4LDKマンションの選び方|価格相場・間取り・おすすめエリア

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/24

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4LDKマンションが注目される理由

家族が増えて「もう少し広い部屋が欲しい」「子供に個室を与えたい」と感じたとき、4LDKマンションが選択肢に入る方は多いのではないでしょうか。

この記事では、4LDKマンションの広さ・価格相場・間取り選びのポイントを、SUUMOLIFULL HOME'Sの情報を元に解説します。

4LDKマンションは35人のファミリー層に適した間取りで、広さは一般的に8290㎡が目安です。新築は都心7,000万円以上、中古は3,000万円台からと価格幅があります。間取りタイプや水回り配置により使い勝手が大きく変わるため、家族構成や生活スタイルに合った物件選びが重要です。

この記事のポイント

  • 4LDKマンションは一般的に8290㎡(2527坪)の広さで、リビング・ダイニング・キッチンと4つの居室を持つ間取り
  • 新築は都心7,000万円以上・郊外5,000万円程度、中古は3,000万円台から(2024年時点)
  • 間取りタイプには「玄関アクセス」「リビングアクセス」「バランス」の3種類があり、家族構成で選ぶ
  • 管理費は月15,00025,000円、修繕積立金は月15,00020,000円と3LDKより高額になる傾向
  • 4LDKは取引件数が少ないため売却時に時間がかかる可能性があるが、適正価格と良好な条件なら売却可能

4LDKマンションの基礎知識(広さ・間取り・適した家族構成)

(1) 4LDKマンションの広さの目安(82~90㎡が一般的)

4LDKマンションの広さは、**一般的に8290㎡(2527坪)**が目安です。

広さの範囲:

  • 標準的: 8290㎡(2527坪)
  • ゆとりあり: 100㎡以上
  • 非常に広い: 132㎡(40坪)超

(出典: LIFULL HOME'S「賃貸の「4LDK」とは? 4パターンの間取り図で解説!」

重要: 専有面積が広いほど管理費・修繕積立金が高額になる傾向があります。

(2) 3LDKとの違い(居室数・専有面積)

3LDKと4LDKの違い:

項目 3LDK 4LDK
居室数 3部屋 4部屋
専有面積 70~80㎡程度 82~90㎡程度
管理費・修繕積立金 月2~3万円程度 月3~4.5万円程度
適した家族構成 3~4人 3~5人以上

4LDKは居室が1部屋多く、専有面積も広いため、維持費が高額になります。

(3) 適した家族構成(3~5人のファミリー・多子世帯・二世帯同居)

4LDKが適した家族構成:

  • 3~5人のファミリー: 夫婦+子供2~3人
  • 多子世帯: 子供3人以上で各自に個室が必要
  • 二世帯同居: 親世帯と子世帯が一緒に暮らす場合
  • 在宅ワーク: 書斎・ワークスペースが必要な場合

(出典: SUUMOジャーナル「4LDKマンションの間取りの特徴や、選び方のポイントは?」

重要: 3人家族なら3LDKで十分な場合もあります。将来的に子供が増える予定や、在宅ワークスペースが必要な場合に4LDKを選ぶと良いでしょう。

価格相場とエリア別比較(新築・中古・都心・郊外)

(1) 新築マンションの価格相場(都心7,000万円以上・郊外5,000万円程度)

新築4LDKマンションの価格相場(2024年時点):

エリア 価格相場
東京都内平均 約8,600万円
都心部(港区・千代田区・中央区等) 7,000万円以上
郊外(多摩地区等) 5,000万円程度

(出典: リノデュース「4LDKマンションの間取り例から購入で後悔しないためのポイント」

都心部の新築4LDKマンションは非常に高額です。郊外や地方都市を検討することで、価格を抑えられます。

(2) 中古マンションの価格相場(3,000万円台から)

中古4LDKマンションの価格相場:

  • 3,000万円台から: 築年数が古い物件、郊外エリア
  • 5,000万円台: 築10~20年、駅近エリア
  • 7,000万円以上: 築浅、人気エリア

注意: 中古物件はリノベーション費用が別途必要な場合があります。リノベーション費用は500万円~1,500万円程度が一般的です。

(3) 2024年の具体的な物件事例(東京23区)

2024年11月時点の具体例(東京23区):

エリア 専有面積 価格
大田区 98.98㎡ 1億1,800万円
杉並区 85.74㎡ 1億2,480万円

(出典: 住友不動産ステップ「4K~4LDK | 東京23区の中古マンション」

2024年の市場は活発に動いており、人気エリアでは1億円を超える物件も多くあります。

(4) 管理費・修繕積立金の目安(月15,00025,000円+月15,00020,000円)

維持費の目安:

項目 月額
管理費 15,000~25,000円
修繕積立金 15,000~20,000円
合計 30,000~45,000円

(出典: リノデュース「4LDKマンションの間取り例から購入で後悔しないためのポイント」

専有面積が広いため、3LDKより高額になる傾向があります。購入前に必ず確認しましょう。

間取り選びのポイント(レイアウトタイプ・水回り配置)

(1) 玄関アクセスタイプの特徴

玄関アクセスタイプは、玄関から直接各居室にアクセスできる間取りです。

メリット:

  • プライバシー性が高い(各居室が独立)
  • 来客時にリビングを通らずに済む

デメリット:

  • 廊下スペースが必要で専有面積を圧迫
  • 家族のコミュニケーションが減る可能性

(出典: mitaina「おしゃれな4LDKの間取りやレイアウト|ポイント・物件選びのコツまで徹底解説」

(2) リビングアクセスタイプの特徴

リビングアクセスタイプは、一度リビングを通ってから各居室にアクセスする間取りです。

メリット:

  • 家族のコミュニケーションが取りやすい
  • 廊下スペースが少なく、リビングを広く取れる

デメリット:

  • プライバシー性が低い
  • 来客時にリビングを通る必要がある

小さい子供がいる家庭や、家族で過ごす時間を大切にしたい場合におすすめです。

(3) バランスタイプの特徴

バランスタイプは、玄関アクセスとリビングアクセスの両方の特徴を持つ間取りです。

特徴:

  • 一部の居室は玄関から直接アクセス、一部はリビング経由
  • プライバシーとコミュニケーションのバランスが取れる

家族構成や生活スタイルに応じて、最適なタイプを選びましょう。

(4) 水回りを一か所にまとめるメリット

水回り(風呂・洗濯機・トイレ)を一か所にまとめた間取りを選ぶと、以下のメリットがあります。

メリット:

  • 家事の負担が軽減(移動距離が短い)
  • 配管工事が集約され、修繕費用を抑えられる

(出典: mitaina「おしゃれな4LDKの間取りやレイアウト|ポイント・物件選びのコツまで徹底解説」

内覧時に水回りの配置を確認することを推奨します。

注意点(維持費・売却時の市場性・購入予算)

(1) 管理費・修繕積立金が高額になる傾向

前述の通り、4LDKマンションは専有面積が広いため、管理費・修繕積立金が高額になる傾向があります。

月額3~4.5万円程度の維持費が必要になるため、購入前に資金計画に組み込むことを推奨します。

(2) 4LDKは取引件数が少なく売却に時間がかかる可能性

4LDKマンションは取引件数が少ないため、売却時に市場が限定的で時間がかかる可能性があります。

売却時のポイント:

  • 適正価格で売り出す
  • 立地・管理状態が良好な物件は売れる
  • 複数の不動産会社に査定を依頼

(出典: 不動産売却マスター「4LDKのマンションは売れない?人気の間取りや売れる条件を紹介」

将来的に売却を検討する場合は、この点を考慮しましょう。

(3) 購入予算と資金計画の立て方

購入予算の目安:

  • 物件価格 + 諸費用(物件価格の5~10%)+ リノベーション費用(中古の場合)
  • 管理費・修繕積立金の月額

(新築7,000万円の場合):

  • 物件価格: 7,000万円
  • 諸費用: 350~700万円
  • 頭金: 1,000~2,000万円
  • 住宅ローン: 5,000~6,000万円
  • 月額返済: 15~18万円程度(35年ローン、金利1%の場合)
  • 月額維持費: 3~4.5万円

(4) 住宅ローンの借入可能額シミュレーション

借入可能額の目安(年収の5~7倍):

年収 借入可能額
500万円 2,500~3,500万円
700万円 3,500~4,900万円
1,000万円 5,000~7,000万円

借入可能額と返済額を確認し、無理のない資金計画を立てましょう。

まとめ:家族構成別の選び方と購入ステップ

4LDKマンションは、35人のファミリー層に適した間取りで、広さは一般的に8290㎡が目安です。新築は都心7,000万円以上、中古は3,000万円台からと価格幅があり、管理費・修繕積立金は月3~4.5万円程度と3LDKより高額になります。

間取りタイプには「玄関アクセス」「リビングアクセス」「バランス」の3種類があり、家族構成や生活スタイルに合わせて選ぶことが重要です。水回りを一か所にまとめた間取りを選ぶと、家事の負担が軽減されます。

4LDKは取引件数が少ないため売却時に時間がかかる可能性がありますが、適正価格と良好な条件なら売却可能です。購入前に資金計画を立て、複数の不動産会社に相談しながら、ご自身の家族に合った物件を選びましょう。

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よくある質問

Q13LDKと4LDKどちらを選ぶべき?

A1家族構成と将来設計によります。3人家族なら3LDKで十分な場合が多いですが、4人以上や将来的に子供が増える予定、在宅ワークスペースが必要な場合は4LDKが適しています。ただし、4LDKは専有面積が広いため管理費・修繕積立金が月3~4.5万円程度と3LDKより高額になり、取引件数が少ないため売却時の市場が限定的な点に注意が必要です。将来のライフスタイルと資金計画を考慮して選びましょう。

Q24LDKマンションの維持費はどのくらい?

A2管理費は月15,000~25,000円、修繕積立金は月15,000~20,000円が一般的で、合計で月3~4.5万円程度の維持費が必要です。専有面積が広いため、3LDK(月2~3万円程度)より高額になる傾向があります。物件により異なるため、購入前に必ず管理規約や長期修繕計画を確認し、将来的な修繕積立金の値上げ予定も確認することを推奨します。

Q34LDKマンションが人気のエリアは?

A3ファミリー層向けのエリアが人気です。東京23区では大田区・杉並区・世田谷区等の子育て環境が整ったエリア、郊外では千葉・埼玉・神奈川の駅近エリアが人気です。子育て環境(公園・学校・保育園)や学区を重視する傾向があり、通勤・通学の利便性も重要なポイントです。エリアにより価格が大きく異なるため、予算と希望条件のバランスを考慮して選びましょう。

Q4新築と中古でどのくらい価格が違う?

A4都内新築は平均8,600万円、中古は3,000万円台からと大きな価格差があります。都心部の新築は7,000万円以上、郊外は5,000万円程度です。中古物件は築年数・立地・管理状態により3,000万円台~7,000万円以上と幅があり、リノベーション費用が別途500万円~1,500万円程度必要な場合もあります。新築は最新設備で修繕の心配が少ないメリットがありますが、中古は予算を抑えられる点が魅力です。

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Room Match編集部

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