戸建てのネット回線、月額を抑えたいなら知っておくべきこと
戸建てでインターネット回線を契約する際、「月額料金をできるだけ安くしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。しかし、光回線だけでも多くのサービスがあり、どれを選べばよいか迷ってしまいます。
この記事では、戸建て向けWiFi・ネット回線の料金相場、主要サービスの比較、料金を安くするためのポイントを解説します(2025年時点の情報)。
この記事のポイント
- 戸建ての光回線は月額4,800円〜6,200円が相場
- GMOとくとくBB光が実質月額2,247円で最安クラス
- スマホセット割で月額1,100〜1,650円割引、年間13,200〜19,800円節約可能
- 提供エリアの確認とキャッシュバック受取条件の確認が重要
戸建て向けインターネット回線の種類と料金相場
(1) 光回線(月額4,800円〜6,200円)
戸建て向けの主流はやはり光回線です。通信速度が速く安定しているため、テレワークや動画視聴にも適しています。
| サービス例 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| GMOとくとくBB光 | 4,818円 | 最安クラス、縛りなし |
| NURO光 | 5,200円 | 最大2Gbps、高速 |
| ドコモ光 | 5,720円 | ドコモスマホ割対応 |
| ソフトバンク光 | 5,720円 | ソフトバンクスマホ割対応 |
(2) ホームルーター・CATV等の選択肢
光回線以外の選択肢として、ホームルーター(月額4,000円〜5,000円程度)やCATV(月額5,000円〜6,000円程度)もあります。
- ホームルーター: 工事不要ですぐ使える、ただし通信速度は光回線より劣る
- CATV: テレビとセットで契約可能、地域により提供会社が異なる
速度と安定性を重視するなら光回線がおすすめです。
戸建て向け光回線の主要サービス比較
(1) NURO光(最速・平均速度802Mbps)
NURO光は最大2Gbpsの高速通信が特徴です。
- 月額料金: 5,200円(3年契約)
- 最大速度: 2Gbps(独自回線で混雑に強い)
- キャッシュバック: 最大82,000円(時期により変動)
- 提供エリア: 関東・東海・関西・九州・北海道の一部
注意点: 提供エリアが限定されているため、契約前に公式サイトでエリア確認が必須です。
(2) GMOとくとくBB光(格安SIM向け)
GMOとくとくBB光は、スマホセット割がない格安SIMユーザーに適しています。
- 月額料金: 4,818円(戸建て)
- 実質料金: 2,247円/月(キャッシュバック適用時)
- 契約期間: 縛りなし(違約金なし)
- キャッシュバック: 最大157,000円(条件あり)
(3) ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光(スマホセット割)
大手キャリアのスマホを使っている場合、対応する光回線でセット割が適用されます。
| キャリア | 対応光回線 | 割引額(1回線あたり) |
|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ光 | 最大1,100円/月 |
| au | auひかり、ビッグローブ光等 | 最大1,100円/月 |
| ソフトバンク | ソフトバンク光、NURO光 | 最大1,100円/月 |
家族で同じキャリアを使っていると、複数回線に割引が適用され、年間5万円以上の節約も可能です。
料金を安くするためのスマホセット割とキャンペーン
(1) スマホセット割で年間13,200〜19,800円節約
光回線とスマホを同じキャリアで揃えると、スマホ料金が毎月1,100〜1,650円割引されます。
- 1人の場合: 年間13,200〜19,800円節約
- 4人家族の場合: 年間52,800円以上節約も可能
格安SIMを使っている場合はスマホセット割が適用されないため、月額料金の安いサービス(GMOとくとくBB光等)を選ぶのがポイントです。
(2) キャッシュバックと実質料金の計算方法
光回線の比較では「実質料金」で判断することが重要です。
実質料金の計算式:
実質料金 = (月額料金 × 契約期間 + 工事費 + 事務手数料 − キャッシュバック)÷ 契約期間
例えば月額5,500円で36ヶ月契約、キャッシュバック3万円、工事費無料の場合:
- 総額: 5,500円 × 36ヶ月 − 30,000円 = 168,000円
- 実質月額: 168,000円 ÷ 36ヶ月 = 4,667円/月
(3) 工事費無料キャンペーンの仕組み
多くの光回線で「工事費実質無料」キャンペーンを実施しています。
- 仕組み: 工事費を分割払いにし、毎月同額を割引
- 注意点: 途中解約すると工事費残債が一括請求される
例えば工事費22,000円を36回払い、12ヶ月で解約した場合、残り24ヶ月分(約14,700円)が一括請求されます。
契約前に確認すべき注意点
(1) 提供エリアの確認
NURO光やauひかりなど、提供エリアが限定されるサービスがあります。契約前に必ず公式サイトでエリア確認を行ってください。
(2) 契約期間と解約金
多くの光回線は2年または3年の契約期間があり、途中解約すると違約金が発生します。契約期間の縛りがないサービス(GMOとくとくBB光等)もあります。
(3) キャッシュバックの受取条件
キャッシュバックは受取に手続きが必要な場合が多いです。
- 一般的な流れ: 契約後6〜12ヶ月後に案内メール → 申請手続き → 振込
- 注意点: 申請期限を過ぎると受け取れない、オプション加入が条件の場合も
キャッシュバックの受取時期と条件を事前に確認し、カレンダーに記録しておくことを推奨します。
まとめ:目的別の戸建て向けネット回線の選び方
戸建て向け光回線は月額4,800円〜6,200円が相場です。目的に応じて最適なサービスが異なります。
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 料金重視 | GMOとくとくBB光(実質月額2,247円) |
| 速度重視 | NURO光(最大2Gbps) |
| ドコモユーザー | ドコモ光(スマホセット割) |
| auユーザー | auひかり(スマホセット割) |
| ソフトバンクユーザー | ソフトバンク光・NURO光(スマホセット割) |
料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。契約前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。


