マンションで光回線を安く使う方法|料金プラン比較と選び方のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/7

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マンションで光回線を安く使うには?

マンションで光回線を導入したいけれど、「月額料金を抑えたい」「初期費用をできるだけかけたくない」とお考えの方は多いでしょう。

この記事では、マンション向け光回線の料金相場、安く使うための具体的な方法、導入時の注意点を、総務省や主要通信事業者の公式情報を元に解説します。

初めて光回線を契約する方でも、自分に最適なプランを選べるようになります。

この記事のポイント

  • マンション向け光回線の月額料金相場は3,000~5,000円程度
  • スマホセット割を活用すると月1,100円~1,210円の割引が可能
  • 工事費は15,000~30,000円が相場だが、キャンペーンで実質無料になる場合が多い
  • 配線方式(光配線・VDSL・LAN)により速度が大きく異なるため、建物の設備確認が重要
  • GMOとくとくBB光、BIGLOBE光等、格安SIMユーザーにも適したプロバイダーが増加

(1) マンション向け光回線の基礎知識

マンション向け光回線は、集合住宅内の複数世帯で回線を共有するため、戸建てタイプより月額料金が安く設定されています。

光回線は光ファイバーケーブルを使った高速インターネット回線で、最大1Gbps~10Gbpsの速度が出ます。ただし、マンションでは複数世帯で回線を共有するため、戸建てより速度が遅くなる傾向があります。

(2) 料金を左右する3つの要素

マンション光回線の料金は、以下の3つの要素で変わります。

  • 月額料金: プロバイダーにより3,000~5,000円程度
  • 工事費: 初回のみ15,000~30,000円(キャンペーンで実質無料になる場合が多い)
  • スマホセット割: ドコモ・au・ソフトバンクとのセット契約で月1,100円~1,210円割引

マンション向け光回線の料金相場(月額料金・工事費)

(1) 月額料金の相場(3,000~5,000円程度)

マンション向け光回線の月額料金は、プロバイダーにより異なりますが、3,000~5,000円程度が相場です。4,000円以下であれば安い部類に入ります。

主要プロバイダーの月額料金例:

プロバイダー 月額料金 特徴
GMOとくとくBB光 3,773円 格安SIMユーザーにおすすめ
BIGLOBE光 実質1,390円(2年総額) キャッシュバック込み
ドコモ光 4,400円 ドコモスマホとのセット割あり
ソフトバンク光 4,180円 ソフトバンクスマホとのセット割あり
auひかり 4,180円 auスマホとのセット割あり

※2025年時点の情報です。最新の料金は各プロバイダーの公式サイトでご確認ください。

(2) 工事費の相場(15,000~30,000円)

マンションで光回線を導入する際の工事費は、15,000~30,000円が相場です。ただし、多くのプロバイダーでキャンペーン適用により実質無料になります。

「工事費実質無料」とは、工事費を分割払いし、同額を毎月割引するキャンペーンです。分割払い期間中に解約すると残債が発生するため、契約期間を確認しておきましょう。

なお、マンションに「光コンセント」(光回線の終端装置を接続するコンセント)がすでに設置されている場合、無派遣工事で済み、工事費が抑えられることがあります。

(3) 戸建てとマンションの料金差

戸建てタイプの光回線は月額5,000~6,000円程度であるのに対し、マンションタイプは3,000~5,000円程度と、月1,000~2,000円安く設定されています。

これは、マンションでは複数世帯で回線を共有するため、プロバイダーのコストが抑えられるためです。

光回線を安くする方法(スマホセット割・プロバイダー比較・キャンペーン活用)

(1) スマホセット割を活用する(月1,100円~1,210円割引)

光回線とスマホキャリアをセットで契約すると、月1,100円~1,210円の割引が受けられます。

主なスマホセット割:

キャリア セット割名 割引額 対象光回線
ドコモ ドコモ光セット割 月最大1,100円 ドコモ光
au auスマートバリュー 月最大1,100円 auひかり、ビッグローブ光等
ソフトバンク おうち割光セット 月最大1,210円 ソフトバンク光、NURO光

スマホセット割は家族のスマホも対象になる場合が多いため、家族でまとめると大きな節約になります。

格安SIMユーザーの場合は、スマホセット割がないため、GMOとくとくBB光のように月額料金自体が安いプロバイダーを選ぶのがおすすめです。

(2) プロバイダーを徹底比較する(GMOとくとくBB光等)

プロバイダーごとに月額料金やキャンペーン内容が大きく異なります。複数のプロバイダーを比較し、自分の利用状況に合ったものを選びましょう。

比較のポイント:

  • 月額料金: 3,000~5,000円の範囲で比較
  • 2年総額: キャッシュバックを含めた実質料金
  • 契約期間縛り: 縛りなしプランは違約金がかからない
  • スマホセット割: 自分のスマホキャリアとの組み合わせ

GMOとくとくBB光は月額3,773円で、格安SIMユーザーにも人気です。2024年光コラボアワードで総合満足度最優秀賞を受賞しています。

(3) キャンペーン・キャッシュバックを活用する

多くのプロバイダーでは、新規契約時にキャッシュバックキャンペーンを実施しています。

キャンペーン例:

  • GMOとくとくBB光: 最大117,000円キャッシュバック
  • BIGLOBE光: 2年実質月額1,390円(キャッシュバック込み)

キャンペーン内容は時期により変動するため、契約前に各プロバイダーの公式サイトで最新情報を確認しましょう。

(4) 工事費実質無料のプランを選ぶ

多くのプロバイダーで「工事費実質無料」キャンペーンを実施しています。工事費を分割払いし、同額を毎月割引することで、実質的に工事費が0円になります。

ただし、分割払い期間中に解約すると残債が発生するため、契約期間を確認しておきましょう。

マンションで光回線を導入する際の注意点(配線方式・管理会社への確認・工事)

(1) 配線方式の違い(光配線・VDSL・LAN)と速度への影響

マンションの光回線は、建物の配線方式により速度が大きく異なります。

配線方式 最大速度 特徴
光配線方式 最大1Gbps 共有部から各戸まで光ファイバー、最速
VDSL方式 最大100Mbps 共有部から各戸まで電話線、速度が遅い
LAN配線方式 最大1Gbps 共有部から各戸までLANケーブル

VDSL方式の場合、最大100Mbpsに制限されるため、光配線方式より大幅に遅くなります。建物の設備状況により選択肢が制限されるため、契約前に確認しましょう。

(2) 光コンセントの有無を確認する

光コンセントとは、光回線の終端装置を接続するコンセントのことで、「光」「LAN」等の表記があります。

光コンセントがすでに設置されている場合、無派遣工事で済むことが多く、工事費が抑えられます。光コンセントがない場合は、立ち会い工事が必要になります。

(3) 賃貸マンションでは管理会社・大家の許可が必須

賃貸マンションで光回線を導入する場合、管理会社・大家の許可が必須です。無断で工事を行うと契約違反になる可能性があります。

工事では壁に穴を開ける可能性があるため、事前に管理会社に相談し、許可を得ておきましょう。

(4) 申し込みから開通までの期間(2週間~数ヶ月)

光回線の工事は、申し込みから開通まで2週間~数ヶ月かかることがあります。工事自体は1~2時間で終わりますが、工事日の予約が混み合う時期は開通までに時間がかかります。

引っ越しシーズン(3~4月)や年末年始は工事が混み合うため、早めに申し込むことをおすすめします。

おすすめの光回線プロバイダー比較(料金・特徴)

ここでは、2025年時点でおすすめのプロバイダーを紹介します。

(1) GMOとくとくBB光(格安SIMユーザー向け・月額3,773円)

  • 月額料金: 3,773円
  • 特徴: 格安SIMユーザーにおすすめ、2024年光コラボアワード総合満足度最優秀賞
  • キャンペーン: 最大117,000円キャッシュバック

スマホセット割がない格安SIMユーザーにとって、月額料金自体が安いGMOとくとくBB光は有力な選択肢です。

(2) BIGLOBE光(2年実質月額1,390円)

  • 月額料金: 実質1,390円(2年総額、キャッシュバック込み)
  • 特徴: 価格.comのマンション光回線ランキングで1位(2025年12月時点)
  • キャンペーン: キャッシュバックあり

2年総額で見ると非常に安く、コストパフォーマンスに優れています。

(3) ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光(スマホセット割)

スマホキャリアとのセット割を活用したい方は、以下のプロバイダーがおすすめです。

プロバイダー 月額料金 スマホセット割
ドコモ光 4,400円 ドコモ光セット割(月最大1,100円)
auひかり 4,180円 auスマートバリュー(月最大1,100円)
ソフトバンク光 4,180円 おうち割光セット(月最大1,210円)

スマホセット割を適用すると、実質の月額料金が3,000円台になります。

(4) NURO光(2024年10月プラン刷新)

  • 月額料金: プランにより異なる
  • 特徴: 2024年10月にマンション向けプランを刷新、導入可能な建物が拡大
  • 速度: 独自回線のため混雑しにくく高速

NURO光は独自回線を使用しており、光コラボ(NTTのフレッツ光回線を使ったサービス)より混雑しにくく高速です。ただし、提供エリアが限られているため、契約前に確認が必要です。

まとめ:自分に合った光回線を選ぶポイント

マンションで光回線を安く使うには、月額料金の比較スマホセット割の活用キャンペーンの確認が重要です。

また、建物の配線方式により速度が大きく異なるため、光コンセントの有無や配線方式を事前に確認しておきましょう。賃貸マンションの場合は、管理会社・大家の許可を忘れずに取得してください。

自分のスマホキャリア、利用状況、建物の設備状況を考慮し、最適なプロバイダーを選びましょう。最新の料金やキャンペーンは各プロバイダーの公式サイトでご確認ください。

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よくある質問

Q1マンションタイプとは?戸建てとの違いは?

A1マンションタイプは集合住宅向けのプランで、複数世帯で回線を共有するため月額料金が安く(3,000~5,000円程度)設定されています。一方、戸建てタイプは月額5,000~6,000円程度です。ただし、マンションタイプは複数世帯で回線を共有するため、戸建てより速度が遅くなる傾向があります。

Q2一番安い光回線の選び方は?

A2スマホキャリアとのセット割(月1,100円~1,210円割引)を活用するのが基本です。ドコモ・au・ソフトバンクユーザーは対応する光回線を選びましょう。格安SIMユーザーは、GMOとくとくBB光(月額3,773円)やBIGLOBE光(2年実質月額1,390円)等、月額料金自体が安いプロバイダーがおすすめです。キャンペーンやキャッシュバックも含めた2年総額で比較すると、より正確な判断ができます。

Q3工事費はいくらかかりますか?

A3マンションの工事費は15,000~30,000円が相場ですが、多くのプロバイダーでキャンペーン適用により実質無料になります。「工事費実質無料」とは、工事費を分割払いし、同額を毎月割引するキャンペーンです。ただし、分割払い期間中に解約すると残債が発生するため、契約期間を確認しておきましょう。また、光コンセントがすでに設置されている場合は、無派遣工事で済み、工事費が抑えられることがあります。

Q4配線方式とは何ですか?

A4配線方式とは、マンション共有部から各戸までの配線の種類のことです。光配線方式は最大1Gbpsで最速、VDSL方式は共有部から各戸までが電話線のため最大100Mbpsに制限され、LAN配線方式は最大1Gbpsです。建物の設備状況により選択肢が決まるため、契約前に管理会社や光コンセントの有無を確認することが重要です。VDSL方式の場合、光配線方式より大幅に速度が遅くなる点に注意が必要です。

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Room Match編集部

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