町田市の不動産売却ガイド|相場と買い手市場での売り方

町田市の不動産売却市場の現状

町田市は東京都の南西部に位置し、小田急線とJR横浜線が交差する町田駅を中心に発展した多摩地域有数の商業都市です。人口約43万人と多摩地域で最大級の規模を誇り、不動産市場も活発です。

現在の市場は買い手市場の状態で、物件の供給が需要をやや上回っています。マンション売却相場は約3,540万円、戸建ては約4,321万円。年間取引件数は約1,275件と、多摩地域では最大級の取引量があります。

買い手市場では売り手が価格面で譲歩を求められる場面もありますが、年間1,275件の取引が示すように買い手の母数は大きい。適正価格での売り出しと物件の魅力を引き出す工夫が、スムーズな成約のカギになります。

町田市で売却しやすい不動産の特徴

町田市は広い市域を持ち、エリアによって需要の性質が大きく異なります。

町田駅周辺

小田急線とJR横浜線が交差する町田駅は、市内で最も商業が集積するエリアです。ルミネ・マルイ・109・東急ツインズなど大型商業施設が立ち並び、多摩地域有数の繁華街を形成しています。小田急線急行で新宿まで約35分、JR横浜線で横浜まで約30分と、都心・横浜方面の両方にアクセスできる利便性が評価されています。

マンションは駅徒歩10分以内の物件が最も需要が高く、買い手市場でも反応が良い傾向にあります。商業の充実度と交通利便性を兼ね備えた立地は、リセール面でも強みになります。

鶴川・玉川学園エリア

小田急線沿線の住宅地で、鶴川駅・玉川学園前駅が最寄りです。鶴川は薬師池公園に近い自然豊かなエリアで、ファミリー層に人気。玉川学園前は学園都市として落ち着いた住環境が特徴です。

戸建て需要が比較的強いエリアで、敷地にゆとりのある物件は教育環境を重視するファミリー層からの反応が期待できます。

南町田・成瀬エリア

東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅は、2019年に駅名変更とともに大型商業施設グランベリーパークがオープンし、注目度が高まったエリアです。JR横浜線の成瀬駅周辺は落ち着いた住宅地で、横浜方面への通勤に便利です。

南町田は商業施設の恩恵で周辺マンションの評価が上がっており、買い手市場でも比較的売りやすいエリアです。

多摩境・相原エリア

京王相模原線の多摩境駅、JR横浜線の相原駅周辺は、町田市の北西部にあたる新興住宅地です。コストコ多摩境やスーパービバホームなどロードサイド型の大型店が充実し、車中心の生活に向いています。

価格帯は市内でも手頃で、予算重視の購入者層に訴求できます。ただし駅からの距離が遠い物件は買い手が限られるため、価格設定が重要になります。

売却の流れと進め方

不動産売却は以下のステップで進みます。

1. 査定を受ける

複数の不動産会社に査定を依頼し、物件の市場価値を把握します。

  • 一括査定: 複数社の査定額を比較でき、相場感をつかむのに有効
  • 訪問査定: 不動産会社が現地を確認し、正確な価格を算出

町田市は広い市域を持ち、エリアによって相場が大きく異なります。町田駅周辺に強い会社、小田急線沿線に強い会社、南町田エリアに強い会社など、物件のエリアに精通した不動産会社を選びましょう。

2. 媒介契約を結ぶ

売却を依頼する不動産会社と媒介契約を締結します。買い手市場では販売力のある会社の力がより重要になるため、実績と販売戦略を比較して専任媒介先を決めるのが効果的です。

3. 販売活動

物件情報をレインズや不動産ポータルサイトに掲載し、購入希望者を募ります。買い手市場では写真の質や物件説明の丁寧さが内覧数を左右します。ホームステージングや室内のクリーニングで物件の印象を高めることも有効です。

4. 成約・契約

購入希望者との条件交渉を経て売買契約を締結します。買い手市場では値引き交渉が入りやすいため、あらかじめ交渉幅を見込んだ価格設定にしておくのもひとつの戦略です。手付金は売買価格の5〜10%が一般的です。

5. 決済・引渡し

残代金の受領と所有権移転登記を同日に行い、物件を引き渡します。

この地域の不動産、今いくら?

無料一括査定を見る

売却にかかる費用と税金

仲介手数料

売買価格400万円超の場合、仲介手数料の上限は売買価格×3%+6万円+消費税です。マンションを3,540万円で売却した場合は約122万円(税込)、戸建てを4,321万円で売却した場合は約148万円(税込)が上限です。

譲渡所得税

売却益(譲渡所得)が出た場合に課税されます。税率は所有期間で異なります。

  • 長期譲渡所得(所有期間5年超): 20.315%
  • 短期譲渡所得(所有期間5年以下): 39.63%

マイホームの売却であれば3,000万円特別控除が適用でき、譲渡所得から最大3,000万円を差し引けます。町田市の価格帯であれば控除の範囲内に収まるケースが多いです。

その他の費用

  • 印紙税(売買契約書に貼付)
  • 抵当権抹消費用(住宅ローンが残っている場合)
  • 引っ越し費用

買い手市場での売却を成功させるコツ

町田市は現在買い手市場のため、売却には通常以上の工夫が求められます。

価格設定が最重要。買い手市場では相場より高い価格で出すと反応が極端に鈍くなります。周辺の成約事例を基に、適正価格かやや魅力的な価格で売り出すことが、結果的に高値成約につながるケースが多いです。

物件の第一印象を高める。内覧時の印象が成約率を大きく左右します。室内のクリーニング、不要物の撤去、照明を明るくするといった簡単な工夫で印象は大きく変わります。

売却時期を選ぶ。1〜3月の新年度シーズンは購入需要が最も高まる時期です。買い手市場であっても、このシーズンなら通常より有利な条件で売却できる可能性があります。

物件の強みを明確にする。町田駅の商業施設の充実度、小田急線で新宿へのアクセス、横浜方面への利便性、自然環境の豊かさなど、物件ごとのアピールポイントを整理して販売活動に活かしましょう。

年間1,275件の取引量は買い手の需要がしっかり存在していることを意味します。買い手市場だからといって売れないわけではなく、価格設定と販売戦略次第で十分に成約に至ります。

[PR]無料一括査定

この地域の不動産の査定を、複数の会社にまとめて依頼できます。

よくある質問

町田市のマンション売却相場はどのくらいですか?
マンション売却相場は約3,540万円、戸建ては約4,321万円です。町田駅周辺は相場より高め、多摩境・相原エリアは手頃な傾向です。年間取引件数は約1,275件と取引量は豊富です。
町田市は買い手市場ですが売れますか?
年間1,275件の取引があり、買い手の需要は十分に存在します。買い手市場では適正価格での売り出しが特に重要です。相場に合った価格設定と物件の魅力を引き出す工夫で、スムーズな成約が期待できます。
町田市で売却しやすいエリアはどこですか?
町田駅徒歩10分以内が最も需要が厚く、買い手市場でも反応が良い傾向です。南町田グランベリーパーク駅周辺も商業施設の充実で評価が上がっています。鶴川・玉川学園エリアはファミリー向け戸建ての需要が安定しています。
不動産売却時の仲介手数料はいくらですか?
売買価格400万円超で上限は売買価格×3%+6万円+消費税です。マンション3,540万円なら約122万円、戸建て4,321万円なら約148万円(いずれも税込)が上限。成功報酬のため成約しなければ発生しません。
買い手市場で高く売るコツはありますか?
周辺の成約事例に基づいた適正価格の設定が最重要です。室内クリーニングやホームステージングで第一印象を高め、1〜3月の需要が高いシーズンに合わせて売り出すと有利です。値引き交渉を見込んだ価格設定も効果的です。

町田市の他の記事

町田市の不動産ガイドに戻る