高津区の中古戸建て探しガイド|相場・エリア・購入のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/8

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高津区の中古戸建て市場が注目される理由

川崎市高津区で中古戸建ての購入を検討している方にとって、都心へのアクセスの良さと価格のバランスは大きな魅力です。一方で、耐震性やリフォーム履歴など、中古物件特有のチェックポイントも気になるところです。

この記事では、高津区の中古戸建ての価格相場、エリア別特性、購入の流れ、注意点をSUUMOさくら事務所の情報を元に解説します。

初めて中古戸建てを購入する方でも、物件選びのポイントと必要な資金を正確に把握できるようになります。

この記事のポイント

  • 高津区の中古戸建て平均価格は5,064万円(2023年、前年比8.0%下降でチャンス)
  • 溝の口駅・武蔵溝ノ口駅は3路線利用可能で渋谷まで15分、都心アクセス良好
  • 諸費用は物件価格の6~13%、リフォーム費用が別途必要になる可能性がある
  • 1981年6月以降の新耐震基準、できれば2000年6月以降の現行耐震基準物件を選ぶべき
  • ホームインスペクション(住宅診断)で隠れた欠陥を発見し、購入後の高額修繕を防げる

(1) 東急田園都市線で渋谷まで15分、都心アクセス良好

高津区は東急田園都市線の主要駅である溝の口駅・高津駅を擁し、都心へのアクセスが良好です。溝の口エリアガイドによると、溝の口駅は東急田園都市線・東急大井町線・JR南武線の3路線が利用でき、渋谷まで約15分、表参道まで約20分です。

主要駅へのアクセス:

路線 渋谷駅まで 主要エリアまで
溝の口駅 東急田園都市線 約15分 表参道約20分、大手町約30分
武蔵溝ノ口駅 JR南武線 川崎経由で30分 川崎駅まで約15分
高津駅 東急大井町線 自由が丘経由で25分 自由が丘まで約10分

通勤・通学に便利で、ファミリー層にとって魅力的な立地です。

(2) 中古戸建ての平均価格5,064万円、前年比8.0%下降でチャンス

スマイティによると、高津区の中古戸建ての2023年平均取引価格は5,064万円で、前年比8.0%下降しています。価格下落は購入のチャンスと言えます。

間取り別価格相場:

間取り 平均価格
1LDK・2K・2DK 2,280万円
2LDK・3K・3DK 3,136万円
3LDK・4K~ 4,450万円

ファミリー向けの3LDK以上は4,450万円程度が目安です。

(3) 2025年から中古住宅シェアが拡大、省エネ基準が価格指標に

ダイヤモンド不動産研究所によると、中古住宅のシェアは10年で27.5%から31.0%に増加し、新築から中古へのシフトが進んでいます。

2025年の重要な変化:

  • 2025年4月: 新築住宅で省エネ基準適合(断熱等級4以上)が義務化
  • 中古市場への影響: 断熱性・気密性が価格指標として重要になる
  • 4号特例縮小: 木造住宅で構造計算と図面提出が義務化(2025年から)

これにより、中古戸建ての品質基準が向上し、消費者にとっては安心材料が増えます。

高津区の中古戸建て基礎知識|価格相場とエリア特性

(1) 高津区の平均価格:5,064万円(2023年)

前述の通り、高津区の中古戸建て平均価格は5,064万円(2023年)です。これは東京都心と比較すると割安で、神奈川県内でも比較的手が届きやすい価格帯です。

(2) 間取り別価格相場:1LDK・2K・2DK 2,280万円、2LDK・3K・3DK 3,136万円、3LDK・4K~ 4,450万円

間取り別の価格相場は以下の通りです。

価格相場の詳細:

  • 1LDK・2K・2DK(2,280万円): 単身者・DINKs向け、コンパクトな物件
  • 2LDK・3K・3DK(3,136万円): 夫婦+子供1人程度のファミリー向け
  • 3LDK・4K~(4,450万円): 子供2人以上のファミリー向け、広い居住空間

ファミリー層は3LDK以上を選ぶのが一般的です。

(3) 溝の口駅・武蔵溝ノ口駅周辺エリア(3路線利用可能、商業施設充実)

溝の口駅・武蔵溝ノ口駅周辺は高津区で最も人気のあるエリアです。溝の口エリアガイドによると、駅周辺には商業施設が充実し、マルイファミリー溝口、ノクティプラザ、イトーヨーカドー等があります。

周辺環境:

  • 商業施設: マルイファミリー溝口、ノクティプラザ、イトーヨーカドー
  • 子育て環境: 認可保育園25施設以上、幼稚園8施設以上
  • 自然環境: 区内約130ヶ所の公園、緑道・都市緑地約30ヵ所

(4) よく取引される物件の特徴(東急大井町線・JR南武線沿線)

SUUMOによると、高津区の中古戸建て106件が掲載されており、東急大井町線(二子新地駅・高津駅)とJR南武線(武蔵溝ノ口駅・津田山駅)沿線の物件が主流です。

人気エリアの特徴:

  • 駅徒歩10分以内: 利便性が高く、価格もやや高め
  • 駅徒歩15分以上: 静かな住宅地、価格がやや抑えめ
  • 築年数: 築15年前後は設備がそのまま使える可能性が高い

(5) 物件検索サイトの活用法(SUUMO 106件、スマイティ、アットホーム)

複数の物件検索サイトを併用することで、取りこぼしを防げます。

おすすめサイト:

  • SUUMO: 物件数が多い(106件)、検索機能が充実
  • LIFULL HOME'S: 詳細な物件情報、周辺環境の写真が豊富
  • アットホーム: 地域密着型の不動産会社が多数掲載

エリア・価格・間取りで絞り込み、複数サイトで同じ物件を比較してください。

中古戸建て購入の流れとチェックポイント

(1) 予算設定と住宅ローン事前審査

購入前に予算を明確化し、住宅ローンの事前審査を受けてください。

予算設定のポイント:

  • 物件価格: 希望エリアの価格相場を調査
  • 諸費用: 物件価格の6~13%(仲介手数料・登記費用・税金等)
  • リフォーム費用: 築年数が古い場合、100~300万円程度を想定
  • 住宅ローン: 年収の5~7倍程度が借入可能額の目安

(2) 物件探しと内覧のポイント(築年数・耐震性・リフォーム履歴)

物件探しでは、築年数・耐震性・リフォーム履歴を重点的にチェックしてください。

内覧チェックリスト:

  • 築年数: 1981年6月以降(新耐震基準)、できれば2000年6月以降(現行耐震基準)
  • リフォーム履歴: キッチン・風呂・トイレの改修時期、給湯器の年式
  • 設備の状態: エアコン・給湯器・水回りの劣化状況
  • 接道状況: 幅4m以上の道路に2m以上接しているか(再建築不可物件を回避)

(3) ホームインスペクション(住宅診断)の実施

ホームインスペクションは法的義務ではありませんが、実施を強く推奨します。費用は5~7万円程度です。

診断内容:

  • 構造の劣化: シロアリ被害、雨漏り、壁内結露
  • 地盤の影響: 基礎のひび割れ、不同沈下の兆候
  • 改修時期・費用: 給排水管・電気配線の交換時期、費用見積もり

さくら事務所によると、ホームインスペクションで隠れた欠陥を発見し、購入後の高額修繕を防げます。

(4) 購入申込みと売買契約(重要事項説明)

物件が決まったら、購入申込書を提出し、住宅ローンの事前審査を経て売買契約を締結します。

売買契約のポイント:

  • 重要事項説明: 宅地建物取引士が物件の詳細を説明、契約前に必ず受ける
  • 手付金: 物件価格の5~10%程度を売主に支払う
  • 契約解除: 手付解除期限、ローン特約の確認

(5) 住宅ローン本審査と決済・引き渡し(購入から1〜2ヶ月程度)

LIFULL HOME'Sによると、購入から引き渡しまで1~2ヶ月程度かかります。

流れ:

  1. 住宅ローン本審査(1~2週間)
  2. 金銭消費貸借契約(ローン契約)
  3. 決済・引き渡し(残金支払い、所有権移転登記)

引っ越しスケジュールに余裕を持ってください。

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諸費用・税金と住宅ローン審査

(1) 諸費用の内訳(物件価格の6~13%)

中古戸建て購入時の諸費用は、物件価格の6~13%が目安です。

諸費用の内訳:

項目 金額
仲介手数料 物件価格の3%+6万円+消費税
所有権移転登記費用 10~20万円
不動産取得税 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり)
固定資産税清算金 物件引き渡し日から年末までの日割り
火災保険 10年一括で20~30万円
ホームインスペクション 5~7万円(任意)

例:物件価格5,000万円の場合、諸費用は300~650万円程度です。

(2) 仲介手数料の計算方法

仲介手数料は物件価格に応じて異なります。

計算式:

  • 物件価格 × 3% + 6万円 + 消費税

例:物件価格5,000万円の場合

  • 5,000万円 × 3% + 6万円 = 156万円
  • 156万円 × 1.1(消費税)= 171.6万円

(3) 登記費用と不動産取得税

登記費用:

  • 所有権移転登記:10~20万円(司法書士報酬含む)
  • 抵当権設定登記:5~10万円

不動産取得税:

  • 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり)
  • 新築後20年以内(木造)、25年以内(鉄筋コンクリート)は軽減措置適用

(4) 住宅ローン控除(10年間で最大210万円、年末ローン残高の0.7%)

住宅ローン控除は、年末ローン残高の0.7%を所得税・住民税から控除する制度です。中古住宅は原則10年間、最大210万円の控除が受けられます。

適用要件:

  • 返済期間10年以上の住宅ローン
  • 床面積50㎡以上(2023年末までに建築確認を受けた新築は40㎡以上)
  • 1981年6月以降の新耐震基準、または耐震基準適合証明書を取得

詳細は税理士や不動産会社に確認してください。

(5) 子育てエコホーム支援事業等の補助金制度

子育てエコホーム支援事業では、省エネ性能の高い中古住宅購入時に最大60万円の補助金が受けられます(2024年度、予算終了次第受付終了)。

適用要件や最新情報は国土交通省の公式サイトで確認してください。

高津区の中古戸建て購入における注意点

(1) 耐震性の確認:新耐震基準(1981年6月以降)と現行基準(2000年6月以降)

中古戸建てで最も重要なのは耐震性です。1981年5月31日以前の旧耐震基準物件は、大規模地震で倒壊リスクがあります。

耐震基準の違い:

基準 適用時期 耐震性
旧耐震基準 1981年5月以前 震度5程度で倒壊しない設計
新耐震基準 1981年6月~2000年5月 震度5強で損傷せず、震度6~7でも倒壊しない設計
現行耐震基準 2000年6月以降 新耐震基準よりさらに高い耐震性(地盤調査義務化、接合部強化)

購入時は1981年6月以降、できれば2000年6月以降の物件を選んでください。

(2) 再建築不可物件の回避:接道義務(幅4m以上の道路に2m以上接する)

再建築不可物件は、建築基準法の接道義務を満たしていないため、建て替えができません。

接道義務:

  • 幅4m以上の道路に敷地が2m以上接していること

再建築不可物件のリスク:

  • 建て替え不可、増築も不可
  • 住宅ローンが組めない場合がある
  • 資産価値が大幅に低下

購入前に自治体窓口(建築指導課等)で接道状況を確認してください。

(3) ホームインスペクションの重要性(シロアリ・雨漏り・地盤の影響)

ホームインスペクションで以下の項目を重点的にチェックしてください。

重点チェック項目:

  • シロアリ被害: 基礎・床下の木材、浴室周辺
  • 雨漏り: 天井のシミ、外壁のひび割れ
  • 壁内結露: 断熱材の劣化、カビの発生
  • 地盤の影響: 基礎のひび割れ、不同沈下の兆候

(4) リフォーム済み物件の注意点(表面的な見た目のみ綺麗、隠れた部分は古いまま)

リフォーム済み物件は、見た目が綺麗でも給排水管・電気配線などの隠れた部分は古いままの可能性があります。

確認ポイント:

  • リフォーム時期と範囲(キッチン・風呂のみか、配管も交換したか)
  • 給湯器・エアコンの年式
  • 給排水管の交換履歴

リフォーム履歴を書面で確認してください。

(5) 2025年4月から省エネ基準適合義務化、断熱性・気密性が価格指標に

2025年4月から新築住宅で省エネ基準適合(断熱等級4以上)が義務化されます。中古住宅でも断熱性・気密性が価格指標として重要になります。

省エネ性能の確認:

  • 窓のサッシ(二重ガラスか単板ガラスか)
  • 断熱材の有無(壁・天井・床下)
  • 省エネ性能表示(BELS等級)

(6) 4号特例縮小で木造住宅の構造計算義務化(2025年)

2025年から「4号特例」が縮小され、木造住宅でも構造計算と図面提出が義務化されます。これにより、木造中古住宅の品質が向上します。

まとめ:状況別の中古戸建て選び方

(1) ファミリー層向け:溝の口駅・武蔵溝ノ口駅周辺、3LDK・4K~

ファミリー層は溝の口駅・武蔵溝ノ口駅周辺で3LDK以上の物件を選ぶのがおすすめです。商業施設・保育園・公園が充実し、子育て環境が良好です。

(2) 通勤重視:東急田園都市線沿線(渋谷まで15分)

都心への通勤を重視する方は、東急田園都市線沿線(溝の口駅・高津駅)を選んでください。渋谷まで約15分、表参道まで約20分です。

(3) 予算重視:築20年以上の物件(価格下落率が高い)

予算を抑えたい方は、築20年以上の物件を選ぶと価格下落率が高く、お得に購入できます。ただし、耐震性とリフォーム費用を必ず確認してください。

(4) 次のアクション:ホームインスペクション業者・不動産会社への相談

高津区の中古戸建て購入では、ホームインスペクション業者と信頼できる不動産会社への相談が不可欠です。耐震性・再建築可否・リフォーム履歴を丁寧に確認し、納得のいく物件を選びましょう。

高津区の中古戸建て市場は前年比8.0%下降しており、購入のチャンスです。複数の物件サイトを活用し、内覧時は築年数・耐震性・接道状況を重点的にチェックしてください。

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よくある質問

Q1高津区の中古戸建ての価格相場はいくらですか?

A1高津区の2023年平均価格は5,064万円(前年比8.0%下降)です。間取り別では1LDK・2K・2DKが2,280万円、2LDK・3K・3DKが3,136万円、3LDK・4K~が4,450万円が目安です。溝の口駅・武蔵溝ノ口駅周辺が利便性から人気で、SUUMOで106件掲載されています。エリア・築年数・設備により価格は変動するため、複数物件を比較してください。

Q2新耐震基準と旧耐震基準の違いは何ですか?

A2新耐震基準は1981年6月1日以降に建築確認が完了した物件に適用され、震度5強で損傷せず震度6~7でも倒壊しない設計です。旧耐震基準(1981年5月以前)は震度5程度で倒壊しない設計で、大規模地震で倒壊リスクがあります。購入時は1981年6月以降、できれば2000年6月以降の現行基準物件(地盤調査義務化、接合部強化)を選ぶのが安全です。

Q3ホームインスペクション(住宅診断)は必須ですか?費用はいくらですか?

A3法的義務ではありませんが、購入前に実施を強く推奨します。費用は5~7万円程度です。住宅診断士が第三者的立場から住宅の劣化状況(シロアリ・雨漏り・壁内結露・地盤の影響等)、欠陥の有無、改修時期や費用を調査します。隠れた欠陥を発見し、購入後の高額修繕を防げるため、費用対効果は高いです。診断結果を基に価格交渉も可能です。

Q4再建築不可物件とは何ですか?購入してはいけないのですか?

A4接道義務(幅4m以上の道路に敷地が2m以上接する)を満たしていない物件で、建て替えができず、増築も不可です。住宅ローンが組めない場合があり、資産価値が大幅に低下します。購入前に自治体窓口(建築指導課等)で接道状況を確認し、再建築不可の場合は慎重に検討してください。リフォームのみで長期居住するなら選択肢の一つですが、将来の売却を考えるとリスクが高いです。

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