車庫証明(自動車保管場所証明書)とは?
マンションに住んでいて車を購入する際、車庫証明(自動車保管場所証明書)の取得が必要です。しかし、マンション特有の注意点があり、手続きに戸惑う方も少なくありません。
この記事では、マンションでの車庫証明の取得方法、必要書類、注意点、費用を詳しく解説します。初めて車庫証明を取得する方でも、スムーズに手続きを完了できます。
この記事のポイント
- 車庫証明は新車・中古車購入時、転居時に必須の手続き
- マンションの駐車場は賃貸方式・分譲方式があり、方式により必要書類が異なる
- 賃貸方式では管理組合・管理会社から「保管場所使用承諾証明書」を取得する必要がある
- 申請手数料2,000〜2,400円、標章交付手数料500円程度で、平日に2回警察署に行く必要がある
- 車庫証明の有効期限は発行日から1か月間のため、期限内に自動車登録手続きを完了させる
車庫証明の役割と法的必要性
車庫証明(自動車保管場所証明書)は、自動車の保管場所を確保していることを証明する書類です。道路を車庫代わりに使用することを防ぐため、法律で取得が義務付けられています。
新車・中古車購入時、転居時に必要
新車・中古車を問わず、車の使用者であれば必ず登録手続きが必要です。また、転居等でマイカーの保管場所が変更になった場合も「車庫証明の住所変更手続き」が必要です。
自宅から半径2km以内の駐車場が条件
申請できる車庫は自宅から半径2km以内であることが必須です。この距離要件を満たさない場合、申請が却下されます。
軽自動車は基本的に不要だが一部地域では必要
軽自動車は基本的に車庫証明不要ですが、人口10万人以上の市や都市部では「保管場所届出」が必要になることがあります。お住まいの地域で確認しましょう。
マンション特有の車庫証明取得の注意点
マンションで車庫証明を取得する際の注意点を詳しく解説します。
マンションの駐車場は賃貸方式・分譲方式がある
マンションの駐車場は、大きく分けて「賃貸方式」と「分譲方式」があります。方式により必要書類が異なるため、まずはどちらの方式か確認することが重要です。
賃貸方式では保管場所使用承諾証明書が必要
賃貸方式では、管理組合・管理会社から「保管場所使用承諾証明書」を取得する必要があります。駐車場の保有者または管理者に記入・押印してもらう書類です。
分譲マンションでも駐車場は賃貸というケースがあるため、事前確認が重要です。
分譲方式では自認書で対応可能
分譲方式で駐車場の所有権も取得している場合は、「自認書」で対応可能です。自己所有地を保管場所とする場合に使用する書類です。
駐車場が賃貸か分譲か不明な場合は管理会社に確認
駐車場が賃貸か分譲か不明な場合は、事前に管理会社に確認しましょう。間違った書類で申請すると、再申請が必要になり、手間と費用がかかります。
車庫証明の必要書類と記入方法
車庫証明の申請に必要な書類をご紹介します。
自動車保管場所証明申請書
自動車保管場所証明申請書は、車庫証明を申請するための基本書類です。警察署の窓口または警視庁のウェブサイトからダウンロードできます。
車名、型式、車台番号、自動車の大きさ、使用の本拠の位置、保管場所の位置等を記入します。
保管場所標章交付申請書
保管場所標章交付申請書は、車庫証明取得後に交付される保管場所標章(ステッカー)の申請書です。車の後部ガラスに貼付するステッカーです。
保管場所の所在図・配置図
保管場所の所在図・配置図は、自宅と駐車場の位置関係を示す地図と、駐車場内の配置を示す図です。手書きまたはインターネット地図のプリントアウトで作成できます。
保管場所使用承諾証明書(賃貸方式の場合)または自認書(分譲方式の場合)
賃貸方式の場合は「保管場所使用承諾証明書」、分譲方式の場合は「自認書」が必要です。
保管場所使用承諾証明書は、駐車場の保有者または管理者(管理組合・管理会社)に記入してもらう書類です。管理組合の承認に時間がかかる場合があり、余裕を持った申請が必要です。
最近の分譲マンションでは、管理人室に必要書類が用意され、管理スタッフが取りまとめてくれるケースが多くなっています。
駐車場の賃貸借契約書のコピーで代用可能な場合もある
警察署により対応が異なりますが、駐車場の賃貸借契約書のコピーで「保管場所使用承諾証明書」を代用できる場合もあります。事前に管轄の警察署に確認しましょう。
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警察署での申請手続きと費用
警察署での申請手続きと費用について解説します。
申請は保管場所(車庫)の所在地を管轄する警察署で行う
申請は、保管場所(車庫)の所在地を管轄する警察署で行います。自宅の住所ではなく、駐車場の所在地を管轄する警察署です。
受付時間は午前8時30分〜午後4時30分(土日祝・年末年始を除く)
受付時間は午前8時30分〜午後4時30分(土日祝・年末年始を除く)が一般的です。平日の日中に警察署に行く必要があります。
申請手数料2,000〜2,400円、標章交付手数料500円程度
申請手数料は2,000〜2,400円、標章交付手数料は500円程度です。都道府県により異なるため、事前に確認しましょう。
申請から交付まで3〜7日間を要する
申請から交付まで3〜7日間を要します。警察署により異なるため、納車日に間に合うよう余裕を持って申請しましょう。
平日に2回警察署に行く必要がある(申請時と受取時)
申請時と受取時の2回、警察署に行く必要があります。仕事で平日に時間を取れない場合は、ディーラーや行政書士に代行依頼することも可能です(費用1〜3万円)。
車庫証明の有効期限は発行日から1か月間
車庫証明の有効期限は発行日から1か月間です。期限内に自動車登録手続きを完了させる必要があり、期限が切れた場合は再申請が必要(手数料も再度発生)です。
保管場所使用承諾証明書の取得方法
保管場所使用承諾証明書の取得方法を詳しく解説します。
駐車場の保有者または管理者(管理組合・管理会社)に記入してもらう
駐車場の保有者または管理者(管理組合・管理会社)に、保管場所使用承諾証明書を記入してもらう必要があります。必要事項を記入し、押印してもらいます。
分譲マンションでも駐車場は賃貸というケースがあるため事前確認が重要
分譲マンションでも、駐車場は賃貸というケースがあります。購入時の契約内容を確認し、賃貸か分譲かを把握しましょう。
管理組合の承認に時間がかかる場合があり、余裕を持った申請が必要
管理組合の承認に時間がかかる場合があります。車購入の納車日に間に合わせるため、余裕を持って申請しましょう。
最近の分譲マンションでは管理人室に必要書類が用意されているケースが多い
最近の分譲マンションでは、管理人室に必要書類が用意され、管理スタッフが取りまとめてくれるケースが多くなっています。まずは管理人室に相談してみましょう。
まとめ:マンションで車庫証明をスムーズに取得するコツ
マンションで車庫証明をスムーズに取得するには、以下のポイントを押さえましょう。
- 駐車場が賃貸か分譲か事前に管理会社に確認する: 方式により必要書類が異なるため、最初に確認することが重要
- 保管場所使用承諾証明書の取得に余裕を持って申請する: 管理組合の承認に時間がかかる場合があるため、納車日の1か月以上前に申請を開始
- 車庫証明の有効期限(1か月間)内に自動車登録手続きを完了させる: 期限が切れると再申請が必要になるため、スケジュール管理が重要
- 自分で申請できない場合はディーラーや行政書士に代行依頼(費用1〜3万円): 平日に警察署に行けない場合は、代行サービスを活用
マンションの駐車場は賃貸方式が多く、保管場所使用承諾証明書の取得が必要です。管理組合・管理会社に早めに相談し、余裕を持った申請を心がけましょう。
