福岡市早良区中古マンション売却相場・価格情報

福岡県福岡市早良区中古マンションの売却をご検討中の方へ。 最新の取引データに基づく相場情報と、高く売るためのポイントをご紹介します。

売却相場の概要

平均売却価格
3570万円
前年同期比 +8.7%
平均㎡数
63.6㎡
前年同期比 +1.4%
平均㎡単価
53.6万円
前年同期比 +4.6%
取引件数
21件
前年同期比 -56.3%

※ 国土交通省『不動産取引価格情報』(2023年10–12月)を基に編集部で集計した参考値です。価格は物件の個別条件により前後します。

福岡市早良区のエリア特性

地下鉄空港線・七隈線双方利用可能な交通要衝

早良区は福岡市地下鉄空港線と七隈線の両路線が利用できる交通利便性の高いエリアです。藤崎駅、室見駅では空港線により天神駅まで約8分、博多駅まで約13分、福岡空港まで約18分と都心・空港への好アクセス。西新駅は九州大学伊都キャンパスへの玄関口としても機能し、多くの学生・教職員が利用しています。一方、七隈線では賀茂駅、野芥駅、梅林駅、福大前駅などが利用でき、天神南駅まで約20分のアクセス。2027年度開業予定の博多駅延伸により、博多駅へのアクセスもさらに向上します。また、西鉄バス路線も充実し、西新・藤崎地区から天神・博多方面への路線バスが頻繁に運行。都市高速道路の野芥・有田出入口により車でのアクセスも良好で、多方面への移動が極めて便利な立地です。

西新・藤崎商店街と大型商業施設の充実したショッピング環境

早良区のショッピング環境は西新・藤崎地区を中心に非常に充実しています。西新商店街は全長約1.3kmのアーケード商店街として九州最大級の規模を誇り、約300店舗が軒を連ねる庶民的で活気ある商店街。食料品、衣料品、雑貨、書店、レストランなど多様な店舗があり、地元住民から学生まで多くの人で賑わっています。プラリバ(西新リバレイン)にはTSUTAYA、スターバックス、レストラン街などが入居し、洗練されたショッピング空間を提供。また、藤崎駅周辺にはダイエー藤崎店、イオン西新店などの大型商業施設もあり、食品から家電まで一箇所で購入可能。さらに、九州大学近隣エリアには学生向けの書店、カフェ、コンビニも豊富で、24時間営業の店舗も多く、非常に利便性の高い商業環境が整っています。

室見川と背振山系の豊かな自然環境

早良区は室見川の清流と背振山系の山々に囲まれた豊かな自然環境が魅力です。室見川沿いには全長約10kmの遊歩道・サイクリングロードが整備され、ジョギング、ウォーキング、サイクリングの絶好のコースとなっています。河川敷では春には桜並木が美しく、花見スポットとしても人気。背振山系には金山、野河内渓谷、脊振山などのハイキングコースがあり、都市近郊でありながら本格的な山歩きが楽しめます。また、室見川河口付近の干潟は野鳥の観察スポットとしても知られ、自然愛好家に親しまれています。西南杜の湖畔公園、南庄中央公園などの都市公園も充実し、子どもの遊び場から大人の憩いの場まで多様なニーズに対応。都心近郊でありながら、これほど豊かな自然環境に恵まれた住環境は福岡市内でも希少です。

九州大学と高等教育機関による文教環境

早良区は九州大学伊都キャンパスの玄関口として、充実した文教環境を有しています。九州大学は学生・教職員約2万人を擁する九州最大の国立大学で、工学、理学、医学、法学、経済学など幅広い分野で最先端の研究・教育を展開。西南学院大学も区内に位置し、文学、神学、法学、経済学の分野で高い評価を得ています。これらの大学に関連した研究機関、図書館、博物館なども充実し、知的で文化的な環境が整っています。また、修猷館高校、西南学院高校、雙葉高校など進学校も多数立地し、小中学校も教育水準が高いことで知られています。大学の公開講座、市民講座なども活発で、生涯学習の機会も豊富。知的で洗練された雰囲気の住環境は、教育熱心な家庭には理想的な環境です。

九州大学移転完了と学術研究都市としての発展

早良区の将来性は九州大学伊都キャンパス移転完了と学術研究都市構想により飛躍的に高まっています。2018年に九州大学の伊都キャンパスへの移転が完了し、最先端の研究施設と教育環境が整備されました。キャンパス周辺では産学連携による研究開発拠点の形成が進み、IT、バイオテクノロジー、環境技術、新エネルギーなどの分野で多数の企業が研究開発拠点を設置。学術研究都市推進機構による企業誘致も活発で、今後さらなる集積が期待されています。また、地下鉄七隈線の博多駅延伸により交通アクセスが向上し、研究者・技術者にとってより魅力的な居住エリアとなります。さらに、福岡市の西部副都心構想により、商業・業務機能の拡充も計画されており、学術都市と都市機能が調和した新しい街づくりが進行中です。

九州大学需要と住環境の質による安定した不動産市況

早良区のマンション市場は九州大学関係者の安定需要と良好な住環境により、堅調な成長を続けています。2024年の新築マンション平均価格は4,600万円~5,600万円、中古マンション平米単価は46万円~62万円で推移し、過去5年間で約13%の価格上昇を記録。特に西新・藤崎駅周辺、室見川沿いの景観の良い物件は平米単価65万円を超える場合もあります。九州大学関係者の住宅需要が安定的にあることに加え、自然環境の豊かさと都心アクセスの良さから子育て世代にも人気が高く、ファミリー向け物件の需要が旺盛。賃貸市場では教職員・研究者向けの質の高い住宅への需要が強く、投資用物件としても安定した収益が期待できます。学術研究都市としての発展により、今後も継続的な価値向上が見込まれる有望なエリアです。

※ 公開情報を総合した定性的な解説です。数値は相場カードと推移グラフをご確認ください。

㎡単価・取引件数の推移

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※ 国土交通省『不動産取引価格情報』(2023年10–12月)を基に編集部で集計した参考値です。価格は物件の個別条件により前後します。

マンションを高く売るためのポイント

📊 適正価格の設定

市場相場を正確に把握し、競合物件と比較しながら適正な価格設定を行うことが、 早期かつ高値での売却につながります。

🏠 物件の魅力を最大化

清掃・整理整頓はもちろん、必要に応じてハウスクリーニングやホームステージングを 検討し、内覧時の印象を向上させましょう。

マンション特有の売却ポイント

管理状態の重要性

管理組合の運営状況、修繕積立金の充実度、共用部分の清潔さが査定額に大きく影響します。

階数と向きの価値

高層階、南向き、角部屋など、マンション特有の条件が価格に反映されます。

設備のグレード

オートロック、宅配ボックス、ディスポーザーなどの設備が付加価値となります。

💡 プロのアドバイス

複数の不動産会社に査定を依頼することで、最も高い査定額と最適な売却戦略を見つけることができます。 一括査定サービスを利用すれば、手間をかけずに複数社の査定を比較できます。