ダイワハウスの戸建て住宅の特徴は?商品ラインナップと選び方を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/21

ダイワハウスの戸建て住宅とは:工業化住宅のパイオニア

ダイワハウス(大和ハウス工業)は、工業化住宅のパイオニアとして累計販売戸数65.2万戸(2023年3月時点)を誇る日本の大手ハウスメーカーです。鉄骨住宅や木造住宅を幅広く展開し、多くの家族の住まいづくりをサポートしてきました。

この記事では、ダイワハウスの戸建て住宅の主要商品ラインナップ、特徴、価格帯の目安、評判・口コミを詳しく解説します。公式情報や業界データを元に、ハウスメーカー選びの判断材料を提供します。

この記事のポイント

  • ダイワハウスは累計販売戸数65.2万戸、2023年総販売戸数No.1(9年連続1位)の実績を持つ大手ハウスメーカー
  • 主力商品はxevoΣ(鉄骨)、xevoGranWood(プレミアム木造)、スマートセレクション(規格住宅)など多彩なラインナップ
  • 坪単価は90〜110万円が目安で、規格住宅スマートセレクション(坪単価80万円固定)や木造住宅xevo BeWoodで費用を抑えられる
  • 高い断熱性能(断熱等級6〜7)、優れた耐震性能、手厚い保証制度(初期無料保証30年、60年保証)が特徴
  • 複数のハウスメーカーから見積もりを取り、実物を体感して比較検討することが重要

ダイワハウスの戸建て住宅とは:工業化住宅のパイオニア

(1) 大和ハウス工業の概要と実績(累計販売戸数65.2万戸)

ダイワハウスは、工業化住宅のパイオニアとして長年にわたり住宅業界をリードしてきました。累計販売戸数は65.2万戸(2023年3月時点)に達し、業界トップクラスの実績を誇ります。

ダイワハウス公式サイトでは、注文住宅の最新情報や商品ラインナップを確認できます。

(2) 2023年総販売戸数No.1(9年連続1位)の実績

2023年には総販売戸数(戸建て・マンション・賃貸住宅の合計)でNo.1を達成し、9年連続1位を維持しています。これは多くの顧客から信頼され、選ばれ続けている証といえます。

主要商品ラインナップ:xevoΣ・xevoGranWood・規格住宅

ダイワハウスは、鉄骨住宅から木造住宅、規格住宅まで多彩な商品を展開しています。

(1) 鉄骨住宅xevoΣ(ジーヴォシグマ)の特徴

**xevoΣ(ジーヴォシグマ)**は、ダイワハウスの鉄骨造主力商品です。

項目 内容
天井高 2.72m(グランフルリビング)
耐震性 業界トップクラス(震度7の巨大地震でも耐えられる)
坪単価 80〜110万円
特徴 高天井のゆとりある大空間設計、優れた耐震性能

xevoΣは、高天井と大空間設計により、開放感のある住まいを実現できます。

(2) プレミアム木造住宅xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)

**xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)**は、ダイワハウスのプレミアム木造住宅です。

  • 断熱等級7を実現(最高等級)
  • 冬暖かく夏涼しい高断熱仕様
  • 坪単価65〜120万円

木造住宅でありながら、業界最高レベルの断熱性能を備えており、光熱費の削減にも貢献します。

(3) 価格を抑えた木造住宅xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)

**xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)**は、価格を抑えた木造住宅として20〜30代の若い世代に人気です。

  • ダイワハウスの中で一番安いプラン
  • 木造ならではの温かみのある住まい
  • コストを抑えつつ、ダイワハウスの品質を享受できる

(4) 規格住宅スマートセレクション・セミオーダースマートデザイン

2024年4月に新登場した規格住宅・セミオーダー住宅です。

商品 坪単価 特徴
スマートセレクション 80万円(税抜)固定 規格住宅で価格が明確
スマートデザイン 84〜88万円 セミオーダーで自由度が高い

規格住宅を選ぶことで、設計・仕様の選択肢を絞り、コストを抑えることができます。

ダイワハウスの注文住宅の特徴:断熱・耐震・防音・保証

(1) 高い断熱性能(断熱等級6〜7、2025年7月より主力商品で等級6が標準)

ダイワハウスは、業界トップクラスの断熱性能を誇ります。

  • 木造(xevoGranWood等): 断熱等級7(最高等級)
  • 鉄骨(xevoΣ等): 断熱等級6
  • 2025年7月より: 主力商品で断熱等級6が標準仕様

高断熱仕様により、冬暖かく夏涼しい快適な住環境を実現し、光熱費の削減にもつながります。

(2) 優れた耐震性能(業界トップクラス)

ダイワハウスは、業界トップクラスの耐震性能を備えています。震度7の巨大地震でも耐えられる構造設計により、家族の安全を守ります。

(3) 高天井と大空間(xevoΣは2.72m高天井のグランフルリビング)

xevoΣは、2.72m高天井の「グランフルリビング」を実現しています。開放感のある大空間で、ゆとりのある暮らしを楽しめます。

(4) 業界トップレベルの防音・遮音性能(D-50)

ダイワハウスは、業界トップレベルの遮音性能D-50を実現しています。隣の部屋の音がほとんど聞こえないレベルで、プライバシーを保ちながら快適に暮らせます。

(5) 手厚い保証制度(初期無料保証30年、60年保証、保証延長可能)

ダイワハウスの保証制度は、業界でも手厚い内容です。

  • 初期無料保証: 構造・防水の30年保証
  • 60年保証: 15年ごとの有償メンテナンスで60年間保証
  • 60年以降: 保証延長可能

長期にわたる保証により、安心して住み続けることができます。

戸建て価格の目安:坪単価と総額のシミュレーション

(1) ダイワハウスの坪単価の目安(90〜110万円)

ダイワハウスの坪単価は、90〜110万円が目安です。選ぶ商品やオプション、設備のグレードによって価格は変動します。

(2) 商品別の坪単価(xevoΣ 80〜110万円、xevoGranWood 65〜120万円、スマートセレクション 80万円固定)

商品別の坪単価は以下の通りです。

商品 坪単価
xevoΣ 80〜110万円
xevoGranWood 65〜120万円
xevo BeWood 坪単価を抑えた設定
スマートセレクション 80万円(税抜)固定
スマートデザイン 84〜88万円

(3) 坪数ごとの総額シミュレーション(30坪:3,240〜4,290万円)

坪単価90〜110万円を基に、坪数ごとの総額をシミュレーションします。

坪数 総額(坪単価90万円) 総額(坪単価110万円)
30坪 2,700万円 3,300万円
35坪 3,150万円 3,850万円
40坪 3,600万円 4,400万円

実際の見積もり事例として、36坪で3,350万円の事例があります。オプションや設備のグレードにより総額は変動するため、複数のハウスメーカーから見積もりを取ることをおすすめします。

(4) 価格を抑えるポイント(規格住宅・木造住宅の選択)

価格を抑えるには、以下の方法があります。

  • 規格住宅スマートセレクション(坪単価80万円固定)を選ぶ
  • 木造住宅xevo BeWoodを検討する
  • オプションや設備のグレードを見直す
  • 複数のハウスメーカーから見積もりを取り、比較検討する

(5) 2024年の物価上昇の影響(5〜10万円の値上がり)

2024年は物価上昇の影響で、坪単価が5〜10万円値上がりしています。今後もその傾向が続く見込みのため、余裕を持った資金計画が重要です。

ダイワハウスの評判と口コミ:メリット・デメリット

(1) 高評価のポイント(省エネ性能・耐震性・デザイン性・光熱費削減)

ダイワハウスは、以下の点で高評価を得ています。

  • 省エネ性能: 高断熱仕様により光熱費を削減できる
  • 耐震性: 業界トップクラスの耐震性能で安心
  • デザイン性: 高天井と大空間で開放感のある住まい
  • 実績: 2023年総販売戸数No.1(9年連続1位)

(2) 低評価のポイント(アフターサービスの対応・設計提案・冬場の寒さ)

一方で、以下の点で不満の声もあります。

  • アフターサービス: 対応の遅さや担当者の対応に不満を感じる顧客がいる
  • 設計提案: 設計提案レベルが低いと感じる顧客がいる
  • 冬場の寒さ: 鉄骨造でも冬場寒いと感じる顧客がいる(高気密を謳っていても個人差あり)

(3) ハウスメーカー選びの注意点(複数社見積比較・実物体感の重要性)

ハウスメーカー選びでは、以下の点に注意してください。

  • 複数社見積比較: 複数のハウスメーカーから見積もりを取り、価格やサービス内容を比較する
  • 実物体感: モデルハウスや実際の建物で断熱性能や空間の広さを体感する
  • アフターサービス確認: 契約前にアフターサービス内容・体制を確認する

まとめ:ダイワハウスの戸建てを選ぶ際の判断ポイント

ダイワハウスは、累計販売戸数65.2万戸、2023年総販売戸数No.1(9年連続1位)の実績を持つ大手ハウスメーカーです。高い断熱性能(断熱等級6〜7)、優れた耐震性能、手厚い保証制度(初期無料保証30年、60年保証)が特徴です。

坪単価は90〜110万円が目安で、規格住宅スマートセレクション(坪単価80万円固定)や木造住宅xevo BeWoodを選ぶことで費用を抑えられます。

複数のハウスメーカーから見積もりを取り、モデルハウスで実物を体感しながら、自分に合ったハウスメーカーを選びましょう。契約前にアフターサービス内容を確認し、長期的な視点で判断することが重要です。

よくある質問

Q1ダイワハウスの戸建ての坪単価はいくらですか?

A1ダイワハウスの坪単価は90〜110万円が目安です。商品により70〜150万円の範囲で変動します。規格住宅スマートセレクション(坪単価80万円固定)や木造住宅xevo BeWoodを選ぶと費用を抑えられます。2024年は物価上昇の影響で坪単価が5〜10万円値上がりしており、今後もその傾向が続く見込みです。

Q2ダイワハウスの注文住宅の特徴は何ですか?

A2ダイワハウスの注文住宅は、高い断熱性能(断熱等級6〜7)、優れた耐震性能(業界トップクラス)、高天井と大空間(xevoΣは2.72m高天井のグランフルリビング)、業界トップレベルの防音・遮音性能(D-50)、手厚い保証制度(初期無料保証30年、60年保証、保証延長可能)が特徴です。2025年7月より主力商品で断熱等級6が標準仕様になりました。

Q3ダイワハウスの戸建ての価格は高いですか?

A3ダイワハウスの坪単価は大手ハウスメーカーの中ではやや高めです。しかし、性能・品質・保証を考慮するとコストパフォーマンスは良いといえます。規格住宅スマートセレクション(坪単価80万円固定)や木造住宅xevo BeWoodを選ぶことで、費用を抑えることも可能です。複数のハウスメーカーから見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

Q4ダイワハウスの評判はどうですか?

A4ダイワハウスは耐震性・断熱性・デザイン性で高評価を得ています。一方で、アフターサービスの対応の遅さや設計提案レベル、鉄骨造でも冬場寒いと感じる顧客がいる点で一部不満の声もあります。契約前にアフターサービス内容を確認し、モデルハウスや実際の建物で断熱性能を体感することが重要です。複数のハウスメーカーから見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

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Room Match編集部

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