諫早市の土地探しガイド:価格相場とエリア特性のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/25

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諫早市で土地購入を検討するならまず知っておきたいこと

諫早市で土地購入を検討する際、「相場はどのくらいなのか」「市街化調整区域での購入は可能なのか」と疑問を持つ方は多いでしょう。

この記事では、諫早市の土地市場の特徴、エリア別の価格相場、購入時の注意点を、国土交通省の不動産取引価格情報や諫早市の公式情報を元に解説します。

注文住宅やUターン、事業用地を検討している方が、諫早市での土地選びに必要な情報を把握できるようになります。

この記事のポイント

  • 2025年の公示地価は平均4.5万円/㎡(坪単価約15万円)で、前年比+2.56%と堅調に上昇
  • 永昌町東町が最高値、高来町が最安値で約12倍の価格差がある
  • 2024年10月から市街化調整区域の土地利用規制が緩和され、開発の選択肢が広がった
  • 農地転用や土石流特別警戒区域など、購入前の確認事項が重要

諫早市の地域特性と交通アクセス

諫早市は長崎県中南部に位置する交通の要衝です。九州新幹線西九州ルートの開通により、注目度が高まっています。

長崎県中南部の交通の要衝

諫早市は長崎空港への玄関口として、高速道路4本と国道4本が交差する交通の結節点です。長崎県内の移動だけでなく、九州各地へのアクセスも良好です。

大規模企業の立地も進んでおり、住宅需要が増加しています。2024年10月には市街化調整区域の規制緩和が行われ、この需要に対応しています。

高速道路・JR・島原鉄道のアクセス

諫早市にはJR長崎本線、JR大村線、島原鉄道が通っています。2022年には西九州新幹線が開業し、博多へのアクセスが向上しました。

高速道路は長崎自動車道、ながさき出島道路などが利用でき、車での移動も便利です。

諫早市の土地価格相場とエリア別の動向

諫早市の土地価格は長崎県内でも比較的手頃な価格帯で、全国ランキングでは475位となっています。

公示地価・基準地価の推移

2025年の諫早市の公示地価は以下の通りです。

項目 数値 前年比
市内平均 4.5万円/㎡ +2.56%
住宅地 - +2.89%
商業地 - +1.80%
工業地 - +3.72%

住宅地・商業地・工業地いずれも上昇傾向にあります。

永昌町東町から高来町までの価格差

諫早市内でもエリアにより価格差が大きいです。

エリア 価格帯
永昌町東町(最高値) 約7.9万円/㎡
高来町(最安値) 約0.6万円/㎡

最高値と最安値で約12倍の価格差があります。駅近や市街地は高く、郊外エリアは比較的手頃な価格となっています。

実際の取引価格と市場動向

2024年第1四半期の実際の取引価格は平均5.1万円/㎡で、前年比+37.30%と大幅に上昇しました。2024年は121件の取引があり、平均取引価格は約3,319万円でした。

2025年も堅調な取引が続いており、95件の取引で平均売却価格は約1,304万円(平均土地面積584㎡)となっています。

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市街化調整区域の規制緩和と土地購入の注意点

諫早市で土地を購入する前に、規制と災害リスクを確認しておくことが重要です。

2024年10月の規制緩和内容

2024年10月1日から、諫早市の市街化調整区域の土地利用規制が緩和されました。大規模企業の立地による住宅需要の増加に対応した措置です。

40戸連檐(40戸以上の建築物が連なっている区域)等の条件を満たせば、市街化調整区域でも開発が可能になるケースがあります。

農地転用が必要な土地の手続き

農地を住宅用地として利用する場合は、農地転用の手続きが必要です。農業委員会の許可が必要で、許可が下りない場合もあります。

諫早市の土地利用に関する情報閲覧コーナーで事前に確認するか、開発支援課に相談することをおすすめします。

土石流特別警戒区域の確認

諫早市の一部の物件は土石流特別警戒区域に指定されている場合があります。この区域では建築制限があり、著しい危害が生じるおそれがあるエリアです。

購入前にハザードマップで災害リスクを確認することが重要です。

諫早市で土地を探す際のチェックポイント

諫早市で土地を選ぶ際に確認すべきポイントを整理します。

用途地域・建ぺい率・容積率の確認

用途地域とは、土地の利用目的を定めた都市計画の区分です。住居系、商業系、工業系などがあり、建築できる建物の種類や規模が制限されます。

住宅を建てる場合は、建ぺい率と容積率も確認しましょう。これにより、どの程度の大きさの家が建てられるかがわかります。

土地利用規制の情報閲覧コーナー活用

諫早市では、市街化調整区域の土地利用規制を確認できる情報閲覧コーナーを設けています。用途地域、農地転用の要否、建築制限などを事前に確認できます。

開発支援課で相談することで、購入前に必要な手続きを把握できます。

複数の不動産ポータルサイト比較

SUUMOやたっけんくんネットながさき(長崎県宅建協会運営)など、複数の不動産ポータルサイトで物件を比較することをおすすめします。諫早市では29〜47件程度の土地物件が掲載されています。

建築条件付き・建築条件なしの両方の物件があるため、希望に応じて絞り込み検索を活用しましょう。

まとめ

諫早市は長崎県中南部の交通の要衝として、住宅需要が堅調なエリアです。2025年の公示地価は前年比+2.56%と上昇傾向にあり、実際の取引価格も上昇しています。

2024年10月からの市街化調整区域の規制緩和により、土地選びの選択肢が広がりました。一方で、農地転用や土石流特別警戒区域など、購入前に確認すべき事項があります。

土地購入は大きな買い物です。用途地域や災害リスクを事前に確認し、必要に応じて諫早市開発支援課や宅地建物取引士などの専門家にご相談ください。

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よくある質問

Q1諫早市の土地価格の相場はいくらですか?

A12025年の公示地価は市内平均で約4.5万円/㎡(坪単価約15万円)です。永昌町東町が最高値で約7.9万円/㎡、高来町が最安値で約0.6万円/㎡と、エリアにより約12倍の価格差があります。2024年第1四半期の実際の取引価格は約5.1万円/㎡で、前年比+37.30%と大幅に上昇しています。

Q2市街化調整区域でも土地を購入できますか?

A22024年10月から諫早市では市街化調整区域の土地利用規制が緩和されました。40戸連檐(40戸以上の建築物が連なっている区域)等の条件を満たせば開発が可能なケースがあります。大規模企業の立地による住宅需要増加に対応した措置です。詳細は諫早市開発支援課にご確認ください。

Q3農地を購入して住宅を建てることはできますか?

A3農地を住宅用地として利用するには農地転用の手続きが必要です。農業委員会の許可が必要で、許可が下りない場合もあります。諫早市の土地利用に関する情報閲覧コーナーで事前確認するか、開発支援課に相談することをおすすめします。

Q4諫早市で土地購入時に注意すべき災害リスクは?

A4一部の物件は土石流特別警戒区域に指定されています。この区域では建築制限があり、災害時に著しい危害が生じるおそれがあります。購入前にハザードマップで浸水想定区域や土砂災害警戒区域を確認することが重要です。諫早市のホームページで確認できます。

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