続税の計算・申告 税理士
相続人間のトラブル 弁護士
不動産の売却・査定 宅建士

2025年問題により、団塊世代が75歳以上となり、相続不動産の相談が急増しています。空き家率は13.8%(約900万戸)に達しており、早めの対策が重要です。

(出典: アットホーム

(4) 税金相談(譲渡所得税・固定資産税等) → 税理士

不動産の売却時の譲渡所得税、相続時の相続税、毎年の固定資産税など、税金に関する相談は税理士へ依頼しましょう。

税金は専門知識が必要で、誤った申告は追徴課税のリスクがあります。

(5) 不動産会社とのトラブル → 都道府県宅建協会・弁護士

不動産会社とのトラブル(仲介手数料の過剰請求、おとり物件、契約内容の虚偽説明等)は、都道府県宅建協会の苦情相談窓口へ連絡しましょう。

宅建業法に基づく指導・監督権限があり、業者への是正勧告や行政処分を行う場合があります。

無料相談窓口の種類と特徴

まずは無料相談窓口を活用し、方向性を確認することをお勧めします。

(1) 都道府県宅建協会:宅建士・弁護士・不動産鑑定士が対応

全国宅地建物取引業協会連合会によると、都道府県宅建協会では無料相談窓口を設けており、宅建士資格を持つ不動産相談士、弁護士、不動産鑑定士が対応します。

一般相談と苦情相談の両方に対応しており、不動産会社とのトラブルにも強い味方となります。

(2) 不動産適正取引推進機構:無料電話相談(平日10:00〜16:00)とADR

不動産適正取引推進機構では、平日10:00〜16:00に無料電話相談を実施しています。売買・賃貸借契約等の相談に対応しています。

さらに、ADR(裁判外紛争解決)サービスも提供しており、訴訟よりも迅速・低コストでトラブルを解決できます。

(3) 消費生活センター:欠陥住宅・シックハウス・契約トラブル

消費生活センターは、地方自治体が設置する消費者問題の相談窓口です。欠陥住宅、シックハウス、契約トラブル等、消費者問題全般に対応しています。

全国どこからでも「188(いやや)」に電話すれば、最寄りの消費生活センターにつながります。

(4) 住まいるダイヤル:住宅リフォーム・紛争処理支援センター

住まいるダイヤル(0570-078374)は、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの無料専門相談窓口です。住宅の品質、リフォーム、トラブル等に関する相談に対応しています。

(5) 法テラス:無料法律相談(一定の収入要件あり)

法テラス(日本司法支援センター)は、無料法律相談を提供する公的機関です。賃貸契約、売買登記、家賃滞納、欠陥住宅等に対応しています。

ただし、一定の収入要件があり、収入が基準を超える場合は利用できません。

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有料相談の専門家:弁護士・宅建士・税理士の役割分担

無料相談で解決しない場合、有料の専門家への相談を検討しましょう。

(1) 弁護士:法的トラブル・訴訟・契約書作成

弁護士は、法的トラブル全般に対応します。契約不履行、損害賠償請求、訴訟代理、契約書作成等が主な業務です。

相談料の相場は30分5,000円程度です。

(2) 宅建士(不動産相談士):売買・賃貸の実務相談

宅建士は、不動産取引の専門家です。物件の査定、契約内容の確認、売買・賃貸の実務相談等に対応します。

不動産相談士は、宅建士資格に加えて専門研修を受けた不動産相談のスペシャリストです。

(3) 税理士:税金計算・確定申告・節税対策

税理士は、税金に関する専門家です。譲渡所得税の計算、相続税の申告、固定資産税の確認、節税対策等に対応します。

相談料の相場は1時間1〜3万円程度です。

(4) 費用相場

専門家 相談料相場
弁護士 30分5,000円〜
税理士 1時間1〜3万円
宅建士 無料〜1時間5,000円程度

相談時の準備と注意点

相談をスムーズに進めるために、以下の準備をしましょう。

(1) 必要書類の準備

以下の書類を用意すると、相談がスムーズに進みます。

  • 契約書(売買契約書、賃貸借契約書等)
  • 重要事項説明書
  • 登記簿謄本
  • 固定資産税評価証明書
  • 領収書・請求書

(2) 相談内容の事前整理

相談内容を事前に整理しておきましょう。

  • いつ、どこで、何が起きたか(時系列)
  • 誰が関与しているか(不動産会社、売主、買主等)
  • 何を解決したいか(争点の明確化)

(3) 無料相談の時間制限と有料相談への切り替え

無料相談には時間制限がある場合が多く(30分〜1時間)、複雑なトラブルは有料相談が必要な場合があります。

まず無料相談で方向性を確認し、必要に応じて有料相談へ切り替えることをお勧めします。

(4) 複数の専門家に相談するメリット

1人の専門家だけでなく、複数の専門家にセカンドオピニオンを求めることで、より客観的な判断ができます。

まとめ:状況別の相談先と次のアクション

不動産の相談先は、状況により異なります。売買トラブルは宅建士・弁護士、税金は税理士、賃貸トラブルは消費生活センター・弁護士が適切です。

まずは都道府県宅建協会や不動産適正取引推進機構などの無料相談窓口で方向性を確認し、必要に応じて有料の専門家へ切り替えることをお勧めします。

2025年問題により相続不動産・空き家の相談が急増しています。早めに専門家へ相談し、適切な対策を講じましょう。詳細は全国宅地建物取引業協会連合会や各都道府県の相談窓口でご確認ください。

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よくある質問

Q1不動産トラブルが発生した場合、まず誰に相談すればよいですか?

A1まずは都道府県宅建協会の無料相談窓口または不動産適正取引推進機構(平日10:00〜16:00)に電話相談しましょう。宅建士・弁護士・不動産鑑定士が対応し、方向性を示してくれます。法的トラブルなら弁護士、税金なら税理士への相談が必要です。売買契約の内容確認や不動産会社とのトラブルは宅建士が適しています。

Q2無料相談と有料相談の違いは?どちらを選ぶべきですか?

A2無料相談は時間制限があり(30分〜1時間)、簡易的なアドバイスが中心です。複雑なトラブルや訴訟が必要な場合は有料相談(弁護士30分5,000円〜)へ切り替えましょう。まず無料相談で方向性を確認し、必要に応じて有料の専門家へ依頼するのが効率的です。費用をかけたくない場合は、無料相談を複数利用してセカンドオピニオンを得ることもできます。

Q3弁護士と宅建士、どちらに相談するべきですか?

A3売買・賃貸の実務相談(契約内容・価格査定・物件選び等)は宅建士、法的トラブル(契約不履行・訴訟・損害賠償等)は弁護士へ相談しましょう。不動産会社とのトラブルは都道府県宅建協会の苦情相談が有効です。税金相談は税理士、相続問題は弁護士と税理士の両方への相談が必要な場合があります。

Q4不動産会社とトラブルになった場合の相談先は?

A4都道府県宅建協会の苦情相談窓口へ連絡しましょう。宅建業法に基づく指導・監督権限があり、仲介トラブルやおとり物件等の相談に対応します。重大な法令違反があれば国土交通省や都道府県の宅建業指導課へ報告も可能です。まずは証拠(契約書、メール、録音等)を保全し、時系列で状況を整理してから相談することをお勧めします。

Q52025年問題が不動産相談にどのような影響を与えていますか?

A5団塊世代が75歳以上となり、相続不動産・空き家の相談が急増中です。空き家率は13.8%(約900万戸)に達しており、相続後の売却・税金・管理に関する相談が増加しています。早めに税理士や宅建士へ相談し、相続前の対策(生前贈与、遺言書作成、売却時期の検討等)を講じることが重要です。相続登記は2024年4月から義務化されており、3年以内に登記しないと過料の対象となります。

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