結論:東京23区のワンルーム相場は月7〜10万円、ただし安く借りる方法もある
東京23区のワンルーム・1K(30㎡以下)の平均募集家賃は約10.4万円です(2025年10月時点)。前年比で+10.6%と上昇傾向にあり、都内で一人暮らしを始めるハードルは年々高くなっています。
ただし、この「10.4万円」という数字はあくまで平均値です。物件タイプをマンションからアパートに変えるだけで約7万円まで下がり、さらに23区外の都下(市部)に目を向ければ約6.2万円という相場もあります。
つまり、東京でワンルームを探す場合、エリアと物件タイプの選び方次第で月々3〜4万円の差が生まれます。この記事では、東京のワンルーム相場の全体像と、相場より安く借りるための具体的な方法を解説します。
初期費用も抑えたい方には、敷金・礼金・仲介手数料がかからず、家具家電も付いている物件という選択肢があります。
敷礼・仲介手数料0円、家具付き3.8万円〜【クロスワンルーム】
相場より安く借りる3つのポイント
東京のワンルームを相場より安く借りるには、以下の3つの方向性があります。
1. 23区外(都下)を検討する
東京都下(市部)の一人暮らし向け相場は約6.2万円です。23区の約10.4万円と比較すると、約4万円も安くなります。通勤・通学先への所要時間が許容範囲内であれば、都下も選択肢に入れることで家賃を大幅に抑えられます。
2. マンションではなくアパートを選ぶ
23区内でも、アパートのシングル向け平均家賃は約7万円です。マンションの約10.4万円と比べて3万円以上安い計算になります。最近は新築・築浅のアパートも増えており、設備面でマンションに劣らない物件も多くあります。
3. 家具家電付き物件で初期費用を抑える
家賃だけでなく初期費用も考慮すると、敷金・礼金・仲介手数料が0円で家具家電も付いている物件を選ぶ方法があります。通常の賃貸では家賃の4〜5ヶ月分(40〜50万円)が初期費用としてかかりますが、こうした物件なら5万円程度から入居できるケースもあります。
安さだけで選ぶと失敗するケース
相場より安い物件には、安い理由があります。以下のケースでは後悔する可能性があるため、注意が必要です。
極端に狭い物件(9㎡以下など)
相場15万円のエリアで7〜8万円という物件は、面積が9㎡程度しかないケースがあります。ベッドを置くだけで部屋がほぼ埋まり、収納もほとんどありません。安さだけで飛びつくと、生活に支障をきたす可能性があります。
駅から遠い・利便性が悪い
駅から徒歩15分以上、バス便のみ、といった物件は家賃が下がりやすいです。しかし、毎日の通勤・通学で時間と体力を消耗することになり、結果的に「割に合わない」と感じることも少なくありません。
設備が古い・管理状態が悪い
築年数が古く、エアコンや給湯設備が旧式の物件は光熱費がかさむことがあります。また、共用部の清掃が行き届いていない物件は、管理会社の対応も期待しづらい傾向にあります。
相場より安い物件を検討する際は、「なぜ安いのか」を必ず確認しましょう。
東京ワンルームの費用内訳
家賃だけを見ていては、東京での一人暮らしにかかる本当のコストはわかりません。毎月の費用と初期費用、それぞれの内訳を把握しておきましょう。
毎月かかる費用
| 項目 | 23区マンション | 23区アパート | 都下 |
|---|---|---|---|
| 家賃 | 約10.4万円 | 約7万円 | 約6.2万円 |
| 管理費・共益費 | 1〜1.5万円 | 0.5〜1万円 | 0.5〜1万円 |
| 月額合計目安 | 約11〜12万円 | 約7.5〜8万円 | 約6.7〜7.2万円 |
初期費用(通常の賃貸の場合)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 敷金 | 家賃1〜2ヶ月分 |
| 礼金 | 家賃1〜2ヶ月分 |
| 仲介手数料 | 家賃1ヶ月分 |
| 前家賃 | 家賃1ヶ月分 |
| 火災保険 | 1〜2万円 |
| 鍵交換費用 | 1〜2万円 |
| 合計 | 家賃の4〜6ヶ月分 |
家賃10万円の物件であれば、初期費用は40〜60万円になる計算です。
見落としがちな追加コスト
毎月の家賃と初期費用だけでなく、以下のコストも考慮しておく必要があります。
管理費・共益費
家賃とは別に、毎月1〜1.5万円程度の管理費がかかるのが一般的です。物件情報では「家賃○万円」と大きく表示されていても、管理費を含めると予算オーバーになることがあります。必ず「家賃+管理費」の合計で比較しましょう。
更新料
2年ごとの契約更新時に、家賃1ヶ月分の更新料がかかる物件が多いです。長く住むほど、この更新料の負担が積み重なります。
家賃上昇トレンド
2025年現在、東京23区の賃貸相場は前年比+10.6%と上昇を続けています。更新時に家賃値上げを打診されるケースも増えており、現時点の家賃だけで長期の予算を組むのはリスクがあります。
「安い」の判断は総額で比較する
物件の「安さ」を判断する際は、家賃だけでなくトータルコストで比較することが重要です。
月額換算での比較例
| 物件 | 家賃 | 管理費 | 初期費用 | 2年間総額 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|
| A(通常賃貸) | 8万円 | 1万円 | 40万円 | 256万円 | 約10.7万円 |
| B(敷礼0円) | 8.5万円 | 0.5万円 | 10万円 | 226万円 | 約9.4万円 |
| C(家具付き) | 7万円 | 込み | 5万円 | 173万円 | 約7.2万円 |
一見すると物件Aの家賃が最も安く見えますが、初期費用を含めた2年間の総額で比較すると、物件Cが最もお得です。初期費用が安い物件は、特に短〜中期の居住で有利になります。
東京ワンルームを相場より安く借りる具体策
ここからは、実際に相場より安くワンルームを借りるための具体的な行動を解説します。
物件探しの前に決めておくこと
効率よく物件を探すために、まず以下の条件を明確にしておきましょう。
予算上限を決める
「家賃+管理費」の合計で月いくらまで出せるか、上限を決めておきます。目安として、手取り収入の3分の1以下が無理のないラインと言われています。
譲れない条件を決める
広さ(何㎡以上か)、駅からの距離(徒歩何分以内か)、バス・トイレ別かどうかなど、絶対に譲れない条件を2〜3個に絞ります。条件が多すぎると物件が見つからず、少なすぎると後悔の原因になります。
通勤・通学先からの許容時間を決める
毎日の移動時間は生活の質に直結します。ドアtoドアで何分以内なら許容できるかを決めておくと、エリア選びの判断基準になります。
エリアと物件タイプの選び方
予算と希望条件によって、以下のような選択肢があります。
| 選択肢 | 家賃目安 | 初期費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 23区マンション | 約10万円 | 40〜50万円 | 設備・防音◎、高コスト |
| 23区アパート | 約7万円 | 30〜40万円 | 家賃◎、設備は物件次第 |
| 都下(市部) | 約6万円 | 25〜35万円 | 家賃◎、通勤時間は要確認 |
| 家具家電付き | 3.8万円〜 | 5万円〜 | 初期費用◎、すぐ入居可 |
「都心アクセス重視で初期費用を抑えたい」という方には、23区内で敷金・礼金・仲介手数料がかからない家具家電付き物件が選択肢になります。渋谷・新宿・池袋エリアでも6万円台から見つかる物件があります。
エリア別・物件タイプ別の相場比較
具体的な相場感を把握するために、エリア別・物件タイプ別の家賃を見ていきましょう。
エリア別の家賃相場
東京23区内でも、エリアによって相場は大きく異なります。
家賃が高いエリア(都心部)
| エリア | ワンルーム・1K相場 |
|---|---|
| 港区 | 14〜17万円 |
| 渋谷区 | 11〜14万円 |
| 新宿区 | 9〜13万円 |
家賃が比較的安いエリア(23区東部・北部)
| エリア | ワンルーム・1K相場 |
|---|---|
| 葛飾区 | 6〜8万円 |
| 足立区 | 6〜8万円 |
| 荒川区 | 7〜9万円 |
| 板橋区 | 7〜9万円 |
23区内でも、都心から離れた東部・北部エリアを選べば、家賃を大幅に抑えることができます。これらのエリアでも、ターミナル駅へのアクセスは比較的良好な物件が多いです。
物件タイプ別の特徴と費用感
同じエリアでも、物件タイプによって費用と特徴が異なります。
マンション
- 家賃相場:高め(23区平均約10.4万円)
- 特徴:鉄筋コンクリート造で防音性◎、オートロック等の設備が充実
- 向いている人:隣人の生活音が気になる人、セキュリティ重視の人
アパート
- 家賃相場:安め(23区平均約7万円)
- 特徴:木造・軽量鉄骨造が多い、マンションより家賃が3万円程度安い
- 向いている人:家賃を抑えたい人、築浅物件を選べば設備も遜色ない
家具家電付き物件
- 家賃相場:3.8万円〜(エリアにより異なる)
- 特徴:初期費用が安い(5万円程度〜)、入居当日から生活可能
- 向いている人:初期費用を抑えたい人、すぐに入居したい人、短〜中期の居住
リノベーション・団地物件
- 家賃相場:相場より安め(相場15万円のエリアで7〜8万円のケースも)
- 特徴:築年数は古いが内装は新しい、穴場的な存在
- 向いている人:内装重視で建物の古さは気にしない人
東京ワンルームが向いている人・向いていない人
東京でワンルームを借りることが向いている人、向いていない人を整理します。
向いている人
- 都心へのアクセスを重視する単身者
- 初期費用をできるだけ抑えたい人
- 1〜3年程度の短〜中期居住を予定している人
- 家具家電を持っていない、または処分しても良い人
- すぐに入居したい人(急な転勤・上京など)
向いていない人
- 広さを重視する人(ワンルームは20〜25㎡が一般的)
- 10年以上の長期定住を前提にしている人
- 自分好みの家具・インテリアで生活したい人
- 2人以上で暮らしたい人(ワンルームは単身向け)
向いている人に当てはまる方は、初期費用を抑えられる家具家電付き物件を検討してみてください。
まとめ:東京ワンルームを探すための今日やることチェックリスト
東京のワンルーム相場は23区マンションで約10万円、アパートなら約7万円、都下なら約6万円が目安です。家賃相場は上昇傾向にあるため、早めに行動することをおすすめします。
今日やることチェックリスト
□ 予算を決める
- 家賃+管理費の上限(手取りの3分の1以下が目安)
- 初期費用として用意できる金額
□ 条件を絞る
- 通勤・通学先への許容時間
- 譲れない条件2〜3個(広さ、駅距離、設備など)
- エリアの候補(23区内 or 都下)
□ 物件を検索する
- 希望条件で検索
- 家賃+管理費の合計で比較
- 初期費用が安い物件もチェック
□ 問い合わせ・内見予約
- 気になる物件は早めに問い合わせ
- 人気物件はすぐに埋まるため、スピードが重要
初期費用を抑えて東京で一人暮らしを始めたい方は、敷金・礼金・仲介手数料0円の家具家電付き物件を探してみてください。予算を大幅に抑えながら、入居当日から生活を始められます。
