那珂川市の土地購入ガイド:価格相場・エリア特性・選び方のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/16

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那珂川市が土地購入先として注目される理由

那珂川市で土地を購入しようと考えているものの、価格相場やエリアの特徴、福岡市へのアクセスがわからないという方は多いのではないでしょうか。

この記事では、那珂川市の土地市場の最新動向、エリア特性、購入時の注意点を、国土交通省の取引価格データや那珂川市公式サイトの情報を元に解説します。

那珂川市は2018年10月1日に町から市へ昇格した福岡県で29番目の市です。福岡市中心部からわずか約13kmの位置にあり、博多駅まで新幹線で8分という好アクセスが魅力のベッドタウンとして注目を集めています。

この記事のポイント

  • 2025年基準地価は住宅地で約22.8万円/坪、商業地で約53.2万円/坪
  • 2024年Q1の実勢価格は約38.5万円/坪で前年比+23.18%上昇
  • 博多駅まで新幹線(博多南線)で8分・330円の好アクセス
  • 子育て支援施設「はらっぱ南畑」など子育て環境が充実
  • 北部都市部と南部農地・山地で二極化、購入エリアの見極めが重要

那珂川市の土地価格相場と市場動向

2024〜2025年の基準地価と実勢価格

那珂川市の土地価格は以下のとおりです(2025年時点)。

指標 価格(㎡) 価格(坪) 前年比
基準地価(平均) 89,544円 約29.6万円 +3.51%
基準地価(住宅地) 69,128円 約22.8万円 +2.81%
基準地価(商業地) 161,000円 約53.2万円 +5.94%
2024年Q1実勢価格 116,500円 約38.5万円 +23.18%

(出典:国土交通省 土地総合情報システム

実勢価格(実際の取引価格)は基準地価より高い傾向にあり、福岡都市圏のベッドタウンとして需要が高まっています。

住宅地・商業地の価格差

住宅地と商業地で価格差があります。

  • 住宅地:約22.8万円/坪(注文住宅用地の取得に適した価格帯)
  • 商業地:約53.2万円/坪(店舗・事務所用地として需要あり)

福岡市内と比較すると割安で、自然環境と都市利便性のバランスを求める方に人気があります。

エリア特性と福岡市へのアクセス

北部都市部と南部農地・山地の二極化

那珂川市は、北部と南部でエリア特性が大きく異なります。

北部エリア(博多南駅周辺)

  • ベッドタウンとして都市化が進行
  • 市の人口の約80%が集中
  • 住宅地・商業施設が充実
  • 福岡市・春日市との境界付近

南部エリア

  • 脊振山系に三方を囲まれた自然豊かな地域
  • 農地・山地が中心
  • 過疎化・高齢化が進行
  • 自然環境を重視する方に適する

博多駅まで新幹線8分のアクセス

那珂川市の最大の魅力は福岡市へのアクセスの良さです。

目的地 交通手段 所要時間 運賃
博多駅 JR博多南線(新幹線車両) 約8分 330円
福岡市中心部 車・バス 約20〜30分

博多南駅は山陽新幹線の車両基地への回送線を旅客化した路線で、新幹線車両に乗って8分・330円で博多駅に到着できます。通勤・通学に非常に便利です。

子育て環境と生活利便性

子育て支援制度と施設

那珂川市は子育て支援に力を入れています。

  • こども応援課:児童手当・児童扶養手当・病児病後児保育・ファミリーサポートセンターを運営
  • 地域子育て拠点施設「はらっぱ南畑」:親子ヨガ・ベビーマッサージ等のプログラム(ほとんど無料)
  • 出産・子育て応援事業:妊娠届出後・出産後の面談でギフト給付

「地価や住宅価格が安価で、自然に囲まれながらも福岡市内への通勤に便利」という点から、のびのびと子育てしたい世帯に人気があります。

自然環境と住みやすさ

那珂川市は自然環境が豊かな点も魅力です。

  • 那珂川:市の中央を南北に貫流、博多湾に注ぐ
  • 脊振山系:南部は三方を山に囲まれた自然豊かな地域
  • 温泉施設:市内に温泉施設あり

都市部の利便性と自然環境のバランスが取れた住環境といえます。

土地購入時の注意点と都市計画

用途地域と建築制限

那珂川市で土地を購入する際は、都市計画課で用途地域を確認することが重要です。

注意点

  • 用途地域の境界付近の土地は都市計画課への直接確認が必要
  • 市街地が無秩序に拡大している地域があり、境界が不明瞭な場合がある
  • 南部の農地・山地では建築制限がかかる場合がある

地区計画区域の届出

地区計画区域内では、建築行為の30日前までに届出が必要な場合があります。

  • 建築物の新築・増築・改築
  • 建築物の用途変更
  • 土地の区画形質の変更

購入を検討している土地が地区計画区域内かどうか、事前に確認しましょう。

まとめ:那珂川市で理想の土地を見つけるために

那珂川市は福岡市中心部から約13km、博多駅まで新幹線で8分という好アクセスのベッドタウンです。2025年の住宅地基準地価は約22.8万円/坪で、福岡市内と比べて割安な価格帯で土地を取得できます。

2024年Q1の実勢価格は前年比+23.18%と大幅に上昇しており、福岡都市圏での注目度が高まっています。一方、北部都市部と南部農地・山地で二極化しているため、購入エリアの見極めが重要です。

土地購入の際は、用途地域・地区計画区域の確認を行い、宅地建物取引士や不動産鑑定士などの専門家に相談しながら、理想の土地を見つけましょう。

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よくある質問

Q1那珂川市の土地価格相場はどのくらい?

A12025年基準地価は住宅地で約22.8万円/坪、商業地で約53.2万円/坪です。2024年Q1の実勢価格(実際の取引価格)は約38.5万円/坪で、前年比+23.18%と大幅に上昇しています。福岡市内と比較すると割安で、注文住宅用地の取得に適した価格帯といえます。

Q2那珂川市から福岡市へのアクセスは?

A2博多駅までJR博多南線(新幹線車両)で約8分・330円と非常に便利です。福岡市中心部から約13kmの位置にあり、車やバスでも20〜30分程度でアクセスできます。通勤・通学に便利なベッドタウンとして人気があります。

Q3那珂川市はいつ市になった?

A32018年10月1日に那珂川町から市制施行し、福岡県で29番目の市として誕生しました。人口増加が続いており、特に北部の博多南駅周辺はベッドタウンとして都市化が進んでいます。子育て支援も充実しており、若い世帯の流入が続いています。

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Room Match編集部

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