結論:最初の3ステップで相談先を絞り込む
相続が発生すると、「誰に相談すればいいのか」と迷う方は少なくありません。相続人の確認から相続方法の選択まで、段階を踏んで整理すれば、自分に必要な相談先が見えてきます。
まずは以下の3ステップで状況を整理しましょう。
ステップ0:まず相続人の順位を確認する
相続人の順位は法律で定められています。配偶者は常に相続人となり、他の相続人は以下の順で決まります。
- 第1順位:子ども(直系卑属)
- 第2順位:直系尊属(父母や祖父母)
- 第3順位:兄弟姉妹
上位の順位が存在する場合、下位の順位の人は相続人になりません。たとえば、子どもがいる場合は父母や兄弟姉妹は相続人になりません。
法定相続分の割合は以下の通りです。
- 配偶者と子ども:配偶者1/2、子ども1/2(子が複数なら均等分割)
- 配偶者と直系尊属:配偶者2/3、直系尊属1/3
- 配偶者と兄弟姉妹:配偶者3/4、兄弟姉妹1/4
相続人が誰なのかを明確にすることで、次のステップに進みやすくなります。
ステップ1:相続方法を決める(単純承認/放棄/限定承認)
相続には3つの方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
- 単純承認:すべての財産と債務を引き継ぐ方法です。手続き不要で自動的に成立しますが、債務も引き継ぐリスクがあります。
- 相続放棄:すべての財産と債務を放棄する方法です。借金に関わりたくない場合に選択します。単独で家庭裁判所に申述でき、一度決めたら変更できません。
- 限定承認:相続財産の範囲内で債務を弁済する方法です。財産上マイナスにならない点が特徴ですが、相続人全員の合意が必要で手続きが難しいとされています。
どの方法を選ぶかは、財産と債務のバランスによって変わります。
ステップ2:判断に迷ったら専門家に相談
借金が多い場合や、財産と債務のバランスが不明な場合は、専門家に相談することをおすすめします。相続放棄や限定承認には期限(死亡を知った日から3ヶ月)があるため、早めの判断が必要です。
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なぜ相続で迷うのか(よくある詰まりポイント)
相続手続きでは、多くの人が同じポイントで迷います。借金が多いケースや、相続人全員の合意が必要なケースでは、正解が一つに定まらず、人によって最適な選択が変わることもあります。
みんながハマる落とし穴:借金が多い場合の判断
借金が多く一切関わりたくない場合は相続放棄を選びます。一度決めたら変更できないため、慎重な判断が必要です。
一方、財産の範囲内なら返済しても良いと考える場合は限定承認を選びます。限定承認を選ぶと、相続財産上マイナスにならないため、自分の財産を守りながら相続できます。
ただし、限定承認は相続人全員の合意が必要で、手続きが複雑です。専門家のサポートが欠かせないケースも多いと言われています。
ここは人によって正解が変わる:遺産分割協議の進め方
法定相続分通りに分けたい場合、遺産分割協議書は不要です。しかし、法定相続分と異なる分け方をしたい場合や、特定の財産だけ相続したい場合は、遺産分割協議が必要になります。
遺産分割協議では、相続人全員の合意が必要です。全員が署名捺印(実印)しなければならず、一人でも反対すると協議が成立しません。
協議が成立すれば、法定相続分と異なる割合で財産を分けることも可能です。変更も可能なため、柔軟に対応できる点がメリットです。
選択肢マップ:目的別に合う相続方法
相続方法には4つの選択肢があり、それぞれメリット・デメリットがあります。目的に合った方法を選ぶことが重要です。
単純承認:すべてを受け取る(手続き不要)
単純承認は、すべての財産と債務を無制限に引き継ぐ方法です。手続き不要で自動的に成立するため、最も簡単な選択肢と言えます。
メリット
- 手続き不要で相続財産を受け取れる
- 相続開始後すぐに財産を処分・利用できる
デメリット
- 債務も無制限に引き継ぐため、借金が多いと危険
- 一度単純承認が成立すると、相続放棄や限定承認に変更できない
財産が債務を上回る場合や、借金がないことが明確な場合に適しています。
相続放棄:すべてを放棄(家庭裁判所に申述)
相続放棄は、すべての財産と債務を放棄する方法です。借金に関わりたくない場合に選択します。
メリット
- 借金を一切引き継がない
- 単独で家庭裁判所に申述できる(他の相続人の同意不要)
デメリット
- 財産も一切受け取れない
- 一度決めたら変更できない
- 死亡を知った日から3ヶ月以内に申述が必要
借金が明らかに多い場合や、相続に関わりたくない場合に適しています。
限定承認:財産の範囲内で債務を返済
限定承認は、相続財産の範囲内で債務を弁済する方法です。財産上マイナスにならない点が最大の特徴です。
メリット
- 相続財産の範囲内でしか債務を負わない
- 自分の財産を守りながら相続できる
デメリット
- 相続人全員の合意が必要で、手続きが難しい
- 家庭裁判所への申述や財産目録の作成が必要
- 死亡を知った日から3ヶ月以内に申述が必要
財産と債務のバランスが不明で、慎重に相続したい場合に適しています。
遺産分割協議:相続人全員で分け方を決める
遺産分割協議は、相続人全員で財産の分け方を決める方法です。法定相続分と異なる分け方も可能です。
メリット
- 法定相続分と異なる分け方ができる
- 特定の財産だけ相続したい場合に有効
- 後から変更も可能
デメリット
- 相続人全員の署名捺印(実印)が必要
- 一人でも反対すると成立しない
特定の不動産だけ相続したい場合や、相続人間で話し合いがまとまる場合に適しています。
専門家に相談する vs 自分で手続きする
相続手続きは、ケースによって専門家に相談すべきか、自分で手続きできるかが変わります。
専門家に相談すべきケース
以下のようなケースでは、専門家に相談することをおすすめします。
- 借金が多く、相続放棄や限定承認を検討している
- 相続人が多く、遺産分割協議が難しい
- 遠方に住んでいて、何度も帰省できない
- 戸籍収集・名義変更・相続登記を一括で依頼したい
- オンラインで完結させて、時間を節約したい
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戸籍収集から名義変更・相続登記まで、必要な手続きを漏れなく対応してもらえるため、「何をすればいいかわからない」という不安も解消されます。
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自分で手続きできるケース
以下のようなケースでは、自分で手続きすることも可能です。
- 財産がシンプルで、不動産や預貯金のみ
- 相続人が少なく、全員が近くに住んでいる
- 時間に余裕があり、役所や金融機関に何度も足を運べる
- 単純承認で問題なく、遺産分割協議が不要
ただし、戸籍収集や相続関係説明図の作成には時間がかかるため、手続きに慣れていない場合は専門家のサポートを受けることも検討すると良いでしょう。
相続ナビが向かないケース
相続ナビは幅広いケースに対応していますが、以下のようなケースは対応範囲外です。
- 相続トラブルや紛争案件(訴訟・調停が必要な場合)
- 海外資産が絡む国際相続案件
これらのケースでは、弁護士に相談する必要があります。サービスの限界を明示することで、利用者が適切な相談先を選べるようになっています。
まとめ:迷ったらこの順で決める
相続が発生したら、以下の順で整理すると、相談先が見えてきます。
- 相続人の確認:配偶者と第1〜3順位の相続人を確認する
- 相続方法の選択:単純承認・相続放棄・限定承認のいずれかを選ぶ
- 専門家への相談:判断に迷ったら、早めに専門家に相談する
借金が多い場合や、財産と債務のバランスが不明な場合は、無料相談を活用することをおすすめします。相続放棄や限定承認には期限(死亡を知った日から3ヶ月)があるため、早めの行動が重要です。
オンライン完結型のサービスを利用すれば、平日に役所や銀行に行く時間が取れない方でも、スムーズに相続手続きを進められます。最初の一歩を踏み出すことで、相続の不安は大きく軽減されるでしょう。
