軽井沢の戸建て物件の魅力と選び方|価格相場と別荘・移住の注意点

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/22

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軽井沢の戸建て物件が注目される理由|別荘から移住まで

軽井沢で別荘または移住用の戸建て購入を検討する際、「どのエリアが良いのか」「価格相場はいくらなのか」と気になる方は多いでしょう。軽井沢は6つのエリアで価格帯・雰囲気が大きく異なります。

この記事では、軽井沢の戸建て物件の特徴、エリア別の価格相場、別荘利用と移住での選び方のポイント、維持コストと注意点を国土交通省の地価公示や不動産会社の情報を元に解説します。

この記事のポイント

  • 軽井沢は13年連続で地価上昇。2024年は住宅地+10.45%、商業地+8.94%上昇
  • 旧軽井沢は2〜6億円台、追分は1億円以下から購入可能
  • 中軽井沢・追分は生活施設が充実し定住向き
  • 冬はマイナス10℃以下になり、光熱費が高額。寒冷地仕様の設備が必須
  • 湿気対策が必要(追分は比較的湿気が少ない)

(1) 13年連続の地価上昇が続く軽井沢不動産市場

リゾートホームによると、2024年基準地価で軽井沢は13年連続上昇しています。住宅地は+10.45%、商業地は+8.94%上昇し、南原エリアはコロナ前の約2倍になりました。

需要過熱により、周辺の御代田町・佐久市方面にも波及し、軽井沢隣接エリアでも価値上昇が見られます。

(2) リモートワーク普及で増える二拠点生活・移住希望者

リモートワーク普及により、都市部と軽井沢の二拠点生活や移住を検討する人が増えています。東京から新幹線で約1時間10分のアクセスの良さも魅力です。

軽井沢の6つのエリアと特徴|旧軽井沢・中軽井沢・追分の違い

リゾートホームによると、軽井沢は6つのエリア(旧軽井沢・新軽井沢・中軽井沢・南ヶ丘南原・南軽井沢・追分)で価格帯・雰囲気が大きく異なります。

(1) 旧軽井沢|伝統的別荘地で最高級エリア

軽井沢発祥の伝統的別荘地で、最も高級なエリアです。霧が多く湿度が高いため、カビ対策が必要です。価格帯は2〜6億円台が中心で、別荘利用が主流です。

(2) 中軽井沢|利便性と自然のバランスで定住者に人気

利便性と自然のバランスが良く、定住者・移住者に人気のエリアです。星野エリアも含まれ、レストラン・ショップが充実しています。生活施設も近く、定住向きです。

(3) 追分|湿気が少なく価格も控えめで定住向き

ハウスバードによると、追分エリアは町内で最も湿気が少なく過ごしやすいエリアです。価格も控えめ(1億円以下から)で、定住向きです。

(4) 南軽井沢・南ヶ丘南原・新軽井沢の特徴

エリア 特徴 価格帯
南軽井沢 比較的新しい開発が進むエリア。地価がまだ手頃で将来的な値上がり期待も 中〜高
南ヶ丘南原 コロナ前の約2倍に地価上昇。開発が進むエリア
新軽井沢 軽井沢駅に近く利便性が高い。商業施設が充実 中〜高

エリア別の価格相場と地価動向|2024年最新データ

(1) 旧軽井沢は2〜6億円台、追分は1億円以下から

ハウスバードによると、エリア別の価格相場は以下の通りです。

エリア 価格相場 向いている用途
旧軽井沢 2〜6億円台 別荘利用
中軽井沢 1〜3億円台 別荘・定住両方
追分 1億円以下から 定住向き
南軽井沢 1〜2億円台 別荘・定住両方

価格はエリア・立地・築年数で大きく異なるため、複数の物件を比較することが重要です。

(2) 2024年基準地価|住宅地+10.45%、商業地+8.94%上昇

2024年基準地価で軽井沢は13年連続上昇しています。住宅地は+10.45%、商業地は+8.94%上昇しました。2019年以来全地点で上昇が継続しています。

(3) 周辺エリア(御代田町・佐久市)への波及

需要過熱により、周辺の御代田町・佐久市方面にも波及しています。軽井沢隣接エリアで価値上昇が見られ、将来的な値上がり期待もあります。

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別荘利用と移住で異なる選び方のポイント

(1) 別荘利用の場合|エリアの雰囲気・管理のしやすさ重視

別荘利用の場合は、エリアの雰囲気(旧軽井沢の伝統的別荘地、中軽井沢のリゾート感等)と管理のしやすさを重視します。週末や夏季のみ利用する場合、管理費・除雪費の負担も考慮が必要です。

(2) 移住・定住の場合|生活施設・学校・車の必要性を考慮

ハウスバードによると、移住・定住の場合は以下を考慮します。

項目 確認ポイント
生活施設 スーパー・薬局・病院の距離
学校 小中学校の通学距離(子育て世帯)
一人一台車が必要と言われる。冬の積雪対策も
冬の寒さ マイナス10℃以下の寒さに対応した設備

中軽井沢南エリアは学校・スーパー・薬局等の生活施設が充実し、定住向きです。

(3) 地元専門の不動産会社のクローズド情報の活用

リゾートホームによると、物件探しは一般公開情報だけでなく、地元専門の不動産会社のクローズド情報にアクセスすることが重要です。地元の不動産会社は非公開物件や地域の詳細情報を持っています。

維持コストと注意点|管理費・税金・光熱費・湿気対策

(1) 固定資産税と都市計画税の負担

固定資産税は土地・建物の評価額に応じて課税されます。軽井沢は地価が高いため、固定資産税の負担も大きくなります。詳細は軽井沢町役場に確認してください。

(2) 冬の光熱費|マイナス10℃以下の寒さと暖房費

冬はマイナス10℃以下になることもあり、光熱費が高額になります。寒冷地仕様の断熱・暖房設備が必須です。別荘の場合、冬季の凍結防止費用(水抜き作業等)も考慮が必要です。

(3) 湿気・カビ対策|エリアによる湿度差

軽井沢は霧が多く湿度が高いエリアもあります。旧軽井沢エリアは特に湿気が多く、カビ対策が必要です。追分エリアは比較的湿気が少なく過ごしやすいとされています。

換気・除湿設備の検討を推奨します。

(4) 除雪費・管理費・車の維持費

冬季の除雪費、別荘地の場合は管理組合の管理費、車の維持費(冬タイヤ等)も維持コストとして考慮が必要です。

まとめ:ライフスタイル別の戸建て選び

軽井沢の戸建て物件は、エリアによって価格帯・雰囲気が大きく異なります。旧軽井沢は2〜6億円台の高級別荘地、追分は1億円以下から購入可能で定住向きです。

2024年は13年連続で地価上昇(住宅地+10.45%)しており、需要は引き続き高い状況です。別荘利用ならエリアの雰囲気重視、移住・定住なら生活施設の充実度を重視してください。

冬の寒さ(マイナス10℃以下)、光熱費の高さ、湿気対策を考慮し、地元専門の不動産会社に相談することで、最適な物件を見つけられます。ライフスタイルに合ったエリア選びが成功の鍵です。

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よくある質問

Q1軽井沢の戸建て相場はどれくらい?

A1旧軽井沢は2〜6億円台が中心、追分エリアは1億円以下から購入可能です。中軽井沢は1〜3億円台、南軽井沢は1〜2億円台が目安です。エリアによって価格帯が大きく異なるため、複数の物件を比較することが重要です。地元専門の不動産会社に相談すると、クローズド情報にもアクセスできます。

Q2別荘と定住どちらに向いている?

A2旧軽井沢は伝統的別荘地で別荘利用が中心です。中軽井沢・追分は生活施設(スーパー・学校・病院)が充実し定住向きです。リモートワーク普及で二拠点生活も増加中です。別荘利用ならエリアの雰囲気重視、定住なら生活施設の充実度を重視してください。

Q3冬の寒さや維持費はどれくらい?

A3冬はマイナス10℃以下になることもあり、光熱費が高額になります。寒冷地仕様の断熱・暖房設備が必須です。冬季の除雪費、別荘地の場合は管理組合の管理費、車の維持費(冬タイヤ等)も維持コストとして考慮が必要です。別荘の場合、冬季の凍結防止費用(水抜き作業等)も発生します。

Q4湿気対策は必要?

A4軽井沢は霧が多く湿度が高いエリアもあります。旧軽井沢エリアは特に湿気が多く、カビ対策が必要です。追分エリアは町内で最も湿気が少なく過ごしやすいとされています。換気・除湿設備の検討を推奨します。長期不在時の換気計画も重要です。

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