桑名市の土地購入ガイド|価格相場とエリア別の特徴を徹底解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/31

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桑名市で土地を探す前に知っておきたいこと

桑名市は三重県北部に位置し、名古屋市へのアクセスが良好な住宅エリアとして注目されています。土地購入を検討している方の中には「桑名市の土地相場はいくらなのか」「エリアによってどのくらい価格差があるのか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、桑名市の土地価格相場、エリア別の特徴、購入時のチェックポイントを、国土交通省の地価公示データ等を元に解説します(2025年時点の情報)。

この記事のポイント

  • 桑名市の土地価格は坪単価17.4万円が平均、桑名駅周辺は坪単価33.8万円と高め
  • 2024年に住宅地の地価が32年ぶりに上昇転換、今後も緩やかな上昇が予想される
  • 用途地域・ハザードマップの確認が土地選びの重要ポイント
  • 土地購入時の諸費用は土地価格の5-10%が目安

桑名市の土地価格相場と地価動向

(1) 2025年の公示地価・基準地価

桑名市の2025年の公示地価は、平均55,543円/m²(前年比+0.82%)となっています。

用途 平均価格(円/m²) 前年比
住宅地 53,686円 +0.77%
商業地 86,714円 +1.03%
工業地 - +1.80%

(出典: 国土交通省地価公示)

坪単価に換算すると、住宅地で約17.7万円/坪となります。

(2) 地価推移と32年ぶりの上昇転換

桑名市の住宅地の地価は、2024年に32年ぶりに上昇に転じました。商業地は3年連続で上昇しています。

1993年がピーク(106,088円/m²)で、その後は下落傾向が続いていましたが、近年は名古屋へのアクセスの良さが再評価され、上昇傾向にあります。

ただし、ダイヤモンド不動産研究所の予測によると、一部エリアでは10年後に16.5%下落する見通しもあるため、エリア選定は慎重に行う必要があります。

(3) 用途別(住宅地・商業地・工業地)の価格差

商業地は住宅地の約1.6倍の価格となっています。工業地は上昇率が最も高く(+1.80%)、産業需要の高まりを反映しています。

エリア別の特徴と価格帯(桑名駅周辺・星川・多度等)

(1) 桑名駅周辺エリア(坪単価33.8万円)

桑名駅周辺は、市内で最も地価が高いエリアです。

  • 坪単価: 約33.8万円
  • 特徴: JR関西本線・近鉄名古屋線・養老鉄道が利用可能
  • 名古屋へのアクセス: 約30分
  • 物件数: SUUMO掲載で約46件(2025年時点)

交通利便性を重視する方、名古屋への通勤を考える方に適しています。

(2) 郊外エリアの価格と特徴

郊外エリアは駅周辺と比べて価格が抑えられ、広い土地を確保しやすい傾向があります。

  • 坪単価目安: 10万円〜20万円程度
  • 特徴: 静かな住環境、広い敷地を確保しやすい
  • 注意点: 車が必須、インフラ整備状況の確認が必要

2025年時点で、SUUMOには桑名市全体で約133件の土地物件が掲載されています。平均取引価格は約1,497万円、平均土地面積は632㎡です。

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桑名市で土地を選ぶ際のチェックポイント

(1) 用途地域と建築制限の確認

土地を購入する前に、桑名市の都市計画情報で用途地域を確認してください。

用途地域によって建築できる建物の種類や高さが制限されます。例えば、第一種低層住居専用地域では建物の高さが10mまたは12mに制限されます。

(2) ハザードマップで災害リスクを確認

桑名市は木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)に囲まれた地域のため、浸水リスクの確認が重要です。

  • 桑名市ハザードマップで浸水想定区域を確認
  • 地盤の強さも確認(液状化リスク等)
  • 土地購入前に必ず確認することを推奨

(3) 建築条件付き・建築条件なしの違い

種類 特徴 メリット デメリット
建築条件付き 指定業者で建築 価格が抑えめ 業者を選べない
建築条件なし 業者を自由に選択 設計自由度が高い 価格が高め

注文住宅を検討している場合は、建築条件なしの土地を選ぶことで、希望の間取りやデザインを実現しやすくなります。

桑名市の土地購入の流れと諸費用

(1) 購入手続きの流れ

  1. 土地探し(不動産会社、ポータルサイト等)
  2. 現地確認・調査
  3. 購入申し込み・価格交渉
  4. 売買契約・手付金支払い
  5. 住宅ローン本審査(必要な場合)
  6. 残金決済・引き渡し・登記

(2) 諸費用の目安(税金・登記費用等)

土地購入時の諸費用は、土地価格の5-10%が目安です。

項目 目安額
不動産取得税 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり)
登記費用 10-30万円程度
仲介手数料 土地価格の3%+6万円+消費税
印紙税 1-3万円程度

詳細な費用は物件ごとに異なるため、不動産会社に確認してください。

まとめ:桑名市の土地購入で失敗しないために

桑名市は名古屋へのアクセスが良く、2024年に32年ぶりに地価が上昇に転じた注目エリアです。桑名駅周辺は坪単価33.8万円と高めですが、郊外なら10-20万円程度で広い土地を確保できます。

土地選びでは、用途地域・ハザードマップの確認が重要です。建築条件付き・なしの違いも理解した上で、希望に合った土地を探してください。

価格や条件は変動するため、複数の不動産会社に相談し、最新情報を確認することを推奨します。

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よくある質問

Q1桑名市の土地価格は今後も上がりますか?

A12024年に住宅地の地価が32年ぶりに上昇に転じ、2025年も+0.77%の上昇となっています。ただし、エリアによっては10年後に16.5%下落する予想もあります。土地購入は長期的な視点で検討し、エリア選定は慎重に行うことを推奨します。地価の最新動向は国土交通省の地価公示で確認できます。

Q2桑名市で人気のエリアはどこですか?

A2桑名駅周辺が最も人気で、坪単価33.8万円と市内で最も高い価格帯です。JR・近鉄・養老鉄道の3路線が利用でき、名古屋へ約30分でアクセスできる利便性が評価されています。広い土地を求める場合は、星川や多度など郊外エリアが価格を抑えられます。

Q3土地購入時の諸費用はいくらかかりますか?

A3土地価格の5-10%が目安です。主な内訳は不動産取得税(固定資産税評価額の3%)、登記費用(10-30万円)、仲介手数料(土地価格の3%+6万円+消費税)、印紙税(1-3万円)です。軽減措置が適用される場合もあるため、詳細は不動産会社または税理士にご確認ください。

Q4建築条件付き土地と建築条件なし土地の違いは?

A4建築条件付き土地は、売主が指定する建築会社で建物を建てることが条件です。価格は抑えめですが、建築会社を選べません。建築条件なし土地は、建築会社を自由に選べるため設計の自由度が高いですが、価格は高めになる傾向があります。注文住宅で希望の間取りを実現したい場合は、建築条件なしを検討してください。

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