戸建て用宅配ボックスの選び方|設置タイプ別の特徴と比較

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/25

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戸建て用宅配ボックスを選ぶ前に知っておきたいこと

不在時の荷物受け取りに悩む戸建て住宅の方にとって、宅配ボックスは便利なアイテムです。「どの製品が良いのか」「ランキングを参考にしたい」と検索する方も多いでしょう。

この記事では、戸建て用宅配ボックスの種類別の特徴、選び方のポイント、設置時の注意点を解説します。メーカーの公式情報をもとに、自分の住まいに合った製品を選ぶための判断基準をお伝えします。

この記事のポイント

  • 宅配ボックスは据え置き型・埋め込み型・ポール型の3種類がある
  • 100サイズ(3辺合計100cm)対応で日用品の受け取りには十分
  • 価格相場は簡易型で3,000〜8,000円、設置型で1.5〜10万円
  • 据え置き型は盗難防止のためアンカー固定やワイヤー錠での固定を推奨
  • 着払いや生鮮品など対面が必要な荷物は受け取り不可

宅配ボックスの種類と設置タイプ別の特徴

戸建て用宅配ボックスは、設置方法によって大きく3つのタイプに分かれます。それぞれの特徴を理解し、自宅の環境に合った製品を選びましょう。

据え置き型の特徴とメリット・デメリット

据え置き型は、玄関先に置くだけで使えるタイプです。

メリット

  • 設置工事が不要で、購入後すぐに使い始められる
  • 価格が比較的安く、3,000円〜1万円程度で購入可能
  • 移動や買い替えがしやすい

デメリット

  • 固定しないと宅配ボックスごと持ち去られるリスクがある
  • 屋外に置く場合、雨風による劣化が早い場合がある

据え置き型を選ぶ場合は、アンカーボルトでコンクリートに固定するか、ワイヤー錠で柱などに繋いでおくことを推奨します。

埋め込み型の特徴とメリット・デメリット

埋め込み型は、門柱や壁に埋め込んで設置するタイプです。

メリット

  • 見た目がすっきりして外観を損なわない
  • 盗難リスクが低く、防犯性が高い
  • 耐久性に優れる製品が多い

デメリット

  • 設置工事が必要で、費用が高くなる(10万円以上になることも)
  • 一度設置すると移動や交換が難しい

新築時やリフォーム時に導入を検討すると、工事費を抑えられる場合があります。

ポール型・壁付け型の特徴

ポール型は専用のポールに取り付けるタイプ、壁付け型は壁面に固定するタイプです。

タイプ 特徴 価格帯
ポール型 門柱がない場所でも設置可能 2〜5万円
壁付け型 省スペースで設置できる 1.5〜3万円

設置スペースや外観の好みに合わせて選択できます。

選び方のポイント5つ

宅配ボックスを選ぶ際に確認すべき5つのポイントを解説します。

サイズの選び方(100サイズ対応が目安)

宅配便のサイズは、縦・横・高さの3辺合計で表されます。日用品やネット通販の荷物を受け取るなら、100サイズ(3辺合計100cm)対応で十分です。

大型の荷物や複数の荷物を同時に受け取りたい場合は、130L以上の大容量タイプを検討しましょう。

鍵の種類(ダイヤル式・電子錠・プッシュ式)

鍵の種類 特徴 注意点
ダイヤル式 電源不要、暗証番号で解錠 番号忘れのリスクあり
電子錠 スマホ連携可能、配達通知機能付きも 電池切れに注意
プッシュ式 ボタンを押すだけで操作が簡単 防犯性はやや劣る

利便性と防犯性のバランスを考慮して選びましょう。

防犯性(固定方法と素材)

据え置き型は盗難リスクがあるため、以下の対策を検討してください。

  • アンカー固定:コンクリートにボルトで固定する方法で、盗難防止に効果的
  • ワイヤー錠:柱やフェンスに繋いで持ち去りを防止
  • 金属製素材:樹脂製より丈夫で、工具での破壊に強い

複数荷物への対応

1日に複数の荷物が届く場合は、以下のタイプが便利です。

  • 続けて投函できる「連続投函タイプ」
  • 複数の収納スペースがある「マルチボックスタイプ」

デザインと設置スペース

宅配ボックスは玄関周りに設置するため、住宅の外観との調和も重要です。設置スペースの寸法を事前に測り、扉の開閉に必要な空間も確保しましょう。

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設置方法と費用の目安

宅配ボックスの費用は、タイプによって大きく異なります。

簡易型(3,000〜8,000円)

折りたたみ式やソフトタイプの簡易型は、低コストで導入できます。一時的な利用や、使用頻度が低い場合に適しています。ただし、耐久性や防犯性は設置型に劣ります。

設置型(1.5〜10万円)

金属製の据え置き型や壁付け型は、1.5〜10万円程度が相場です。サイズや機能によって価格が変動します。

埋め込み型は製品代に加えて工事費がかかるため、10万円以上になる場合もあります。新築やリフォームのタイミングで導入すると、費用を抑えられることがあります。

自分で設置する場合のポイント

据え置き型を自分で設置する場合は、以下の点に注意してください。

  • 配達員が認識しやすい位置に設置する
  • 「宅配ボックス」の表示ステッカーを貼る
  • 取扱説明書に従って固定する

設置時の注意点とよくあるトラブル

LIXILなどのメーカー情報によると、宅配ボックスには以下のようなトラブル事例が報告されています。

暗証番号の記入ミスと対策

配達員が暗証番号を伝票に記入し忘れたり、記入ミスをしたりすると、荷物を取り出せないトラブルが発生します。

対策

  • 配達通知機能付きの電子錠タイプを選ぶ
  • 宅配ボックスに番号記入のお願いを掲示する

盗難リスクと固定方法

簡易型や据え置き型は、固定されていないとボックスごと持ち去られるリスクがあります。また、ワイヤー錠は工具で切断される可能性もあります。

対策

  • アンカーボルトでコンクリートに固定する
  • 防犯カメラと併用する
  • 高額商品は対面で受け取る

扉が開かないトラブルの原因

重い荷物を入れすぎてボックスがゆがみ、扉が開かなくなるケースがあります。製品の耐荷重を確認し、適切なサイズの荷物を受け取るようにしましょう。

まとめ:自分に合った宅配ボックスの選び方

戸建て用宅配ボックスは、設置タイプ(据え置き型・埋め込み型・ポール型)、サイズ、鍵の種類、防犯性、価格を総合的に検討して選ぶことが大切です。

「ランキング」で上位の製品が自分に合うとは限りません。自宅の設置スペースや使用頻度、予算に応じて、最適な製品を選びましょう。

設置後は、配達員に認識されやすいよう表示を設置し、防犯対策も忘れずに行うことをおすすめします。

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よくある質問

Q1戸建て用宅配ボックスの価格相場は?

A1簡易型(折りたたみ・ソフトタイプ)は3,000〜8,000円、金属製の設置型は1.5〜10万円が目安です。埋め込み型は製品代に加えて工事費がかかるため、10万円以上になる場合もあります。機能・素材・サイズによって価格は変動します。

Q2どのサイズを選べばいいですか?

A2日用品やネット通販の荷物を受け取るなら、100サイズ(縦・横・高さの3辺合計100cm)対応で十分です。大型荷物や1日に複数の荷物を受け取りたい場合は、130L以上の大容量タイプを検討しましょう。

Q3宅配ボックスの防犯性は大丈夫?

A3据え置き型は固定されていないと持ち去られるリスクがあります。アンカーボルトでコンクリートに固定するか、ワイヤー錠で柱に繋ぐことで防犯性が高まります。より安全性を重視するなら、埋め込み型や金属製の頑丈な製品を選びましょう。

Q4着払いや生鮮食品は受け取れますか?

A4着払い・代引き・生鮮食品・冷凍品など、対面での受け取りが必要な荷物は基本的に宅配ボックスでは受け取れません。通常の宅配便やネット通販の前払い商品が対象です。受け取り可能な荷物を事前に確認しておきましょう。

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