目黒西口マンション(1号館・2号館)とは
目黒駅西口からわずか徒歩1分という好立地にある「目黒西口マンション1号館・2号館」について、購入や賃貸を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、目黒西口マンション1号館・2号館の物件スペック、周辺相場、駅近物件のメリット・デメリット、築古マンション購入時の注意点を詳しく解説します。国土交通省のガイドラインや不動産情報サイトのデータを元に、検討時に確認すべきポイントをまとめました。
この記事のポイント
- 目黒西口マンション1号館は1974年築70戸、2号館は1976年築44戸でどちらも駅徒歩1分
- 目黒駅周辺のマンション相場は平均約7,300万円、3年前比+26%上昇
- 駅徒歩1分は資産価値が高い反面、騒音リスクに注意が必要
- 旧耐震基準(1981年以前)の物件は耐震改修工事の実施有無を最優先で確認
- 修繕積立金の残高・滞納状況は重要事項調査報告書で確認できる
物件スペックとアクセス情報
目黒西口マンション1号館の概要(1974年築・70戸)
目黒西口マンション1号館は、東京都品川区上大崎2-24-13に位置するマンションです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 築年月 | 1974年12月 |
| 総戸数 | 70戸 |
| 構造 | RC造12階建 |
| 最寄駅 | 目黒駅徒歩1分 |
| 大規模修繕 | 2010年9月実施(外壁塗装・バルコニー防水) |
2010年に大規模修繕工事が実施されており、外壁塗装やバルコニー防水が行われています。
目黒西口マンション2号館の概要(1976年築・44戸)
目黒西口マンション2号館は、1号館から2年後に建てられた物件です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 築年月 | 1976年11月 |
| 総戸数 | 44戸 |
| 構造 | RC造地上12階・地下1階 |
| 最寄駅 | 目黒駅徒歩1分 |
| 間取り | 37.80㎡〜74.69㎡(1DK〜3LDK) |
2号館の特徴は、低層階に店舗・事務所が入り、6階以上が住居となっている複合用途マンションである点です。
1号館・2号館の違い(構造・用途・間取り)
| 比較項目 | 1号館 | 2号館 |
|---|---|---|
| 築年 | 1974年 | 1976年 |
| 総戸数 | 70戸 | 44戸 |
| 構造 | RC造12階建 | RC造地上12階・地下1階 |
| 用途 | 住居専用 | 複合用途(低層:店舗・事務所) |
1号館は住居専用のため静かな環境を重視する方に、2号館は低層階に商業施設があるため利便性を重視する方に向いている可能性があります。
目黒駅周辺のマンション相場と価格動向
目黒駅周辺の平均価格と東京都内での位置づけ
目黒駅周辺は東京都内でも特に人気の高いエリアです。不動産情報サイトのデータによると、目黒駅周辺の中古マンション平均価格は約7,300万円で、東京都内で5位の高額エリアとなっています。
| タイプ | 平均価格 |
|---|---|
| 単身向け(1K〜1LDK) | 約3,454万円 |
| ファミリー向け(3K〜3LDK) | 約6,350万円 |
駅徒歩1分の超駅近物件は、上記平均よりもさらに高額になる傾向があります。
3年前比+26%上昇の背景
目黒駅周辺の中古マンション価格は、3年前と比較して約26%上昇しています。これは東京23区内でも特に値上がりが激しいエリアの一つです。
価格上昇の要因としては、交通利便性の高さ(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線の4路線利用可能)や、周辺の再開発による街の魅力向上が挙げられます。
駅徒歩1分のメリット・デメリット
メリット:通勤利便性・資産価値維持
駅徒歩1分の超駅近物件には以下のメリットがあります。
- 通勤時間の大幅短縮: 雨の日も傘をさす時間が短く、毎日の通勤ストレスが軽減
- 資産価値の維持: 駅近物件は需要が高く、将来的な売却時にも買い手がつきやすい
- 生活利便性: 駅周辺の商業施設・飲食店へのアクセスが良好
デメリット:騒音・価格・日当たり
一方で、駅徒歩1分ならではのデメリットも存在します。
- 騒音リスク: 電車の走行音、踏切の警報音、駅前商業施設の喧騒が気になる可能性
- 価格が高額: 駅から離れた物件と比較して購入価格・賃料ともに高め
- 日当たりの問題: 駅前は高層ビルに囲まれ、低層階は日当たりが悪い場合がある
内覧時は昼間だけでなく、夜間や雨天時にも訪問して騒音レベルを確認することをおすすめします。
築古マンション購入時の注意点と確認事項
旧耐震基準と耐震改修工事の確認
目黒西口マンション1号館(1974年築)・2号館(1976年築)は、いずれも旧耐震基準(1981年5月31日以前に建築確認)の物件です。
旧耐震基準の物件で確認すべきポイントは以下の通りです。
- 耐震改修工事の実施有無: 実施済みであれば住宅ローン控除の対象となる場合がある
- 耐震診断の結果: 管理組合に耐震診断の実施状況を確認
- 今後の耐震改修予定: 未実施の場合は修繕計画に含まれているか確認
修繕積立金の残高・滞納状況のチェック
築50年前後のマンションは、大規模修繕(外壁・屋上防水・給排水管交換等)の時期が重なります。国土交通省の「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(2024年6月改定)によると、修繕積立金の目安は平均月額218円/㎡です。
確認すべき項目は以下の通りです。
- 修繕積立金の総額が適正か
- 滞納している住戸がないか
- 追加徴収(数十万〜数百万円)の予定がないか
重要事項調査報告書・総会議事録の確認
築古マンションの購入を検討する際は、以下の書類を必ず確認しましょう。
| 書類 | 確認できる内容 |
|---|---|
| 重要事項調査報告書 | 修繕積立金の総額・滞納状況・管理費値上げ予定 |
| 総会議事録(直近3年分) | 管理組合の活動状況・修繕計画の進捗 |
| 長期修繕計画 | 今後予定されている大規模修繕の内容・費用 |
これらの書類は売主側の仲介業者を通じて取得できます。
まとめ:目黒西口マンション検討時のチェックポイント
目黒西口マンション1号館・2号館は、目黒駅徒歩1分という抜群の立地が魅力の物件です。一方で、1974年・1976年築の旧耐震基準物件であるため、購入検討時には耐震改修工事の実施有無、修繕積立金の状況を最優先で確認する必要があります。
目黒駅周辺は3年前比+26%と値上がりが続いているエリアですが、築古物件は適正価格の見極めが重要です。駅徒歩1分の騒音リスクも含め、複数回の内覧と専門家(宅地建物取引士・ホームインスペクター)への相談をおすすめします。
物件の管理状態が良好であれば、築古マンションでも資産価値を維持できる可能性があります。慎重に情報収集を行い、納得のいく判断をしてください。
