一戸建ての漏水調査費用はいくら?調査方法と相場を徹底解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/29

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一戸建ての漏水調査とは?必要性と判断基準

水道料金が急に高くなった、床や壁に湿気やシミがある、水道メーターが回り続けている——こうした症状があれば、漏水が発生している可能性があります。

この記事では、一戸建て住宅の漏水調査について、調査方法の種類、費用相場、業者選びのポイントを解説します。早期発見・早期対処で、建物への被害を最小限に抑えましょう。

この記事のポイント

  • 漏水調査の費用相場は基本調査1万〜1.5万円、詳細調査4万〜5万円程度
  • 調査方法は音聴法、相関式調査、赤外線サーモグラフィーなど複数ある
  • 水道メーターの確認で自分でも漏水をチェックできる
  • 水道局指定工事店への依頼と相見積もりが重要

漏水が疑われるサイン

以下のような症状がある場合は、漏水調査を検討してください。

  • 水道料金が急に高くなった
  • 床や壁に原因不明の湿気やシミがある
  • 水道を使っていないのにメーターが回っている
  • 水圧が以前より低くなった
  • 床下や壁から水の流れる音がする

放置した場合のリスク

漏水を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • 建物の劣化: 基礎や柱の腐食、カビの発生
  • 水道料金の増加: 漏れた分の水道料金が請求され続ける
  • 近隣への被害: 2階からの漏水は1階へ、集合住宅では下階へ被害が拡大

漏水調査の方法と種類

音聴法(音聴棒・漏水探知器)

音聴法は、水漏れの音を聴いて漏水箇所を特定する基本的な調査方法です。音聴棒という器具を配管に当て、漏水音を検知します。漏水探知器を使えば、より高感度で検知できます。

項目 内容
特徴 水漏れの音を直接聴いて特定
メリット 費用が安い、迅速に調査可能
デメリット 音が小さい漏水は検知困難

相関式調査・トレーサーガス法

相関式調査は、配管の複数箇所にセンサーを設置し、漏水音の到達時間差から漏水箇所を計算する高精度な方法です。

トレーサーガス法は、ヘリウムガスを配管に充填し、地表から漏出したガスを検知器で探す方法です。音がしにくい漏水や、地中深くの配管に適しています。

赤外線サーモグラフィー調査

赤外線カメラで温度差を検知し、漏水箇所を特定する非破壊調査です。0.05℃以下の温度差まで検出でき、壁や床を壊さずに調査できます。

最近ではドローンと赤外線カメラを組み合わせ、足場を組まずに屋根や高所の漏水を調査する手法も登場しています。

漏水調査の費用相場

基本調査の費用(1万〜1.5万円)

音聴法による基本的な調査は、1万〜1.5万円程度です。目視調査や水道メーターの確認を含み、数時間で完了します。

詳細調査の費用(4万〜5万円)

相関式調査やトレーサーガス法、赤外線サーモグラフィーなど、専門機器を使う詳細調査は4万〜5万円程度が相場です。調査範囲や建物の構造により変動します。

調査方法 費用相場 特徴
目視・基本調査 1万〜1.5万円 音聴法、メーター確認
詳細調査 4万〜5万円 相関式、ガス法、サーモグラフィー
特殊調査 5万円以上 ドローン調査、大規模建物

(※費用は業者・地域・建物により異なります。2024年時点の相場)

費用が高くなるケース

以下の場合、費用が高くなる傾向があります。

  • 建物が大きく、調査範囲が広い
  • 配管が地中深くにある
  • 築年数が古く、配管の劣化が進んでいる
  • 複数の調査方法を組み合わせる必要がある

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自分でできる漏水チェック方法

水道メーターの確認方法

自分で漏水をチェックする最も簡単な方法です。

  1. 家中のすべての蛇口・水栓を閉める
  2. 水道メーターを確認する
  3. メーターのパイロット(回転部分)が動いていれば漏水の疑い

ポイント: トイレのタンク、洗濯機、給湯器なども水を使わない状態にしてから確認してください。

水道料金の急増チェック

水道料金の検針票を過去分と比較し、急に使用量が増えていないか確認します。生活パターンが変わっていないのに使用量が増加している場合は、漏水の可能性があります。

業者選びのポイントと注意点

水道局指定工事店を選ぶ

水道局指定工事店は、都道府県や市町村が認定した一定の技術基準を満たす業者です。技術力と信頼性が担保されており、安心して依頼できます。

お住まいの地域の水道局ホームページで、指定工事店の一覧を確認できます。

複数社から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を把握し、信頼できる業者を見極められます。見積もりでは以下を確認しましょう。

  • 調査方法と内訳
  • 追加費用が発生するケース
  • 調査で漏水が見つからなかった場合の費用

注意すべき業者の特徴

以下のような業者には注意が必要です。

  • 調査前に配管全交換を勧める
  • 費用の内訳が不明瞭
  • 見積もりを出さずにすぐ作業を始めようとする
  • 水道局指定工事店の資格がない

まとめ

一戸建ての漏水調査は、基本調査で1万〜1.5万円、詳細調査で4万〜5万円程度が相場です。音聴法、相関式調査、赤外線サーモグラフィーなど、状況に応じた調査方法を選択します。

まずは水道メーターで自己チェックを行い、漏水が疑われる場合は早めに専門業者へ相談しましょう。水道局指定工事店を選び、複数社から見積もりを取ることで、適正価格で信頼できる業者を見つけられます。

漏水を放置すると建物の劣化や水道料金の増加につながるため、早期発見・早期対処が重要です。

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よくある質問

Q1漏水調査の費用相場はどのくらい?

A1基本調査(音聴法、メーター確認)は1万〜1.5万円程度、相関式調査や赤外線サーモグラフィーなど専門機器を使う詳細調査は4万〜5万円程度が相場です。建物の大きさ、調査範囲、築年数によって変動します。複数社から見積もりを取り、費用と調査内容を比較することをおすすめします。

Q2自分で漏水を調べる方法はある?

A2家中のすべての蛇口・水栓を閉めた状態で水道メーターを確認してください。メーターのパイロット(回転部分)が動いていれば漏水の疑いがあります。また、水道料金の検針票で使用量の急増がないかもチェックポイントです。異常があれば、早めに専門業者への相談を検討してください。

Q3どの業者に依頼すべき?

A3水道局指定工事店がおすすめです。都道府県や市町村が認定した業者で、技術力と信頼性が担保されています。複数社から見積もりを取り、調査方法・費用内訳・漏水が見つからなかった場合の対応を比較しましょう。調査せずに配管全交換を勧める業者や、費用の内訳が不明瞭な業者には注意が必要です。

Q4漏水が見つからなかった場合も費用がかかる?

A4業者によって対応が異なります。成功報酬型の業者であれば、漏水が見つからなければ費用がかからないケースもあります。一方、調査費用は発生する業者もあるため、依頼前に確認しておくことが重要です。見積もり時に「漏水が見つからなかった場合の費用」を必ず確認してください。

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