松江市で土地購入・売却する際の価格相場とエリア情報

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/2

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松江市で土地を購入・売却する理由

松江市で土地の購入や売却を検討する際、「県庁所在地としての利便性と価格相場はどうなのか」「駅周辺と郊外でどれくらい価格差があるのか」と疑問に感じる方は少なくありません。

この記事では、松江市の土地価格相場、エリア別の特徴、購入・売却時の注意点を、2025年基準地価や島根県公式サイトの公式情報を元に解説します。

県庁所在地ならではの利便性と、地方都市としての価格メリット、法的な届出義務などを理解し、納得のいく土地取引を実現できるようになります。

この記事のポイント

  • 松江市の土地価格は2025年基準地価平均で13万9212円/坪、前年比+0.31%と微増傾向
  • 住宅地は12万5829円/坪、商業地は22万9114円/坪と用途により価格差がある
  • 地域差が非常に大きく、最高値の朝日町17万2000円/m²から最低値の佐草町340円/m²まで約500倍の差
  • 国土利用計画法により一定規模以上の土地取引は契約後2週間以内に島根県知事への届出が必要

(1) 島根県の県庁所在地として一定の需要

松江市は島根県の県庁所在地で、人口約20万人を擁します。県庁、市役所、金融機関、企業の支店が集積し、県内の行政・経済・文化の中心地として機能しています。

県庁所在地としての安定した需要があり、地方都市の中では比較的活発な土地市場が形成されています。松江市と出雲市で島根県全体の不動産取引の約半分(年間7,000-8,000件のうち約4,000件)を占めており、両市が県内の主要市場となっています。

(2) 比較的手頃な価格帯(坪単価13万9212円/坪、2025年基準地価)

松江市の土地価格は、2025年基準地価平均で4万2111円/m²(13万9212円/坪)です。これは東京都心部や大阪などの大都市と比べて大幅に安価であり、地方都市としては手頃な価格帯と言えます。

2024年3月時点では前年比95.1%と下落傾向にありましたが、2025年は+0.31%と微増に転じており、底打ち感が出ています。購入タイミングとしては比較的有利な状況です。

松江市の概要と立地環境

松江市は島根県北東部に位置し、宍道湖と中海に挟まれた水の都として知られています。県庁所在地として行政・商業機能が集積し、生活利便性が高いエリアです。

(1) 人口約20万人の県庁所在地

松江市は人口約20万人で、島根県内最大の都市です。県庁、市役所、大学、総合病院、商業施設が集積し、県内の中心都市として機能しています。

地方都市特有の人口減少・高齢化の影響はあるものの、県庁所在地としての安定した需要が土地市場を支えています。

(2) 交通アクセスと生活利便性

松江市の中心はJR松江駅周辺です。駅周辺には商業施設、飲食店、金融機関が集積し、生活利便性が高い環境です。

山陰自動車道の整備により、広島方面や鳥取方面へのアクセスも向上しています。県庁所在地としての公共交通網や生活インフラが整っており、都市機能は一定水準を保っています。

(3) 地方都市としての特性

松江市は地方都市として、大都市圏に比べて地価が安価です。一方で、雇用機会や商業施設の選択肢は都市部に比べて限られます。

移住や住み替えを検討する場合は、生活利便性と雇用機会のバランスを考慮することが重要です。

土地の価格相場(公示地価・実取引価格)

松江市の土地価格は、公的な指標である公示地価・基準地価と、実際の取引価格の両面から把握できます。

(1) 2025年基準地価平均(4万2111円/m²、13万9212円/坪、前年比+0.31%)

2025年の基準地価平均は4万2111円/m²(13万9212円/坪)で、前年比+0.31%と微増に転じています。2024年3月時点では前年比95.1%と下落傾向でしたが、底打ち感が出ている状況です。

基準地価とは、都道府県が毎年7月1日時点で調査・公表する土地価格の指標で、公示地価を補完する役割を持ちます。

(2) 住宅地・商業地の価格差(住宅地3万8063円/m²、商業地6万9307円/m²)

松江市の土地価格は、用途地域により大きく異なります。

用途地域 平均価格(m²) 平均価格(坪)
住宅地 3万8063円 12万5829円
商業地 6万9307円 22万9114円

住宅地と商業地では約1.8倍の価格差があります。用途地域とは、都市計画法で定められた土地の利用目的による区分(住居地域、商業地域、工業地域等)で、建築できる建物に制限があります。

(3) 地域差(最高値の朝日町17万2000円/m²、最低値の佐草町340円/m²)

松江市内でも、地域により価格差が非常に大きいのが特徴です。

  • 最高値エリア: 朝日町17万2000円/m²(松江駅周辺の商業地)
  • 最低値エリア: 佐草町340円/m²(郊外エリア)
  • 価格差: 約500倍

予算に応じてエリアを選定すれば、坪単価を大幅に抑えることが可能です。松江市全体の平均価格だけで判断せず、購入検討エリアの個別相場を必ず確認することが重要です。

(4) 実取引価格の目安(100m²あたり448万円、2024年10月)

公示地価・基準地価は公的な指標ですが、実際の取引価格とは異なる場合があります。2024年10月時点のデータでは、100m²あたりの平均価格が448万円となっています。

坪単価に換算すると、100m²=約30.25坪なので、448万円÷30.25坪=約14.8万円/坪となります。これは基準地価の平均(13万9212円/坪)と近い水準です。

実際の取引価格は、立地・形状・接道状況・地盤条件により変動するため、複数の不動産会社に査定を依頼し、適正価格を確認することをおすすめします。

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エリア別の特徴(駅周辺・学園・郊外)

松江市の土地は、立地により価格や特徴が大きく異なります。購入目的や予算に応じてエリアを選定しましょう。

(1) 松江駅周辺(朝日町・雑賀町)の高価格帯

松江駅周辺(朝日町・雑賀町)は、商業施設、飲食店、金融機関が集積する松江市の中心地です。地価は市内で最も高く、朝日町は17万2000円/m²と市内最高値を記録しています。

生活利便性が高く、通勤・通学に便利なため、一定の需要があります。一方で、価格が高いため、予算に応じてエリアを選定することが重要です。

(2) 学園地区の特徴

松江市には島根大学をはじめとする教育機関があり、学園地区として一定の需要があります。学生向けのアパートや単身者向け住宅の需要が見込まれるエリアです。

学園地区は、駅周辺ほど高価格ではありませんが、郊外に比べると一定の地価水準を保っています。

(3) 郊外エリアの価格メリット

郊外エリア(佐草町等)は、市街地から離れるため地価が大幅に安くなります。最低値の佐草町は340円/m²と、市街地の100分の1以下の価格です。

広い土地を低価格で取得できるメリットがある一方、生活利便性(買い物、医療、公共交通)は市街地に劣ります。自動車が必須となる場合が多いため、生活スタイルに応じて検討しましょう。

購入・売却のポイントと注意点

松江市で土地を購入・売却する際は、法的な届出義務や建築条件を理解しておくことが重要です。

(1) 分譲地のメリット(インフラ整備済み、境界明確)

分譲地とは、電気・ガス・水道等のインフラが整備済みで区画整理された宅地です。隣地との境界が明確になっているため、インフラ整備のコストと手間を削減できます。

松江市では分譲地の物件も多く、初めて土地を購入する方には分譲地が安心です。ただし、分譲地は建築条件が付いている場合が多いため、次項を確認してください。

(2) 建築条件付き・条件なしの違い

土地には「建築条件付き」と「建築条件なし」の2種類があります。

種類 内容 メリット デメリット
建築条件付き 売主または売主が指定する建築会社で住宅を建築することが条件 分譲地が多く、インフラ整備済み 施工会社の選択肢が限られる
建築条件なし 購入者が自由に建築会社を選定できる 自由に施工会社を選べる インフラ整備が必要な場合がある

松江市では建築条件なしの土地も豊富にあり、自由に施工会社を選びたい場合は条件なし物件を検討しましょう。

(3) 国土利用計画法に基づく届出義務(一定規模以上の土地取引)

国土利用計画法により、一定面積以上の土地取引は契約日から2週間以内に島根県知事への届出が必要です。

  • 届出が必要な面積: 市街化区域では2,000m²以上(約605坪以上)
  • 届出先: 島根県土地利用対策課
  • 届出期限: 契約日から2週間以内
  • 罰則: 届出漏れは罰則対象

松江市・出雲市で島根県全体の不動産取引の約半分を占めるため、届出対象となる可能性があります。不動産会社や宅地建物取引士に確認し、届出漏れを防ぎましょう。

(4) 用途地域・建築制限の確認

土地の用途地域(住居地域、商業地域、工業地域等)により、建築できる建物に制限があります。また、建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)、容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)も用途地域により異なります。

購入前に松江市役所の建築指導課や都市計画課に確認し、希望する建物が建築可能か確認することを推奨します。

まとめ:松江市の土地市場を活用するために

松江市の土地価格は2025年基準地価平均で13万9212円/坪、前年比+0.31%と微増傾向にあります。県庁所在地として一定の需要があり、地方都市としては比較的活発な土地市場が形成されています。

住宅地は12万5829円/坪、商業地は22万9114円/坪と用途により価格差があり、地域差も非常に大きいため、購入検討エリアの個別相場を必ず確認することが重要です。

(1) 2024年〜2025年の価格動向(2024年下落傾向、2025年微増に転じる)

2024年3月時点では前年比95.1%と下落傾向にありましたが、2025年は+0.31%と微増に転じており、底打ち感が出ています。購入タイミングとしては比較的有利な状況と言えます。

(2) 専門家(宅建士、土地家屋調査士)への相談推奨

土地の購入・売却は、法的要件(国土利用計画法の届出義務等)、建築制限(用途地域、建ぺい率、容積率)、災害リスクなど専門知識が必要です。宅地建物取引士や土地家屋調査士に相談し、正確な情報を得ることをおすすめします。

(3) 最新の地価データと実取引価格の確認

土地価格は毎年変動します。2025年基準地価は執筆時点(2025年)のデータであり、今後変動する可能性があります。最新の地価データは国土交通省の地価公示・都道府県の基準地価で確認できます。

また、実際の取引価格は、不動産ポータルサイトや不動産会社への査定依頼で把握できます。複数社の査定を比較し、適正価格を確認しましょう。

信頼できる不動産会社や専門家に相談しながら、無理のない土地取引を実現してください。

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よくある質問

Q1松江市の土地価格相場はどのくらいですか?

A12025年基準地価平均は4万2111円/m²(13万9212円/坪)、前年比+0.31%です。住宅地は3万8063円/m²(12万5829円/坪)、商業地は6万9307円/m²(22万9114円/坪)と用途により価格差があります。地域差が非常に大きく、最高値の朝日町17万2000円/m²から最低値の佐草町340円/m²まで約500倍の差があるため、購入検討エリアの個別相場を必ず確認してください。

Q2松江駅周辺と郊外でどの程度価格差がありますか?

A2商業地(駅周辺)は22万9114円/坪、住宅地は12万5829円/坪です。最高値エリア(朝日町)と最低値エリア(佐草町)では約500倍の価格差があります。予算に応じてエリアを選定すれば、坪単価を大幅に抑えることが可能です。駅周辺は生活利便性が高く需要がありますが、価格が高いため、生活スタイルや予算に応じて検討しましょう。

Q3建築条件付きと建築条件なしの違いは?

A3建築条件付きは、売主または売主が指定する建築会社で住宅を建築することが条件の土地です。分譲地が多く、インフラが整備済みですが、施工会社の選択肢が限られます。建築条件なしは、購入者が自由に建築会社を選定できる土地です。松江市では建築条件なしの土地も豊富にあり、自由に施工会社を選びたい場合は条件なし物件を検討しましょう。

Q4島根県で土地を購入する際の届出義務はありますか?

A4国土利用計画法により、一定規模以上(市街化区域では2,000m²以上、約605坪以上)の土地取引は契約日から2週間以内に島根県知事への届出が必要です。届出漏れは罰則対象となるため注意が必要です。松江市・出雲市で島根県全体の不動産取引の約半分を占めるため、該当する可能性があります。不動産会社や宅地建物取引士に確認し、届出漏れを防ぎましょう。

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