マンションのネット回線はどう選ぶ?おすすめの選び方・注意点を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/17

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マンションでネット回線選びに悩む理由と本記事の目的

マンションに住んでいる方や引っ越しを検討している方の中には、「どのネット回線を選べばいいかわからない」「マンションの回線は遅いって本当?」と悩む方が少なくありません。

マンションのネット回線は、建物の配線方式や導入状況によって速度や選べるサービスが大きく異なります。この記事では、マンションのネット回線の基礎知識から選び方、工事の流れ、よくある失敗と対策まで、契約前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。

この記事のポイント

  • マンションのネット環境は「完備」「対応」「未導入」の3タイプで確認する
  • 配線方式(光配線・VDSL・LAN)によって速度が大きく異なる
  • スマホセット割を活用すれば月額1,100〜1,650円の割引が受けられる
  • 賃貸では管理会社・大家への許可取得が必須
  • 引越しシーズンは工事待ちが長くなるため早めの申し込みが重要

マンションのネット回線の基礎知識(配線方式・回線タイプの違い)

インターネット完備・対応・未導入の違い

マンションのネット環境は、大きく3つのタイプに分かれます。

タイプ 内容 契約の手間
インターネット完備 部屋まで回線が引かれており、すぐに利用可能 不要(管理費に含まれる場合が多い)
インターネット対応 共用部まで回線が引かれている プロバイダ契約が必要
未導入 光回線が引かれていない 個別に光回線工事が必要

まずは物件情報や管理会社に確認し、自分のマンションがどのタイプかを把握することが第一歩です。

光配線方式・VDSL方式・LAN配線方式の速度比較

マンションの配線方式によって、実際に出る速度が大きく変わります。

配線方式 最大速度 実測の目安 特徴
光配線方式 1〜10Gbps 100〜300Mbps 光ファイバーで各部屋まで配線。最も高速
LAN配線方式 100Mbps〜1Gbps 50〜100Mbps LANケーブルで配線。VDSL方式より安定
VDSL方式 100Mbps 30〜90Mbps 電話回線を利用。速度が遅い場合が多い

在宅勤務やオンラインゲーム、4K動画視聴を快適に行いたい場合は、光配線方式のマンションを選ぶか、配線方式の確認を行うことをおすすめします。

光コラボとは?NTT回線を利用するサービスの仕組み

光コラボ(光コラボレーション)とは、NTTのフレッツ光回線を利用した光回線サービスです。ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光などが代表例で、提供エリアが広く、乗り換えもスムーズなのが特徴です。

2025年12月時点では、NTT回線を利用する光コラボサービスが主流となっており、マンションでも導入しやすい選択肢となっています。

マンションのネット回線の選び方と比較ポイント

速度で選ぶ:1ギガプランと10ギガプランの違い

プラン 月額料金の目安 向いている人
1ギガプラン 4,000〜5,000円 単身世帯、動画視聴中心
10ギガプラン 6,000〜7,000円 家族利用、オンラインゲーム、在宅勤務

日常的なネット利用であれば1ギガプランで十分ですが、複数人で同時に利用する場合や高速通信が必要な場合は10ギガプランを検討するとよいでしょう。

料金で選ぶ:月額費用とスマホセット割の活用

スマートフォンと光回線をセットで契約すると、スマホ料金が月額最大1,100〜1,650円割引されるセット割が適用されます。

  • ドコモ光 × ドコモスマホ:最大1,100円/月割引
  • ソフトバンク光 × ソフトバンクスマホ:最大1,100円/月割引
  • auひかり × auスマホ:最大1,100円/月割引

家族全員に適用される場合もあるため、家族のスマホキャリアも考慮して選ぶとお得です。

契約期間で選ぶ:縛りなしプランのメリット・デメリット

契約期間の縛りがないプラン(GMOとくとくBB光など)は、転勤が多い方や短期間の利用を予定している方に人気です。

タイプ メリット デメリット
縛りありプラン 月額料金が安い、キャッシュバック特典が充実 途中解約で違約金が発生
縛りなしプラン いつでも解約可能 月額料金がやや高め

マンションで光回線を導入する際の工事・手続きの流れ

管理会社・大家への許可取得の方法

賃貸マンションで光回線を新規導入する場合、必ず管理会社または大家の許可が必要です。特に壁に穴を開ける工事が必要な場合は、事前に原状回復義務についても確認しておきましょう。

工事の流れと費用の目安(15,000〜20,000円)

光回線の工事費用は、通常15,000〜20,000円が目安です。多くのサービスでは、キャンペーンにより工事費が実質無料となる場合もあります。

工事の一般的な流れ

  1. 光回線サービスに申し込み
  2. 工事日程の調整(繁忙期は2〜3ヶ月待ちの場合も)
  3. 工事当日(1〜2時間程度、立ち会いが必要)
  4. 機器設定後、利用開始

工事不要で使えるホームルーター・モバイルWi-Fiという選択肢

インターネット完備のマンションや、工事の許可が得られない場合は、ホームルーターやモバイルWi-Fiも選択肢になります。コンセントに差すだけで利用開始でき、引越し時の手続きも簡単です。

マンションのネット回線でよくある失敗と対策

配線方式を確認せず契約して速度が遅い

「光回線」という名称でも、マンションの配線方式がVDSL方式の場合、実測速度は30〜90Mbps程度にとどまることがあります。契約前に必ずマンションの配線方式を確認しましょう。

引越しシーズンで工事待ち2〜3ヶ月

3〜4月の引越しシーズンは工事の予約が集中し、2〜3ヶ月待ちになることがあります。入居が決まったら早めに申し込むことをおすすめします。

退去時の原状回復費用を考慮していなかった

壁に穴を開ける工事を行った場合、退去時に原状回復費用がかかる可能性があります。賃貸契約書を確認し、不明点は管理会社に問い合わせましょう。

まとめ:用途別おすすめの選び方と契約前の確認事項

マンションのネット回線を選ぶ際は、まず建物のインターネット環境(完備・対応・未導入)と配線方式を確認することが重要です。速度重視なら光配線方式のマンションや10ギガプラン、コスト重視ならスマホセット割を活用できるサービスを選びましょう。

賃貸の場合は管理会社への許可取得を忘れずに行い、引越しシーズンは早めの申し込みを心がけてください。

料金プランやキャンペーン内容は変更される可能性があるため、契約前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

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よくある質問

Q1マンションで一番速い光回線はどれ?

A1速度重視で選ぶなら、NURO光(平均802Mbps)やauひかり(平均617Mbps)が高速と言われています。ただし、マンションの配線方式が光配線方式であることが前提です。VDSL方式の場合は最大100Mbps程度に制限されるため、契約前に必ずマンションの配線方式を確認してください。

Q2マンションの光回線工事の費用はいくら?

A2通常15,000〜20,000円が目安です。ただし、多くの光回線サービスでは新規契約キャンペーンにより工事費が実質無料となる場合があります。賃貸マンションの場合は、壁に穴を開ける工事が発生すると退去時の原状回復費用がかかる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

Q3賃貸マンションでも光回線工事はできる?

A3管理会社または大家の許可が得られれば工事は可能です。インターネット対応マンションであれば、共用部まで回線が来ているため、部屋内の工事のみで済む場合が多いです。壁に穴を開ける工事が必要な場合は、退去時の原状回復義務について賃貸契約書を確認することをおすすめします。

Q4スマホとのセット割はどれくらいお得?

A4ドコモ光×ドコモスマホ、ソフトバンク光×ソフトバンクスマホなどの組み合わせで、月額最大1,100〜1,650円の割引が受けられます。家族全員のスマホに適用される場合もあり、4人家族なら月額4,000円以上の節約になることも。契約前に家族のスマホキャリアも確認して選ぶとお得です。

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Room Match編集部

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