結論:デメリットはこの3つ、回避策はある
家具家電付き賃貸を検討している方の多くが「デメリットがあるのでは?」と不安を感じています。結論から言うと、デメリットは主に以下の3つです。
- 家賃が割高になる: 家具なし物件より家賃が1万円ほど高くなる傾向がある
- 好みに合わない可能性: 家具家電の配置・サイズ・デザインが自分の好みに合わないリスク
- 処分・配置変更NG: 家具家電を勝手に処分したり、配置を変えられない制約
しかし、これらのデメリットには回避策があります。重要なのは、「デメリットを受け入れられるか」を判断することです。
不安が強い人ほど最初に決める判断軸
家具家電付き物件を選ぶかどうかは、以下の判断軸で決めましょう。
家具家電付きが合理的なケース
- 初期費用を抑えたい: 家具なし物件は初期費用30〜50万円+家具家電購入費10〜20万円かかるのに対し、家具家電付きなら初期費用5万円から可能
- すぐ入居したい: 家具家電を購入・搬入する時間がない急な引越しに対応できる
- 短期居住(1年以内): 1年以内なら家賃が1万円高くても、トータルコストは家具家電付きの方が安い
家具なし物件が有利なケース
- 長期居住(2年以上): 2年以上住むなら、家具なし物件で自分で家具家電を揃えた方がトータルコストが安くなる
- 家具家電にこだわりたい: 好きなデザイン・機能の家具家電を選びたい人には不向き
- 初期費用に余裕がある: 30〜50万円の初期費用を払える場合、選択肢の幅が広がる
総費用比較の重要性
家賃が1万円高くても、初期費用の差(30〜50万円)を考えると、短期居住なら家具家電付きの方が安くなります。例えば、1年間住む場合の総費用を比較すると以下のようになります。
- 家具家電付き物件: 初期費用5万円 + 家賃7万円×12ヶ月 = 89万円
- 家具なし物件: 初期費用40万円 + 家具家電購入費15万円 + 家賃6万円×12ヶ月 = 127万円
このように、短期居住なら家具家電付きの方が38万円も安くなります。
先に言う正直なデメリット
デメリットを隠さずに明示します。これを知った上で判断してください。
デメリット1: 家賃が割高
家具家電付き物件は、同じ広さ・立地の家具なし物件より家賃が1万円ほど高くなる傾向があります。これは、管理会社が家具家電の購入・メンテナンス・交換コストを家賃に反映させているためです。
例えば、新宿エリアの25㎡ワンルームで比較すると以下のようになります。
- 家具なし物件: 家賃6万円
- 家具家電付き物件: 家賃7万円
月1万円の差は、年間12万円の差になります。2年住めば24万円です。しかし、家具家電購入費(10〜20万円)と初期費用の差(20〜30万円)を考えると、短期居住なら家具家電付きの方が安くなります。
デメリット2: 好みに合わない可能性
家具家電の配置・サイズ・デザインが自分の好みに合わないリスクがあります。具体的には以下のような不満が起きやすくなっています。
- 冷蔵庫の容量が小さい(100L前後が多い)
- 洗濯機が二層式で使いにくい、または乾燥機能がない
- ベッドのマットレスが柔らかすぎる・硬すぎる
- 机・椅子のサイズが小さい
- 家電の年式が古く、省エネ性能が劣る
これらの不満は、契約前に確認しなかったことが原因の場合が多いため、後述の「事前に見抜く質問例」を活用することで回避できます。
デメリット3: 処分・配置変更NG
家具家電は貸主の所有物のため、勝手に処分したり配置を変えたりできません。例えば、「ベッドを処分して布団にしたい」「冷蔵庫を別の位置に移動したい」といったことができない場合があります。
ただし、配置変更については、事前に貸主に相談すれば許可されるケースもあります。契約前に「家具家電の配置変更は可能ですか?」と確認しておくことが重要です。
よくある不満・後悔パターン
実際に家具家電付き物件に住んだ人が後悔するパターンを知ることで、同じ失敗を回避できます。
具体的な不満例
- 冷蔵庫の容量が100Lしかなく、自炊派には小さすぎた
- 洗濯機が二層式で、使い方がわからず困った
- ベッドのマットレスが柔らかすぎて腰痛になった
- 机が小さくてノートPCとモニターを置けなかった
- 家電の年式が10年前で、電気代が高くついた
これらの不満は、契約前に家具家電の詳細を確認しなかったことが原因です。内見で実物を確認し、写真やリストを事前にもらっておけば、ほとんどの不満は回避できます。
なぜ起きるか(原因)
家具家電付き物件のデメリットが発生する構造的な理由を理解しておきましょう。
管理会社のコスト構造
管理会社は以下のコストを家賃に反映させています。
- 家具家電の購入費: 冷蔵庫・洗濯機・ベッド・机などの購入費
- メンテナンス費: 定期的なクリーニング・点検費用
- 交換費: 故障・破損時の交換費用
- 破損リスク: 入居者の使い方による破損リスクを家賃に上乗せ
このため、家具家電付き物件は家具なし物件より家賃が1万円ほど高くなります。
コスト優先の家具家電選定
管理会社は、利益を確保するためにコスト優先で家具家電を選ぶケースが多くなっています。そのため、以下のような基本的な仕様の家具家電が設置されることがあります。
- 冷蔵庫は容量100L前後の小型モデル
- 洗濯機は乾燥機能なしの縦型
- ベッドは低価格帯のマットレス
- 家電は型落ちモデルや中古品
これは「割高なのは仕方ない」構造です。重要なのは、この構造を理解した上で、契約前に家具家電の品質を確認することです。
どう避けるか(回避策)
後悔しないために、契約前に以下の項目を確認しましょう。
確認項目1: 家具家電が新品か中古か
「家具家電は新品ですか、それとも中古ですか?」と明確に質問してください。中古品の場合、使用感や汚れがある可能性があります。新品の場合は、メーカー・型番も確認しましょう。
確認項目2: 故障時の修理負担
「家具家電が故障した場合、修理費用は入居者負担ですか、それとも大家負担ですか?」と確認してください。一般的には、通常使用による故障は大家負担、故意・過失による破損は入居者負担となります。
確認項目3: 退去時の原状回復ルール
「退去時に家具家電の清掃費用は別途かかりますか?」「家具家電に傷がついた場合、修繕費用はどのくらいかかりますか?」と確認してください。退去時の追加費用を避けるため、契約書で明確にしておくことが重要です。
確認項目4: 家具家電のリスト・写真
契約前に「家具家電のリスト・写真をください」と依頼してください。冷蔵庫の容量・洗濯機の種類・ベッドのサイズなどを事前に確認できます。
確認項目5: 内見で実物を確認
可能な限り内見で実物を確認してください。写真だけでは、マットレスの硬さや家電の使い勝手はわかりません。実際に触って、開けて、確認することが重要です。
家具家電付き物件のデメリットを回避したい方は、契約前に品質が安定しているサービスを選ぶことも有効です。クロスハウスのような家具家電付き特化サービスは、家具家電の品質が比較的安定しており、初期費用も5万円から抑えられます。
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物件ごとに変わるポイント
家具家電付き物件は、物件ごとに品質が大きく異なります。個体差がある要素を理解し、見極め方を知っておきましょう。
品質の差が出る要因
家具家電の品質は、以下の要因で大きく変わります。
- 新品か中古品か: 新品なら使用感がないが、中古品なら傷や汚れがある可能性
- 年式(製造年): 古い家電は省エネ性能が劣り、電気代が高くつく
- メーカー: 大手メーカー製なら安心だが、無名メーカーは故障リスクが高い
- 管理会社の方針: コスト優先か、品質優先かで大きく変わる
クロスハウスのような家具家電付き特化サービスは、家具家電の品質が比較的安定しています。これは、大量購入により仕入れコストを抑え、新品・メーカー品を提供できる仕組みがあるためです。
ここは個体差が出る
物件ごとに差が出る具体的な項目を列挙します。契約前に確認しておきましょう。
冷蔵庫の容量
一般的に、家具家電付き物件の冷蔵庫は100L〜150L前後が多くなっています。自炊派なら150L以上が望ましいため、事前に確認してください。
洗濯機の種類
洗濯機は、縦型の全自動洗濯機が一般的です。乾燥機能付きは少ないため、浴室乾燥機や物干しスペースがあるか確認しましょう。また、二層式洗濯機の場合は使い方が複雑なため、内見で実物を確認することをおすすめします。
ベッドのマットレス品質
マットレスは、柔らかすぎたり硬すぎたりすると腰痛の原因になります。内見で実際に座って、硬さを確認してください。マットレスが合わない場合、「マットレスの交換は可能ですか?」と事前に確認しておくと安心です。
家電の年式(製造年)
家電の年式が古いと、省エネ性能が劣り、電気代が高くつく可能性があります。「家電の製造年はいつですか?」と確認し、10年以上前の家電なら「新しいものに交換できませんか?」と交渉してみるのも一つの方法です。
事前に見抜く質問例
契約前に以下の質問をすることで、後悔を回避できます。質問テンプレートとして活用してください。
質問1: 家具家電は新品ですか、中古ですか?
この質問で、使用感や汚れの有無がわかります。新品なら安心ですが、中古品なら「写真で状態を確認させてください」と依頼しましょう。
質問2: 冷蔵庫の容量は何リットルですか?
自炊派なら150L以上が望ましいです。100L以下の場合、「冷蔵庫を大きいものに交換できますか?」と交渉できる可能性があります。
質問3: 洗濯機に乾燥機能はありますか?
乾燥機能がない場合、浴室乾燥機や物干しスペースがあるか確認してください。雨の日の洗濯物干しに困る可能性があります。
質問4: 家電の年式(製造年)を教えてください
10年以上前の家電なら、省エネ性能が劣り、電気代が高くつきます。「新しいものに交換できませんか?」と交渉してみましょう。
質問5: 故障時の修理費用は誰が負担しますか?
通常使用による故障は大家負担が一般的ですが、契約書で明確にしておくことが重要です。故意・過失による破損は入居者負担となるケースが多いため、使用時の注意点も確認しましょう。
それでも不安が残る人の代替案
家具家電付き物件に不安が残る場合、以下の代替案も検討してみましょう。代替案も一長一短があるため、どのパターンが自分に合うかを判断してください。
安心優先の直接代替
家具なし物件を選び、自分で好きな家具家電を揃える方法です。
メリット
- 好きなデザイン・機能の家具家電を選べる
- 家賃が家具家電付き物件より1万円安い
- 長期居住(2年以上)ならトータルコストが安くなる
デメリット
- 初期費用30〜50万円+家具家電購入費10〜20万円がかかる
- 家具家電の選定・購入・搬入に時間がかかる
- 引越し時に家具家電を運ぶ・処分する手間がかかる
総費用比較の例
2年間住む場合の総費用を比較すると以下のようになります。
- 家具家電付き物件: 初期費用5万円 + 家賃7万円×24ヶ月 = 173万円
- 家具なし物件: 初期費用40万円 + 家具家電購入費15万円 + 家賃6万円×24ヶ月 = 199万円
2年間でも家具家電付きの方が26万円安くなります。しかし、3年以上住む場合は、家具なし物件の方が安くなる傾向があります。
こんな人に向いている
- 家具家電にこだわりたい人
- 長期居住(3年以上)を予定している人
- 初期費用に余裕がある人(50万円以上用意できる)
現状維持/先延ばしが合理的なケース
実は、無理に引っ越さない選択肢もあります。以下のケースでは、現状維持の方が合理的です。
実家暮らしで家賃0円なら、貯金してから引っ越す
実家暮らしで家賃がかかっていない場合、「今すぐ引っ越す」より「半年〜1年貯金してから、初期費用に余裕を持って引っ越す」方が賢明なこともあります。50万円貯めてから引っ越せば、家具なし物件で好きな家具家電を選べます。
現在の物件が相場より安ければ、継続する方が合理的
現在の家賃が相場より安い場合、「家具家電付き物件に引っ越す」より「今の物件に住み続ける」方がコストパフォーマンスに優れています。引越し費用(10〜20万円)と新しい物件の初期費用を考えると、現状維持が合理的です。
家具家電付きに不安があるなら、無理に選ばない
家具家電付き物件のデメリットに不安がある場合、無理に選ぶ必要はありません。初期費用を貯めてから、家具なし物件で自分の好きな家具家電を揃える方が、長期的には満足度が高くなります。
向いている人/向いていない人
自分が家具家電付き物件に向いているかの判断基準を提示します。
向いている人
以下の条件に当てはまる人は、家具家電付き物件が向いています。
- 初期費用を抑えたい: 初期費用5万円から入居可能
- すぐ入居したい: 家具家電を購入・搬入する時間がない急な引越しに対応
- 短期居住(1年以内): トータルコストが家具なし物件より安い
- 家具家電にこだわりがない: 基本的な機能があれば満足
- 引越しの荷物を減らしたい: 次の引越し時に家具家電を運ばなくて済む
向いていない人
以下の条件に当てはまる人は、家具なし物件の方が向いています。
- 家具家電にこだわりたい: 好きなデザイン・機能を選びたい
- 長期居住(2年以上): トータルコストが家具家電付きより安くなる
- 好みが強い: 家具家電の配置・サイズ・デザインに細かいこだわりがある
- 初期費用に余裕がある: 50万円以上用意できる
- 自炊をよくする: 冷蔵庫の容量が小さいと不便
まとめ:不安がある人ほどこの順で確認
家具家電付き物件のデメリットに不安がある人は、以下の順で確認してください。
Step 1: 家具家電付きと家具なし物件の総費用を比較
居住期間(1年・2年・3年)ごとに総費用を計算し、どちらが安いか比較してください。短期居住なら家具家電付きの方が安く、長期居住なら家具なし物件の方が安くなる傾向があります。
Step 2: 契約前に家具家電のリスト・新品/中古を確認
「家具家電のリスト・写真をください」「新品ですか、中古ですか?」と質問してください。冷蔵庫の容量・洗濯機の種類・ベッドのサイズを事前に確認することで、後悔を回避できます。
Step 3: 内見で実物を確認
可能な限り内見で実物を確認してください。マットレスの硬さや家電の使い勝手は、写真だけではわかりません。実際に触って、開けて、確認することが重要です。
Step 4: 故障時の修理負担・退去時のルールを確認
「故障時の修理費用は誰が負担しますか?」「退去時に家具家電の清掃費用は別途かかりますか?」と確認してください。契約書で明確にしておくことが重要です。
Step 5: 不安が残るなら家具なし物件を選ぶ
家具家電付き物件に不安が残る場合、無理に選ぶ必要はありません。初期費用を貯めてから、家具なし物件で自分の好きな家具家電を揃える方が、長期的には満足度が高くなります。
一方、「初期費用を抑えたい」「すぐ入居したい」「短期居住(1年以内)」という条件に当てはまるなら、家具家電付き物件が合理的な選択です。クロスハウスのような家具家電付き特化サービスなら、初期費用5万円から、家賃38,000円から入居可能です。
