日本一高い土地はどこ?歴代ランキングと最新地価動向を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/6

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日本一高い土地の現在地:銀座4丁目・山野楽器前

「日本一高い土地はどこなのか」と気になる方は少なくありません。地価の動向は、不動産市場のトレンドや経済状況を映す重要な指標です。

この記事では、国土交通省の地価公示データに基づき、2024年時点の日本一高い土地の詳細、歴代ランキング、地価動向、高額地価エリアの共通点を解説します。

不動産投資や市場分析に携わる方、地価動向に関心がある方にとって、信頼できる情報を得られる内容となっています。

この記事のポイント

  • 2024年の日本一高い土地は、東京都中央区銀座4丁目・山野楽器銀座本店前(34年連続トップ)
  • バブル期と比較すると地価は大幅に下落したが、2010年代以降はインバウンド需要等で回復基調
  • 高額地価エリアの共通点は、交通アクセスの良さ・商業集積度の高さ・再開発による利便性向上
  • 地価公示は標準地の価格であり、実際の不動産取引価格とは異なる場合がある

地価公示とは?日本一を決める基準を理解する

地価公示の仕組み:国土交通省が毎年3月に発表

地価公示とは、国土交通省が毎年3月に発表する、標準地の1月1日時点の価格です。全国約2万6千地点の「標準地」について、2名以上の不動産鑑定士が鑑定評価を行い、土地鑑定委員会が公示します。

地価公示の目的は以下の通りです。

  • 一般の土地取引価格の指標
  • 公共事業用地の取得価格の算定基準
  • 相続税・固定資産税評価の基準

標準地の選定基準:全国約2万6千地点の代表的な土地

標準地は、周辺地域の土地利用状況や価格水準を代表する土地として選定されます。選定にあたっては、以下の条件を満たす必要があります。

  • 土地の形状が標準的(不整形地は原則除外)
  • 利用状況が周辺地域を代表する
  • 接道条件が標準的

商業地・住宅地・工業地の違い

地価公示では、土地を以下の3つに分類します。

分類 内容 特徴
商業地 店舗・オフィス等が立ち並ぶ地域 地価が最も高い傾向
住宅地 住宅が主体の地域 商業地より地価は低い
工業地 工場等が立ち並ぶ地域 地価は比較的低い

「日本一高い土地」は、商業地の中で最も地価が高い標準地を指します。

地価公示と路線価の関係:相続税評価への影響

路線価は、相続税・贈与税の算定基準となる土地価格で、地価公示価格の約80%に設定されます。地価公示が上昇すると、路線価も連動して上昇し、相続税・贈与税の負担が増える可能性があります。

2024年の日本一高い土地:銀座・山野楽器前の詳細

2024年の地価:1平方メートルあたりの価格

2024年の地価公示によると、日本一高い土地は東京都中央区銀座4丁目5-6(山野楽器銀座本店前)で、1平方メートルあたり5,050万円です。坪単価に換算すると約1億6,700万円に達します。

この地価は、国内の他の主要商業地と比較しても圧倒的に高く、銀座エリアは34年連続で全国トップを維持しています。

34年連続トップの背景:インバウンド需要回復の影響

銀座エリアが長年トップを維持している理由は、以下の要因が挙げられます。

  • インバウンド需要の回復: 新型コロナウイルスの影響で一時減少した訪日観光客が、2023年以降急速に回復。銀座は高級ブランドショップや百貨店が集積し、観光客の消費拠点となっている
  • 商業集積の強さ: 三越銀座店、松屋銀座、銀座和光等の老舗百貨店、国内外の高級ブランド旗艦店が軒を連ねる
  • 交通アクセスの優位性: 地下鉄銀座駅(銀座線・丸ノ内線・日比谷線)、東銀座駅(日比谷線・浅草線)等、複数路線が利用可能

銀座エリアの立地特性:交通アクセスと商業集積

銀座エリアは、東京都心の中でも特に立地条件が優れています。

  • 地下鉄8路線が徒歩圏内(銀座駅、東銀座駅、有楽町駅、日比谷駅)
  • JR山手線・京浜東北線の有楽町駅まで徒歩5分
  • 羽田空港・成田空港への直通アクセスが可能

この利便性の高さが、商業地としての価値を押し上げています。

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歴代ランキング:バブル期から現在までの変遷

バブル期(1980年代後半)の最高地価:東京・銀座と大阪・心斎橋

バブル期の1989年には、銀座エリアの地価は1平方メートルあたり1億円を超え、現在の約2倍の水準に達していました。同時期、大阪市中央区心斎橋も8,000万円前後の地価を記録し、東京・大阪の主要商業地が地価ランキングの上位を独占していました。

バブル崩壊後の地価推移:1990年代〜2000年代の下落

バブル崩壊後、地価は急速に下落しました。銀座エリアの地価は、1990年代から2000年代にかけて約50-60%下落し、2004年には2,000万円前後まで低下しました。

2010年代以降の回復基調:アベノミクス・インバウンド需要の影響

2010年代以降、アベノミクスによる経済回復とインバウンド需要の拡大により、地価は回復基調に転じました。特に、訪日観光客の増加が著しい銀座・新宿・大阪の主要商業地では、地価が上昇傾向にあります。

トップ10の顔ぶれ:銀座・新宿・大阪・名古屋の主要商業地

2024年の地価公示によると、全国トップ10のうち、東京都内が7地点、大阪府内が2地点、愛知県内が1地点を占めています。主な顔ぶれは以下の通りです。

  • 東京都中央区銀座(1-3位)
  • 東京都新宿区新宿(4-5位)
  • 大阪市北区梅田周辺(6-7位)
  • 東京都渋谷区渋谷(8位)
  • 愛知県名古屋市中村区名駅(9位)
  • 東京都千代田区丸の内(10位)

高額地価エリアの共通点:立地・交通・商業集積の関係

交通アクセスの優位性:複数路線が交わる主要駅周辺

高額地価エリアの多くは、複数の鉄道路線が交わる主要駅の徒歩圏内に位置します。銀座(地下鉄3路線)、新宿(JR・私鉄・地下鉄計10路線以上)、梅田(JR・私鉄・地下鉄計7路線以上)等が代表例です。

商業集積度の高さ:百貨店・ブランドショップ・オフィスの集中

高額地価エリアには、百貨店・高級ブランドショップ・オフィスビルが高密度で集積しています。この集積が人の流れを生み出し、さらなる商業施設の進出を促進する好循環を生んでいます。

再開発・都市計画の影響:渋谷・新宿・大阪の事例

近年、大規模再開発により地価が上昇しているエリアもあります。

  • 渋谷: 渋谷駅周辺の再開発(渋谷スクランブルスクエア等)により、地価が上昇
  • 新宿: 新宿駅直結の高層ビル開発が継続
  • 大阪: うめきた2期開発(大阪駅北側)により、梅田エリアの地価が上昇傾向

インバウンド需要と地価の関係:観光地・商業地の地価上昇

訪日観光客の増加は、観光地・商業地の地価上昇に直結しています。銀座・新宿・大阪心斎橋等、免税店や高級ブランドショップが集積するエリアでは、インバウンド需要の恩恵を受けて地価が上昇しています。

まとめ:地価動向から見る不動産市場のトレンド

2024年の日本一高い土地は、東京都中央区銀座4丁目・山野楽器銀座本店前で、34年連続でトップを維持しています。バブル期と比較すると地価は大幅に下落しましたが、2010年代以降はインバウンド需要やアベノミクスの影響で回復基調にあります。

高額地価エリアの共通点は、交通アクセスの良さ、商業集積度の高さ、再開発による利便性向上です。地価公示データは、不動産市場のトレンドを把握する重要な指標となります。

地価動向をチェックする際は、国土交通省の土地総合情報システムで最新データを確認し、専門家(宅地建物取引士等)に相談しながら、投資判断や市場分析に活用しましょう。

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よくある質問

Q1日本一高い土地は現在どこですか?

A12024年の地価公示によると、東京都中央区銀座4丁目・山野楽器銀座本店前が日本一高い土地です。1平方メートルあたり5,050万円(坪単価約1億6,700万円)で、銀座エリアは34年連続でトップを維持しています。インバウンド需要の回復や商業集積の強さが主な要因です。

Q2バブル期と比較して地価はどう変化しましたか?

A2バブル期(1989年)の銀座エリアの地価は1平方メートルあたり1億円を超えており、現在の約2倍の水準でした。バブル崩壊後、地価は急速に下落し、2004年には2,000万円前後まで低下しました。ただし、2010年代以降はインバウンド需要やアベノミクスの影響で回復基調にあります。

Q3地価公示と実際の取引価格は同じですか?

A3地価公示は標準地の1月1日時点の価格であり、実際の不動産取引価格とは異なる場合があります。取引価格は個別の立地条件・建物状況・市場動向により変動します。地価公示はあくまで取引の指標として活用し、実際の取引では不動産鑑定士や宅地建物取引士に相談することを推奨します。

Q4高額地価エリアの共通点は何ですか?

A4高額地価エリアの共通点は、交通アクセスの良さ(複数路線が交わる主要駅周辺)、商業集積度の高さ(百貨店・ブランドショップの集中)、再開発による利便性向上です。銀座・新宿・大阪梅田等が代表例で、いずれも複数の鉄道路線が利用でき、商業施設が高密度で集積しています。

Q5地価公示データはどこで確認できますか?

A5国土交通省の土地総合情報システム(https://www.land.mlit.go.jp/webland/)で全国の地価公示データを無料で閲覧できます。毎年3月に最新データが公表され、都道府県・市区町村別、用途地域別(商業地・住宅地・工業地)に検索可能です。不動産投資や市場分析に活用しましょう。

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