マンションのWi-Fi環境選び|インターネット完備物件と個別契約の違いを解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/31

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マンションのWi-Fi環境とは

「マンションでWi-Fiを使いたいけど、どの回線を選べばいいのか分からない」と悩んでいる方は少なくありません。マンションのインターネット環境は物件により大きく異なり、選び方を間違えると速度や費用で後悔することがあります。

この記事では、マンション向けWi-Fiの種類と選び方、光回線とモバイルWi-Fiの比較、速度が遅い場合の対処法を解説します。2025年時点の最新情報を元に、用途に合った回線選びができるようになります。

この記事のポイント

  • 「インターネット完備」は即日利用可、「対応」は自分でプロバイダ契約が必要
  • 光回線は月額4,000円前後、モバイルWi-Fiは月額3,000〜4,000円程度
  • スマホキャリアとのセット割で月額1,000円以上お得になる場合がある
  • VDSL配線方式は最大100Mbpsに制限されるため、速度重視なら光配線方式を確認

インターネット完備・対応・未導入の違い

マンションのインターネット環境は、大きく3つのタイプに分類されます。

タイプ 特徴 利用開始までの手順
インターネット完備 入居後すぐ利用可能 プロバイダ契約不要
インターネット対応 回線は建物まで来ている 自分でプロバイダ契約が必要
未導入 回線が来ていない 光回線工事またはモバイルWi-Fi

(1) インターネット完備のメリット・デメリット

メリット:

  • 入居後すぐにインターネットを利用可能
  • 初期費用・工事不要
  • 家賃に含まれている場合は月額料金も不要

デメリット:

  • プロバイダを選べない
  • 速度が遅い場合がある(複数世帯で帯域を共有)
  • 個別契約で改善できる場合がある

(2) インターネット対応の契約手順

インターネット対応マンションでは、以下の手順でプロバイダと契約します。

  1. 物件の配線方式を確認(光配線・VDSL・LAN配線)
  2. 利用可能なプロバイダを確認
  3. プロバイダに申込み(工事日調整)
  4. 開通工事(立会いが必要な場合あり)

(3) 未導入物件での選択肢

未導入物件では、光回線工事またはモバイルWi-Fi・ホームルーターを選択できます。賃貸の場合は光回線工事に大家・管理会社の許可が必要なため、事前確認が重要です。

光回線とモバイルWi-Fiの比較

(1) 速度・安定性の比較

項目 光回線 モバイルWi-Fi
最大速度 1Gbps〜2Gbps 150Mbps〜4.2Gbps
安定性 高い 電波状況に依存
遅延(Ping) 低い(10-20ms) やや高い(30-50ms)

光回線は安定性が高く、リモートワークやオンラインゲームに適しています。

(2) 費用の比較

項目 光回線 モバイルWi-Fi
月額料金 約4,000円(マンションプラン) 約3,000〜4,000円
初期費用 工事費(無料キャンペーンあり) 端末代(無料〜2万円)
セット割 月額1,000円以上お得 一部対応

(3) 工事の有無

光回線は開通工事が必要ですが、モバイルWi-Fiは工事不要で即日利用可能です。賃貸マンションで光回線工事を行う場合は、退去時の原状回復義務を確認してください。

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回線選びのポイント(用途別)

(1) リモートワーク・オンライン会議向け

安定性と低遅延が重要なため、光回線がおすすめです。VDSL配線方式の場合は最大100Mbpsに制限されるため、光配線方式のマンションを選ぶと安心です。

(2) 動画視聴・ゲーム向け

4K動画視聴やオンラインゲームには、速度と安定性が必要です。NURO光(最大2Gbps)やauひかりなど、高速回線を検討してください。

(3) 日常使い(Web閲覧・SNS)向け

Web閲覧やSNS程度なら、モバイルWi-Fiやホームルーターでも十分です。工事不要で手軽に導入できます。

速度が遅い場合の対処法

(1) ルーターの見直し

Wi-Fiルーターが古い場合、最新規格(Wi-Fi 6対応)に交換することで速度改善が期待できます。

(2) 有線接続の活用

Wi-Fiが遅い場合でも、有線接続(LANケーブル)なら安定した速度が得られます。デスクトップPCやゲーム機には有線接続がおすすめです。

(3) 個別契約の検討

「インターネット完備」マンションで速度が遅い場合、個別に光回線を契約することで改善できる場合があります。大家・管理会社に相談してください。

まとめ:物件選びとWi-Fi環境のチェックリスト

マンションのWi-Fi環境は、「インターネット完備」「対応」「未導入」の3タイプがあります。完備は即日利用可能ですが、速度が遅い場合があるため、内見時に配線方式を確認しましょう。

回線選びでは、光回線は安定性と速度で優れ、モバイルWi-Fiは工事不要で手軽に導入できます。スマホキャリアとのセット割を活用すれば、月額1,000円以上お得になる場合があります。

具体的なプランや料金は、各プロバイダの公式サイトで最新情報を確認してください。

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よくある質問

Q1「インターネット完備」と「インターネット対応」の違いは何ですか?

A1「インターネット完備」は入居後すぐにインターネットを利用でき、プロバイダ契約が不要です。一方「インターネット対応」は、回線は建物まで来ていますが、自分でプロバイダと契約する必要があります。完備はプロバイダを選べず、速度が遅い場合がある点に注意してください。

Q2マンションでWi-Fiが遅い場合はどうすれば良いですか?

A2まずWi-Fiルーターを最新規格(Wi-Fi 6対応)に交換することを検討してください。デスクトップPCやゲーム機は有線接続がおすすめです。VDSL配線方式の場合は最大100Mbpsに制限されるため、個別に光回線を契約することで改善できる場合があります。

Q3賃貸マンションで光回線工事はできますか?

A3大家または管理会社の許可が必須です。退去時の原状回復義務があるため、契約前に確認してください。許可が得られない場合は、工事不要のモバイルWi-Fiやホームルーターを検討しましょう。

Q4マンション向けWi-Fiの費用はいくらですか?

A4光回線は月額4,000円前後(マンションプラン)、モバイルWi-Fiは月額3,000〜4,000円程度が目安です。スマホキャリアとのセット割を活用すれば、月額1,000円以上お得になる場合があります。工事費無料キャンペーンも各社で実施されています。

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