goo住宅・不動産とは
不動産物件を探す際、「どのサイトを使えば効率的に探せるのか」と迷う方は少なくありません。
この記事では、goo住宅・不動産の特徴、主な機能、他サイトとの比較、効果的な使い方を解説します。goo住宅・不動産の公式サイトや不動産業界のデータを元に、複数のサイトを併用するメリットも紹介します。
初めて物件検索サイトを使う方でも、自分に合った物件探しの方法を見つけられるようになります。
この記事のポイント
- goo住宅・不動産は複数の大手不動産サイトを一括検索できるサービス
- 全国1,640万件以上の物件情報を検索可能で、賃貸・売買・マンション・戸建て・土地まで対応
- SUUMO、LIFULL HOME'Sなど単独ポータルとの違いは「横断検索」か「詳細検索」か
- 複数のポータルサイトを併用することで、物件の見落としを減らせる
- おとり物件に注意、RSC認証サイトの利用が推奨される
(1) NTTドコモ運営の一括検索サービス
goo住宅・不動産は、NTTドコモが運営する不動産ポータルサイトの一括検索サービスです。SUUMO、LIFULL HOME'S、アパマンショップ、athome、Sumoccaなど複数の大手サイトを横断検索できます。
一括検索サービスとは、複数の不動産ポータルサイトから物件情報を収集して検索できる仕組みです。各サイトを個別に訪問する手間が省け、効率的に物件を探せるメリットがあります。
(2) 全国1,640万件以上の物件情報
goo住宅・不動産の公式サイトによると、全国1,640万件以上の物件情報を検索できます。賃貸、売買、マンション、戸建て、土地まで幅広く対応しています。
物件検索の際、都道府県・市区町村・路線・駅などの条件で絞り込み検索が可能です。お気に入り保存や検索条件保存の機能もあり、複数の物件を比較しながら検討できます。
goo住宅・不動産の主な機能と特徴
(1) 複数サイトの一括検索機能
goo住宅・不動産の最大の特徴は、複数の不動産ポータルサイトを一括検索できることです。SUUMO、LIFULL HOME'S、アパマンショップ、athome、Sumoccaの物件情報を横断検索できます。
各サイトを個別に訪問する必要がなくなるため、時間短縮になります。ただし、二次掲載サイトは情報更新が遅く、成約済み物件が残っている可能性がある点に注意が必要です。
(2) お気に入り保存・検索条件保存
お気に入り保存機能を使うと、気になる物件を一覧で管理できます。複数の物件を比較しながら、条件に合うものを絞り込めます。
検索条件保存機能を活用すれば、毎回同じ条件を入力する手間が省けます。定期的に新着物件をチェックしたい場合に便利です。
(3) 無料アプリ(iOS・Android)の活用
iOS・Android対応の無料アプリで、外出先でも物件検索・お気に入り保存・検索条件保存が可能です。物件を見に行く際、現地でスマートフォンから関連物件を検索できます。
2024年6月、goo住宅・不動産のiOSアプリ(バージョン2.6.0)がiOS 15未満のサポートを終了しました。最新のOS環境での利用が推奨されます。
(4) 生活情報(補助金・公共料金等)の確認
全国815の市区町村の補助金・手当・公共料金などの生活情報も確認できます。引越し先を選定する際、住環境や行政サービスの比較にも役立ちます。
不動産会社への問い合わせも無料でできますが、実際の契約時には仲介手数料などの費用が発生することを理解しておきましょう。
他の不動産ポータルサイトとの比較
(1) SUUMO(月間ページビュー1億6500万、ユニークユーザー数1470万超)
SUUMOは、2024年9月時点で月間ページビュー1億6500万、ユニークユーザー数1470万を超える不動産ポータルサイトの最大手です。
詳細な検索機能が特徴で、駅徒歩時間、築年数、間取り、設備などの条件で細かく絞り込めます。単独のポータルサイトとして、豊富な物件情報と使いやすいインターフェースを提供しています。
(2) LIFULL HOME'S(新鮮な物件情報が強み)
LIFULL HOME'Sは、新鮮な物件情報が強みのポータルサイトです。物件情報の更新頻度が高く、新着物件をいち早くチェックできます。
また、360度パノラマ写真や動画を活用した物件紹介も充実しており、現地に行く前に物件のイメージを掴みやすいメリットがあります。
(3) athome(老舗ポータル)
athomeは、不動産ポータルサイトの老舗として長年の実績があります。賃貸、売買、リフォーム、住宅ローンまで幅広いサービスを提供しています。
地域密着型の不動産会社の物件も多く掲載されており、地元の情報を重視する方に適しています。
(4) 一括検索サービスと単独ポータルの違い
一括検索サービス(goo住宅・不動産など)は、複数のポータルサイトを横断検索できるメリットがあります。一方、単独ポータル(SUUMO、LIFULL HOME'Sなど)は、詳細な検索機能や独自のコンテンツが充実しています。
| 項目 | 一括検索サービス | 単独ポータル |
|---|---|---|
| 横断検索 | 可能 | 不可 |
| 物件情報の鮮度 | やや遅い場合あり | 比較的新鮮 |
| 検索機能 | 基本的な条件 | 詳細な条件設定可能 |
| 適している人 | 幅広く探したい方 | 細かく絞り込みたい方 |
goo住宅・不動産の効果的な使い方
(1) 複数のポータルサイトを併用するメリット
不動産ポータルサイトは、各サイトで掲載物件が異なる場合があります。複数のサイトを併用することで、物件の見落としを減らせます。
goo住宅・不動産で一括検索した後、気になる物件はSUUMOやLIFULL HOME'Sで詳細を確認する方法が効率的です。
(2) 検索条件の設定方法
検索条件は、最初から厳しく絞り込みすぎないことが重要です。希望条件を少しずつ緩めながら、候補物件を増やしていきます。
例えば、駅徒歩10分以内を希望する場合、最初は駅徒歩15分以内で検索し、候補物件を確認してから絞り込む方法が有効です。
(3) お気に入り保存の活用
気になる物件はすぐにお気に入り保存しておきましょう。後で見返す際、すでに成約済みになっている可能性もあるため、早めの問い合わせが推奨されます。
お気に入りリストで複数の物件を比較し、優先順位をつけて内見の予約を進めます。
(4) 問い合わせのタイミング
不動産ポータルサイトの物件情報は常に最新とは限りません。気になる物件は早めに問い合わせて空室状況を確認してください。
問い合わせの際、複数の物件をまとめて確認することで、不動産会社とのやり取りを効率化できます。
不動産ポータルサイト利用時の注意点
(1) おとり物件の見分け方
おとり物件とは、既に成約済み・存在しない物件を広告として掲載し、来店を促す違法な広告手法です。
極端に安い家賃、好条件すぎる物件、長期間掲載されている物件は注意が必要です。不動産会社に問い合わせた際、「その物件はもう決まりました」と言われ、他の物件を紹介される場合はおとり物件の可能性があります。
(2) RSC認証マークの確認
不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は、正確な物件情報を掲載するサイトに認証マークを付与しています。
RSC認証サイトを利用することで、おとり物件のリスクを減らせます。SUUMO、LIFULL HOME'S、athomeなど主要ポータルサイトは認証を受けています。
(3) 二次掲載サイトの情報更新遅延リスク
二次掲載サイトとは、SUUMOやLIFULL HOME'Sから情報を収集して掲載するサイトです。情報更新が遅く、成約済み物件が残っている可能性があります。
goo住宅・不動産も一括検索サービスのため、物件情報の鮮度には注意が必要です。気になる物件は早めに問い合わせて確認しましょう。
(4) 物件情報の鮮度確認の重要性
物件情報は掲載日時を確認し、1週間以上前の情報は最新かどうか不動産会社に確認することを推奨します。
特に人気エリアの物件は成約が早いため、見つけたらすぐに問い合わせることが重要です。
まとめ:効率的な物件探しのために
goo住宅・不動産は、複数の大手不動産サイトを一括検索できるサービスで、全国1,640万件以上の物件情報を効率的に検索できます。一方、SUUMO、LIFULL HOME'Sなどの単独ポータルサイトは、詳細な検索機能や新鮮な物件情報が強みです。
複数のポータルサイトを併用し、おとり物件に注意しながら、早めの問い合わせを心がけることで、理想の物件を見つけられる可能性が高まります。
信頼できる不動産会社に相談しながら、無理のない条件で物件探しを進めましょう。
