日土地新砂ビルとは?
日土地新砂ビルのオフィス移転やビジネス訪問を検討する際、「どこにあるのか」「どのようなテナントが入居しているのか」と疑問に感じる方は多いでしょう。
この記事では、日土地新砂ビルの基本情報(所在地、アクセス、建物概要)、テナント構成、新砂エリアの賃料相場、物流施設としての特徴を、HOME'Sや建物記録の調査データを元に解説します。
オフィス移転やビジネス訪問を検討する方でも、日土地新砂ビルの情報を正確に把握できるようになります。
この記事のポイント
- 日土地新砂ビルは東京都江東区新砂に位置する物流・倉庫特化型の施設
- 東京メトロ東西線「東陽町駅」徒歩8分と、東京臨海部の物流拠点として好立地
- DHC新砂物流センター等の大手企業が物流拠点として利用
- 新砂エリアの賃料相場は坪単価8,000円〜10,000円程度
- 1998年竣工で築25年以上経過しており、設備の老朽化には注意が必要
2. 日土地新砂ビルの基本情報(所在地・アクセス・建物概要)
(1) 所在地と最寄り駅からのアクセス
HOME'Sによると、日土地新砂ビルの所在地とアクセスは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江東区新砂1-5-23 |
| 最寄り駅 | 東京メトロ東西線「東陽町駅」徒歩8分 |
| その他のアクセス | 東京メトロ東西線「南砂町駅」徒歩11分、JR京葉線「潮見駅」徒歩12分 |
東陽町駅から徒歩8分と、東京臨海部の物流拠点として好立地です。
(2) 建物概要(竣工年・構造・階数)
HOME'Sによると、建物概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 竣工 | 1998年 |
| 構造 | 鉄骨造 |
| 階数 | 地上5階 |
| 用途 | 倉庫・物流センター |
1998年竣工で築25年以上経過しており、物流施設として長年利用されています。
(3) 日土地グループについて
日土地新砂ビルは、日本土地建物株式会社が管理するビルです。日本土地建物株式会社は、東京都内を中心にオフィスビルや商業施設を多数管理する不動産会社です。
3. 日土地新砂ビルのテナント構成と利用状況
(1) 現在の主要テナント(DHC物流センター等)
建物記録によると、現在の主要テナントは以下の通りです。
- DHC新砂物流センター: 化粧品・健康食品大手のDHCの物流拠点
- 本通運東陽物流センター: 物流会社の拠点
- G-Net豊洲センター: 物流関連企業の拠点
DHCなどの大手企業が物流拠点として利用している実績があります。
(2) 物流・倉庫用途としての利用実績
日土地新砂ビルは物流・倉庫用途に特化した施設で、商品の保管・配送を行うための拠点として利用されています。
鉄骨造・地上5階の構造で、床荷重が高く、重量物の保管に適した設計となっています。
(3) 過去のテナント履歴
建物記録によると、過去には以下のテナントが入居していました。
- 帝人東京流通センター: 繊維大手の帝人の物流拠点
- クラウドステージ東陽倉庫: 物流倉庫事業者
長年にわたり、大手企業の物流拠点として利用されている実績があります。
4. 新砂エリアの不動産市場と賃料相場
(1) 新砂エリアの立地特性(東京臨海部の物流拠点)
新砂エリアは東京臨海部に位置し、物流拠点として発展してきた地域です。LNEWSによると、日通が2017年に15万㎡のマルチテナント型(複数のテナントが入居できる形態)物流施設を竣工するなど、大型の物流施設開発が進んでいます。
住宅地と工業地が混在しており、物流施設・倉庫・工場が多数立地しています。
(2) 賃料相場(坪単価8,000円〜10,000円)
ビルサクによると、新砂エリアのオフィスビル賃料相場は以下の通りです。
| 事例 | 面積 | 賃料 | 坪単価 |
|---|---|---|---|
| 新砂プラザビル | 66.85坪 | 60万円 | 約8,973円 |
新砂エリアのオフィスビル賃料は坪単価(1坪あたりの賃料。1坪は約3.3㎡)8,000円〜10,000円程度が相場です。東京都心と比較すると手頃な価格帯です。
(3) 周辺の主要オフィスビル・物流施設
新砂エリアには以下のような主要施設があります。
- 新砂プラザビル: オフィスビル
- 日通新砂物流施設: 15万㎡のマルチテナント型物流施設
- イオン東雲: 大型商業施設(新砂エリアから近い)
物流施設が集積しており、物流拠点としての利便性が高いエリアです。
5. 物流施設としての特徴と注意点
(1) 物流施設の設備要件(床荷重・エレベーター等)
物流施設には以下の設備要件が求められます。
- 床荷重: 重量物を保管するため、高い床荷重が必要(一般オフィスの2〜3倍)
- エレベーター: 荷物の搬入・搬出のための大型エレベーター
- 天井高: フォークリフトでの作業に対応した高い天井
日土地新砂ビルは物流施設として設計されており、これらの設備要件を満たしています。
(2) 築年数と設備の老朽化リスク
1998年竣工で築25年以上経過しているため、以下のリスクに注意が必要です。
- 設備の老朽化: エレベーター、空調、電気設備等の更新が必要な時期
- 最新物流施設との比較: 最近建設された物流施設と比べると、設備面で劣る可能性
テナント入居を検討する際は、現地確認で設備の状態を確認することを推奨します。
(3) 一般オフィス用途への転用制約
日土地新砂ビルは物流・倉庫用途に特化した建物のため、以下の制約があります。
- 内装: 一般オフィス向けの内装には大規模な改修が必要
- 床荷重: オフィス用途には過剰な床荷重設計
- 周辺環境: 工業地が混在しており、オフィス環境としては騒音等の問題がある場合も
一般オフィス用途を検討する場合は、他のオフィスビルの検討を推奨します。
6. まとめ: 日土地新砂ビルの特性と周辺環境
日土地新砂ビルは、東京都江東区新砂に位置する物流・倉庫特化型の施設です。東京メトロ東西線「東陽町駅」徒歩8分と、東京臨海部の物流拠点として好立地です。
DHC新砂物流センター等の大手企業が物流拠点として利用しており、長年の利用実績があります。新砂エリアの賃料相場は坪単価8,000円〜10,000円程度と、東京都心と比較すると手頃な価格帯です。
一方、1998年竣工で築25年以上経過しており、設備の老朽化には注意が必要です。物流・倉庫用途に特化した建物のため、一般オフィス用途への転用には制約があります。
オフィス移転やテナント入居を検討する際は、信頼できる不動産会社や管理会社に相談しながら、現地確認を含めた総合的な判断を推奨します。
