LIFULL HOME'S(ホームズ)の中古戸建て検索ガイド|使い方と物件探しのコツ

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/12

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LIFULL HOME'S(ホームズ)の特徴と中古戸建て検索

中古戸建ての購入を検討する際、「LIFULL HOME'S(ホームズ)でどう探せばいいか」「良い物件の見分け方は何か」と悩む方は少なくありません。

この記事では、ホームズの中古戸建て検索方法、物件選びのポイント、購入の流れを、国土交通省の既存住宅売買瑕疵保険制度などの公的データを元に解説します。

効率的な物件検索と安心できる中古戸建て選びができるようになります。

この記事のポイント

  • LIFULL HOME'Sは日本最大級の不動産サイトで、全国の中古戸建てをエリア・駅・価格・間取りで検索可能
  • 築年数は2000年6月以降の耐震基準強化物件を推奨、それ以前の物件は耐震補強工事(平均100〜200万円)が必要になる可能性
  • 既存住宅売買瑕疵保険に加入できる物件を選ぶと、引き渡し後の構造上の瑕疵に対して保険適用があり税制優遇も受けられる
  • 中古戸建ての諸費用は購入価格の6〜10%が目安(新築は3〜6%)、仲介手数料が主な要因
  • 2025年3月の成約件数は前年比+62.8%と急増、価格は都心部で上昇・郊外で下落傾向

1. LIFULL HOME'S(ホームズ)の特徴と中古戸建て検索

(1) LIFULL HOME'Sとは(日本最大級の不動産・住宅情報サイト)

**LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)**は、株式会社LIFULLが運営する日本最大級の不動産・住宅情報サイトです。

全国の中古戸建て物件を検索でき、不動産会社に資料請求や問い合わせができます。

(2) 中古戸建て物件の掲載数と検索機能

LIFULL HOME'Sでは、全国の中古戸建て物件が多数掲載されています。

検索機能:

  • エリア検索: 都道府県・市区町村から検索
  • 路線・駅検索: 通勤・通学に便利な駅から検索
  • 価格・間取り検索: 予算や家族構成に応じてフィルタリング

(参考: LIFULL HOME'S「中古住宅・中古一戸建ての購入・物件情報の検索」

(3) 他サイト(SUUMO・アットホーム等)との違い

主要な不動産ポータルサイトを比較すると、以下の特徴があります。

サイト 特徴
LIFULL HOME'S 掲載物件数が多い、テーマ検索が充実
SUUMO 検索機能が使いやすい、地図検索が便利
アットホーム 地域密着型の不動産会社の物件が多い

複数のサイトを併用して、物件を比較検討することを推奨します。

(4) 参考価格表示やテーマ検索機能

LIFULL HOME'Sでは、参考価格表示やテーマ検索機能が充実しています。

テーマ検索の例:

  • フルリノベ済み: 内装・設備が新品同様の物件
  • 駅徒歩5分以内: 通勤・通学に便利な物件
  • ペット可: ペットと一緒に住める物件

テーマ検索を活用することで、自分に合った物件を効率的に見つけられます。

2. ホームズで中古戸建てを効率的に検索する方法

(1) 路線・駅・エリアからの検索

LIFULL HOME'Sでは、路線・駅・エリアから中古戸建てを検索できます。

検索方法:

  1. トップページで「中古戸建て」を選択
  2. 路線・駅またはエリアを入力
  3. 検索ボタンをクリック

(2) 間取り・価格・徒歩距離でのフィルタリング

検索結果を間取り・価格・徒歩距離でフィルタリングできます。

フィルタリング項目:

  • 価格: 下限〜上限を指定
  • 間取り: 1LDK〜5LDK以上
  • 駅徒歩: 5分以内・10分以内・15分以内

予算や希望条件に応じて、フィルタリングしてください。

(3) ソート機能(最安値順・築年数が新しい順)の活用

検索結果を最安値順・築年数が新しい順でソートできます。

ソート項目:

  • 最安値順: 予算重視の方におすすめ
  • 築年数が新しい順: 築浅物件を探したい方におすすめ
  • 駅距離が近い順: 通勤・通学重視の方におすすめ

ソート機能を活用して、希望条件に合った物件を見つけてください。

(4) テーマ検索(フルリノベ済み・駅徒歩5分以内等)の使い方

テーマ検索を使うことで、特定の条件に合った物件を素早く見つけられます。

人気のテーマ:

  • フルリノベ済み: 新築同様の内装・設備
  • 駅徒歩5分以内: 通勤・通学に便利
  • 庭付き: ガーデニングやBBQが楽しめる

テーマ検索で物件数を絞り込み、詳細条件で比較検討してください。

3. 中古戸建て選びの重要ポイントと内見時のチェック項目

(1) 築年数(2000年6月以降の耐震基準推奨)

中古戸建ては、築年数2000年6月以降の物件を推奨します。

理由:

  • 2000年6月に施行された改正建築基準法により、木造住宅の耐震基準が強化された
  • それ以前の物件は耐震補強工事(平均100〜200万円)が必要になる可能性がある

(参考: SUUMO「注目の中古 達人の見極め術」

2000年以前の物件を購入する場合は、耐震診断を実施し、補強工事の必要性を確認してください。

(2) 既存住宅売買瑕疵保険の加入状況

既存住宅売買瑕疵保険に加入できる物件を選ぶと安心です。

瑕疵保険のメリット:

  • 引き渡し後に構造上の瑕疵が見つかった場合、修繕費用を保険でカバー
  • 住宅ローン控除等の税制優遇も受けられる

(出典: 国土交通省「既存住宅売買瑕疵保険」

瑕疵保険に加入していない物件は、引き渡し後のトラブルリスクが高いため注意が必要です。

(3) ホームインスペクション(住宅診断)の実施

**ホームインスペクション(住宅診断)**を実施することで、購入後のトラブルを回避できます。

診断内容:

  • 床の傾き
  • 壁のひび割れ
  • 雨漏り跡
  • 設備の劣化状況

費用: 5〜10万円程度

(参考: さくら事務所「中古戸建て購入時の注意点とは?プロの建築士が解説」

ホームインスペクションを実施した物件は、安心R住宅として認定される場合があります。

(4) 内見時のチェック項目(床の傾き・壁のひび割れ・雨漏り跡・設備劣化・周辺環境)

内見時には、以下のチェック項目を確認してください。

項目 チェック内容
床の傾き ビー玉を転がして傾きを確認
壁のひび割れ 構造上の問題がないか確認
雨漏り跡 天井・壁に染みがないか確認
設備の劣化 キッチン・浴室・トイレの動作確認
周辺環境 騒音・日当たり・駅までの距離を確認

(参考: LIFULL HOME'S「中古住宅を購入した500人に聞く、購入時の注意点とチェックポイント」

売主の売却理由も確認し、不自然な点がないか注意してください。

4. 中古戸建て購入の流れと諸費用

(1) 物件探しから契約までの流れ

中古戸建て購入の流れは以下の通りです。

  1. 物件探し: LIFULL HOME'S等で物件検索
  2. 内見: 気になる物件を実際に見学
  3. 購入申込: 購入の意思を売主に伝える
  4. 住宅ローン仮審査: 金融機関で審査を受ける
  5. 重要事項説明: 宅建士から重要事項の説明を受ける
  6. 売買契約: 契約書に署名・押印、手付金を支払う
  7. 住宅ローン本審査: 金融機関で本審査を受ける
  8. 決済・引き渡し: 残代金を支払い、所有権移転登記を行う

(2) 諸費用の内訳(仲介手数料・登記費用・不動産取得税等)

中古戸建て購入時の諸費用は、購入価格の6〜10%程度が目安です。

| 項目 | 費用の目安 | |------|-----------|| | 仲介手数料 | 物件価格×3%+6万円+消費税 | | 登記費用 | 登録免許税+司法書士報酬(10〜30万円) | | 不動産取得税 | 固定資産税評価額×3%(軽減措置あり) | | 火災保険 | 10年一括払いで20〜30万円 | | 印紙税 | 契約金額により異なる(1〜3万円) |

(出典: 国土交通省

執筆時点(2025年)の税制を元に、事前に諸費用を試算してください。

(3) 中古戸建ての諸費用は6〜10%(新築は3〜6%)

中古戸建ての諸費用は、新築と比べて高めです。

項目 新築 中古
諸費用の割合 3〜6% 6〜10%
主な要因 仲介手数料なし 仲介手数料あり

新築は売主(不動産会社)から直接購入するため、仲介手数料がかかりませんが、中古は仲介会社を通すため、仲介手数料が必要です。

(4) 税制優遇(住宅ローン控除・既存住宅売買瑕疵保険加入で適用)

中古戸建て購入時は、税制優遇を活用できます。

主な税制優遇:

  • 住宅ローン控除: 年末ローン残高の一定割合が所得税から控除
  • 不動産取得税の軽減措置: 一定の要件を満たす中古住宅は軽減措置あり

既存住宅売買瑕疵保険に加入している物件は、住宅ローン控除の適用要件を満たしやすくなります。

執筆時点(2025年)の税制を元に、詳細は税理士に確認してください。

5. 中古戸建て購入のリスクと対策

(1) 契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)の保証期間(通常3ヶ月)

中古戸建ては、**契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)**の保証期間が短いです。

項目 新築 中古
保証期間 10年 通常3ヶ月

中古住宅は引き渡し後のトラブルリスクが高いため、瑕疵保険に加入している物件を選ぶことを推奨します。

(2) リフォーム・メンテナンス費用の見積もり(外壁・屋根は12〜13年ごと)

中古戸建ては、購入後にリフォーム・メンテナンス費用が必要になります。

| 項目 | メンテナンス周期 | 費用の目安 | |------|----------------|-----------|| | 外壁塗装 | 12〜13年ごと | 80〜150万円 | | 屋根塗装 | 12〜13年ごと | 50〜100万円 | | 水回りリフォーム | 15〜20年ごと | 100〜200万円 |

購入前にリフォーム履歴と次回メンテナンス時期を確認してください。

(3) 2025年4月施行の改正建築基準法と省エネ基準適合義務化

2025年4月に施行された改正建築基準法により、省エネ基準適合が義務化されました。

既存住宅への影響:

  • 基準を満たさない物件は将来の資産価値に影響する可能性がある
  • リフォームで省エネ基準を満たすことも可能

購入前に、省エネ基準適合状況を確認してください。

(4) ハザードマップで災害リスク確認(2020年以降義務化)

2020年以降、重要事項説明でハザードマップの説明が義務化されています。

確認事項:

  • 洪水ハザードマップ
  • 地震ハザードマップ
  • 液状化リスクマップ
  • 土砂災害ハザードマップ

災害リスクは資産価値に直結するため、購入前に必ず確認してください。

6. まとめ:ホームズを活用した中古戸建て探し

LIFULL HOME'Sは日本最大級の不動産サイトで、全国の中古戸建てをエリア・駅・価格・間取りで検索できます。築年数は2000年6月以降の耐震基準強化物件を推奨し、それ以前の物件は耐震補強工事(平均100〜200万円)が必要になる可能性があります。

既存住宅売買瑕疵保険に加入できる物件を選ぶと、引き渡し後の構造上の瑕疵に対して保険適用があり、税制優遇も受けられます。中古戸建ての諸費用は購入価格の6〜10%が目安で、仲介手数料が主な要因です。

宅地建物取引士や建築士、税理士に相談しながら、無理のない中古戸建て選びを進めましょう。

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よくある質問

Q1LIFULL HOME'Sで中古戸建ては何件検索できますか?

A1全国の中古戸建て物件が検索可能です。エリア・駅・価格・間取りでフィルタリングでき、最安値順・築年数順でソート機能も活用できます。フルリノベ済み物件や駅徒歩5分以内等のテーマ検索も可能で、自分に合った物件を効率的に見つけられます。複数の不動産ポータルサイト(SUUMO・アットホーム等)を併用して比較検討することを推奨します。

Q2中古戸建てで失敗しないためのチェックポイントは?

A2築年数2000年6月以降推奨(耐震基準強化)、ホームインスペクション実施(費用5〜10万円)、既存住宅売買瑕疵保険加入の有無、リフォーム費用の見積もり、内見時に床の傾き・壁のひび割れ・雨漏り跡・設備の劣化状況・周辺環境を確認してください。売主の売却理由も確認し、不自然な点がないか注意が必要です。

Q3既存住宅売買瑕疵保険とは何ですか?

A3引き渡し後に構造上の瑕疵が見つかった場合、修繕費用を保険でカバーする制度です。加入物件は住宅ローン控除等の税制優遇も受けられます。中古住宅は契約不適合責任の保証期間が通常3ヶ月と短いため、瑕疵保険に加入している物件を選ぶことで引き渡し後のトラブルリスクを軽減できます。国土交通省が推進する制度です。

Q4中古戸建ての諸費用はいくらかかりますか?

A4購入価格の6〜10%が目安です(新築は3〜6%)。仲介手数料(物件価格×3%+6万円+消費税)、登記費用(10〜30万円)、不動産取得税(固定資産税評価額×3%、軽減措置あり)、火災保険(10年一括払いで20〜30万円)等が含まれます。リフォーム費用は別途見積もりが必要で、外壁・屋根のメンテナンスは12〜13年ごとに80〜150万円かかります。

Q52025年の中古戸建て市場はどうなっていますか?

A52025年3月の成約件数は前年比+62.8%と急増しており、市場が活性化しています。価格は都心部(東京23区等)で上昇継続、郊外では下落傾向とエリアによる明暗が分かれています。日銀のマイナス金利政策終了により住宅ローン金利が上昇傾向で、購入時期の判断が重要になっています。2025年4月施行の改正建築基準法により省エネ基準適合が義務化され、既存住宅市場にも影響が出始めています。

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Room Match編集部

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