不動産屋に予約なしで訪問できる?飛び込み来店の可否と注意点

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/4

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不動産屋に予約なしで行っても大丈夫?

不動産屋を訪問する際、「予約は必要なのか」「予約なしで飛び込みでも対応してもらえるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、不動産屋への訪問方法、予約なしと予約ありの違い、飛び込み来店時の注意点を、不動産業界の実務情報を元に解説します。

効率的な物件探しの進め方も含めて提供します。

この記事のポイント

  • 予約なしでも訪問可能だが、業者により対応が異なり、完全予約制の不動産屋が増加傾向
  • 予約ありのメリットは待ち時間なし・専任担当確保・内見準備完了、予約なしは待ち時間・当日内見困難の可能性
  • 飛び込み訪問は午前中がおすすめ、繁忙期(1-3月、9-10月)の土日は予約が安心
  • 予約は1週間〜3日前に電話・メール・LINE・Webフォームで可能、希望条件を事前に伝えるとスムーズ

(1) 予約なし訪問の可否(業者により異なる)

不動産屋に予約なしで訪問することは、基本的に可能です。ただし、業者により対応が異なります。

ホームズによると、予約なしでも訪問可能ですが、繁忙期(1-3月、9-10月)や土日・夕方は混雑し、対応を断られることもあります。

予約なし訪問の可否:

  • ✅ 可能: 大半の不動産屋は予約なしでも対応可能
  • ⚠️ 制限あり: 繁忙期や土日は予約客が優先される
  • ❌ 不可: 完全予約制の不動産屋では対応不可

訪問前に電話で「予約なしでも対応可能か」を確認することを推奨します。

(2) 完全予約制の不動産屋が増加している背景

最近は完全予約制の不動産屋が増加傾向にあります。

House Clouverによると、2025年時点で完全予約制を導入する不動産屋が増えています。背景には以下の要因があります。

  • 業務効率化: 予約制により、顧客対応の時間配分を最適化
  • コロナ対策: 密を避けるため、来店人数を制限
  • サービス品質向上: 予約客に専任担当を配置し、質の高いサービスを提供

完全予約制の不動産屋では、予約なしで訪問しても「本日はご案内できません」と断られる可能性があります。

(3) 訪問前に確認すべきこと

不動産屋を訪問する前に、以下を確認してください。

  1. 営業時間: 一般的に10:00-18:00、駅前店は10:00-19:00も
  2. 予約の要否: 完全予約制かどうかを電話で確認
  3. 定休日: 水曜定休の不動産屋が多い
  4. 混雑状況: 繁忙期(1-3月、9-10月)の土日は特に混雑

INA&Associatesによると、飛び込み訪問の場合は午前中(10:00〜12:00頃)がおすすめです。

予約なしと予約ありの違い

(1) 待ち時間の違い(予約なしは待つ可能性大)

予約なしで訪問すると、待ち時間が発生する可能性があります。

アットホームによると、予約客が優先されるため、予約なしでは以下のような待ち時間が発生します。

時期・曜日 予約なしの待ち時間
平日午前 10分〜30分
平日午後 30分〜1時間
土日午前 1時間〜2時間
土日午後(繁忙期) 2時間以上、または対応不可

予約ありの場合は、待ち時間なくスムーズに対応してもらえます。

(2) 対応品質の違い(予約ありは専任担当が確保される)

予約ありと予約なしでは、対応品質にも違いがあります。

予約ありの対応:

  • 経験豊富な営業担当が専任で対応
  • 希望条件に合った物件を事前にリストアップ
  • 内見の鍵を事前に準備
  • 3-4時間の専任対応が確保される

予約なしの対応:

  • 空いているスタッフが対応(新人の可能性もある)
  • 当日は物件紹介のみ、内見は後日
  • 対応時間が短い(1時間程度)

予約ありの方が、質の高いサービスを受けられる可能性が高いです。

(3) 内見の可否(予約なしは当日内見が難しい)

予約なしで訪問した場合、当日の内見は難しいことが多いです。

イエエージェントによると、内見には物件の鍵が必要で、予約なしでは鍵の手配が間に合わない場合があります。

内見の流れ:

  1. 予約時に内見希望物件を伝える
  2. 不動産屋が鍵の手配を行う(管理会社から鍵を借りる)
  3. 来店当日、鍵を持って内見に同行

予約なしでは、当日は物件紹介のみで、内見は後日改めて予約することになります。

(4) 繁忙期の対応(予約なしは断られることもある)

繁忙期(1-3月、9-10月)の土日は、予約なしでは対応を断られることがあります。

繁忙期の混雑状況:

  • 1-3月: 新生活に向けた引越しシーズン、最も混雑
  • 9-10月: 転勤シーズン、やや混雑
  • 土曜午後: 予約が埋まりやすい時間帯

繁忙期の土曜午後に予約なしで訪問すると、「本日はご案内できません」と断られる可能性が高いです。

事前予約のメリットと予約方法

(1) 予約のメリット(待ち時間なし、質の高いサービス)

事前予約のメリットは以下のとおりです。

  • 待ち時間なし: 予約時刻に訪問すれば、すぐに対応してもらえる
  • 専任担当確保: 経験豊富な営業担当が専任で対応
  • 物件資料の準備: 希望条件に合った物件を事前にリストアップ
  • 内見準備完了: 物件の鍵を事前に手配し、当日は即内見可能
  • 時間確保: 3-4時間の専任対応が確保される

予約ありの方が、効率的に物件探しを進められます。

(2) 予約方法(電話・メール・LINE・Webフォーム)

予約方法は以下の4つです。

方法 特徴
電話 即座に予約確定、詳細な相談も可能
メール 24時間受付、文章で希望条件を整理できる
LINE 手軽に予約、返信が早い
Webフォーム 24時間受付、入力項目に沿って情報を伝えられる

SUUMOによると、電話・メール・LINE・Webフォームのいずれでも予約可能です。

(3) 予約時期(1週間〜3日前が一般的)

予約時期は以下が目安です。

  • 平日訪問: 2-3日前でも予約可能
  • 土日訪問: 1週間前の予約が安心
  • 人気物件の内見: 1週間前の予約を推奨
  • 繁忙期(1-3月): 1週間以上前の予約が安心

土日や繁忙期は予約が埋まりやすいため、早めの予約がおすすめです。

(4) 予約時に伝えるべき情報(希望条件、予算、内見希望等)

予約時に以下の情報を伝えておくと、スムーズに対応してもらえます。

伝えるべき情報:

  1. 希望エリア: 〇〇区、〇〇駅から徒歩10分以内等
  2. 予算: 家賃〇万円以内、購入予算〇千万円等
  3. 間取り: 1LDK、3LDK等
  4. 内見希望: 当日内見希望の場合は、内見したい物件のURLを伝える
  5. その他条件: ペット可、駐車場付き、築年数等

希望条件を事前に伝えておくことで、不動産屋が物件を事前にリストアップし、当日は効率的に物件を紹介してもらえます。

予約なしで訪問する際の注意点

(1) 訪問のベストタイミング(午前中がおすすめ)

予約なしで訪問する場合は、午前中(10:00〜12:00頃)がおすすめです。

午前中がおすすめの理由:

  • スタッフの空きが多い
  • 内見時間を十分確保できる
  • 午後は予約客が多く、待ち時間が長くなる

特に土曜午後は混雑するため、避けた方が無難です。

(2) 繁忙期を避ける(1-3月、9-10月の土日は特に混雑)

繁忙期(1-3月、9-10月)の土日は、予約なしでは対応が難しい場合があります。

繁忙期を避けるコツ:

  • 平日に訪問する
  • 4月〜8月、11月〜12月の閑散期を狙う
  • 土曜午前を狙う(土曜午後は避ける)

繁忙期に予約なしで訪問すると、待ち時間が2時間以上かかることもあります。

(3) 営業時間の確認(10:00-18:00が一般的)

不動産屋の営業時間は以下が一般的です。

店舗タイプ 営業時間 定休日
一般店舗 10:00-18:00 水曜
駅前店舗 10:00-19:00 水曜
大手チェーン 10:00-19:00 年中無休(店舗により異なる)

水曜定休の不動産屋が多いため、訪問前に営業時間と定休日を確認してください。

(4) 持ち物・準備(身分証明書、希望条件メモ等)

不動産屋を訪問する際の持ち物は以下のとおりです。

初回訪問時の持ち物:

  • 身分証明書: 運転免許証、健康保険証等
  • 希望条件メモ: エリア・予算・間取り等を書いたメモ
  • 筆記用具: 物件情報をメモするため
  • スマートフォン: 物件情報サイトで物件を確認

契約に進む場合は、印鑑・収入証明書・住民票等も必要になりますが、初回訪問時は不要です。

効率的な物件探しの進め方

(1) 希望条件の整理(エリア・予算・間取り等)

物件探しを始める前に、希望条件を整理してください。

整理すべき条件:

  1. エリア: 〇〇区、〇〇駅から徒歩10分以内等
  2. 予算: 家賃〇万円以内、購入予算〇千万円等
  3. 間取り: 1LDK、3LDK等
  4. 優先順位: 絶対条件(譲れない条件)と希望条件(譲歩可能な条件)
  5. その他: ペット可、駐車場付き、築年数等

希望条件を整理しておくことで、不動産屋との相談がスムーズになります。

(2) 複数の不動産屋を比較検討する

複数の不動産屋を比較検討することで、より良い物件に出会える可能性が高まります。

複数比較のメリット:

  • 各社が扱う物件の違いを確認できる
  • 営業担当との相性を比較できる
  • 複数の選択肢から最適な物件を選べる

同じ物件でも、不動産屋により仲介手数料や対応が異なる場合があります。

(3) オンライン相談・内見の活用

最近はオンライン相談・内見を提供する不動産屋が増えています。

オンライン相談・内見のメリット:

  • 自宅から相談・内見ができる
  • 移動時間・交通費を削減できる
  • 遠方の物件も気軽に確認できる

Zoom、LINE等のビデオ通話で相談・内見が可能です。

(4) 物件情報サイトとの併用

SUUMO、ホームズ、アットホーム等の物件情報サイトを併用することで、効率的に物件を探せます。

物件情報サイトの活用法:

  1. サイトで気になる物件を検索
  2. 物件URLをメモ
  3. 不動産屋に訪問時、URLを伝えて内見予約

物件情報サイトと不動産屋を併用することで、より多くの選択肢から物件を選べます。

まとめ:不動産屋訪問のベストプラクティス

不動産屋に予約なしで訪問することは可能ですが、業者により対応が異なり、完全予約制の不動産屋が増加傾向にあります。予約ありのメリットは、待ち時間なし・専任担当確保・内見準備完了で、効率的に物件探しを進められます。

飛び込み訪問する場合は、午前中(10:00〜12:00頃)がおすすめで、繁忙期(1-3月、9-10月)の土日は予約が安心です。予約は1週間〜3日前に電話・メール・LINE・Webフォームで可能で、希望条件を事前に伝えるとスムーズに対応してもらえます。

訪問前に電話で営業時間と予約の要否を確認し、効率的な物件探しを進めましょう。

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よくある質問

Q1不動産屋に予約なしで行っても対応してもらえますか?

A1業者により異なりますが、予約なしでも対応可能な場合が多いです。ただし、繁忙期(1-3月、9-10月)の土日は予約客が優先され、対応を断られることもあります。ホームズによると、最近は完全予約制の不動産屋が増えているため、訪問前に電話で「予約なしでも対応可能か」を確認することを推奨します。特に土曜午後は混雑するため、避けた方が無難です。

Q2不動産屋を訪問する際の予約はいつすればよいですか?

A2SUUMOによると、1週間〜3日前が一般的です。平日訪問なら2-3日前でも予約可能ですが、土日や人気物件の内見は1週間前の予約が安心です。繁忙期(1-3月)は1週間以上前の予約を推奨します。電話・メール・LINE・Webフォームで予約でき、希望条件(エリア・予算・間取り等)を事前に伝えておくと、不動産屋が物件を事前にリストアップし、スムーズに対応してもらえます。

Q3予約なしで訪問する場合、何時頃が良いですか?

A3INA&Associatesによると、午前中(10:00〜12:00頃)がおすすめです。スタッフの空きが多く、内見時間も十分確保できます。午後は予約客が多く、待ち時間が長くなる傾向にあります。特に土曜午後は混雑するため、避けた方が無難です。繁忙期(1-3月、9-10月)の土日に予約なしで訪問すると、待ち時間が2時間以上かかることもあります。

Q4不動産屋を訪問する際に必要な持ち物は何ですか?

A4初回訪問時は、身分証明書(運転免許証、健康保険証等)、希望条件メモ(エリア・予算・間取り等)、筆記用具があると便利です。スマートフォンで物件情報サイトを確認できると、気になる物件のURLを伝えて内見予約がスムーズです。契約に進む場合は、印鑑・収入証明書・住民票等も必要になりますが、初回訪問時は不要です。

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Room Match編集部

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