麻布東町マンションとは
港区南麻布に位置する「麻布東町マンション」は、マンション購入を検討する方にとって、高級住宅街の立地と長い歴史を持つヴィンテージマンションとして注目されています。
この記事では、麻布東町マンションの基本情報、価格相場、エリアの魅力、購入時の注意点を、不動産情報サイトや業界情報を元に解説します。
築年数約60年のヴィンテージマンションならではの特徴と、麻布十番エリアの住環境を正確に把握できるようになります。
この記事のポイント
- 麻布東町マンションは1965年竣工の竹中工務店施工による9〜11階建て総戸数80戸のヴィンテージマンション
- 売買価格相場は5,428万円〜9,498万円、最近の取引では約1億800万円の事例もある
- 麻布十番駅から徒歩5分、複数路線が利用でき東京駅・六本木・新宿・渋谷など都心へのアクセスが良好
- 大使館があるため警察のパトロールが頻繁で治安がとても良いエリア
- 2025年1月から大規模修繕工事が予定されており、購入検討時は修繕計画の確認が必須
麻布東町マンションの基本情報
麻布東町マンションの基本情報を、建物の概要・外観・アクセス・修繕計画の観点から解説します。
建物の概要(竣工年・施工会社・階数・戸数)
麻布東町マンションは、1965年5月に竣工した歴史あるヴィンテージマンションです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区南麻布1-5-14 |
| 竣工年月 | 1965年5月 |
| 施工会社 | 竹中工務店 |
| 階数 | 9〜11階建て |
| 総戸数 | 80戸 |
竹中工務店は日本を代表する大手ゼネコンであり、施工品質の高さに定評があります。築年数は約60年ですが、しっかりとした施工により現在も資産価値を維持しています。
外観・エントランス・セキュリティ
麻布東町マンションは、白を基調とした上品な外観が特徴です。
外観の特徴:
- 白を基調とした清潔感のある外観
- アプローチは広く、植栽が綺麗に施されている
- 階段が設置され、エントランスへのアクセスが分かりやすい
セキュリティ:
- エントランスにオートロックが設置されており、防犯対策が取られている
- 歩車分離の設計により、歩行者の安全が確保されている
歩車分離とは、歩行者と車の出入り口を分けた設計で、特に小さなお子様がいる家庭にとって安全性の高い構造です。
アクセス(麻布十番駅徒歩5分・複数路線利用可)
麻布東町マンションは、交通利便性に優れた立地です。
最寄り駅とアクセス:
- 都営大江戸線「麻布十番駅」徒歩5分
- 都営三田線「白金高輪駅」も利用可能
- 東京メトロ日比谷線「六本木駅」も利用可能
複数路線が利用できるため、東京駅、六本木、新宿、渋谷など都心へのアクセスが良好です。通勤・通学だけでなく、休日のお出かけにも便利なエリアです。
2025年1月の大規模修繕工事予定
麻布東町マンションは、2025年1月から大規模修繕工事が予定されています。
大規模修繕工事とは:
- マンション全体の老朽化した部分を修繕する工事
- 一般的に10〜15年周期で実施される
- 外壁塗装、屋上防水、配管交換などが含まれる
購入を検討する際は、以下の点を必ず確認してください。
- 修繕積立金の負担額
- 工事期間中の生活への影響(騒音、駐車場の使用制限等)
- 修繕計画の内容と今後の修繕積立金の推移
麻布東町マンションの価格相場
麻布東町マンションの価格相場を、売買価格・坪単価・賃貸相場の観点から解説します。
売買価格相場(5,428万円〜9,498万円)
麻布東町マンションの売買価格相場は、以下の通りです(2024〜2025年時点の情報)。
| 価格帯 | 相場 |
|---|---|
| 参考相場価格 | 5,428万円〜9,498万円 |
| 2022年9月時点 | 4,822万〜1億2,531万円 |
価格は、階数・広さ・リノベーション状況により大きく変動します。上層階や角部屋、リノベーション済み物件は高額になる傾向があります。
坪単価と最近の売買事例
坪単価は、マンション価格を比較する際の重要な指標です。
坪単価:
- 2022年9月時点: 81万〜97万円/㎡
最近の売買事例:
- 約1億800万円で取引された事例がある(2024〜2025年)
坪単価は、1坪(約3.3平方メートル)あたりの価格です。港区内の高級住宅街に位置するため、坪単価は高めに設定されています。
賃貸相場(月26万円〜35万円)
麻布東町マンションの賃貸相場は、以下の通りです。
賃貸相場:
- 月26万円〜35万円(2024〜2025年時点)
賃貸として運用する場合の利回りを計算する際の参考にしてください。ただし、築年数が古いため、リノベーション状況により賃料が大きく変動する点に注意が必要です。
麻布十番エリアの住環境と魅力
麻布十番エリアの住環境を、治安・交通利便性・高級住宅街としての価値・注意点の観点から解説します。
治安の良さと警察のパトロール
麻布十番エリアは、治安の良さで知られています。
治安が良い理由:
- 周辺に大使館が多数ある
- 警察のパトロールが頻繁に行われている
- 政治家邸宅が多く、警備が厳重
大使館や政治家邸宅があるエリアは、警察の警備が手厚く、治安が安定している傾向があります。
注意点:
- 駅前や六本木方面では夜間の粗暴行為が報告されている
- 深夜の移動には注意が必要
夜間の外出時は、人通りの多い道を選ぶなど、基本的な防犯対策を心がけてください。
交通利便性(東京駅・六本木・新宿・渋谷へのアクセス)
麻布十番は、都心へのアクセスが非常に良好です。
主要駅へのアクセス:
- 東京駅: 乗り換え1回、約20分
- 六本木: 徒歩圏内または電車で数分
- 新宿: 乗り換え1回、約20分
- 渋谷: 乗り換え1回、約15分
複数路線が利用できるため、通勤・通学の選択肢が広がります。
高級住宅街としての価値
麻布十番は、東京を代表する高級住宅街の一つです。
高級住宅街としての特徴:
- 大使館や政治家邸宅が多い
- 歴史ある商店街と新しい商業施設が共存
- 落ち着いた住環境と都心の利便性を両立
高級住宅街としての価値は、資産価値の維持に寄与します。ヴィンテージマンションとしての希少性と合わせて、長期的な資産価値が期待できます。
周辺の坂道の注意点
麻布十番エリアには、多くの坂道があります。
坂道の注意点:
- 麻布十番周辺には42もの坂がある
- 生活をするには歩いて行くのがハードなエリアもある
- 自転車での移動は坂道が多く難しい場合がある
物件を内覧する際は、最寄り駅から物件までの道のりを実際に歩いて確認することをおすすめします。特に高齢の方や小さなお子様がいる家庭は、坂道の負担を考慮してください。
麻布東町マンション購入時の注意点
麻布東町マンションを購入する際の注意点を解説します。
築年数約60年の耐震性能と管理状態の確認
麻布東町マンションは、築年数が約60年のヴィンテージマンションです。
確認すべき事項:
- 耐震診断の実施状況
- 耐震補強工事の実施履歴
- 建物の管理状態(共用部分の清掃、設備の維持管理等)
1981年以前の旧耐震基準で建てられたマンションは、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります。耐震診断や耐震補強工事の実施状況を必ず確認してください。
大規模修繕工事の修繕積立金と工事期間中の影響
2025年1月から大規模修繕工事が予定されています。
確認すべき事項:
- 修繕積立金の月額と今後の推移
- 大規模修繕工事の費用総額と負担額
- 工事期間中の生活への影響(騒音、駐車場の使用制限等)
築年数が古いマンションは、修繕積立金が高額になる傾向があります。購入後の維持費を正確に把握してください。
修繕履歴と今後の修繕計画の確認
中古マンション購入時は、修繕履歴と今後の修繕計画を確認することが重要です。
確認すべき事項:
- 過去の大規模修繕工事の実施時期と内容
- 今後の修繕計画(5年後、10年後の予定)
- 修繕積立金の残高と積立状況
管理組合の総会議事録や長期修繕計画書を確認し、マンション全体の管理状況を把握してください。
住宅ローン審査と資金計画
麻布東町マンションの価格相場は、港区内でも高額です。
資金計画の注意点:
- 住宅ローンの借入可能額を事前に確認
- 頭金(物件価格の20%程度)を用意できるか
- 諸費用(物件価格の5〜10%)を現金で用意できるか
築年数が古いマンションは、住宅ローンの借入期間が短くなる場合があります。金融機関に事前相談し、借入条件を確認してください。
近隣エリア(麻布十番・六本木等)との比較
麻布東町マンション購入を検討する際は、近隣エリアとの比較も重要です。
近隣エリアの特徴:
- 麻布十番: 商店街があり生活利便性が高い
- 六本木: 商業施設が多く、夜間の人通りが多い
- 白金高輪: 落ち着いた住宅街で、ファミリー層に人気
それぞれのエリアの特徴を比較し、ご自身のライフスタイルに合った物件を選んでください。
まとめ:麻布東町マンション購入のポイント
麻布東町マンションは、1965年竣工の竹中工務店施工によるヴィンテージマンションです。港区南麻布の高級住宅街に位置し、麻布十番駅から徒歩5分という好立地が魅力です。
売買価格相場は5,428万円〜9,498万円、最近の取引では約1億800万円の事例もあります。築年数約60年のため、耐震性能や建物の管理状態、2025年1月からの大規模修繕工事の計画を必ず確認してください。
修繕積立金の負担や工事期間中の影響、住宅ローンの借入条件など、ヴィンテージマンションならではの注意点を理解した上で、専門家(ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、建築士等)に相談しながら、慎重に検討を進めましょう。
