台東区の不動産ガイド|マンション・戸建て・土地・家賃の相場まとめ

台東区の不動産市場の全体像

台東区は東京23区で最も面積が小さい区でありながら、上野・浅草という2大ターミナルを擁する利便性の高いエリアです。JR山手線・東京メトロ銀座線・日比谷線・都営浅草線・つくばエクスプレスなど複数路線が通り、都心主要駅へのアクセスは抜群です。

近年はインバウンド需要の回復と蔵前エリアの再評価を背景に、不動産市場全体が上昇基調にあります。年間の不動産取引件数は約1,705件と活発で、買い手の需要が厚いエリアです。

隣接する中央区・千代田区・文京区と比べると相場はやや控えめで、「都心近接でありながら手が届く」ポジションが台東区の強みといえます。

中古マンション相場

台東区の中古マンションは平均価格約8,691万円、平米単価は約124万円です。前年比で約25.69%の上昇と、23区内でも際立つ伸びを見せています。

間取り別の目安は、2LDKが約5,600万円、3LDKが約6,980万円、4LDKが約7,490万円です。3LDKと4LDKの価格差が小さく、広めの物件を狙うなら4LDKのコストパフォーマンスが良い点が特徴的です。

エリア別では、上野駅周辺が交通利便性で最も評価が高く、浅草・蔵前はインバウンド回復と街の再評価で需要が伸びています。入谷・根岸エリアは台東区内では比較的手頃な価格帯で、コスパ重視のファミリー層に人気があります。

台東区は新築マンションの大規模開発用地が限られるため、中古物件が市場の中心です。購入を検討するなら中古を軸に、駅徒歩10分以内・管理状態良好な物件を選ぶのが資産性の面でも安心です。

中古戸建て相場

中古戸建ての平均価格は約1億3,037万円で、4,000万円〜2億9,800万円と幅が広い市場です。掲載物件数は約81件で、マンションに比べると選択肢は限られます。

台東区の戸建ては平均土地面積85平米・建物面積190平米と、狭い敷地に3階建てで延床面積を確保する「狭小住宅」が主流です。用途混在エリアが多く、商業地域に戸建てが建っているケースも珍しくありません。

購入時の注意点として、再建築不可物件の存在があります。古い街区が多い台東区では接道義務を満たさない物件が紛れていることがあり、相場より大幅に安い物件は接道状況の確認が必須です。また、隅田川沿いのエリアでは浸水リスクのチェックも欠かせません。

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土地相場

台東区の公示地価は平均で約667万円/坪(約202万円/㎡)、前年比14.25%の上昇です。住宅地に限ると約381万円/坪で、商業地との差が大きいのが特徴です。

最も高い上野エリアは坪1,362万円、浅草エリアは坪907万円と、いずれも商業地としての評価が地価に反映されています。住宅地として狙いやすいのは、谷中・上野桜木(坪330〜344万円)や入谷・北上野(坪329〜382万円)エリアです。

蔵前エリア(坪446万円)は街の人気上昇に伴い、今後の値上がりも期待できるエリアです。ただし台東区は面積が小さく、住宅用地の出物は限られるため、条件に合う土地が出たら早めに動く準備が必要です。

家賃相場

台東区の家賃は1R・1Kで約12.0万円、1LDK・2DKで約19.0万円が目安です。賃貸物件は約7,528件と選択肢が豊富で、港区や渋谷区に比べると割安感があります。

駅別では京成上野駅周辺が約13.8万円と高め、三ノ輪駅周辺が約9.5万円とリーズナブルです。通勤利便性を優先するなら上野エリア、家賃を抑えるなら入谷・三ノ輪エリアが狙い目です。

蔵前・浅草橋エリアは「東京のブルックリン」として若い世代に人気があり、街の雰囲気を重視する方に向いています。台東区はコンパクトな区ながらエリアごとの個性が明確で、ライフスタイルに合わせた住まい選びができます。

不動産売却事情

台東区は年間約1,705件の取引があり、売り手にとって有利な市場環境が続いています。マンションの売却価格は平均約5,215万円で、駅徒歩10分以内の物件は需要が底堅く、スムーズに売却が進む傾向にあります。

売却時の費用として、仲介手数料は売買価格400万円超の場合「売買価格×3%+6万円+消費税」が上限です。譲渡所得税は所有期間5年超の長期譲渡で20.315%、5年以下の短期譲渡で39.63%。マイホーム売却時は3,000万円特別控除の適用が可能です。

台東区は上野・浅草の集客力と交通利便性により、幅広い層からの購入需要があります。複数の不動産会社の査定を比較し、エリア特性を理解した会社に依頼するのが売却成功の鍵です。

台東区のエリア別ポイント

上野エリアはJR・メトロ・新幹線が集まる台東区の交通拠点です。文化施設が充実し、単身者・DINKS層のマンション需要が安定しています。

浅草エリアは観光地と住宅地が共存する下町の中心です。つくばエクスプレス開通後に利便性が向上し、若い世代の流入が続いています。

蔵前エリアはカフェやクリエイティブ系ショップが集まる注目エリアです。都営浅草線・大江戸線が使え、日本橋方面へのアクセスも良好。不動産の値上がりが最も期待されるエリアのひとつです。

谷中・根岸エリアは文京区の千駄木と合わせて「谷根千」と呼ばれる落ち着いた住宅街です。寺町の風情と手頃な価格帯が魅力で、戸建て・マンションともに根強い人気があります。

入谷・三ノ輪エリアは台東区内で最も手頃な価格帯です。日比谷線沿線で都心アクセスは良好、下町の商店街が残る暮らしやすい環境が整っています。

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よくある質問

台東区の中古マンションの平均価格はいくらですか?
台東区の中古マンションは平均約8,691万円、平米単価は約124万円です。間取り別では2LDKが約5,600万円、3LDKが約6,980万円が目安で、前年比約25.69%の上昇と価格は上昇傾向にあります。
台東区で不動産価格が手頃なエリアはどこですか?
入谷・三ノ輪エリアが台東区内で最も手頃な価格帯です。土地の公示地価は坪329万円前後、家賃も三ノ輪駅周辺で約9.5万円と区内では抑えめです。日比谷線で都心へのアクセスも良く、コストパフォーマンスに優れています。
台東区の家賃相場はどれくらいですか?
台東区の家賃は1R・1Kで約12.0万円、1LDK・2DKで約19.0万円が目安です。駅別では京成上野駅周辺が約13.8万円と高め、三ノ輪駅周辺が約9.5万円とリーズナブルな水準です。
台東区で注目のエリアはどこですか?
蔵前エリアが近年最も注目されています。カフェやクリエイティブ系ショップが増え、若い世代を中心に人気が急上昇中。不動産価格も上昇傾向にあり、将来の資産価値の伸びが期待されるエリアです。
台東区で不動産を売却する場合の相場は?
マンションの売却価格は平均約5,215万円で、年間取引件数は約1,705件と活発な市場です。上野・浅草の交通利便性と街の魅力により買い手の需要が厚く、駅徒歩10分以内の物件は比較的スムーズに売却できる傾向にあります。