なぜ日土地淀屋橋ビルが注目されるのか
大阪市中央区でオフィス移転を検討する際、「日土地淀屋橋ビルはどのような物件なのか」「現在の状況はどうなっているのか」という疑問を抱く方は多いでしょう。
この記事では、日土地淀屋橋ビルの歴史、再開発の全容、新施設「淀屋橋ステーションワン」の詳細を、公式発表と最新情報をもとに詳しく解説します。
オフィス移転を検討するビジネスパーソンや経営者が、淀屋橋エリアの最新不動産事情を正確に把握できるようになります。
この記事のポイント
- 旧日土地淀屋橋ビルは再開発のため解体済み、現在は「淀屋橋ステーションワン」として建設中(2025年夏開業予定)
- 地上31階・地下3階・高さ約150mのランドマークビルとして生まれ変わる
- 淀屋橋駅から徒歩1分、御堂筋と土佐堀通りの角地という最高の立地
- 商業ゾーン、オフィスゾーン、多目的イベントスペース、オープンイノベーションオフィス「SENQ淀屋橋」を配置
- 日本土地建物、みずほ銀行グループなどの主要テナントが入居予定
日土地淀屋橋ビルが注目される理由は、淀屋橋駅から徒歩1分という好立地と、御堂筋の玄関口に誕生する高さ約150mのランドマークビルという圧倒的な存在感にあります。
旧ビルは1961年竣工の9階建てオフィスビルでしたが、老朽化に伴い、京阪御堂筋ビルとの共同建替えにより、淀屋橋ステーションワンとして生まれ変わります。
2022年7月に着工し、2025年夏の開業を予定しており、大阪市中央区の新たなビジネス拠点として注目を集めています。
日土地淀屋橋ビルの歴史と再開発の背景
日土地淀屋橋ビルは、半世紀以上の歴史を持つビルから、最先端の複合施設へと進化します。
(1) 旧ビルの概要(1961年竣工)
旧日土地淀屋橋ビルの基本情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市中央区北浜3-6-13 |
| 竣工年 | 1961年 |
| 構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、地上9階 |
| 用途 | 賃貸オフィスビル |
| アクセス | 淀屋橋駅(大阪メトロ御堂筋線・京阪本線)徒歩1分 |
旧ビルは、日本土地建物グループの拠点として長年ビジネス街の中核を担ってきました。
(2) 淀屋橋駅東地区都市再生事業とは
淀屋橋駅東地区都市再生事業は、中央日本土地建物と京阪ホールディングスが共同で進める大規模再開発プロジェクトです。
事業の目的:
- 老朽化した既存ビル(日土地淀屋橋ビル、京阪御堂筋ビル)の建替え
- 御堂筋の玄関口にふさわしい高層ランドマークビルの建設
- 商業・オフィス・公共スペースを融合した複合施設の実現
- 地域の防災性・利便性の向上
事業スケジュール:
- 2022年7月:着工
- 2025年5月:竣工予定
- 2025年夏:開業予定
執筆時点(2025年12月)では、建設が進行中です。
(3) 共同建替えの経緯
共同建替えは、複数の所有者が協力して既存建物を解体し、新しいビルを建設する事業手法です。
共同建替えのメリット:
- 敷地の有効活用(容積率の向上、高層化)
- 建設コストの削減(規模の経済)
- 最新設備・耐震性能の実現
日土地淀屋橋ビルと京阪御堂筋ビルは隣接しており、共同建替えにより一体的な開発が可能になりました。
淀屋橋ステーションワンの全体像
淀屋橋ステーションワンは、オフィス・商業・交流スペースを融合した複合施設です。
(1) 施設の基本スペック(地上31階・高さ約150m)
淀屋橋ステーションワンの基本スペックは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市中央区北浜3丁目6番ほか |
| 構造・階数 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、地上31階・地下3階 |
| 高さ | 約150m |
| 敷地面積 | 約3,370㎡ |
| 延床面積 | 約66,880㎡ |
| 用途 | 事務所、店舗、駐車場等 |
| 竣工予定 | 2025年5月 |
| 開業予定 | 2025年夏 |
高さ約150mは、淀屋橋エリアで最高クラスのランドマークビルです。
(2) フロア構成(商業・オフィス・イベントスペース)
淀屋橋ステーションワンのフロア構成は以下の通りです。
フロア別用途:
| フロア | 用途 |
|---|---|
| B1〜2F | 商業ゾーン(飲食店、物販店等) |
| 3〜9F | オフィスゾーン |
| 10〜11F | SENQ淀屋橋(オープンイノベーションオフィス) |
| 12〜31F | オフィスゾーン |
| 屋上 | 多目的イベントスペース |
商業施設は1階から2階に配置され、オフィスワーカーの利便性を高めます。
(3) SENQ淀屋橋(オープンイノベーションオフィス)
SENQ淀屋橋は、10〜11階に設置されるオープンイノベーションオフィスです。
SENQ淀屋橋の特徴:
- テナント間の交流・協業を促進する共用スペース
- イベント開催、セミナー、ネットワーキングの場を提供
- スタートアップから大企業まで、多様な企業が集う
メリット:
- 他業種との出会いによる新規ビジネスの創出
- 最新トレンド・知見の共有
- 採用・人材交流の機会
オープンイノベーションを重視する企業にとって、魅力的な環境です。
アクセス・立地と周辺環境の魅力
淀屋橋ステーションワンの最大の強みは、淀屋橋駅徒歩1分という抜群のアクセスです。
(1) 淀屋橋駅徒歩1分の好立地
淀屋橋駅は、大阪メトロ御堂筋線と京阪本線が交差する主要駅です。
アクセス:
| 路線 | 所要時間(主要駅まで) |
|---|---|
| 大阪メトロ御堂筋線 | 梅田駅まで5分、新大阪駅まで12分 |
| 京阪本線 | 京橋駅まで6分、枚方市駅まで24分 |
| 徒歩 | 北浜駅まで徒歩3分、本町駅まで徒歩8分 |
淀屋橋駅徒歩1分のメリット:
- 雨天時も傘なしで通勤可能
- 取引先・来客のアクセスが容易
- 移動時間の短縮により業務効率が向上
ビジネス拠点として最高の立地条件です。
(2) 御堂筋と土佐堀通りの角地という視認性
淀屋橋ステーションワンは、御堂筋と土佐堀通りの角地に位置します。
角地立地のメリット:
- 高い視認性(御堂筋を通行する人々の目に留まる)
- ビルのブランド価値・企業イメージの向上
- 集客力の向上(商業施設にとって有利)
御堂筋は大阪を代表するビジネス街のメインストリートであり、そこに面する角地ビルは高い資産価値を持ちます。
(3) 周辺のビジネス環境と商業施設
淀局橋エリアは、大阪市中央区のビジネス街の中心地です。
周辺のビジネス施設:
- 大阪証券取引所(徒歩5分)
- 日本銀行大阪支店(徒歩7分)
- 大阪市役所(徒歩10分)
- 主要金融機関(みずほ銀行、三菱UFJ銀行等)
周辺の商業施設:
- 北浜レトロビルヂング(カフェ・雑貨店)
- 大阪取引所ビル(飲食店)
- 御堂筋沿いの飲食店・カフェ
ビジネスランチ、接待、休憩に便利な施設が充実しています。
オフィス設備・スペックとテナント情報
淀屋橋ステーションワンは、最新のオフィス設備を備えています。
(1) オフィスフロアの仕様と設備
オフィスフロアの主な仕様は以下の通りです。
主要設備:
| 設備 | 仕様 |
|---|---|
| 基準階面積 | 約1,500㎡(自由度の高いレイアウトが可能) |
| 天井高 | 2.8m以上(開放感のある空間) |
| 空調 | 個別空調(フロアごとに温度調整可能) |
| エレベーター | 高速エレベーター複数基 |
| セキュリティ | 入退館管理システム、防犯カメラ |
| 通信設備 | 光ファイバー対応、高速インターネット環境 |
| 耐震性能 | 最新の耐震基準に適合 |
最新設備により、快適なオフィス環境を実現します。
(2) 主要テナント(日本土地建物、みずほ銀行グループ等)
淀屋橋ステーションワンの主要テナントは以下の通りです。
入居予定テナント:
- 日本土地建物関西支社
- みずほ銀行グループ
- 淀屋橋山上法律事務所
- その他、複数のテナント入居予定
大手企業の入居により、ビル全体の信頼性・ブランド価値が高まります。
(3) テナント募集状況と入居条件
テナント募集は、中央日本土地建物グループが行っています。
入居を検討する際の確認事項:
- 賃料(執筆時点では公式発表されていないため、問い合わせが必要)
- 共益費・管理費
- 契約期間・更新条件
- フロア面積・レイアウトの自由度
- 駐車場の有無・料金
問い合わせ先: 中央日本土地建物グループ公式サイト(https://www.chuo-nittochi.co.jp/)
詳細な賃料・契約条件は、直接問い合わせることが推奨されます。
まとめ:オフィス移転を検討する際のポイント
日土地淀屋橋ビルは、再開発により「淀屋橋ステーションワン」として生まれ変わります。
地上31階・高さ約150mのランドマークビルとして、2025年夏に開業予定です。淀屋橋駅徒歩1分、御堂筋と土佐堀通りの角地という最高の立地に、商業・オフィス・イベントスペース・オープンイノベーションオフィス「SENQ淀屋橋」を配置します。
日本土地建物、みずほ銀行グループなどの主要テナントが入居予定で、ビジネス拠点として高い価値を持ちます。
オフィス移転を検討する際は、以下のポイントを総合的に判断してください。
オフィス移転の判断ポイント:
立地・アクセス:
- 淀屋橋駅徒歩1分という圧倒的な利便性
- 御堂筋の角地という高い視認性・ブランド価値
- 周辺のビジネス施設・商業施設の充実度
オフィス環境:
- 最新設備(個別空調、高速エレベーター、高速インターネット等)
- 基準階面積約1,500㎡の自由度の高いレイアウト
- SENQ淀屋橋によるテナント間交流の機会
企業イメージ:
- 高さ約150mのランドマークビルという存在感
- 大手企業との同居によるブランド価値の向上
- 取引先・採用候補者へのアピール
コスト:
- 賃料・共益費・管理費
- 駐車場料金
- 移転コスト(内装工事、引越し費用等)
長期的な視点:
- 契約期間・更新条件
- 将来的な増床・縮小の可能性
- ビルの資産価値・維持管理の安定性
オフィス移転は、企業の成長戦略に直結する重要な意思決定です。立地、設備、コスト、企業イメージを総合的に判断し、自社のニーズに最も合った物件を選びましょう。
淀屋橋ステーションワンに関する最新情報は、中央日本土地建物グループ公式サイトで確認してください。
