名古屋市昭和区の土地購入ガイド|価格相場とエリア選びのポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/25

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名古屋市昭和区で土地購入を検討すべき理由

名古屋市昭和区で土地購入を検討する際、「相場はどのくらいなのか」「どのエリアを選べばよいのか」と悩む方は少なくありません。

この記事では、昭和区の土地市場の特徴、エリア別の価格相場、購入時の注意点を、国土交通省の不動産取引価格情報や名古屋市の都市計画情報を元に解説します。

昭和区での土地購入を検討している方が、エリア選びと予算計画に必要な情報を把握できるようになります。

この記事のポイント

  • 名古屋市昭和区は愛知県内で6位の高価格帯エリアで、資産価値が比較的安定している
  • 駅徒歩15分圏内の平均取引価格は20坪で約2,225万円、50坪で約4,327万円が目安
  • 西部・中央部は平坦な地形、東部は丘陵地で敷地が広いという特徴がある
  • 過去3年間で価格下落トレンドが見られるため、購入判断は慎重に

昭和区の土地市場の基礎知識

名古屋市昭和区は、地下鉄3路線(桜通線・鶴舞線・名城線)とJR中央線が利用でき、交通利便性が高いエリアです。南山大学や中京大学などが立地する文教地区としても知られています。

公示地価と実際の取引価格

土地価格を検討する際は、公示地価と実際の取引価格に差がある点に注意が必要です。公示地価は国土交通省が毎年1月1日時点で調査・公表する指標ですが、実際の売買価格は需給バランスにより変動します。

2024年のデータによると、昭和区の平均売却価格は約8,204万円(平均面積228㎡)で、44件の取引がありました。過去3年間の平均では約6,389万円(152件)となっています。

坪数別の価格相場

駅徒歩15分圏内における過去3年間の平均取引価格は以下の通りです。

坪数 平均価格
20坪 約2,225万円
30坪 約3,167万円
40坪 約4,184万円
50坪 約4,327万円

坪単価でみると約112万円程度が相場となっています。

地形による価格差

昭和区は地形により大きく2つのエリアに分かれます。

  • 西部・中央部: 平坦な地形で住宅地として整備されている
  • 東部: 丘陵地で敷地が広い住宅が多い

東部の丘陵地は敷地面積が広く取れる反面、傾斜地の場合は造成費用(土地を平坦にするための工事費用)が追加でかかる可能性があります。

駅別・エリア別の価格相場と特徴

昭和区内でも駅やエリアによって価格帯と特徴が異なります。

御器所駅周辺

御器所駅は地下鉄鶴舞線と桜通線が交差するターミナル駅で、名古屋駅や栄へのアクセスが良好です。利便性が高い分、土地価格も高めの傾向があります。

商業施設や医療機関が充実しており、生活利便性を重視する方に適しています。

八事駅周辺

八事駅周辺は南山大学をはじめとする教育機関が集まる文教地区です。落ち着いた住環境を求めるファミリー層に人気があります。

緑が多く、閑静な住宅街が広がっていますが、その分、物件の供給量は限られる傾向があります。

西部・中央部と東部の違い

特徴 西部・中央部 東部
地形 平坦 丘陵地
敷地面積 標準的 広め
追加費用 少ない 造成費用の可能性あり
価格帯 駅近は高め 面積単価は比較的抑えめ

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土地購入時の諸費用と税金

土地購入には物件価格以外にも諸費用がかかります。

仲介手数料・登記費用

不動産会社を通じて購入する場合、仲介手数料として「物件価格×3%+6万円+消費税」が上限として定められています。

登記費用には、所有権移転登記に必要な登録免許税や司法書士への報酬が含まれます。

固定資産税・譲渡所得税

土地を取得すると、毎年固定資産税がかかります。課税標準額の1.4%が基本税率です。

将来売却する際には、利益に対して譲渡所得税がかかります。所有期間が5年以下の場合は短期譲渡所得、5年超の場合は長期譲渡所得として税率が異なります。詳細は国税庁の公式情報をご確認ください。

土地選びの注意点と失敗を防ぐポイント

昭和区で土地を選ぶ際に確認すべきポイントを整理します。

建築条件付きと建築条件なしの違い

土地には「建築条件付き」と「建築条件なし」の2種類があります。

  • 建築条件付き土地: 指定された建築会社で一定期間内に建築することが条件
  • 建築条件なし土地: 建築会社を自由に選べる

自由設計で注文住宅を建てたい場合は、建築条件なしの土地を選ぶ必要があります。

丘陵地の造成費用リスク

東部の丘陵地を検討する場合、傾斜地であれば造成費用が数百万円単位で発生することがあります。土地価格だけでなく、総費用で比較することが重要です。

価格下落トレンドへの注意

過去3年間のデータでは、昭和区の土地価格には下落トレンドと取引件数の減少が見られます。相場変動の可能性を踏まえ、複数の情報源で価格を確認することをおすすめします。

まとめ

名古屋市昭和区は、交通利便性と文教地区としての住環境を兼ね備えた人気エリアです。愛知県内で6位の高価格帯ですが、資産価値が比較的安定している傾向があります。

土地購入を検討する際は、エリアごとの特徴を理解し、諸費用を含めた総予算で判断することが大切です。

用途地域や建築制限については名古屋市の都市計画情報を確認し、必要に応じて宅地建物取引士や税理士などの専門家にご相談ください。

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よくある質問

Q1名古屋市昭和区の土地の坪単価はいくらですか?

A1昭和区の土地の坪単価は約112万円が相場です。過去3年間の駅徒歩15分圏内の平均取引価格を見ると、20坪で約2,225万円、30坪で約3,167万円、50坪で約4,327万円となっています。ただし、駅からの距離や地形(平坦地か丘陵地か)によって価格は大きく異なります。

Q2昭和区は愛知県内で土地が高い方ですか?

A2昭和区は愛知県内で6位の高価格帯エリアに位置しています。地下鉄3路線とJR中央線が利用できる交通利便性の高さ、南山大学・中京大学などが立地する文教地区としての環境が評価され、資産価値が比較的安定しているエリアとされています。

Q3平坦地と丘陵地、どちらを選ぶべきですか?

A3それぞれにメリット・デメリットがあります。西部・中央部の平坦地は住宅地として整備されており、追加の造成費用がかかりにくいです。一方、東部の丘陵地は敷地面積が広く取れますが、傾斜地の場合は造成費用が数百万円単位で発生する可能性があります。予算と希望する敷地面積で判断しましょう。

Q4昭和区の土地価格は今後どうなりますか?

A4過去3年間のデータでは、価格下落トレンドと取引件数の減少が見られます。将来の価格動向を正確に予測することは困難ですが、購入を検討する際は複数の情報源で相場を確認し、慎重に判断することをおすすめします。最新の取引価格は国土交通省の不動産取引価格情報で確認できます。

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