戸建て外壁塗装の費用相場はいくら?|坪数別の価格と選び方のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/31

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外壁塗装の費用が気になったら知っておくべきこと

戸建て住宅の外壁は、紫外線や雨風にさらされ続けるため、10〜15年で塗装が必要になります。「外壁塗装の費用はいくらかかるのか」「見積もりが適正価格なのかわからない」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、戸建て外壁塗装の費用相場、塗料の種類と価格、業者選びのポイントを解説します(2025年時点の情報)。

この記事のポイント

  • 外壁塗装の費用は30坪で60〜100万円、40坪で80〜130万円が相場
  • シリコン塗料が耐用年数10〜15年で約70%のシェア
  • 約7割の方が80〜140万円の費用帯で実施
  • 複数業者から見積もりを取り、塗装技能士資格の有無を確認

戸建て外壁塗装の費用相場(坪数別)

(1) 30坪の費用相場(60〜100万円)

30坪(約100㎡)の戸建ての場合、外壁塗装の費用相場は60〜100万円程度です。

  • シリコン塗料使用時: 80〜120万円程度が多い
  • 最頻出価格帯: 100〜120万円

(2) 40坪の費用相場(80〜130万円)

40坪(約132㎡)の戸建ての場合、外壁塗装の費用相場は80〜130万円程度です。

坪数 費用相場
20坪 40〜70万円
30坪 60〜100万円
40坪 80〜130万円
50坪 100〜160万円

(3) 費用の内訳(足場代・塗料代・人件費等)

外壁塗装の費用は以下の内訳で構成されます。

項目 目安額
足場代 15〜25万円
高圧洗浄 2〜5万円
下地処理・補修 5〜15万円
塗料代 20〜50万円
人件費 20〜40万円

足場代は建物の高さ・形状により変動します。屋根塗装も同時に行う場合は80〜140万円程度が相場です。

塗料の種類と価格・耐用年数の比較

(1) シリコン塗料(耐用年数10〜15年・シェア約70%)

シリコン塗料は最も一般的な塗料で、約70%の外壁塗装で使用されています。

  • 耐用年数: 10〜15年
  • ㎡単価: 2,500〜3,500円程度
  • 特徴: 費用と耐久性のバランスが良い

コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

(2) フッ素塗料・無機塗料(耐用年数15〜20年以上)

長持ちさせたい場合は、フッ素塗料や無機塗料も検討できます。

塗料 耐用年数 ㎡単価 特徴
フッ素塗料 15〜20年 3,500〜5,000円 高耐久、価格高め
無機塗料 20〜25年 4,500〜6,000円 最高耐久、価格最高

初期費用は高くなりますが、塗り替え頻度が減るため長期的にはお得になる場合があります。

(3) ラジカル制御形塗料(近年主流化)

ラジカル制御形塗料は、紫外線による塗膜劣化を抑制する技術を持つ塗料です。シリコン塗料と同等の価格帯で、やや長持ちするため近年主流化しています。

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見積もりの見方と業者選びのポイント

(1) 見積書で確認すべき項目

見積書では以下の項目が明記されているか確認してください。

  • 塗装面積: ㎡数が明記されているか
  • 塗料名とメーカー: 具体的な製品名があるか
  • 塗り回数: 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りか
  • 足場代: 別途記載されているか
  • 保証内容: 何年保証か、保証範囲は

「一式」表記ばかりの見積書は詳細が不明なため、内訳を確認してください。

(2) 塗装技能士資格と建設業許可証の確認

信頼できる業者を選ぶために、以下を確認してください。

  • 塗装技能士: 国家資格。1級は実務経験7年以上
  • 建設業許可証: 500万円以上の工事を請け負う場合に必要

資格保有者が施工するかどうかを事前に確認しましょう。

(3) 複数見積もりの重要性

外壁塗装は必ず複数の業者から見積もりを取ってください。

  • 相場感の把握: 高すぎ・安すぎを判断できる
  • 比較検討: 同じ条件で比較することで適正価格がわかる
  • 目安: 3社程度から見積もりを取ることを推奨

極端に安い見積もりは、手抜き工事(下地処理省略・乾燥時間短縮等)のリスクがあるため注意が必要です。

外壁塗装で失敗しないための注意点

(1) 色選びの失敗を防ぐ方法

外壁塗装で最も多い失敗は「色選び」です。サンプルと実際の仕上がりが異なるケースが多くあります。

  • 大きめのサンプル: A4サイズ以上で確認
  • 屋外で確認: 光の当たり方で見え方が変わる
  • 複数の時間帯で確認: 朝・昼・夕方で印象が異なる

(2) 低価格見積もりと手抜き工事のリスク

極端に安い見積もりには注意が必要です。

  • 下地処理の省略: 塗膜の剥離・膨れの原因に
  • 乾燥時間の短縮: 耐久性が低下
  • 塗り回数の不足: 2回塗りで済ませる業者も

適正価格で丁寧な施工をする業者を選ぶことが重要です。

(3) 補助金・助成金の活用

国や自治体によっては、外壁塗装に補助金・助成金を設けている場合があります(2025年時点)。

  • 対象: 省エネ塗料の使用、断熱改修など
  • 注意: 自治体により内容・条件が異なる、申請期限あり

利用前に必ず自治体の最新情報を確認してください。

まとめ:適正価格で外壁塗装を成功させるために

戸建て外壁塗装の費用は、30坪で60〜100万円、40坪で80〜130万円が相場です。塗料はシリコン塗料が耐用年数10〜15年でコストパフォーマンスに優れ、約70%のシェアを占めています。

業者選びでは複数見積もりを取り、塗装技能士資格や建設業許可証を確認してください。極端に安い見積もりは手抜き工事のリスクがあるため注意が必要です。

費用・施工内容は業者や建物の状態により異なります。不明点は専門業者に相談し、納得のいく塗装を実現してください。

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よくある質問

Q1外壁塗装の費用相場はいくらですか?

A130坪で60〜100万円、40坪で80〜130万円が相場です(2025年時点)。約7割の方が80〜140万円の費用帯で外壁塗装を実施しています。塗料のグレードや建物の状態により変動するため、必ず複数業者から見積もりを取って比較してください。

Q2どの塗料を選べばよいですか?

A2シリコン塗料がおすすめです。耐用年数10〜15年でコストパフォーマンスに優れ、約70%の外壁塗装で使用されています。長持ちさせたい場合はフッ素塗料(15〜20年)や無機塗料(20〜25年)も検討できますが、価格は高くなります。予算と希望耐用年数に応じて選んでください。

Q3外壁塗装の補助金はありますか?

A3国や自治体によっては補助金・助成金制度があります(2025年時点)。省エネ塗料の使用や断熱改修が対象になる場合が多いです。ただし自治体により内容・条件が異なり、申請期限もあるため、利用前に必ず自治体の最新情報を確認してください。

Q4屋根塗装も一緒にすべきですか?

A4足場代が共通のため、同時施工をおすすめします。外壁のみで足場を組むと15〜25万円程度かかりますが、屋根塗装を別で行うと再度足場代がかかります。外壁+屋根塗装で80〜140万円程度が相場です。塗り替え時期が近い場合は同時施工が効率的です。

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