逗子マリーナ周辺のマンション市場|価格相場・物件特徴・購入時のポイントを解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/2

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逗子マリーナとは?リゾートマンションの特徴

逗子マリーナは、神奈川県逗子市の相模湾沿いに位置する大規模リゾートマンションです。海の眺望、充実した共用施設、リゾート環境が魅力で、湘南エリアを代表する物件として知られています。

この記事では、逗子マリーナ周辺のマンション価格相場、物件の特徴、購入時のチェックポイントを解説します。セカンドハウスや投資目的での購入を検討中の方も、リスク管理のポイントを理解できます。

この記事のポイント

  • 逗子マリーナは1976年竣工の大規模リゾートマンション(全9棟1,266戸)で、ヨットハーバー、プール等の施設を併設
  • 2024年10月の平均売却価格は3,870万円(53万円/㎡)、売出価格帯は6,900万円~7,300万円
  • リゾートマンションは管理費・修繕積立金が一般マンションより高額な傾向があり、ランニングコストの確認が必要
  • 築40年以上の物件が多く、長期修繕計画・管理組合の財務状況の確認が重要
  • 海辺に位置するため、津波ハザードマップの確認、塩害対策が必須

(1) 基本情報(1976年竣工、全9棟1,266戸)

逗子マリーナは、1976年5月に竣工した大規模リゾートマンションで、以下の基本情報があります。

項目 内容
竣工年 1976年5月
総戸数 1,266戸(全9棟)
所在地 神奈川県逗子市小坪5-23-16
運営 リビエラリゾート
築年数 約48年(2024年時点)

(出典: 逗子マリーナを徹底評価|中古・売却・賃貸|マンションレビュー

(2) 併設施設(ヨットハーバー、プール、レストラン、結婚式場等)

逗子マリーナの最大の魅力は、充実した併設施設です。

  • ヨットハーバー: ヨット・クルーザーの停泊施設
  • プール: マンション居住者向けのプール施設
  • レストラン・カフェ: 海辺のレストラン、カフェ
  • 結婚式場: リゾートウェディング施設
  • テニスコート: 会員制テニスコート
  • スポーツクラブ: ジム、フィットネス施設
  • ディンギー・自転車レンタル: レジャー用レンタルサービス

これらの施設により、リゾートライフを楽しめる環境が整っています。

(3) 湘南エリアのリゾート環境(相模湾沿い、葉山・江の島・富士山の眺望)

逗子マリーナは相模湾沿いに位置し、以下のような眺望が楽しめます。

  • 相模湾: 海の眺望が楽しめる物件が多数
  • 葉山・江の島: 湘南の代表的な景勝地が眺められる
  • 富士山: 天気の良い日には富士山が見える
  • ヤシの木並木: 南国リゾートのような雰囲気

リビエラ逗子マリーナ|見る・遊ぶ|【公式】逗子市/観光ワーケーションサイト 逗子旅によると、都心から約60分でアクセスできる海辺のリゾートとして人気があります。

逗子マリーナのマンション価格相場と最新動向

逗子マリーナ周辺のマンション価格相場と、最新の市場動向を解説します。

(1) 2024年10月の平均売却価格(3,870万円、53万円/㎡)

逗子マリーナ(売買相場6,900万円~)価格推移・販売履歴などの中古マンションデータによると、2024年10月時点の平均売却価格は以下の通りです。

項目 金額
平均売却価格 3,870万円
単価 53万円/㎡
新規売出件数 16件(2024年10月)

(2) 売出価格帯(6,900万円~7,300万円)

売出価格帯は、物件の広さ、階数、眺望により大きく異なります。

価格帯 想定される物件
6,900万円~7,300万円 眺望の良い高層階、広めの間取り
3,000万円~5,000万円 中層階、標準的な間取り
2,000万円未満 低層階、リフォームが必要な物件

価格は物件の状態、眺望、階数、リフォームの有無により変動します。

(3) 逗子市マンション市場の推移(過去3年間で約15%上昇)

逗子市のマンション売却相場|おうちクラベルによると、逗子市のマンション価格は過去3年間で約15%上昇しています。

平均売却価格
2022年 約3,430万円
2023年 約3,680万円
2024年 約3,870万円
2025年 約3,946万円(推定)

湘南エリアのリゾートマンション需要が高まっており、価格上昇傾向が続いています。

物件タイプ別の特徴(リゾートマンション vs 通年居住型)

逗子マリーナ周辺には、リゾートマンションと通年居住型マンションの2つのタイプがあります。

(1) リゾートマンションの特徴(共用施設充実、管理費・修繕費が高額)

リゾートマンションの特徴は以下の通りです。

メリット:

  • プール、テニスコート等の共用施設が充実
  • 海の眺望、リゾート環境が楽しめる
  • セカンドハウス、別荘として利用可能

デメリット:

  • 管理費・修繕積立金が一般マンションより高額
  • 共用施設の維持費が上乗せされる
  • 空室が多い時期は管理組合の財務に影響

(2) 通年居住型マンションとの違い

項目 リゾートマンション 通年居住型マンション
管理費・修繕積立金 高額(月3~5万円以上) 一般的(月1~2万円)
共用施設 充実(プール、テニスコート等) 最低限(駐車場、エントランス等)
居住スタイル セカンドハウス、別荘利用が多い 通年居住が中心
空室率 高い場合がある 低い

(3) セカンドハウス・別荘利用の可否と制約

逗子マリーナのマンションは、セカンドハウス・別荘利用が可能な物件が多いです。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 管理規約の確認: 別荘利用が制限される場合がある
  • 賃貸転用の制約: 賃貸に出せない物件もある
  • 民泊禁止: 多くの物件で民泊は禁止

購入前に管理規約を必ず確認してください。

購入時のチェックポイントとリスク管理

逗子マリーナのマンションを購入する際は、以下のポイントを確認することが重要です。

(1) 修繕積立金・管理費の確認(築40年以上の物件の注意点)

築40年以上の物件は、修繕積立金が増額される可能性が高いです。

確認すべき項目:

  • 現在の修繕積立金・管理費の金額
  • 今後の増額予定(長期修繕計画を確認)
  • 直近の大規模修繕の実施時期と内容

目安:

  • 修繕積立金: 月2~4万円
  • 管理費: 月1~3万円
  • 合計: 月3~7万円程度

ランニングコストを含めた資金計画が必要です。

(2) 長期修繕計画・管理組合の財務状況確認

管理組合の財務状況を確認することで、将来のリスクを予測できます。

確認すべき項目:

  • 長期修繕計画(今後10~30年の修繕予定)
  • 修繕積立金の積立状況(不足していないか)
  • 管理組合の収支報告書
  • 滞納者の有無

財務状況が悪い場合、一時金の徴収や修繕積立金の大幅増額のリスクがあります。

(3) 災害リスク(津波ハザードマップの確認)

海辺に位置する物件のため、津波リスクの確認が必須です。

確認方法:

津波リスクがある場合、火災保険の水災補償や避難計画の確認が重要です。

(4) 塩害対策とメンテナンス費用

海辺の物件は、塩害による劣化が進みやすいです。

塩害による影響:

  • 外壁・バルコニーの劣化が早い
  • 金属部分(手すり、エアコン室外機等)の錆が発生
  • 窓ガラスの汚れが目立つ

対策:

  • 定期的な清掃・メンテナンス
  • 防錆塗装の実施
  • 窓ガラスの定期清掃

メンテナンス費用を考慮した資金計画が必要です。

(5) ランニングコストを含めた資金計画

リゾートマンションは、購入後のランニングコストが高額になる傾向があります。

費用項目 月額目安 年額目安
修繕積立金 2~4万円 24~48万円
管理費 1~3万円 12~36万円
固定資産税 - 10~20万円
火災保険 - 2~5万円
メンテナンス費用 - 5~10万円
合計 3~7万円 53~119万円

購入価格だけでなく、年間のランニングコストを含めた資金計画を立ててください。

アクセスと周辺環境

逗子マリーナのアクセスと周辺環境を解説します。

(1) 最寄り駅とアクセス(JR横須賀線逗子駅からバス10分+徒歩4分)

逗子マリーナへのアクセスは以下の通りです。

交通手段 所要時間
JR横須賀線逗子駅 → バス → 逗子マリーナ 約14分(バス10分+徒歩4分)
JR横須賀線鎌倉駅 → バス → 逗子マリーナ 約15分
車(横浜横須賀道路 逗子IC) 約10分

(出典: 逗子マリーナ | 【住友不動産ステップ】で売却・査定・購入(中古マンション)・賃貸

(2) 都心からの距離(約60分)

都心からのアクセスは以下の通りです。

出発地 所要時間
東京駅 約60分(JR横須賀線)
品川駅 約50分(JR横須賀線)
横浜駅 約30分(JR横須賀線)

都心から約1時間でアクセスできるため、セカンドハウスとして利用しやすい立地です。

(3) 周辺の生活施設・商業施設

逗子マリーナ周辺の生活施設は以下の通りです。

  • スーパーマーケット: 逗子駅周辺に複数
  • コンビニ: 徒歩圏内に数店舗
  • 病院・クリニック: 逗子市内に総合病院、クリニック多数
  • 学校: 逗子市立小学校、中学校
  • 商業施設: 鎌倉、横浜へのアクセス良好

日常生活に必要な施設は逗子駅周辺に集中しており、車があれば生活に不便はありません。

まとめ:逗子マリーナでマンション購入を成功させるために

逗子マリーナは、湘南エリアを代表するリゾートマンションで、海の眺望、充実した共用施設が魅力です。2024年10月時点の平均売却価格は3,870万円(53万円/㎡)で、過去3年間で約15%価格が上昇しています。

ただし、築40年以上の物件が多く、修繕積立金・管理費が高額になる傾向があります。購入前に、長期修繕計画・管理組合の財務状況を確認し、津波ハザードマップで災害リスクを把握してください。また、塩害による劣化リスクがあるため、定期的なメンテナンス費用を考慮した資金計画が必要です。

信頼できる不動産業者や専門家(宅建士、防災専門家、税理士等)に相談しながら、慎重に検討を進めてください。

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よくある質問

Q1逗子マリーナのマンション価格相場はどのくらいですか?

A12024年10月時点で平均売却価格は3,870万円(53万円/㎡)です。売出価格帯は6,900万円~7,300万円で、眺望の良い高層階や広めの間取りはより高額になります。逗子市のマンション価格は過去3年間で約15%上昇しており、湘南エリアのリゾートマンション需要が高まっています。最新の価格は物件の状態、眺望、階数により変動するため、不動産会社への確認を推奨します。

Q2逗子マリーナはどこにありますか?

A2神奈川県逗子市小坪の相模湾沿いに位置します。JR横須賀線逗子駅からバスで10分、徒歩4分でアクセス可能です。都心から約60分(東京駅からJR横須賀線利用)で、鎌倉や横浜にも近い立地です。湘南を代表するリゾートエリアで、海の眺望、ヨットハーバー、プール等の施設が充実しています。

Q3リゾートマンションの管理費・修繕積立金は高いですか?

A3一般マンションより高額な傾向があります。プール、テニスコート等の共用施設の維持管理費が上乗せされ、月3~7万円程度が目安です。また、築40年以上の物件は修繕積立金が増額される場合があります。購入前に長期修繕計画と管理組合の財務状況を確認し、年間のランニングコスト(53~119万円程度)を含めた資金計画を立てることが重要です。

Q4逗子マリーナのマンションは別荘として利用できますか?

A4セカンドハウス・別荘利用が可能な物件が多いです。ただし、管理規約により別荘利用や賃貸転用が制限される場合があります。また、多くの物件で民泊は禁止されています。購入前に管理規約を必ず確認し、利用目的に合った物件を選んでください。なお、賃貸物件は少なく、売買市場が中心です。

Q5海辺の物件の災害リスクはどうですか?

A5津波ハザードマップの確認が必須です。神奈川県津波ハザードマップや逗子市の防災マップで浸水想定区域を確認し、物件の海抜を把握してください。津波リスクがある場合、火災保険の水災補償や避難計画の確認が重要です。また、塩害による劣化リスクがあり、外壁・バルコニー・金属部分の定期的なメンテナンスが必要です。購入時は防災専門家や不動産業者への相談を推奨します。

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Room Match編集部

Room Matchは、不動産の購入・売却・賃貸に関する実践的な情報を提供するメディアです。住宅ローン、物件選び、不動産会社の選び方など、実務担当者に役立つ情報を分かりやすく解説しています。

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