戸建て住宅の光回線選び完全ガイド:料金・速度・工事を徹底比較

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/3

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戸建て住宅で光回線を選ぶ重要性

戸建て住宅で光回線を選ぶ際、通信速度、月額料金、工事内容、スマホとのセット割など、比較検討すべき要素が多く、迷う方は少なくありません。在宅勤務やオンライン授業が増え、通信環境の重要性が高まっています。

この記事では、戸建ての光回線の基礎知識、主要プロバイダの比較、料金・速度・セット割での選び方、工事内容と費用を解説します。

NURO光・auひかり・ドコモ光・ソフトバンク光などの具体例を交えながら、自分に合った光回線を選べるようになります。

この記事のポイント

  • 戸建ては専有回線で速度が安定しやすく、マンションより通信環境が良い
  • 月額料金の相場は5,000〜6,000円、スマホセット割で年間13,200円の節約が可能
  • 独自回線(NURO光・auひかり)は光コラボより速度が速い傾向だが、提供エリアが限定的
  • 工事費用は20,000〜45,000円が相場、実質無料キャンペーンの活用で初期費用を抑えられる
  • 申込から工事完了まで1〜2ヶ月かかるため、余裕を持った申し込みが必要

戸建ての光回線の基礎知識

光回線の基本的な仕組みと、戸建て住宅特有の特性を理解しましょう。

光回線とは:専有回線で速度が安定

光回線は、光ファイバーケーブルを使用した高速インターネット回線です。戸建て住宅では電柱から光ケーブルを専有回線として引き込むため、マンションと異なり回線を独占的に使え、通信速度が安定しやすい特性があります。

マンションでは1本の光回線を複数世帯で共有するため、時間帯によって速度が低下する場合がありますが、戸建てではその心配が少なくなります。

独自回線と光コラボの違い

光回線には独自回線と**光コラボ(光コラボレーション)**の2種類があります。

種類 特徴 代表的なサービス
独自回線 NTTの回線網を使わず独自の設備を持つ。速度が速い傾向だが、提供エリアが限定的 NURO光、auひかり、地域電力系(コミュファ光等)
光コラボ NTTのフレッツ光回線を借り受けて提供。提供エリアが広く、多数の事業者が存在 ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、GMOとくとくBB光

独自回線は速度が速い傾向がありますが、提供エリアが限定的です。光コラボは全国的に利用可能ですが、速度は独自回線よりやや劣る場合があります。

提供エリアの確認が必須

光回線サービスは提供エリアが限られる場合があります。特に独自回線(NURO光、auひかり、地域電力系)は一部地域で対象外のため、契約前に必ず各事業者の公式サイトでエリア判定を行ってください。

エリア外の場合は、光コラボを選択することになります。

主要プロバイダの比較:独自回線と光コラボ

主要な光回線サービスの特徴を比較します。

NURO光:最大2Gbpsの高速回線

NURO光は、最大2Gbpsの高速通信を提供する独自回線です(2024年12月時点)。

特徴:

  • 最大速度2Gbps(一般的な光回線の2倍)
  • 2ギガプランで最大78,000円のキャッシュバック(2025年)
  • 実質月額1,000円台の低コスト

注意点:

  • 提供エリアが限定的(主要都市圏中心)
  • 申込から工事完了まで2ヶ月程度かかる場合がある

NURO光は高速通信を求める方におすすめですが、提供エリアの確認が必須です。

auひかり:独自回線で安定の速度

auひかりは、KDDI独自の光回線です。

特徴:

  • 独自回線で安定した速度
  • 総額最大200,630円の特典(2025年)
  • au・UQモバイルユーザーにセット割(月額1,100円割引)

注意点:

  • 一部地域(関西・東海など)で提供エリア外
  • 撤去工事費用が発生する場合がある

auひかりは、au・UQモバイルユーザーに特におすすめです。

ドコモ光・ソフトバンク光:光コラボの大手

ドコモ光ソフトバンク光は、NTTのフレッツ光回線を使用する光コラボの大手サービスです。

ドコモ光の特徴:

  • 全国的に利用可能
  • ドコモユーザーにセット割(月額1,100円割引)
  • 工事費22,000円を完全無料化(2024年12月時点)

ソフトバンク光の特徴:

  • ソフトバンク・ワイモバイルユーザーにセット割
  • 転用・事業者変更で工事不要の場合がある

光コラボは提供エリアが広く、安心して利用できます。

GMOとくとくBB光:業界最安水準

GMOとくとくBB光は、月額料金が業界最安水準の光コラボです。

特徴:

  • 月額4,818円
  • 42,000円のキャッシュバック
  • 実質月額3,000円台

注意点:

  • スマホセット割がない
  • サポート体制が他社より簡素

GMOとくとくBB光は、とにかく安く光回線を使いたい方におすすめです。

地域電力系(コミュファ光等):エリア限定の高速回線

地域電力系の光回線(コミュファ光・eo光・メガエッグ・ピカラ光・BBIQ等)は、特定地域で提供される独自回線です。

特徴:

  • 独自回線で速度が速い
  • 地域密着のサポート体制
  • 電力会社とのセット割がある場合がある

注意点:

  • 提供エリアが限定的(中部・関西・中国・四国・九州等)

対象エリアにお住まいの方は、地域電力系の光回線も検討してください。

料金・速度・セット割で選ぶ光回線

光回線を選ぶ際の重要な比較軸を解説します。

月額料金の相場:5,000〜6,000円

戸建ての光回線の月額料金相場は、5,000〜6,000円です。

サービス 月額料金(目安)
NURO光 5,200円
auひかり 5,610円
ドコモ光 5,720円
ソフトバンク光 5,720円
GMOとくとくBB光 4,818円

月額料金だけでなく、キャッシュバックや工事費を含めた2年間の総額で比較することが重要です。

スマホセット割で月額1,100円割引

スマホセット割は、光回線とスマートフォンを同じ事業者で契約すると、スマホの月額料金が割引される制度です。通常1,100円/月程度の割引で、年間13,200円の節約になります。

光回線 セット割対象キャリア 割引額
ドコモ光 ドコモ 月額1,100円
ソフトバンク光 ソフトバンク・ワイモバイル 月額1,100円
auひかり au・UQモバイル 月額1,100円
NURO光 ソフトバンク 月額1,100円

スマホのキャリアに合わせて光回線を選ぶことで、実質的な負担を大きく減らせます。

キャッシュバック込みの2年間総額で比較

光回線の比較は、月額料金だけでなく、キャッシュバック込みの2年間総額で評価することが重要です。

キャッシュバックは申請手続きが必要な場合が多く、条件を満たさないと受け取れない可能性があります。申請方法・期限・条件を必ず確認してください。

実測速度の確認方法(みんなのネット回線速度等)

最大速度(1Gbps、2Gbps等)は理論値であり、実測速度は使用環境により大きく異なります。

光コラボの実測平均は300〜450Mbps程度です。実測速度は「みんなのネット回線速度(みんそく)」などのサイトで、ユーザー投稿データを確認できます。

一般的な用途では100Mbps以上あれば快適に利用できます。4K動画視聴やオンラインゲームなど、高速通信が必要な場合は、独自回線(NURO光、auひかり等)を検討してください。

工事内容と費用:戸建て特有の注意点

戸建て住宅での光回線工事の流れと費用を解説します。

工事の流れ:屋外工事(電柱から引き込み)と宅内工事

戸建て住宅での光回線工事は、屋外工事宅内工事の2段階で行われます。

屋外工事:

  1. 電柱から光ケーブルを引き込む
  2. 外壁に光ケーブルを固定
  3. 光ケーブルを宅内に引き込む(既存の電話線配管やエアコンダクトを活用する場合が多い)

宅内工事:

  1. 光コンセントを設置
  2. ONUまたはルーターを設置
  3. 接続確認

工事時に既存の電話線配管やエアコンダクトを活用すれば、外壁に約1cmの穴を開けずに済む場合が多いです。

工事費用:20,000〜45,000円、実質無料キャンペーンの仕組み

光回線の工事費用は、一般的に20,000〜45,000円が相場です。

多くの事業者が「工事費実質無料」キャンペーンを実施しています。これは、工事費を分割払いにし、同額を月額料金から割引することで実質的に無料にする仕組みです。

注意点:

  • 「工事費無料」と「実質無料」は異なる
  • 実質無料は、契約期間内に解約すると残債を支払う必要がある
  • 例:工事費22,000円を24回分割払い(916円/月)→ 毎月916円割引 → 24ヶ月継続で実質無料
  • 12ヶ月で解約した場合、残り12ヶ月分(10,992円)を支払う

工事費実質無料のキャンペーンを活用する場合は、契約期間を確認してください。

工事時の注意点:外壁への穴あけ、土日・夜間の追加料金

外壁への穴あけ:

  • 既存の配管を活用できない場合、外壁に約1cmの穴を開ける
  • 賃貸住宅の場合、大家さんの許可が必要

追加料金:

  • 土日・夜間(17〜22時)・深夜(22〜8時)・年末年始の工事は追加料金(3,000〜20,000円)が発生
  • 平日の日中に工事を予約することで、追加料金を避けられる

工事期間:申込から1〜2ヶ月

通常は申込から工事完了まで1〜2ヶ月程度かかります。

引っ越しシーズン(3〜4月)や繁忙期は、さらに時間がかかる場合があります。余裕を持って申し込んでください。

新築住宅の場合は、入居前に工事日程を調整することをおすすめします。

まとめ:自分に合った光回線の選び方

戸建て住宅の光回線選びは、月額料金、通信速度、スマホセット割、工事費用を総合的に比較することが重要です。月額料金の相場は5,000〜6,000円で、スマホセット割を活用すると年間13,200円の節約になります。

独自回線(NURO光・auひかり)は光コラボより速度が速い傾向ですが、提供エリアが限定的です。光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光等)は全国的に利用可能で、安心して利用できます。

工事費用は20,000〜45,000円が相場ですが、実質無料キャンペーンを活用することで初期費用を抑えられます。申込から工事完了まで1〜2ヶ月かかるため、余裕を持って申し込んでください。

自分の利用目的、スマホのキャリア、住所のエリアを確認し、最適な光回線を選びましょう。最新のキャンペーン情報は各事業者の公式サイトで確認してください。

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よくある質問

Q1戸建ての光回線の月額料金相場はどのくらいですか?

A1基本的に5,000〜6,000円が相場です。スマホセット割を活用すると月額1,100円程度割引され、年間で13,200円の節約になります。月額料金だけでなく、キャッシュバックキャンペーンを含めた2年間の総額で比較することが重要です。例えば、NURO光は月額5,200円で最大78,000円のキャッシュバック、GMOとくとくBB光は月額4,818円で42,000円のキャッシュバックを提供しています(2025年時点)。

Q2工事費用はいくらかかりますか?

A2一般的に20,000〜45,000円が相場です。多くの事業者が「工事費実質無料」キャンペーンを実施しており、分割払いと同額の割引で相殺する仕組みです。ただし、契約期間内に解約すると残債を支払う必要があるため注意が必要です。例えば、工事費22,000円を24回分割払い(916円/月)で、12ヶ月で解約した場合、残り12ヶ月分(10,992円)を支払うことになります。土日・夜間・年末年始の工事は追加料金(3,000〜20,000円)が発生します。

Q3どの光回線が一番速いですか?

A3独自回線のNURO光(最大2Gbps)やauひかりが、NTT光コラボより速い傾向があります。ただし最大速度は理論値で、実測速度は使用環境により大きく異なります。光コラボの実測平均は300〜450Mbps程度です。実測速度は「みんなのネット回線速度(みんそく)」などのサイトでユーザー投稿データを確認できます。一般的な用途では100Mbps以上あれば快適に利用できます。

Q4工事にはどのくらい時間がかかりますか?

A4通常は申込から工事完了まで1〜2ヶ月程度かかります。電柱から光ケーブルを引き込む屋外工事と、宅内への配線工事が必要です。工事時に既存の電話線配管やエアコンダクトを活用すれば、外壁に約1cmの穴を開けずに済む場合が多いです。引っ越しシーズン(3〜4月)や繁忙期は、さらに時間がかかる場合があるため、余裕を持って申し込んでください。

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Room Match編集部

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