結論:この優先順位ならこの選択
レンタルオフィスを探している方の中には、リージャスとWeWorkのどちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。両社ともグローバル展開するフレキシブルオフィスのブランドですが、特徴は大きく異なります。
結論から言えば、拠点数・設備充実度を重視するならリージャス、柔軟性・コミュニティを重視するならWeWorkという選び方が基本になります。
比較の前提(あなたの条件をここで固定)
比較を始める前に、自分のニーズを確認しておきましょう。以下の4つの観点で、どれを最も重視するかによって選択肢が変わってきます。
1. 拠点数が重要か 出張が多い、複数都市でオフィスを使いたいという方には拠点数が重要です。リージャスは全世界で3,300以上の拠点を展開しており、WeWorkの約600拠点と比較すると約5倍以上の差があります。
2. 設備充実度が重要か リージャスのオフィスには机と椅子の他、ファイルキャビネットや本棚が標準装備されていますが、WeWorkにはこれらがありません。書類や資料を多く扱う業務であれば、収納設備の有無は重要なポイントになります。
3. コミュニティ・交流が重要か WeWorkはグローバルネットワークを活かし、様々な業種のプロフェッショナルと交流できる環境を提供しています。スタートアップ間の情報交換やビジネスマッチングを期待するなら、WeWorkのコミュニティ機能は魅力的です。
4. 電話受付・郵便受取が必要か リージャスには電話受付や郵便の受け取りサービスがありますが、WeWorkにはこれらがありません。取引先からの電話や郵便物の受け取りをオフィスで行いたい場合は、リージャスが対応しています。
迷う人はこの3軸で決める
優先順位が決まらない方は、以下の3つの軸で判断してみてください。
軸1: 拠点数
- リージャス:全世界3,300拠点以上(国内170〜185拠点)
- WeWork:全世界600拠点以上(国内30拠点以上)
出張や複数拠点での利用を想定するなら、リージャスの拠点網が有利です。
軸2: 設備充実度
- リージャス:キャビネット・本棚あり、電話受付・郵便受取あり
- WeWork:机と椅子のみ、電話受付・郵便受取なし
オフィス機能を重視するなら、設備が充実しているリージャスが適しています。
軸3: 柔軟性
- WeWork:月単位・人数単位でプラン変更可能、社員数や出社率に応じて調整できる
- リージャス:契約期間が固定されている場合が多い
社員数の増減が激しい、出社率が変動しやすい企業にはWeWorkの柔軟性がメリットになります。
比較表(主要項目)
| 項目 | リージャス | WeWork |
|---|---|---|
| 拠点数(世界) | 3,300以上 | 600以上 |
| 拠点数(国内) | 170〜185 | 30以上 |
| 個室価格帯 | 月額6〜12万円/1名 | プランにより変動 |
| オープンオフィス | 月額4〜7万円/1名 | 全拠点利用可プランあり |
| 設備 | キャビネット・本棚あり | 机・椅子のみ |
| 電話受付 | あり | なし |
| 郵便受取 | あり | なし |
| 契約柔軟性 | 契約期間固定が多い | 月単位・人数単位で変更可 |
| 運営母体 | IWG(三菱地所グループ傘下) | ソフトバンク完全子会社(日本) |
比較軸の定義(何をもって「良い」とするか)
上記の比較表を見る際、何を「良い」とするかは人によって異なります。それぞれの項目の意味を整理しておきましょう。
拠点数 拠点数が多いほど、出張先でも同じブランドのオフィスを利用しやすくなります。全国各地・海外でも仕事をする機会がある方には重要な指標です。
設備充実度 キャビネットや本棚があると、書類やファイルの収納に便利です。電話受付や郵便受取サービスがあれば、バックオフィス業務を任せられます。
柔軟性 月単位や人数単位でプラン変更できると、社員数や出社率の変動に対応しやすくなります。スタートアップなど成長フェーズの企業には重要なポイントです。
コスト効率 拠点あたりの売上を見ると、WeWorkはリージャスの約5倍と言われており、より効率的なオペレーションを行っている可能性があります。ただし、これが利用者にとってのコストメリットに直結するかは拠点やプランによります。
表の読み方(結局どれを優先すべきか)
比較表を踏まえて、優先順位別のおすすめを整理します。
拠点数優先の方 → リージャス 全世界3,300拠点以上のネットワークは、WeWorkの約5倍。出張が多い方、複数都市で利用したい方にはリージャスが有利です。
設備充実度優先の方 → リージャス キャビネット・本棚・電話受付・郵便受取など、従来型オフィスに近い機能が揃っています。士業やコンサルタントなど、来客対応や郵便物管理が重要な業種には向いています。
柔軟性優先の方 → WeWork 月単位・人数単位でプラン変更ができるため、社員数や出社率が変動しやすい企業に適しています。全国30拠点以上のオフィスを自由に利用できるプランもあります。
コミュニティ重視の方 → WeWork グローバルネットワークを活かし、様々な業種のプロフェッショナルと交流できる環境を提供しています。ビジネスマッチングやスタートアップ間の情報交換を期待する方に向いています。
拠点数と設備充実度を重視するなら、世界最大手ブランドであるリージャスの詳細を確認してみてください。
レンタル・バーチャルオフィスの世界最大手ブランド 【Regus (リージャス)】
サービスの強み・弱み
リージャスとWeWork、それぞれの強みと弱みを詳しく見ていきましょう。
強みが刺さるケース
リージャスの強みが活きるケース
- 出張が多く、全国各地・海外でオフィスを利用したい
- 電話受付や郵便受取のサービスが必要(士業、コンサルタントなど)
- キャビネットや本棚など、収納設備が必要な業務
- 長年の実績を持つオフィスソリューション提供企業の安心感を重視
WeWorkの強みが活きるケース
- 社員数や出社率が頻繁に変動する成長フェーズの企業
- コミュニティ・交流を重視し、他のスタートアップとのネットワーキングを期待
- グローバル展開を視野に入れており、海外メンバーとの協業がある
- 契約の柔軟性を最優先したい
弱みが致命傷になるケース
リージャスを選ぶと困るケース
- 社員数や出社率が頻繁に変動し、毎月のようにプラン変更が必要
- 固定的な契約期間に縛られたくない
リージャスは契約期間が固定されている場合が多いため、急な事業縮小や拡大に対応しにくい面があります。
WeWorkを選ぶと困るケース
- 出張先でも同じブランドのオフィスを利用したいが、WeWorkの拠点がない地域が多い
- 電話受付や郵便受取のサービスが必須(WeWorkには非対応)
- キャビネットや本棚など収納設備が必要(WeWorkにはない)
WeWorkはリージャスのような従来型サービスオフィスの機能を備えていないため、これらが必要な場合は不向きです。
代替案(直接・間接・現状維持)を深掘り
リージャスもWeWorkもピンとこない場合、他の選択肢も検討してみましょう。
代替の方が向く人
SPACES(リージャス系列) リージャスと同じIWGグループが運営するブランドで、よりモダンでクリエイティブな雰囲気のコワーキングスペースです。月額8〜12万円/1名程度で、リージャスよりも柔軟なプランを提供している場合があります。リージャスの設備充実度とWeWorkの雰囲気、両方のいいとこ取りをしたい方に向いています。
賃貸オフィス 長期契約(5年以上)を前提とし、大規模なオフィススペースが必要な場合は、従来の賃貸オフィスの方がコストパフォーマンスが良い場合があります。ただし、敷金・礼金・内装工事費などの初期費用は大きくなります。
バーチャルオフィス 住所だけが必要で、実際の作業スペースは不要という場合は、バーチャルオフィスが最もコストを抑えられます。月額数千円〜1万円台で法人登記用の住所を利用できます。
どれも決めきれない時の順番
迷った時は、以下の順番で判断してみてください。
Step1: 拠点数が重要か確認 出張が多い、複数都市で利用したい → リージャスを優先的に検討 そうでもない → WeWorkも選択肢に
Step2: 電話受付・郵便受取が必要か確認 必要 → リージャスを選択 不要 → WeWorkも選択肢に
Step3: 柔軟なプラン変更が必要か確認 月単位・人数単位での変更が必要 → WeWorkを優先的に検討 契約期間固定でも問題ない → リージャスも選択肢に
Step4: 内見して最終判断 実際に拠点を見学し、雰囲気や設備を確認してから決めるのがおすすめです。どちらも内覧対応を行っているため、気になる拠点があれば見学を申し込んでみてください。
口コミ・不安点の整理
両サービスの利用者からよく聞かれる評判と、気になる点を整理します。
よくある不満と原因
リージャスに対する不満
- 「契約期間が固定で、途中解約しにくい」
- 「WeWorkに比べると柔軟性が低い」
リージャスは長年の実績を持つオフィスソリューション提供企業として、安定したサービスを提供していますが、その分、契約条件が固定的な場合があります。契約前に解約条件を確認しておくことをおすすめします。
WeWorkに対する不満
- 「拠点数が少なく、希望のエリアにないことがある」
- 「電話受付や郵便受取サービスがない」
- 「経営再建を経ているため、将来性に不安がある」
WeWorkは経営再建を経ており、かつて業界を席巻した時代から変化しています。日本ではソフトバンクによる完全子会社化がなされており、運営は安定していますが、拠点数の少なさや従来型サービスの欠如は課題として残っています。
物件/担当/地域で変わるポイント
同じブランドでも、拠点や地域によってサービス内容や価格が異なる点に注意が必要です。
リージャスの場合 個室価格帯は月額6〜12万円/1名と幅があり、都心のハイグレード拠点と地方拠点では価格差があります。内覧時に具体的な料金を確認してください。
WeWorkの場合 全国30拠点以上のオフィスを自由に利用できるプランがありますが、個室利用の場合は拠点ごとに価格が異なります。日本ではソフトバンク完全子会社として運営されているため、グローバルのWeWorkとは若干サービス内容が異なる場合があります。
まとめ:あなたはこれを選べばOK
リージャスとWeWorkの比較をまとめると、以下のようになります。
リージャスを選ぶべき人
- 出張が多く、全国・海外の多くの拠点を利用したい
- 電話受付・郵便受取サービスが必要
- キャビネット・本棚など設備が充実したオフィスが欲しい
- 長年の実績を持つブランドの安心感を重視
WeWorkを選ぶべき人
- 月単位・人数単位で柔軟にプラン変更したい
- コミュニティ・交流を重視し、他の入居者とのネットワーキングを期待
- スタートアップなど成長フェーズで、契約の柔軟性を最優先
迷っている方は、まずは両方の拠点を内見してみることをおすすめします。実際の雰囲気や設備を確認し、自分の業務スタイルに合っているかどうかを判断してください。
拠点数と設備充実度を重視する方は、全世界3,300拠点以上を展開するリージャスの詳細をチェックしてみてください。オフィス家具や内装が完備されており、入居したその日から業務を開始できます。
