土地の坪単価一覧|都道府県・市区町村別の相場と調べ方

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/17

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土地の坪単価一覧を調べるには

土地の購入を検討する際、「エリアごとの坪単価相場はどのくらいか」「適正価格で購入できているか」と気になる方は多いでしょう。

この記事では、国土交通省の地価公示データを元に、全国・都道府県別の坪単価一覧と、自分で調べる方法を解説します。2025年最新の地価動向も含めて、土地購入の判断材料を提供します。

この記事のポイント

  • 2025年の全国平均坪単価は住宅地45万円/坪、商業地229万円/坪
  • 坪単価の計算は「土地価格÷土地面積(坪)」または「平米単価×3.3」
  • 公示地価・基準地価・路線価・実勢価格の4つの指標を組み合わせて判断
  • 国土交通省「不動産情報ライブラリ」で実際の取引価格を確認可能
  • 2025年の地価は前年比+2.17%上昇、4年連続でバブル崩壊後最大の上げ幅

土地の坪単価を知ることが重要な理由

土地の坪単価を把握することは、適正価格での土地購入に欠かせません。同じエリアでも物件によって価格差があるため、相場を知らずに購入すると割高な価格で契約してしまうリスクがあります。

坪単価を調べることで、以下のメリットがあります。

  • 相場との比較: 検討中の土地が割高か割安か判断できる
  • 資金計画の立案: 予算内で購入可能なエリアを絞り込める
  • 価格交渉の根拠: 相場データを元に交渉できる

坪単価の基礎知識|公示地価・基準地価・路線価・実勢価格の違い

公示地価と基準地価の定義・評価時期

土地の公的な価格指標には、主に公示地価と基準地価があります。

項目 公示地価 基準地価
発表主体 国土交通省 都道府県
評価時点 毎年1月1日 毎年7月1日
公表時期 3月 9月
役割 土地取引の指標 公示地価の補完

(出典: 国土交通省

路線価(相続税路線価・固定資産税路線価)とは

路線価は、道路に面する土地の1平方メートルあたりの価格です。

  • 相続税路線価: 公示地価の約80%が目安(国税庁が毎年7月に公表)
  • 固定資産税路線価: 公示地価の約70%が目安(各市区町村が3年ごとに評価)

路線価は税金計算用の価格であり、実際の取引価格(実勢価格)とは異なる点に注意が必要です。

実勢価格と公示地価の関係

実勢価格とは、実際の不動産取引で成立した価格です。一般的に、実勢価格は公示地価の1.1〜1.2倍が目安とされています。人気エリアではさらに高くなる傾向があります。

坪単価の計算方法(平米単価×3.3)

坪単価の計算方法は以下の通りです。

坪単価 = 土地価格 ÷ 土地面積(坪)

平米単価から換算する場合は、平米単価 × 3.3で坪単価になります(1坪 ≒ 3.3平方メートル)。

例)平米単価20万円 × 3.3 = 坪単価66万円

全国・都道府県別の坪単価一覧【2025年最新】

全国平均と住宅地・商業地・工業地の相場

2025年(令和7年)の公示地価に基づく全国平均坪単価は以下の通りです。

用途 坪単価(2025年) 前年比
全用途平均 77万1,228円 +2.17%
住宅地 45万3,094円 +2.12%
商業地 228万7,512円 +3.93%
工業地 32万6,000円 +4.48%

(出典: 国土交通省 地価公示

都道府県別の坪単価ランキング

住宅地の坪単価が高い都道府県(2025年)は以下の通りです。

順位 都道府県 住宅地坪単価(目安)
1位 東京都 約120万円/坪
2位 神奈川県 約60万円/坪
3位 大阪府 約55万円/坪
4位 京都府 約45万円/坪
5位 愛知県 約40万円/坪

東京23区に限ると平均約230万円/坪となり、全国平均の約5倍の水準です。

坪単価の調べ方と便利ツール

国土交通省「不動産情報ライブラリ」で実勢価格を調べる

国土交通省の不動産情報ライブラリでは、実際の不動産取引価格を地域別・時期別に確認できます。2024年4月に「土地総合情報システム」から改称されました。

調べ方は以下の通りです。

  1. 不動産情報ライブラリにアクセス
  2. 「取引価格情報」を選択
  3. 調べたい都道府県・市区町村を選択
  4. 土地の取引価格一覧が表示される

「全国地価マップ」で4つの公的土地評価情報を一括確認

全国地価マップでは、以下の4つの公的土地評価情報を地図上で一括確認できます。

  • 固定資産税路線価
  • 相続税路線価
  • 公示地価
  • 基準地価

地図上で視覚的に地価を確認できるため、「坪単価マップ」として活用できます。

公示地価・基準地価の検索方法

国土交通省の地価公示サイトでは、都道府県・市区町村別の標準地価格を検索できます。毎年3月(公示地価)と9月(基準地価)に更新されるため、最新データを確認しましょう。

坪単価を見る際の注意点と価格変動要因

標準地価格と個別土地の違い(形状・接道・用途地域)

公示地価・基準地価は「標準的な土地」の価格であり、個別の土地は以下の要因で価格が大きく変動します。

  • 土地の形状: 整形地か不整形地か
  • 接道状況: 前面道路の幅員、角地か否か
  • 用途地域: 住居系・商業系・工業系など
  • 建築制限: 建ぺい率・容積率・高さ制限など

地価の変動トレンド(2025年は4年連続上昇)

2025年の地価は全用途平均で前年比+2.17%上昇し、4年連続の上昇となりました。これはバブル崩壊後最大の上げ幅です。特に東京都の住宅地価格は過去5年で約1.3倍に上昇しています。

土地価格に影響する要因(周辺環境・インフラ・災害リスク)

坪単価だけでなく、以下の要因も総合的に評価することが重要です。

  • 周辺環境: 駅からの距離、商業施設、学校区
  • インフラ: 上下水道、ガス、道路整備状況
  • 災害リスク: ハザードマップで浸水・土砂災害リスクを確認
  • 将来性: 再開発計画、新駅設置予定など

まとめ:適正価格で土地を購入するためのチェックポイント

土地の坪単価は、公示地価・基準地価・路線価・実勢価格の4つの指標を組み合わせて判断することが重要です。2025年の全国平均は住宅地45万円/坪、商業地229万円/坪ですが、エリアや個別条件により大きく異なります。

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」や「全国地価マップ」を活用して、検討エリアの相場を把握しましょう。坪単価だけでなく、形状・接道・用途地域・周辺環境なども総合的に評価し、不安な点は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの専門家に相談することをおすすめします。

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よくある質問

Q1坪単価はどうやって計算する?

A1坪単価の計算式は「土地価格÷土地面積(坪)」です。平米単価から換算する場合は「平米単価×3.3」で坪単価になります(1坪≒3.3平方メートル)。例えば、平米単価20万円の土地なら、20万円×3.3=66万円/坪となります。

Q2公示地価と実勢価格はどれくらい違う?

A2実勢価格(実際の取引価格)は公示地価の1.1〜1.2倍が一般的な目安です。人気エリアや希少性の高い土地ではさらに高くなる傾向があります。実勢価格を調べるには、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で実際の取引事例を確認できます。

Q32025年の地価動向は?

A32025年の公示地価は全用途平均で前年比+2.17%上昇し、4年連続の上昇となりました。これはバブル崩壊後最大の上げ幅です。住宅地は+2.12%、商業地は+3.93%、工業地は+4.48%と、全用途で上昇が続いています。

Q4坪単価だけで土地を判断してよい?

A4坪単価は土地価格の目安の一つですが、それだけで判断するのは危険です。土地の形状、接道状況、用途地域、建築制限、周辺環境、災害リスクなどを総合的に評価する必要があります。不安な点は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの専門家に相談することをおすすめします。

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Room Match編集部

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