テラス不動産(TERASS)とは|次世代不動産エージェントファームの概要
不動産の売買・賃貸を検討する際、「テラス不動産(TERASS)とはどのような会社か?」「エージェント型の不動産サービスとは何か?」と気になる方もいるでしょう。
この記事では、株式会社TERASSの企業概要、サービス内容、Terass Offerの特徴、対応エリア、利用のメリット・デメリットを、公式サイトや業界レポートを元に解説します。
不動産会社選びで悩んでいる方、エージェント型サービスに興味がある方に役立つ情報を提供します。
この記事のポイント
- 株式会社TERASSは2019年4月創業の次世代不動産エージェントファーム
- 完全無店舗型・フルリモート型のビジネスモデルで約700名のエージェントが活動
- Terass Offerは匿名で利用でき、営業電話・メールが来ない仕組み
- 対応エリアは東京・大阪・愛知・福岡・北海道(2024年3月に北海道追加)
- エージェント選考通過率5%の厳選基準、累計取引額1,000億円超の実績
(1) 株式会社TERASSの企業概要(2019年4月創業)
株式会社TERASS公式サイトによると、TERASSは2019年4月に創業した次世代不動産エージェントファームです。
本社は東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー13階にあります。営業時間は09:00-18:00です。
(2) エージェント型不動産サービスとは
エージェント型不動産サービスとは、不動産取引の専門家(エージェント)が買主・売主を個別にサポートする仕組みです。
従来型の大規模店舗を持つ不動産会社とは異なり、個人または少人数チームで顧客に寄り添ったサービスを提供します。
TERASSの特徴とビジネスモデル|完全無店舗型・フルリモート型の仕組み
(1) 完全無店舗型・フルリモート型のビジネスモデル
TERASSは物理的な店舗を持たず、オンラインとリモートで業務を完結する完全無店舗型のビジネスモデルを採用しています。
店舗の賃料・運営コストを削減し、エージェントへの報酬還元を高める仕組みです。
(2) 約700名の不動産エージェントが登録
全国賃貸住宅新聞の取材によると、2024年7月時点で600名超の不動産エージェントが登録しており、現在は約700名が全国で活動しています。
(3) エージェント選考通過率5%の厳選基準
TERASSのエージェント登録には厳しい選考があり、平均5%のみが通過します。
優秀なエージェントを集めることで、サービス品質を維持しています。ただし、個別のエージェントの質については利用者評価を参考にすることを推奨します。
(4) エージェントの報酬は仲介手数料の75%
TERASSではエージェントの報酬を仲介手数料の75%に設定しており、従来型の不動産会社(通常20-50%)よりも高い還元率です。
これにより、優秀なエージェントを集めやすく、質の高いサービスを提供できる仕組みです。
サービス内容とTerass Offerの特徴|匿名利用・エージェントマッチングの流れ
(1) Terass Offer(テラスオファー)のサービス内容
テラスエージェント公式サイトによると、Terass Offerは不動産エージェントマッチングプラットフォームです。
買主・売主が希望条件を登録すると、適切なエージェントからオファーが届く仕組みです。
(2) 匿名で希望条件を登録、営業電話・メールが来ない
Terass Offerは匿名で利用でき、営業電話・メールが来ないため気軽に始められます。
個人情報を出さずにやりとりできるため、プライバシーを保護しながら物件探しができます。
(3) エージェントから物件情報が届く仕組み
希望条件を登録すると、厳選されたエージェントから物件情報が届きます。複数のエージェントを比較し、自分に合った担当者を選べます。
(4) 売却検討者向け一括見積もり取得
売却検討者は、匿名で複数エージェントから一括見積もりを取得できます。査定額や販売戦略を比較して、最適なエージェントを選べます。
対応エリアと取引実績|東京・大阪・愛知・福岡・北海道での展開
(1) 対応エリア(東京・大阪・愛知・福岡・北海道)
TERASSは以下のエリアでサービスを展開しています。
- 東京都
- 大阪府
- 愛知県
- 福岡県
- 北海道(2024年3月追加)
今後も全国展開を目指して拡大中です。
(2) 2024年3月に北海道でサービス開始
プレスリリースによると、2024年3月に北海道で不動産仲介サービスを開始しました。
創業から累計取引額1,000億円超を達成し、550名超の優秀な不動産エージェントが全国でサポートしています。
(3) 2023年の取引実績(約2,200件の売買仲介)
2023年は約2,200件の売買仲介実績があり、順調に成長しています。
(4) 累計取引額1,000億円超の実績
創業から累計取引額1,000億円超を達成しており、急成長している不動産エージェントファームです。
TERASS利用のメリット・デメリット|エージェントの質・完全無店舗型の特性
(1) メリット:匿名利用で営業電話が来ない
カイドキの評判調査によると、Terass Offerは匿名で利用でき、営業電話・メールが来ないため気軽に始められます。
個人情報を出さずにやりとりできるため、プライバシーを保護しながら物件探しができます。
(2) メリット:厳選されたエージェント(選考通過率5%)
エージェント選考通過率は平均5%と厳しい基準で、優秀なエージェントを集めています。
エージェントの報酬は仲介手数料の75%と高く、質の高いサービスを提供するインセンティブがあります。
(3) デメリット:完全無店舗型で対面相談が難しい
物理的な店舗がないため、対面での相談を希望する場合は従来型の不動産会社の方が適しています。
オンラインとリモートでのやりとりに慣れていない方には不便な場合があります。
(4) デメリット:エージェントの質にばらつきの可能性
選考通過率5%と厳選されていますが、個別のエージェントの質については利用者評価を参考にすることを推奨します。
エージェント型サービスのため、担当者との相性が重要です。合わない場合の変更手続きを事前に確認してください。
まとめ|他の不動産会社との比較ポイントと次のアクション
株式会社TERASSは2019年4月創業の次世代不動産エージェントファームで、完全無店舗型・フルリモート型のビジネスモデルを採用しています。約700名の不動産エージェントが全国で活動し、累計取引額1,000億円超の実績があります。
Terass Offerは匿名で利用でき、営業電話・メールが来ないため気軽に始められます。エージェント選考通過率は平均5%と厳しい基準で、優秀なエージェントを集めています。
対応エリアは東京・大阪・愛知・福岡・北海道(2024年3月に北海道追加)で、今後も全国展開を目指しています。
完全無店舗型のため、対面での相談を希望する場合は従来型の不動産会社の方が適しています。エージェント型サービスのため、担当者との相性が重要で、合わない場合の変更手続きを事前に確認することを推奨します。
不動産取引は高額取引のため、複数の不動産会社(従来型・エージェント型)を比較検討し、専門家(宅建士、弁護士)への相談や、最新情報(TERASS公式サイト、Terass Offer)の確認を推奨します。
