伊勢原市で土地購入が注目される理由
伊勢原市は、神奈川県中央部に位置し、小田急小田原線で都心へのアクセスが良好な一方、大山などの自然環境も豊かなエリアです。地価の継続的な上昇傾向も注目されています。
この記事では、伊勢原市の土地市場の特徴、エリア別の価格相場、土地選びのポイントを、国土交通省の地価公示データや伊勢原市の公式情報を元に解説します。
初めて土地を購入する方でも、エリアごとの特性と購入手順を正確に把握できるようになります。
この記事のポイント
- 伊勢原市は小田急小田原線で都心アクセスが良好で、大山などの自然環境も豊か
- 2025年公示地価は坪単価44.6万円で前年比+3.71%上昇、実取引価格は坪単価37.3万円
- 伊勢原駅周辺が最高価格で、大山周辺は自然豊かな環境
- 用途地域、接道義務、インフラ整備状況の確認が土地選びの重要なポイント
都心へのアクセスと大山などの自然環境の両立
伊勢原市は、小田急小田原線で新宿駅まで約1時間、横浜駅まで約50分と都心アクセスが良好です。一方で、大山(標高1,252m)などの自然環境も豊かで、都会の利便性と自然環境を両立できます。
ファミリー層や注文住宅を建てたい世帯にとって、魅力的な立地と言えます。
地価の継続的な上昇傾向(2022年から拡大)
伊勢原市の地価は、2022年から上昇傾向が続いており、2025年公示地価は前年比+3.71%上昇しました。リモートワークの普及により、都心通勤圏の需要が高まっていることが背景にあります。
伊勢原市のエリア特性と交通アクセス
伊勢原市は大きく分けて、伊勢原駅周辺の市街地エリア、大山周辺の自然豊かなエリア、平塚市・厚木市との隣接エリアに分類できます。
伊勢原駅周辺:小田急小田原線で都心アクセス良好
小田急小田原線伊勢原駅は、新宿駅まで約1時間、横浜駅まで約50分と都心アクセスが良好です。駅周辺には商業施設や医療機関、教育施設が充実しており、生活利便性が高いエリアです。
駅から徒歩10分圏内の土地は需要が高く、価格も高めです。
大山周辺:自然豊かな環境、リゾート的な暮らし
大山は伊勢原市のシンボルで、登山やハイキングで人気のスポットです。大山周辺は自然環境が豊かで、リゾート的な暮らしを実現できます。
ただし、駅から離れているため車での移動が中心になり、生活利便性は駅周辺に比べて劣ります。
平塚市・厚木市との隣接エリアの特徴
伊勢原市は平塚市・厚木市と隣接しており、これらの市街地へのアクセスも良好です。平塚駅(JR東海道本線)や本厚木駅(小田急小田原線)を利用することで、東京・横浜方面へのアクセスの選択肢が広がります。
伊勢原市の土地価格相場
伊勢原市の土地価格は、2025年時点で上昇傾向が続いています。
2025年公示地価:坪単価44.6万円、前年比+3.71%上昇
2025年の公示地価平均は坪単価44.6万円で、前年比+3.71%上昇しています(出典: 土地代データ)。住宅地で坪単価39万円程度が目安です。
最高地点は大通り1-8-23で5.6万円/m²、最低地点は町分3地割で7,570円/m²と、エリアによる価格差が大きいです。
2025年基準地価:前年比+4.40%上昇
2025年の基準地価は前年比+4.40%上昇しており、公示地価以上の上昇率を示しています。宅地の地価は前年比+1.46%上昇しています。
用途別の地価(住宅地・商業地・工業地)
用途別では、住宅地の地価が安定して上昇しています。商業地は駅周辺の一部で上昇していますが、全体としては横ばいです。
駅別の価格差と実際の取引価格(坪単価37.3万円)
実際の取引価格(SUUMO算出)は坪単価37.3万円です。公示地価(坪単価44.6万円)より低めですが、これは郊外の取引が含まれるためです。駅距離や用途地域により大きく異なるため、希望エリアの個別相場を調べることが重要です。
伊勢原市での土地選びのポイント
土地購入時には、価格だけでなく、用途地域やインフラ整備状況など、複数の要素を確認する必要があります。
用途地域と建築制限:建ぺい率・容積率の確認
用途地域とは、都市計画法に基づき土地の利用方法を定めた地域区分で、住居系・商業系・工業系の13種類があります。用途地域ごとに建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)と容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)が定められており、建築できる建物の規模が制限されます。
第一種低層住居専用地域は閑静な住環境ですが、建ぺい率・容積率が厳しく、建物の高さも制限されます。希望する建物が建てられるか、事前に確認してください。
接道義務とセットバックの確認
建築基準法により、建物を建てるには敷地が幅4m以上の道路に2m以上接していることが必要です(接道義務)。道路幅が4m未満の場合、セットバック(敷地を後退させて道路幅を確保)が必要になる場合があります。
セットバックが必要な場合、実質的な敷地面積が減るため、建築できる建物の規模が小さくなります。
インフラ整備状況:上下水道・ガス・電気の確認
上下水道・ガス・電気の整備状況は、重要事項説明で確認できますが、事前に伊勢原市役所や各インフラ事業者に問い合わせることも可能です。インフラ未整備の土地は、引き込み工事費用が100万円以上かかる場合もあるため、総額予算に含めて計画する必要があります。
土地の形状・傾斜・日当たりの現地確認
土地の形状(正方形・長方形・不整形)、傾斜の有無、日当たりは、建築コストや住環境に大きく影響します。必ず現地を訪問し、周辺環境も含めて確認してください。
特に傾斜地は、造成工事費用が高額になる場合があります。
抵当権・根抵当権の有無の確認
土地に抵当権や根抵当権が設定されている場合、売主が債務を完済し、抵当権を抹消してから引き渡しを受ける必要があります。重要事項説明で必ず確認してください。
土地購入の流れと諸費用
土地購入は、土地探しから引き渡しまで半年〜1年程度かかることが一般的です。
土地購入のスケジュール(半年〜1年程度)
土地購入の全体スケジュールは以下の通りです。
- 土地探し(1-3ヶ月)
- 現地確認・買付証明書提出(1週間〜10日)
- 住宅ローン事前審査(1-2週間)
- 重要事項説明・売買契約(1-2週間)
- 住宅ローン本審査(2-4週間)
- 決済・引き渡し(契約から1-2ヶ月後)
買付証明書の提出(1週間〜10日で契約)
買付証明書は購入意思を示す書類で、金銭不要でサインと印鑑のみで提出できます。買付証明書提出から契約まで1週間〜10日しか時間がないため、事前に住宅ローン事前審査を済ませておくことが重要です。
住宅ローン事前審査のタイミング
基本的には土地の売買契約の前に実施します。買付証明書を提出する前に済ませておくことで、契約までの短い期間でもスムーズに手続きを進められます。
重要事項説明と売買契約(手付金5-10%)
重要事項説明では、用途地域、接道義務、インフラ整備状況、セットバックの有無、抵当権の有無等を必ず確認してください。契約書の内容を十分に理解してから契約することが重要です。
手付金は通常5-10%程度を契約時に支払います。
決済・引き渡しと固定資産税の精算
決済時に残金を支払い、同時に所有権移転登記を行います。固定資産税は、引き渡し日の前日までは売主負担、引き渡し日以降は買主負担が一般的です。売買契約時に精算方法を確認し、契約書に明記してください。
不動産取得税の計算方法と軽減措置
不動産取得税は固定資産税評価額の3%ですが、宅地等は課税標準額が価格の1/2となり、さらに軽減措置で実質非課税になる場合もあります(2025年時点)。詳細は総務省や東京都主税局のサイトで確認してください。
まとめ:エリア別の選び方と購入戦略
伊勢原市の土地購入では、都心アクセス重視なら伊勢原駅周辺、自然環境重視なら大山周辺がおすすめです。
2025年の地価は前年比+3.71%上昇しており、今後も一定の需要が見込まれます。用途地域、接道義務、インフラ整備状況を必ず確認し、希望する建物が建てられるか事前に調査することが重要です。
信頼できる不動産会社や建築士に相談しながら、無理のない資金計画を立てましょう。


