戸建てと集合住宅の違いを徹底比較|メリット・デメリットと選び方

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/31

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戸建てと集合住宅、どちらを選ぶべきか迷っていませんか

住宅を購入する際、「戸建てと集合住宅、どちらを選べばよいのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。価格、維持費、プライバシー、資産価値など、考慮すべきポイントは多岐にわたります。

この記事では、戸建てと集合住宅の違い、それぞれのメリット・デメリット、コスト比較、選び方のポイントを解説します(2025年時点の情報)。

この記事のポイント

  • 戸建ては1建物1世帯の独立型、集合住宅は1棟に複数住戸がある建物
  • 戸建ては騒音が少なく駐車場代不要、維持費は年間30〜55万円が目安
  • 集合住宅は立地が良く管理の手間が少ない、管理費・修繕積立金が毎月必要
  • ライフスタイルや家族構成に応じた選択が重要

戸建てと集合住宅の基本的な違い

(1) 戸建ての定義(1建物1世帯の独立型住宅)

戸建て(一戸建て)とは、1つの建物に1つの世帯が住む独立型住宅です。土地と建物を単独で所有します。

  • 種類: 注文住宅、建売住宅、二世帯住宅など
  • 所有形態: 土地・建物を単独所有

(2) 集合住宅の定義(1棟に複数住戸)

集合住宅とは、1棟の中に複数の独立した住居がある建物の総称です。法律上の定義はなく、俗称として使われます。

  • 種類: マンション、アパート、タウンハウスなど
  • 法的分類: 建築基準法では「共同住宅」と「長屋住宅」に分類

(3) 所有形態の違い(単独所有vs区分所有)

項目 戸建て 集合住宅
土地 単独所有 敷地利用権(区分所有)
建物 単独所有 区分所有(専有部分)
共用部分 なし 廊下・階段・エレベーター等

戸建てのメリット・デメリット

(1) メリット:騒音が少ない・駐車場代不要・自由度が高い

  • 騒音が少ない: 上下左右に隣家がないため、生活音を気にせず暮らせる
  • 駐車場代不要: 敷地内に駐車場を設けられ、月々の駐車場代がかからない
  • リフォームの自由度: 建物の増改築やリフォームを自由に行える
  • 庭付き: 庭でガーデニングや子どもの遊び場として活用可能

小さな子どもがいる家庭や、ペットを飼いたい方に向いています。

(2) デメリット:維持費年間30〜55万円・立地が郊外になりがち

  • 維持費: 年間30〜55万円程度(固定資産税10〜15万円+修繕費15〜40万円)
  • 立地: 駅近の戸建ては価格が高く、郊外になりがち
  • セキュリティ: 複数の開口部に防犯対策が必要
  • 管理の手間: 外壁塗装、屋根修繕など自分で手配が必要

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集合住宅(マンション・アパート)のメリット・デメリット

(1) メリット:立地が良い・二重セキュリティ・管理の手間が少ない

  • 立地の良さ: 駅近や商業施設に近い物件が多い
  • セキュリティ: オートロック+住戸玄関の二重セキュリティ、中高層階は外部侵入リスクが低い
  • 管理の手間が少ない: 共用部分は管理会社が清掃・修繕
  • 資産価値の維持: 立地が良ければ資産価値を維持しやすい

(2) デメリット:騒音トラブル・管理費と修繕積立金が必要

  • 騒音トラブル: 上下左右の生活音が気になりやすい
  • 管理費・修繕積立金: 月額1.5〜3万円程度が毎月かかる
  • 駐車場代: 別途月額5,000〜3万円程度かかることが多い
  • リフォーム制限: 専有部分のみ、管理規約の範囲内

コスト比較:購入費用・維持費・資産価値

(1) 購入費用の比較

同じ立地・広さで比較すると、戸建ては土地代が含まれるため総額が高くなる傾向があります。ただし、郊外の戸建てと駅近マンションを比較すると、戸建ての方が安い場合もあります。

(2) 維持費の比較(戸建て年間30〜55万円vs集合住宅の管理費・修繕積立金)

項目 戸建て 集合住宅
固定資産税 10〜15万円/年 8〜12万円/年
修繕費・積立金 15〜40万円/年(自己積立) 月1〜2万円(管理費+修繕積立金)
駐車場代 0円(敷地内) 月5,000〜3万円
合計 30〜55万円/年 30〜50万円/年(駐車場含む)

長期的な維持費はそれほど大きな差がありませんが、支払い方が異なります。

(3) 資産価値の変動(戸建ての建物価値は約22年でゼロに)

  • 戸建て: 建物価値は約22年でゼロになるとされるが、土地は資産として残る
  • 集合住宅: 立地が良ければ資産価値を維持しやすいが、土地持分は小さい

資産価値の観点では、立地と建物の状態が重要です。

まとめ:ライフスタイル別の選び方

戸建てと集合住宅、どちらが良いかはライフスタイルによって異なります。

こんな方に おすすめ
子どもがのびのび暮らせる環境を重視 戸建て
騒音トラブルを避けたい 戸建て
車を持っていて駐車場代を節約したい 戸建て
駅近・利便性を重視 集合住宅
管理の手間を減らしたい 集合住宅
セキュリティを重視 集合住宅

維持費や資産価値も考慮しながら、家族構成やライフプランに合った選択をしてください。不安な点は宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーに相談することを推奨します。

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よくある質問

Q1戸建てと集合住宅、維持費はどちらが高いですか?

A1長期的にはそれほど大きな差はありません。戸建ては年間30〜55万円(固定資産税+修繕費)、集合住宅は管理費・修繕積立金で月1.5〜3万円程度です。ただし戸建ては修繕費を自分で積み立てる必要があり、集合住宅は駐車場代が別途かかる場合があります。支払い方の違いを理解した上で比較してください。

Q2騒音トラブルが少ないのはどちらですか?

A2戸建ての方が騒音トラブルは少ない傾向があります。上下左右に隣家がないため、生活音を気にせず暮らせます。集合住宅は上下左右の住戸から音が伝わりやすく、小さな子どもがいる家庭やペットを飼っている方は戸建てが向いている場合が多いです。

Q3資産価値が下がりにくいのはどちらですか?

A3一概にはいえませんが、戸建ては土地が資産として残る点がメリットです。ただし建物価値は約22年でゼロになるとされます。集合住宅は立地が良ければ資産価値を維持しやすいですが、土地持分は小さいです。資産価値は立地と建物の状態が重要なため、個別に判断してください。

Q4セキュリティが高いのはどちらですか?

A4集合住宅の方がセキュリティは高い傾向があります。オートロックと住戸玄関の二重セキュリティがあり、中高層階は外部からの侵入リスクが低くなります。戸建ては窓や勝手口など複数の開口部があり、防犯対策にコストと手間がかかりやすいです。

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