結論:このケースだと費用感はこうなる
外壁塗装の費用相場は、建物の規模や依頼先によって大きく変わります。ここでは坪数別の具体的な費用相場を示します。
30坪の戸建て住宅の場合
- 外壁塗装のみ:60〜90万円
- 外壁+屋根塗装セット:80〜125万円
40坪の戸建て住宅の場合
- 外壁塗装のみ:80〜120万円
- 外壁+屋根塗装セット:110〜160万円
ただし、これらは一般的な相場であり、塗料のグレード、建物の劣化状況、依頼先(ハウスメーカー、専門業者、地元業者)によって価格が変動します。
依頼先別の価格差も大きく、30坪の戸建て住宅の場合、ハウスメーカーでは110〜160万円、専門業者では90〜110万円、地元業者では75〜140万円が相場とされています。
最安ルート(節約の要点3つ)
外壁塗装の費用を抑えるための具体的な方法を3つ紹介します。
1. 複数社から見積もりを取って比較する
適正価格を知るには、複数社から見積もりを取って比較することが重要です。1社だけでは相場感が分からず、高すぎる見積もりや不自然に安い見積もりを見抜けません。一括見積もりサービスを利用すると、複数社への依頼とスケジュール調整を効率的に進められます。
2. 地元業者や専門業者に依頼する
地元業者や専門業者に依頼すると、ハウスメーカーに比べて20万円〜35%程度安くなるとされています。ハウスメーカーは広告宣伝費や中間マージンが発生するため、価格が高めになる傾向があります。
3. 塗料のグレードを見直す
塗料のグレードによって、費用と耐久年数が変わります。シリコン塗料は2,000〜3,000円/㎡(耐久7〜15年)、フッ素塗料は3,500〜4,800円/㎡(耐久12〜20年)が相場です。初期費用を抑えたい場合はシリコン塗料、長期的なコストパフォーマンスを重視する場合はフッ素塗料を選ぶと良いでしょう。
価格だけで決めると失敗しやすい点
費用を抑えることは重要ですが、価格だけで業者を選ぶと以下のようなリスクがあります。
手抜き工事
不自然に安い見積もりを提示する業者は、下地処理を省略したり、塗料の希釈率を誤ったりする可能性があります。下地処理や下塗りは耐久性の80%を決める重要な工程とされており、手抜きをすると数年で塗装が剥がれる原因になります。
保証なし
安価な業者は保証を提供しない場合があります。塗装後に剥がれや浮きが発生しても、無償で補修してもらえない可能性があります。
追加費用の発生
見積もりに含まれていない項目(付帯部塗装、コーキング打ち替えなど)が後から追加され、結果的に高額になることがあります。見積書の内訳を詳しく確認し、何が含まれているかを事前に把握しておくことが重要です。
費用相場が分かったところで、実際にどの業者を選べば良いか迷う方も多いでしょう。適正価格を把握するには、複数社から見積もりを取って比較することが重要です。外壁塗装の相場チェック【ヌリカエ】なら、一度の入力で複数社の見積もりを比較でき、専門アドバイザーが相場感や適正価格についても教えてくれます。
費用の内訳(何にお金が乗るか)
外壁塗装の費用内訳を理解しておくと、見積書を見たときに適正価格かどうかを判断しやすくなります。主な内訳項目と相場は以下の通りです。
足場設置
足場の設置費用は全体の15〜20%を占めます。30坪の戸建て住宅の場合、15〜20万円程度が相場です。足場は職人が高所で安全に作業するために必要な設備で、工事期間中は建物全体を覆う養生シートも取り付けられます。
高圧洗浄
高圧洗浄の費用は、140㎡で35,000円程度が相場です。外壁に付着したコケ、カビ、汚れ、古い塗膜などを取り除く重要な工程で、汚れが残ったまま塗装すると塗料の密着が悪くなります。
下地処理
ひび割れの補修、錆の除去、シーリングの打ち替えなどが含まれます。30坪の戸建て住宅の場合、10〜15万円程度が相場です。下地処理は塗料の密着を確保し、長期的な美観と保護性能を保つために欠かせない工程です。
塗装工事(下塗り・中塗り・上塗り)
塗装工事は全体の40〜50%を占める最も高い項目です。140㎡の場合、下塗りで140,000円、中塗り・上塗りで350,000円程度が相場です。塗料のグレード(シリコン、フッ素、無機など)によって価格が変わります。
付帯部塗装
雨樋、軒天、破風板、ベランダなどの付帯部塗装も費用に含まれます。相場は以下の通りです。
- 雨樋:5万円〜
- 軒天:7万円〜
- 破風板:2万円〜
- ベランダ(1か所・4㎡)FRP防水仕様:10万円〜
その他
養生費用、廃材処理費用、職人の日当(1〜3万円/日)なども費用に含まれます。
よく見落とす追加コスト
見積書を確認する際、以下のような追加費用が見落とされやすいため注意が必要です。
付帯部塗装
雨樋、軒天、破風板などの付帯部塗装は、見積もりに含まれていない場合があります。付帯部塗装を行わないと、外壁だけ新しくなり、付帯部が古いままになってしまいます。見積もりを依頼する際は、付帯部塗装も含めるかどうかを明確にしておきましょう。
コーキング打ち替え
コーキング(シーリング)は、窓枠やサッシ周りの目地に打ち込まれているもので、劣化している場合は打ち替えが必要です。30坪の戸建て住宅の場合、190㎡で57,000円程度が相場です。コーキングの打ち替えを行わないと、目地から雨水が侵入し、建物内部の劣化につながります。
養生費用
窓、玄関ドア、エアコン室外機、植栽などにビニールシートやマスキングテープを貼り付けて保護する養生費用も、見積もりに含まれていない場合があります。
廃材処理費用
古い塗膜や足場の解体後の廃材を処理する費用も発生します。見積書に「一式」と記載されている項目がある場合は、具体的な内容を業者に確認しましょう。
「安い」の定義(総額/耐久年数/手間コスト)
「安い」の定義は、総額だけでなく、耐久年数や手間コストも考慮する必要があります。
総額が安い ≠ コスパが良い
総額が安くても、耐久年数が短い塗料を使用している場合、数年後に再塗装が必要になり、結果的に高額になることがあります。シリコン塗料(耐久7〜15年)は初期費用が安いですが、フッ素塗料(耐久12〜20年)は初期費用が高い分、長期的なコストパフォーマンスが良いとされています。
耐久年数との関係
塗料のグレードと耐久年数を比較し、長期的なコストを計算することが重要です。例えば、シリコン塗料で80万円(耐久10年)の場合、10年ごとに80万円かかります。一方、フッ素塗料で120万円(耐久15年)の場合、15年ごとに120万円かかります。長期的に見ると、フッ素塗料の方がコストパフォーマンスが良い可能性があります。
手間コスト(見積もり取得コスト)
複数社から見積もりを取る手間や、業者とのやり取りに費やす時間もコストと考えることができます。一括見積もりサービスを利用すると、一度の入力で複数社の見積もりを比較でき、手間コストを大幅に削減できます。
安くする具体策(条件ではなく「行動」で書く)
外壁塗装の費用を安くするための具体的なアクションを紹介します。
複数社から見積もりを取る
まず、3社以上から見積もりを取得し、価格、工事内容、保証内容を比較します。見積書の内訳を詳しく確認し、何が含まれているかを把握しましょう。一括見積もりサービスを利用すると、複数社への依頼とスケジュール調整を効率的に進められます。
地元業者や専門業者に依頼する
ハウスメーカーではなく、地元業者や専門業者に依頼することで、20万円〜35%程度費用を抑えられる可能性があります。地元業者は広告宣伝費や中間マージンが少ないため、価格が安い傾向があります。
塗料のグレードを見直す
初期費用を抑えたい場合は、シリコン塗料を選ぶと良いでしょう。長期的なコストパフォーマンスを重視する場合は、フッ素塗料や無機塗料を選ぶと、再塗装の頻度を減らせます。
外壁と屋根をセットで依頼する
外壁と屋根を別々に塗装すると、足場の設置費用が2回かかります。セットで依頼すると、足場の設置費用を1回で済ませられるため、トータルコストを抑えられます。
補助金や助成金を活用する
自治体によっては、外壁塗装に使える補助金や助成金を提供している場合があります。申請方法や対象条件を確認し、活用できる場合は積極的に利用しましょう。
申し込み前に揃えるもの
見積もりを依頼する前に、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
住宅の坪数
建物の坪数(または延べ床面積)を把握しておきます。坪数が分からない場合は、建築時の図面や固定資産税の課税明細書で確認できます。
築年数
新築から何年経過しているかを確認します。築10年以上経過している場合、外壁塗装の検討時期とされています。
希望塗料
シリコン、フッ素、無機など、どのグレードの塗料を希望するかを決めておきます。予算感と耐久年数のバランスを考慮しましょう。
予算感
どれくらいの予算を用意できるかを決めておきます。予算を明確にすることで、業者も適切なプランを提案しやすくなります。
希望工事時期
いつ頃工事を行いたいかを決めておきます。梅雨時期や台風シーズンは工期が延びやすいため、避けた方が良いでしょう。
プラン選びのコツ(迷う人向け)
塗料のグレードと価格のバランスを理解し、自分に合ったプランを選びましょう。
シリコン塗料
- 費用:2,000〜3,000円/㎡
- 耐久年数:7〜15年
- 向いている人:初期費用を抑えたい、築10年程度で初めて塗装する
フッ素塗料
- 費用:3,500〜4,800円/㎡
- 耐久年数:12〜20年
- 向いている人:長期的なコストパフォーマンスを重視する、長期居住予定
無機塗料
- 費用:4,000〜5,500円/㎡
- 耐久年数:15〜25年
- 向いている人:最高グレードを求める、資産価値を維持したい
初めての外壁塗装で相場感が分からない場合は、シリコン塗料から始めると良いでしょう。長期的に住み続ける予定がある場合は、フッ素塗料や無機塗料を選ぶと、再塗装の頻度を減らせます。
代替案とのコスパ比較
外壁塗装の依頼先には、ハウスメーカー、専門業者、地元業者の3つの選択肢があります。それぞれの価格差と特徴を比較します。
ハウスメーカー
- 費用相場(30坪):110〜160万円
- 特徴:大手メーカーの安心感、保証が充実、価格が高め
- 向いている人:安心を重視する、元の建築業者に依頼したい
ハウスメーカーは広告宣伝費や中間マージンが発生するため、専門業者や地元業者に比べて20〜35%程度高くなる傾向があります。ただし、大手メーカーの安心感や保証の充実度は魅力です。
専門業者
- 費用相場(30坪):90〜110万円
- 特徴:外壁塗装専門のため技術力が高い、適正価格、保証あり
- 向いている人:品質と価格のバランスを重視する、信頼できる業者を選びたい
専門業者は外壁塗装に特化しているため、技術力が高く、適正価格で工事を行ってくれる傾向があります。保証も提供している業者が多く、品質と価格のバランスが良いとされています。
地元業者
- 費用相場(30坪):75〜140万円
- 特徴:価格が安い、地域密着型、保証の有無は業者による
- 向いている人:費用を抑えたい、地元の業者を応援したい
地元業者は広告宣伝費が少なく、中間マージンも発生しないため、価格が安い傾向があります。ただし、保証の有無や技術力は業者によって差があるため、口コミや実績を確認することが重要です。
安さ優先ならこの代替/安心優先ならこの代替
優先順位に応じて、以下のように業者を選ぶと良いでしょう。
安さ重視
地元業者に依頼すると、費用を最も抑えられる可能性があります。ただし、保証の有無や技術力を事前に確認し、口コミや実績をチェックしましょう。複数社から見積もりを取って比較することで、適正価格を把握できます。
安心重視
大手専門業者やハウスメーカーに依頼すると、保証が充実し、技術力も高い傾向があります。価格は高めですが、安心感を重視する場合はこちらが向いています。
バランス重視
一括見積もりサービスを利用して複数社を比較し、価格と品質のバランスが良い業者を選ぶと良いでしょう。専門業者は品質と価格のバランスが良いとされており、初めての外壁塗装でも安心して依頼できます。
どれが正解かはケースで変わる
一律の答えはなく、物件の状況や優先順位によって最適な選択肢が変わります。
初めての外壁塗装
初めての外壁塗装で相場感が分からない場合は、複数社から見積もりを取って比較することが必須です。一括見積もりサービスを利用すると、複数社の見積もりを効率的に比較でき、適正価格を把握しやすくなります。
訪問販売で高額見積もりを提示された
訪問販売や飛び込み営業で高額見積もりを提示された場合、第三者の比較サービスで適正価格を確認することをお勧めします。複数社の見積もりを比較することで、相場感を把握でき、不当に高い見積もりを見抜けます。
長期居住予定
長期的に住み続ける予定がある場合は、耐久年数の長い塗料(フッ素、無機)を選ぶと、再塗装の頻度を減らせます。初期費用は高めですが、長期的なコストパフォーマンスが良いとされています。
向いている人/向いていない人
外壁塗装が必要なケースと、そうでないケースを整理しておきます。
向いている人
- 築10年以上の戸建て住宅を所有している
- 外壁の色あせ、ひび割れ、塗装剥がれなどの劣化症状が見られる
- 長期的に住み続ける予定がある
- 雨漏りや外壁の劣化を放置すると、建物内部の劣化が進行するリスクがある
- 資産価値を維持したい
- 訪問販売で高額見積もりを提示され、適正価格を確認したい
向いていない人
- 賃貸住宅に居住している(所有者ではないため発注権限がない)
- マンション区分所有者で共用部の塗装を検討している(個人では発注できない)
- 近い将来に建て替えや売却を予定している
- 外壁の劣化がほとんど見られない(築5年未満など)
外壁塗装は、建物の美観と保護性能を保つために重要なメンテナンスです。劣化症状が見られる場合は、早めに対応することで、建物の寿命を延ばすことができます。
自分のケースで外壁塗装が必要かどうか判断できたところで、次のステップとして複数社から見積もりを取得することをお勧めします。ヌリカエで外壁塗装の適正価格をチェックなら、一度の入力で複数社の見積もりを比較でき、専門アドバイザーが相場感や補助金情報も教えてくれます。適正価格を把握して、安心して工事を進めましょう。
まとめ:今日やることチェックリスト
外壁塗装の費用相場を理解したところで、今日から実行できる具体的なアクションをチェックリストにまとめます。
ステップ1: 複数社から見積もりを取得
まず、3社以上から見積もりを取得し、価格、工事内容、保証内容を比較します。一括見積もりサービスを利用すると、複数社への依頼とスケジュール調整を効率的に進められます。
ステップ2: 見積書の内訳を確認
見積書の内訳を詳しく確認し、足場、高圧洗浄、塗装、付帯部塗装、コーキング打ち替えなどが含まれているかをチェックします。「一式」と記載されている項目がある場合は、具体的な内容を業者に確認しましょう。
ステップ3: 塗料のグレードを比較
シリコン、フッ素、無機などの塗料グレードと耐久年数を比較し、予算感と長期的なコストパフォーマンスのバランスを考慮してプランを選びます。
ステップ4: 補助金や助成金を確認
自治体によっては、外壁塗装に使える補助金や助成金を提供している場合があります。申請方法や対象条件を確認し、活用できる場合は積極的に利用しましょう。
ステップ5: 業者を選定して契約
複数社の見積もりを比較し、価格と品質のバランスが良い業者を選定します。契約書には工事内容、期間、保証内容、支払条件などが記載されているため、細かく確認してから契約しましょう。
まずは見積もりを取得することから始めましょう。適正価格を把握することで、安心して外壁塗装を進められます。
