府中市の土地相場|エリア別の地価と価格動向を解説

府中市の地価水準と最近の動き

府中市の公示地価は平均で約132万円/坪(約40万円/㎡)だ。前年比で6%の上昇が続いており、多摩地域の中でも安定した住宅需要に支えられた地価推移を見せている。

府中市は東京都のほぼ中央に位置し、大國魂神社の門前町として1,900年以上の歴史を持つ。京王線の府中駅・分倍河原駅を中心に、JR南武線・武蔵野線も利用でき、交通利便性は良好。東京競馬場や府中の森公園など大規模施設が点在し、多摩地域の中核都市としての機能を持っている。

エリア別の地価と特徴

府中市はエリアによって地価に大きな差があり、府中駅前と郊外では10倍近い開きがある。

高価格帯エリア(坪200万円以上)

府中町エリアは坪約694万円と市内で突出して高い水準だ。府中駅前の商業地としての評価が地価を押し上げている。くるる(府中駅前再開発ビル)や伊勢丹府中店などの商業施設が集まり、生活利便性は市内随一。住宅用地としての出物は限られるが、駅徒歩圏のマンション用地としての需要は高い。

八幡町エリアは坪約225万円。府中駅と東府中駅の間に位置し、府中市役所や府中の森公園に近い住宅地。大國魂神社に隣接する閑静なエリアで、府中市の中でも落ち着いた住環境が評価されている。

中価格帯エリア(坪80〜200万円)

武蔵台エリアは坪約95万円。西武多摩川線の白糸台駅が最寄りで、武蔵野台公園に近い住宅地。西武線で武蔵境・三鷹方面にもアクセスできる。地形は多摩丘陵の台地上にあり、水はけが良く住宅地としての条件は良好だ。

西原町エリアは坪約94万円。京王線の中河原駅や南武線の西府駅が利用圏。近年西府駅が新設されたことでアクセスが改善された。住宅街として落ち着いた環境が特徴で、府中駅周辺より手頃に土地を取得できる。

浅間町エリアは坪約91万円。多磨霊園駅や白糸台駅が最寄りで、多磨霊園に隣接する住宅地。緑の多い環境で、静かな住まいを求める層に向いている。

小柳町エリアは坪約90万円。JR南武線の北府中駅が最寄りで、東京競馬場や東芝府中事業所に近いエリア。南武線で立川・川崎方面にアクセスでき、工場跡地の再開発が進んでいる地域でもある。

比較的手頃なエリア(坪80万円以下)

日新町エリアは坪約74万円。府中市の南東部に位置し、JR武蔵野線の北府中駅が最寄り。府中市内では手頃な水準で、まとまった面積の土地が見つかりやすい。

四谷エリアは坪約72万円で、市内では最も手頃な水準のひとつ。府中市の東端に位置し、調布市に隣接する。京王線の中河原駅が最寄りだが、駅からやや距離がある住宅地。30坪の土地なら約2,160万円で取得可能で、建物込みで4,000万円台の注文住宅が現実的になる。

府中市で土地を探すなら

府中市は多摩地域の中では住宅用地の出物が比較的見つかりやすいエリアだ。坪70〜130万円の住宅地が中心で、23区内と比較して大幅に手頃な価格で注文住宅を建てることができる。

狙い目の条件

  • 四谷・日新町エリアは坪70万円台で、30坪の土地が約2,100〜2,200万円。建物込み4,000万円台の注文住宅が視野に入る
  • 小柳町・浅間町エリアは坪90万円前後で、府中駅から少し離れた静かな住宅街
  • 西原町エリアは西府駅の開業でアクセスが改善され、今後の値上がりも期待できる
  • 八幡町エリアは府中駅の生活圏で住環境も良いが、坪225万円と価格は高め

注意点

府中市は多摩川と多摩丘陵に挟まれた地形で、台地と低地が入り組んでいる。多摩川沿いの低地は水害ハザードマップの確認が必要だ。一方、台地上の武蔵台・浅間町エリアは地盤が安定しており、住宅地としての条件は良い。

用途地域は住居系が大半で、第一種低層住居専用地域では建ぺい率40〜50%・容積率80〜100%の制限がかかる。建築プランを想定した上で土地の有効面積を判断しよう。

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周辺市との比較

府中市の公示地価坪132万円は、多摩地域の中では中位に位置する。

隣接する調布市は京王線の特急停車駅を持ち、府中市よりやや高い水準。武蔵野市や三鷹市は府中市を大きく上回る。一方、国分寺市や国立市とは近い価格帯で、立川市の商業地を除けば同程度だ。多摩市や日野市、稲城市と比較すると、府中市の方がやや高い傾向にある。

府中市の強みは、大型商業施設の充実度と公共施設の整備水準の高さだ。くるるや伊勢丹、フォーリス(府中駅前)に加え、府中市美術館や郷土の森博物館など文化施設も充実。税収が豊かな自治体として知られ、行政サービスの水準も高い。この総合力が地価を支えている。

地価上昇の背景と今後の見通し

府中市の地価が前年比6%上昇している背景には、都心の価格高騰を受けた多摩地域への需要シフトがある。

京王線の府中駅前は再開発が進んでおり、商業環境が年々向上している。分倍河原駅も京王線とJR南武線の乗り換え駅として利便性が高く、駅周辺の整備が進んでいる。

東京競馬場をはじめとする大規模施設からの固定資産税収入に支えられた行政サービスの充実は、「住みやすい街」としての評価につながっている。子育て世帯やシニア層からの支持も厚く、住宅需要は底堅い。

急激な地価高騰は起きにくい一方、安定した上昇が続く傾向がある。注文住宅を検討しているなら、現在の水準は多摩地域としてはまだ手が届く範囲にある。

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よくある質問

府中市の土地の平均価格はいくらですか?
公示地価は平均約132万円/坪(約40万円/㎡)です。府中駅前の府中町エリアが坪約694万円と突出して高く、四谷エリア(坪約72万円)や日新町エリア(坪約74万円)は市内で最も手頃です。前年比6%の上昇が続いています。
府中市で土地が安いエリアはどこですか?
四谷エリア(坪約72万円)と日新町エリア(坪約74万円)が市内で最も手頃です。30坪の土地が約2,100〜2,200万円で取得可能で、建物込みで4,000万円台の注文住宅が現実的になります。小柳町・浅間町エリアも坪90万円前後で住環境が良好です。
府中市と調布市、土地はどちらが安いですか?
全体的には府中市の方がやや安い傾向にあります。調布市は京王線の特急停車駅(調布駅)や新宿までの距離の近さが評価され、地価がやや高め。府中市は商業施設と行政サービスの充実度が強みで、コストパフォーマンスの面では有利です。
府中市で土地を買う際の注意点は?
多摩川沿いの低地は水害ハザードマップの確認が必要です。台地上の武蔵台・浅間町エリアは地盤が安定しています。第一種低層住居専用地域では建ぺい率・容積率の制限が厳しいため、建築プランを想定した上で土地面積を判断しましょう。

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